’14春派遣学生 ユタ大学No.3

 最終留学レポート 

○ 留学生活を振り返って

  • 留学の目的は何でしたか。

特に英語でのコミュニケーションを円滑にすることによって自分に力をつけ、日本以外の場所でも自信をもってありのままの自分で人前に出られるようにすること。

  •  上記の目的は達成されましたか。

自分に自信をつけるということは必ずしも英語を話せることとは繋がらないと気付きました。場合によっては、英語以上に人と接するときの態度であったり、会話の持っていき方が必要になります。英語が話せたとしても、人前での態度が未熟であれば円滑にコミュニケーションをとることはできません。逆に、人との接し方を知っていれば、語学力をカバーすることができます。私の場合、語学力以上に人との接し方を学ぶ機会が多い留学生活でした。しかし、そこからさらに相手を理解しようとすれば、日本語のように英語でもニュアンスまでコントロールできるようになることが求められます。一通りの日常会話はできるようになりましたが、ニュアンスまでコントロールすること、もしくはビジネスで使えるまでには成長しなかったことが反省点です。

 

○ 今学期履修した科目について

【科目1】 SOC 3638-001 – Families in Society

  • これまでの成績: A
  • 授業形式:レクチャー 
  • 評価のつけ方:EC 1%/ Workshop Assignments 40%/ Midterm 20%/ Final 30%/ Attendance 10%/ 
  • 授業を通して学んだこと(授業内容):
    「家族」が社会の様々な構造の中でどのような役割を果たしているのか、社会の構造自体が「家族」や「家族」の構成にどのような影響を与えているのかを様々な面(gender, work, ethnicity, divorce, romantic relationship等)から考えるという内容でした。genderからも取れる授業だったため、取り上げる内容はとくにgender(家事労働や再生産労働に関する男女間の違い、セクシャルマイノリティの人々の中での家族の位置づけなど)が中心でした。また、ethnicityが取り上げられることも多々あり、より多様化する家族構成や人々の価値観に焦点が当てられた授業だったと思います。
  • 全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:
    クラスの出席点が、ただの出席だけでなく授業中の発言回数や内容から決められていました。教授のレクチャーは聞き取る事ができたのですが、生徒間のディスカッションについて行くことが難しかったため、先生に相談し毎回のクラスの後にその日の振り返りをメールすることで出席点に変えてもらうことができました。 生徒数が比較的少ないクラスだったため、グループディスカッションは2〜3人の構成になり、その際には周りの人の意見を聞いたり発言したりしやすかったと思います。
    また、週3回の授業だったのですが、全体の出席率が悪い事から基本的に金曜日はオンラインのディスカッションが授業の代わりになっていました。その日ごとに教授がピックアップした記事を何本か読み、それに対する感想や意見を書くという形式でしたが、記事の量が比較的多いため苦労しました。

 

 【科目2】MKTG 3000-001 Marketing Vision

  • これまでの成績:
  • 授業形式: レクチャー
  • 評価のつけ方:Grade Distribution = 100%: Exam 1:  32% Exam 2:  32% Exam 3:  32% OOCP: 03%
  • 授業を通して学んだこと(授業内容):
    marketingが専門ではない生徒向けの授業でしたが、基本的にはmarketing majorの人のための3010の授業と同じ内容で、そこからより専門的なトピックを抜き、marketingの全体像を大まかにつかめるような構成になっていたと思います。Marketingはただ物を売る手法を考えるだけでなく、小売り、卸売り、子会社、親会社にいたるネットワークを商品の性質や位置づけ、市場の状況次第で決めて行くということを中心に取り上げていました。
  • 全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:
    概念だけでなく、それが市場の中で具体的にどのように働いているのかを教授が具体的な会社の名前を出して説明していた(よってテストも基本的に会社の名前がたくさん出てくる)のですが、アメリカに住んでいる人にとっては当たり前でも、その会社がどのような特徴をもって何をしている会社なのか分からないということが多々あり、苦労しました。また、Marketingは一切学んだ事がなかったためレクチャーの内容をまったく推測することができず、予備知識がない学問を一から外国語で学ぶむずかしさを痛感しました。対策として、毎回のレクチャーを録音し復習に使っていたのですが、1時間半の授業の復習をするだけでも3〜4時間かかってしまい、予習まで手が回らないことも多々ありました。個人的には予習より復習の大切さを実感した授業でした。

 

○ 履修した授業の課題の中で、特にがんばったもの、自信作について

<エッセイ・ペーパー>

  • 科目名:Urban and Environmental Planning – Theory and Practice
  • 題材:Urban Planningに関するリサーチペーパー
  • 内容:日本では少子高齢化が進行するコミュニティの中で、様々な問題が目に見える形で発生しているという現状があるにも関わらず、それらに対する支援のほとんどは民間によるものが多い。これを受け、アメリカにおける政府による福祉関連の政策やサービスを調べ、日本に足りないものを明確にする。
  • 大変だったこと、やり遂げての感想:
    まず、自分の中でも曖昧であるテーマを英語のキーワードで打ち込んで、欲しい情報がのっている参考文献を探すことに苦労しました。構成も日本語のレポートとは異なるため、いかに集めた情報をまとめて論理的に結論を導くか試行錯誤しました。英語の使い方はネイティブスピーカーの生徒に比べたら劣っていたとは思いますが、ライティングセンターでは筋が通ったペーパーになっていると言われたため、どのような材料を使ってどのような答えを導きたいかさえはっきりしていれば英語であっても十分ペーパーを書くことはできるという自信につながりました。

<プレゼンテーション>

  • 科目名:Health Concerns of Women
  • 題材: Women’s healthに関するペーパーの発表
  • 内容: 女性のmultiple roleは現代女性のストレス源の一つとして挙げることができる。数十年前までとは違い、家庭で母や妻として働くだけでなく、家庭外で職につく女性が増えたため社会の中で女性が果たす役割が増えたという現状がある。この状況の何がストレス源となっているのかを明らかにし、その解決策を探るという内容のペーパーのプレゼンテーション。生徒に配る用のレジュメとプレゼンテーションで使う用のポスターを用意するという形式。
  • 大変だったこと、やり遂げての感想:
    パワーポイントの使用が禁止であったため、1枚のポスターとレジュメをいかにうまくつかって分かりやすく説明するか試行錯誤しました。パワーポイントとは異なるポスターの良さを考えた結果、文章ではなく紙を切り貼りした図を作ってプレゼンに使いました。図を使うことで、自分の頭の中も整理しやすくなりましたが、同時にパワーポイントがない分プレゼンで話す内容はすべて暗記しなければならず、苦労しました。発音や伝え方にあまり自信はありませんでしたが、図を使った効果もあり理解はしてもらえたようでした。自分のプレゼンテーション自体より、他の生徒のプレゼンテーションを見ることで、どのような工夫をすることで人に分かりやすく伝えることができるのか非常に勉強になりました。

 

○ 学部授業を総括して、日本の授業と違う点、留学先国の授業の特色、自分が感じたことなどを自由にお書き下さい。

生徒自身が自ら学ぶ姿勢があると思います。たとえレクチャーの授業だったとしても、分からないことや意見があれば自由に発言できる雰囲気がありました。教授と生徒の関係が、ただ教える→教わるの関係ではないのだと感じました。

生徒の発言内容に関して、無理にまとめたり一般論を語ろうとせず、自分や友人から聞いた経験を共有したり、思ったことをとりあえず言うことで活発な議論になっていました。

授業内容が英語ということもあると思いますが、授業前後に予習復習をしていないとついていけません。日本だったら授業に行ってその場で学ぶことができますが、こちらの授業はリーディングをしてきていることを前提に教授が補足しながら話を進めるという形式がほとんどでした。

 

○ 英語力について

  • 留学開始当初と比べ英語力はどのくらいついたと感じますか?

リスニング:日常会話、授業内容共に聞き取れるようになりました。特に授業に関して、予習したり予備知識があるものに関しては大体理解できますが、初めて聞く学術的な単語が出てきた場合、そこでつまずいてその話が丸ごと理解できないことがあるのは課題です。

スピーキング:普段大学生と接することが多いため、若者言葉や話し方が身に付いていると気付きました。仕事の中で英語を使うためには、やはりビジネス英語や年上のひととの会話を増やす必要があると思います。

ライティング/リーディング:こちらに来てから単語自体の勉強をあまりしなくなったため、日常生活ではあまり使うことのない単語が抜けていっていると感じます。しかし、前置詞などを使った言い回しは自分の中にストックが増えたと感じることができ、文章自体は以前に比べ単調ではなくなったと思います。

  • 語学力上達のために、工夫したこと、努力したことを教えて下さい。

リスニング:日常会話においては、分かったふりをせず聞き取れなかった言い回しや単語は素直に教えてもらうよう心がけました。授業に関しては、今期特に自分の専攻ではないマーケティングを履修したため、毎回授業を録音し復習することで知らない分野に関してもすんなり耳に入ってくるよう努力しました。

 スピーキング:ネイティブスピーカーの友達をなるべく多く作り、一緒に時間を過ごすようにしました。一人でいるときも、周囲の人の会話を聞いて自分の言い回しに取り入れられそうなものがあればメモを取るようにしていました。

ライティング:ネイティブスピーカーの友達やライティングセンターで添削をしてもらい、文法的な間違いや論立ての仕方を確認してもらいました。

 

○ 学生生活についてお書きください。

  • 1週間のおおまかなスケジュールを教えて下さい。

月〜木は朝体育系の授業があるため、早起きして朝から体を動かして目を覚まします。2〜4時の間に大体授業が終わるため、その後は日本語クラスのスタディグループや勉強のため6時頃まで図書館にいます。その後9時頃までは夕飯を食べたり楽器の練習をし、秋学期はその後の時間を就職活動の準備に充てていました。金曜日は午前の授業の後ボランティアに行っていました。週末は宿題や復習もですが、なるべくアメリカ人の友達と出かけるよう心がけていました。

 

  • 友達、クラスメイトとの交友関係、付き合い方を教えて下さい。

夏学期まではアメリカ人の友達をどこで作ったら良いのか試行錯誤を繰り返していましたが、秋学期にオーケストラや日本語クラスのTAを始めたことで交友関係が広がりました。また、やはり日本人の友達を通じてアメリカ人に出会う機会も多いため、無理に日本人を避けて生活する必要はないと思いまいした。寮に住んでいたことで、普段遊びに出掛けるわけではなかったとしても会ったら話せる仲の知り合いが増えたと思います。クラスの中では、やはり同じ専攻で授業が被っている人同士でグループになっていくという雰囲気があり、クラスメイトと仲良くなることは難しいと思いました。

 

  • 留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出

良い思い出:秋休みにボランティアセンターを通して行った旅行。シアトルで一週間「homelessness」をテーマとして様々な団体を訪問し、ボランティア活動を行いました。アメリカの貧困や福祉に関する良い勉強になり、また、そこでできた友人とはその後も連絡を取り合うような関係を築く事ができました。

大変だった思い出:音楽学部でのオーケストラの授業。その性質上、他のクラスに比べてコミットメントが求められる環境でしたが、私以外のほとんどの生徒は音楽学部で生活を共にしているため、すでにコミュニティが形成されており、また留学生がほとんどいない環境だったため、中に入って行くことが非常に難しかったです。周囲の演奏レベルも高く、日々の練習が欠かせませんでした。

 

  • 一番の息抜きの方法は何ですか

疲れたときはとにかく食べていました。日本から送ってもらったお菓子など、普段はもったいなくて食べられないものも試験期間だけは食べてもいいというような決まりを自分の中で作っていました。また、YouTubeで音楽を聞くなどは日々の勉強で集中力が切れたときの息抜きにしていました。

 

  • 日本から持っていったパソコンの使用頻度や必要性について教えて下さい。

ノートパソコンは毎日使っていました。課題やリサーチなどは学校のパソコンからできたため普段パソコンを持ち歩くことはありませんでしたが、日本語でメールを打ちたいときや日本のニュースをチェックするときなどに日本語対応のパソコンは必須でした。また、ボストンキャリアフォーラム前は面接やOBの方にお話を伺う際にSkypeを重宝しました。

 

  • 日本の家族、友達とはどのくらいの頻度で、どのように連絡をとっていましたか。

夏学期まではあまり頻繁に日本の友達と連絡をとることはなく、平均して1日3人ほどでした。秋学期に就職活動を始めてからは、OBを紹介してもらったり相談にのってもらうため、また帰国後の予定を立てるため1日7〜8人ほどと連絡を取っていました。連絡手段は主にLINEでしたが、2週間に1回ほどの頻度でSkypeも使っていました。家族とは2週間に1回ほどの頻度でLINE通話を利用して連絡をしていました。

 

  • 大学のサポートセンター(ライティングセンター、チューターなど)は利用しましたか。利用した場合、勉強を進める上で役に立ちましたか。

 チューターはお金がかかるものが多く、また無料のものは数学など自分の専攻とは関係のないものが多かったため利用しませんでした。ライティングセンターは1度利用しましたが、ペーパーを出す上で不安要素がなくなったと感じました。しかし、1回につき30分という時間制限があるため、文法を直してもらうというよりは論理性を確認してもらうことが中心でした。そのため、すべての不安がなくなったわけではなく、結局アメリカ人の友達に添削をお願いしました。

 

  • JSAF留学プログラム費以外でかかった費用の目安をそれぞれ教えてください。(後輩のための参考情報になります)

①旅行に関する費用

・国際航空券代(往復):25万

・現地での旅行費用:70万前後

②個人的な諸費用(こづかい、買物代など)合計:50万

③携帯電話料金:3万

④ミールプラン以外の食事代:50万

⑤教材費(語学研修:3万       学部:5万      )

⑥ヘルスセンター使用料:0

⑦その他かかったもの(具体的に):

 

○ 留学全体を総括してお書き下さい

  • 留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか。

語学力のみならず、以前より自立した自分になったと思います。人生初めての一人暮らしだった事もあり、生活環境や自分の精神、健康状態の管理を一人ですることがいかに難しいかを感じました。また、対人関係において語学力のみならず、その態度や振る舞い方の大切さに気付き、ただ空気をよむだけでなく、読んだ上で実際に振る舞う事ができるようになったと思います。自分と徹底的に向き合う機会にもなり、短所だけでなく、長所にも目を向けることができました。

  •  留学先の国、大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点はありますか。

「アメリカ人」というと、積極的で大雑把というイメージがありました。その通りのアメリカ人にもたくさん出会いましたが、そうではない人にも沢山出会う機会があり、日本に比べて多様性が認められているというイメージを持つようになりました。また、ただ自分の意見を言う事に対して積極的なだけではなく、他人の意見も積極的に聞く姿勢をもっているため、懐が深い人が多いという印象を持ちました。

ユタ州、モルモン教に対しては出発前は知識がありませんでした。日本では宗教というとあまり良いイメージは持たれませんが、モルモンの人は皆優しく、また伝導で海外に行っている人が多いため他の文化にたいする理解が深く、総じて良い印象をもつようになりました。

 

○ これからの目標、進路についてはどのように考えていますか。

もう1年の大学生活は主に就職活動に充てられると思います。留学を通して改めて日本の良さに気付いたため、将来は日本社会のために働きたいと思いますが、日本で働くのであっても現在は英語が欠かせず、また英語を話せることで交友関係、人生経験ともに幅が広がるため英語の勉強は続けていこうと思います。

 

○ 同じ大学へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いことを教えて下さい。

日本にいるときに比べて活動できる幅が広がるのではないかと思います。何事もやろうと思えば実現させられる環境の中、それを生かすも殺すも自分次第でした。何かを成し遂げる手段として留学に行く人の方が様々な面で成長するのは、やはり目標を持って来ているからだと思います。留学生活の中でその目標を見つける事もできますが、目標を見つけて、さらにそれを達成するためには1年という期間は短いです。具体的な目標はなかったとしても、「留学に行こう」と決めたときの自分の気持ちをなるべく細かく書き留めておくと良いのではないかと思います。

また、ユタは自然に触れられる機会が沢山あります。季節ごとに様々なアクティビティがあるので、シーズンを逃さないようにできることは何でも挑戦してみたら楽しいと思います。

 

○ その他留学に関する感想をお書きください。

その環境や、何を学びたいのか(どの大学がその専攻に合っているのか)までをしっかり考えたり調べたりしてから大学を選ぶ事が大切だと思いました。

第1回留学レポート 

 

○ 到着後から現在までのことについて教えてください。

  • 渡航前に日本で準備しておけば良かった点 

 日本の政治、文化に関することをもっと知っておけば良かったということは過去の留学経験者の方からよくお話を聞いていましたが、実際に自分が留学するまではその感覚がしっくり来ず、また、僅かな留学準備期間でいかに政治や文化を学べば良いのか分からず結局そのままの状態でこちらに来てしまいました。しかし、例えば日本の原発問題や就職活動のシステム、些細なことだと会社員の初任給など、なんとなくは分かっていても英語で説明するには自分の知識が足りないことがたくさんあるのだと気づかされました。このような経験を通して私自身が以前より日本の社会に関心を持つようになり、現在は毎日ネットで新聞をチェックして政治的に気になるポイントなどは自主的に調べるようにしています。「どのように調べたら良いか分からない」というのは結局逃げでしかなく、関心があれば身近な新聞などから短期間でも日本のことをより理解することは可能でした。

  • 日本から持ってくれば良かった物

こちらに来て4ヶ月のうちに母が3つ小包を送ってくれたため、持ってくれば良かったと困っているものはありません。化粧品や目薬、医薬品などは日本製のものを使いたいため送ってもらいました。食料品や生活用品の中でこちらで買うことができずに困っているものはありませんが、就活本やトラベルガイド、英語の教科書など日本語で読みたい本は持って来て正解だったと思いました。

  • 到着後すぐに購入が必要だったものは何ですか

食料品、食器類、洗濯用洗剤、トイレットペーパーがあればしばらくは生活できると思います。食料品や食器類は部屋にキッチンがついているかいないかによります。シャンプーやリンスなどを買っている友達もいましたが、私は日本から持って来たため買いませんでした。

  • 生活費(月のお小遣い)はどのくらいですか。

交際費、教科書代など合わせて6万円前後です。

 

○ 大学について

  • 大学キャンパスの設備、雰囲気

設備は日本の大学に比べたら遥かに立派です。まず寮が広く、食事以外は寮内で不便に思うことはありません。楽器を弾きたいときはmusic roomを使うことができ、友達と勉強をするスペースもあります。自動販売機や売店でちょっと足りないものを買うことができる点も良いと思います。大学内の施設で言うと図書館、ジムが挙げられます。図書館は本当に広く、毎回勉強する場所を変えられるため集中して勉強に取り組みやすいと思います。また、コンピュータラボが図書館に限らずあらゆる所にあるため、必要になったときにすぐにパソコンを使うことができます。ジムも設備が整っていて広く、勉強の間のリフレッシュに使うことができます。ジムで外国人の友達を作って毎日通っている人もいます。

 

  • 学生同士の交流・友人関係について教えてください

現地の学生:授業の中で現地の学生と友達を作ることは予想以上に難しいです。大学の特色にもよるそうですが、ユタ大学は実家通いの学生が多いため、あまりクラスの中で友達を作ろうという雰囲気がないとアメリカ人の友達が言っていました。友達になりやすいのは、やはりアジアや日本に関心のあるアメリカ人や寮に住んでいるアメリカ人だと思います。また、ユタはミッショナリーで韓国や日本に行ったことがある人が比較的多いため、モルモン教のアメリカ人とは友達になりやすいと思います。

他の国からの留学生:レギュラーの生徒は現地、他国関係なくこちらでの生活が日常になっているため、そこまで友達を作ろうという雰囲気は感じられません。短期や交換留学で来ている他国からの留学生は境遇が似ているため友達になりやすいです。ただ、レギュラーで他国からの留学生はacademicの授業で言語が障害になる経験をしているため、困っていると助けてくれることが多いです。

日本人:寮内には日本人のコミュニティがあり、そのメンバーで過ごすこともよくあります。

  • 大学のある街について

どんなところですか:住宅地が中心で、家族が生活するには最適な場所だと思います。ダウンタウンに行けばある程度の買い物ができ、映画も簡単に見ることができます。東京のような都会から来た人にとってはつまらない場所だと思いますが、学生が生活するために必要なものはそろっている街だと思います。

 ダウンタウンまでのアクセス:TRAXかバスを使います。

お薦めスポット:市内に韓国、台湾、中国、ベトナム、インド、日本、ギリシャ、アフリカ料理などのレストランがそろっており、アメリカにいながら各国の料理を食べることができます。

その他:大学の周辺に中級の住宅街が多いということもあり、子沢山の家庭を多く見ます。「幸せな家庭」が多い印象ですが、ひとたびその地区を出るとシングルマザーの家庭が当たり前の地区もあり、興味深い街です。

  • キャンパス内外の治安はいかがですか

キャンパス内:夜は寮内しか出歩かないためよく分かりませんが、寮内で治安の悪さを感じたことはありません。また、周りの日本人からも怖い思いをしたというような話を聞いたことはありません。

キャンパス外:学校周辺の治安は良いと思いますが、場所によっては浮浪者が多かったり、治安の悪さを感じます。時間と場所を選べばとても治安の良い街です。

 

○ 英語力についてお書きください。

  • 英語力は伸びていると感じますか?(その理由)

 夢が英語の時があり、英語に対する抵抗や恐怖心は失われつつあるのですが、スピーキングに関してはまだ頭で組み立ててから話そうとするくせが抜けないため、あまり成長を感じられません。また、的確に思っていることを伝えるには単語力、単語を瞬時に発する力が欠けていると思います。リスニングに関しても、何度聞き返しても聞き取れない時があり、伸びているのか不安に思います。リーディングは語学以前に自分の集中力の問題であることに気づきました。ただ、同じ教科書の中で繰り返し出てくる専門用語や著者が頻繁に使う動詞などを把握してきたため、以前ほど辞書をひかなくなりました。

  • 英語力向上させる上で苦労した点はどのような点ですか?また、ご自身で工夫された点はどのようなところですか?(各スキルごとにご記入ください)

 <リスニング>

苦労した点
先生には何度でも質問できますが、友達との間では何度も聞き返すことで会話が途切れてしまうため「分かった振り」をしなければならない時もあり、リスニングを伸ばしたい思いと人間関係の間で葛藤があります。日常会話だとスラングが聞き取れない、聞き取っても意味が分からないため困難を感じます。

 

工夫した点
部屋の中で英語のラジオを聞いたり映画を見たり、なるべく日本語のない環境で生活することを心がけています。

 

<スピーキング>

苦労した点
単語がすぐに出てこない、頭で組み立ててから話そうとするためスムーズに会話ができない、発音が悪いため聞き取ってもらえないことが課題です

 

工夫した点
同じことを意味していてもネイティブスピーカーの人とは言葉の組み立て方が違うことに気づいたため、単語だけでなく言葉の言い回しを真似るようにしています。また、なるべくアジア人よりネイティブスピーカーの人と会話するように心がけています。

 

<リーディング>

苦労した点
大学受験から3年以上経ち単語力がかなり落ちており、また精読をするくせがあるため辞書を引く回数が多くなかなかリーディングが進みませんでした。ただ、学部の教科書は「なんとなく」では読み進めることができないため精読に近いレベルのリーディングを速くできるようになることが目標です。

 

工夫した点
教科書中で何度も出てくる専門用語は単語帳を作って覚えることで辞書を引く回数が少なくなってきたと思います。また、1日に沢山読んで2日読まないよりも、少しずつでも毎日読んだ方が文章に慣れやすいことに気づきました。

 

<ライティング>

苦労した点
日本語だと「気づく、思う、考える、予想される」など様々な言い回しを使いますが、英語でレポートを書こうとすると言い回しのストックが足りずに単調なレポートになってしまいました。論を立てた後にそれを論理的に英語で説明することの難しさを感じます。

 

工夫した点
とりあえず様々な言い回しを使って書いてみたあとにネイティブスピーカーの友達に添削してもらい、不自然な箇所を直してもらいました。

 

○ 今学期受講した科目について

 【科目1】Urban and Environmental Planning – Theory and Practice

  • 授業形式:レクチャー
  • 評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど):Participation and attendance 30、Journal 20、Paper 50、Exam(1)100、Final Exam100
  • 授業を通して学んだこと(授業内容):
    アメリカにおける都市形成の歴史、都市計画における現在の問題、ローカル(ユタにおける)な問題
    主に法律や憲法による都市計画
  • 全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:
    日本ではまちづくりを専門にしていましたが、アメリカの歴史、法律、憲法などはまったく予備知識がなかったため、アメリカにおける都市計画の概念自体を把握することが難しかったです。クラスは全部で8名ほどしかおらず、私以外の生徒は全員レギュラーの生徒で基礎知識をつけるクラスを以前に取っていたため簡単そうでした。毎週都市計画に関する記事を2つ自分で見つけてきて発表する課題があり、アメリカのみならず各国の都市計画に目を向ける良い機会になりました。クラスは難しかったものの、先生に度々相談に行っていたため記事を見つけやすいサイトを紹介していただいたり、ペーパーのテーマ決めを手伝っていただいたりしてなんとか乗り切ることができました。法律や概念で理解できない範囲は日本語の論文を探して読むことで理解しました。テストはスタディーガイドに沿って勉強すれば大体はカバーすることができました。

 

【科目2】ESL 4300 Advanced Pronunciation

  • 授業形式: レクチャー
  • 評価のつけ方:Homework 40%、Mid-term and on-line final 20%、Final PowerPoint Presentation 20%、Final oral exam 20%
  • 授業を通して学んだこと(授業内容)
    各言語における英語との違いの特徴、何に気をつければネイティブスピーカーらしい発音に近づくのかを言語ごとに指摘してもらいました。また、授業中で学んだ英語の特徴が日常生活やテレビのどこで生かされているかも実践的に学びました。
  • 全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
    生徒は全員留学生のため、先生も留学生が聞き取れるような分かりやすい英語で授業を進めてくれました。授業自体はついて行けるレベルだったものの、リスニングと発音のスキルが伸び悩み、やはり日々練習し続けないといけないと痛感しました。クラスメイトは中国人、韓国人、ペルー人、アフリカ人だったため、アメリカ以外の様々な文化や言語に接することができました。

 

【科目3】HEDU 3400 Health Concerns of Women

  • 授業形式: レクチャー
  • 評価のつけ方:In class Participation 70、Stress Management Technique Assignment 50、Exams 50×2、Final Project(research paper、Poster、Handouts、oral presentation) 100、Final Project Update 10×2
  • 授業を通して学んだこと(授業内容):
    生徒は全員で7名で、私以外は全員ネイティブスピーカーでした。少人数のクラスだったため授業中の発言は任意と言いつつもほとんど全員意見を求められるような環境で、日本のゼミのような授業だったと思います。授業内容がより日常生活に近いため、文化やスラングという意味でディスカッションについて行けないことがありました。ただ、授業で学んだ内容は自分自身の女性としての生き方を振り返る材料にもなり、健康や自分自身をコントロールする術を学べたと思います。
  • 全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:
    1学期の間でエッセイを3つ書きました。先生がとてもフレンドリーで優しかったので質問もしやすかったです。クラス内で中国人の友達とも仲良くなれて楽しかったです。

 

【科目4】SOC 3650 Population and Society

  • 授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど): レクチャー
  • 評価のつけ方:Attendance(25 points total: 5 points each)、Assignments(175 points total: 25, 30, 30, 35, 30, 20)、Exams(250 points total: 75, 75, 100)
  • 授業を通して学んだこと(授業内容):
    基本的な人口統計とその分析の手法に加え、どのような政策、環境、社会の流れによって人口が変化するのか、人口が変化したことによりどのように人々の行動が変化していくのかを社会学的に思考する方法を学びました。これまでの人口の変化に加え、現在世界で起きている人口変化と今後の予測、それに対する様々な理論を取り扱いました。
  • 全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:
    朝がとても早くてつらかったですが、リフレッシュできたので楽しかったです。

 

○ 寮生活/ルームメイトについてお書きください。 

  • ホストファミリー/ルームメイトとの関係(どのくらい接点がありますか)

 ルームメイトは2人おり、1人はアメリカ人、もう1人は中年の中国人女性でした。アメリカ人のルームメイトは5月に一度会って以来部屋に戻ってこなかったため、ほとんど接点はありませんでした。中国人の女性は研究目的でユタ大学に来ており、ほとんどを自室で過ごしていました。中国語で話しかけられることが度々あり、文化や世代の違いを感じることが多かったです。総じてキッチンで会う以外はほとんど接点がありませんでした。

  • 食事(カフェテリア、自炊の方法やバランスなど)

ミールプランは週に6回ついており、カフェテリアでは主に朝食のヨーグルトやフルーツを取って来ています。昼食や夕食は基本的に自炊し、野菜などの材料をカフェテリアで調達しています。週に1度程度で友達と外食しています。こちらでは食べきれなかったものを持ち帰ることが普通なので、その残り物も含めてやりくりしています。

 

 

○ 課外活動についてお書きください。

  • 大学内の活動に参加していますか。

大学内の活動には参加していませんが、学外で市民オーケストラに入り週に1度練習に通っています。

  • 休み中の過ごし方について教えてください。

友達と出かけるか、部屋で映画を見ていることが多かったです。長期休暇は考え事をする機会でもあったので、就活のこと、次学期の履修登録について考える時間をまとめてとっていました。授業がある時はなかなか遊ぶ時間がなく、スピーキングスキルの伸び悩みを感じていたため、休み中は積極的にネイティブスピーカーと遊ぶようにしていました。

 

○ 来学期履修予定の授業科目について教えてください。(コース番号・タイトル含む)

ESSF 1057 Yoga、ESSF 1301 Swimming Intm
MKTG 3000 Marketing Vision
PRTL 1120 Outdoor Cooking&Camp
SOC 3638 Families in Society

 

 ○ 来学期に向けての目標や、準備しておきたいことを詳しくお書きください。 

夏学期はすべてレクチャーにしたために日々勉強に追われ、語学力の向上まで力を注ぐことができなかったと思います。秋はレクチャーを2つにし、残りはスポーツとアウトドアで他の学生とコミュニケ―ションを取る機会を積極的に設けようと思います。授業を軽くする分、保険関係のボランティアと日本語クラスのTAをします。また、11月にボストンのキャリアフォーラムに参加するため、就職活動の準備も並行して始めます。

 

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