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オークランド大学/University of Auckland ’15春派遣生体験談

最終留学レポート


○ 留学生活を振り返って

留学の目的は何でしたか。

高校時代にオークランドに3か月間の交換留学を経験していたので、大学生になってまた戻ってきたいという願望が強く、1年間留学することはその当時から考えていました。ただ、大学入学以降、高校のころからの夢をかなえるために「留学に行く」ということが目的になっていました。それだけでは、有意義な留学生活を送れないと感じ、自分が何をしたいか大学1年生の時に真剣に考え、最終的には自分の専攻である英語学の知識を深めたり、他の視点から日本について考察したりするために留学することを決意しました。

上記の目的は達成されましたか。

英語学はA‐として良い結果を残せたので達成感がありました。日本についても、他国間との歴史認識の相違について興味を持ち、中国人の友達と歴史認識の違いについて議論する場を設けられ、新たな観点を自分の中に取り込むことができたので留学に来た甲斐はありました。


○ 秋学期履修した全ての科目について、振り返ってお書きください。

【科目1】JAPANESE150 Exploring Japan

授業を通して学んだこと(授業内容):

日本の歴史(戦国時代以降)、日本の戦後の経済、職業、文化など多岐にわたって講義が行われました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:

講義は常に興味深いものでしたが、課題は一番大変だった教科でした。先生の評価基準が他の科目よりも厳しく、エッセイの内容がちゃんと考察されていないと高評価が取れず、「日本人だからJapaneseの授業取ったら良い成績が取れる」と甘く見ていたことを反省しています。しかし、もともと他の視点(国)から日本を見ることにはとても興味を持っていたので、受講した甲斐があった教科でした。このおかげで、特に歴史認識については新たな考えを自分の中に取り込むことができました。

【科目2】Sociology 106 Sociology for Auckland

授業を通して学んだこと(授業内容):

CAGES model(class, age, gender, ethnicity, sexuality)をベースにオークランドのSocial Structureを分析するという授業でした。その他にもgentrificationやhousing problemなどにも注目して講義が進められました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:

先生の講義プランがよく練られていて、毎回の50分間の授業があっという間でした。エッセイではCAGES modelを中心に自分のアイデンティティについて述べるという、なかなか抽象的で当初はアイディアが浮かばず苦労しましたが、チュートリアルの先生に一週間に1,2回、それを2,3週間ほどサポートしてもらい、エッセイでは最終的にBを取ることができました。また、教授も気さくな方で、質問するためにオフィスアワーを訪れても質問に対する答えプラスアルファでご指導して頂き(例えば日本とニュージーランドとのつながり)、とてもやりがいのあった教科でした。

【科目3】Linguistics 100 Introduction to Linguistics

授業を通して学んだこと(授業内容):

Phonetics, phonology, morphology, syntax, semantics各分野の基本的な英語学の知識を全般的に学びました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:

初回授業の時に衝撃的だったのが、ニュージーランドではみんなニュージーランド英語を話しているので、学生はアメリカ英語の発音をもとに音声学を学ばないということでした。当たり前といったら当たり前ですが、日本にいたときはアメリカ英語をベースに音声学を学んでいたので、とても衝撃的だったのを今でも覚えています。

【科目4】ENGLISH 105 Writing World

授業を通して学んだこと(授業内容):

記号論、マッピング、パブリックライティング、プログラミングなど、文字や事象物などの表現方法、その意義などを一つずつ掘り下げて講義が進められました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:

講義が抽象的だったので、授業についていくのが一番大変な教科でした。ただ、この授業は暗記するというよりも、どうやって人に伝えるかということを中心にしたものだったので、課題では創造力が問われました。3つ目のアサイメントでは自分のエッセイのコンテンツが指示された課題の内容とずれていて〆切3日前にしてほぼすべて書き直ししなければならず、その時は本当に単位を落としてしまうのではないかと不安で追い詰められてしまい、つらかったです。しかし、チュートリアルの先生のサポートのおかげで〆切にも間に合い、また良い評価もいただいたのでほっとしました。


○ 履修した授業の課題の中で、特にがんばったもの、自信作について教えて下さい。

エッセイ・ペーパー

科目名:Sociology for Auckland

題材:Am I too Aucklander?

内容:エッセイで、CAGES modelを中心に自分のアイデンティティについて述べる。

大変だったこと、やり遂げての感想:

テーマが漠然としていて、最初はどうやってエッセイを書いていけばよいのか思いつきませんでした。しかし、チュートリアルの先生と一緒に自分のアイデンティティを明確にしていき、International studentsとClassの関係性や日本とオークランドのethnicityの比較などについて取り上げました。


○ 学部授業を総括して、日本の授業と違う点、留学先国の授業の特色、自分が感じたことなどを自由にお書き下さい。

授業時間の違いが印象的でした。日本は一つの科目において90分授業が週1回ですが、ニュージーランドでは一つの科目において50分授業が週2回とチュートリアルが週1回。チュートリアルは各週の大切なキーワードを先生が学生に提供し、それについてグループに分かれてディスカッションをすることもありました。


○ 語学力についてお書きください。

留学開始当初と比べ外国語力はどのくらいついたと感じますか?(その理由)

こちらで生活していると語学力に対する自分の目標も自然と高くなっていくので、自分では本当に語学力がついたのか不安になることもありますが、留学開始当初と比べたら格段に語学力は上がったと信じています。

語学力上達のために、工夫したこと、努力したことを教えて下さい。

小さな積み重ねで語彙力も上がると思っていたので、英語で友達と話しているときにわからない単語があれば、知ったかぶりをせずにきちんと単語の意味を教えてもらうことを徹底していました。


○ 学生生活についてお書きください。

1週間のおおまかなスケジュールを教えて下さい。

平日の空きコマには英会話クラスに参加したり、次の授業の予習の準備をしたりしていました。授業が始まる前(だいたい7時半ごろ)にジムに行き、一時間走ってから授業に参加していました。土日はいつも午前中から夕食前まで学校に行き、課題やテスト勉強などをしていました。

授業のスケジュール

月:11:00am Sociology (TUT) / 3:00pm Linguistics

火:9:00am Sociology / 10:00am English / 1:00pm Japanese / (2:00pm conversation class)

水:9:00am English (TUT) / (11:00am conversation class)

木:10:00am English / 1:00pm Japanese / (2:00pm conversation class) / 3:00pm Linguistics

金:10:00am Linguistics (TUT) / 12:00pm Japanese (TUT) / 2:00pm Sociology / (3:00pm conversation class) / (5:00pm club activity)

友達、クラスメイトとの交友関係、付き合い方を教えて下さい。変化はありましたか。

主に英会話クラスに参加していた子たちとよく仲良くしていました。きっかけは日本人の友達が誘ってくれ、そこから友達の友達という風に友達の輪が広がっていきました。授業が終わるころまでには中国人、タイ人、誘ってくれた日本人、現地の友達とすごく仲が良くなり、昼食もそのメンバーでよくとっていました。仲が良かったクラスメイトは3人だけでしたが、彼女たちとも昼食を取ったり、課題や試験勉強で分からないところがあれば質問し合ったりするような関係になれました。

留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出をそれぞれ教えて下さい。

大変だった思い出:①ビザの延長手続き②セメスター2からの科目登録と③課題の提出が2週間以内の間(11日間)に4教科全て詰まっていたとき。

①ビザの延長は、担当者の回答が一貫していなかった上、エッセイのfinal draftにも悩まされていた時期だったので、精神的な負担が大きかったです。

②科目登録は、語学学校修了してから学部の科目登録の〆切までの時期も短く(1週間)、しかも大学から科目登録に関する連絡が一切来ず、さらに旅行でタイにいたため時差のせいでなかなか大学との連絡が円滑にいかず、大変でした。

③課題の提出は10月2日から14日まであり、それぞれ1か月前~3週間前から準備していたにもかかわらず、直前で大幅なエッセイの内容の変更を強いられたものもあり、それこそ食事をする時間も惜しむほど大変でした。

良い思い出:中国人の友達に誕生日パーティーを開いてもらったこと。語学学校修了日の翌日が自分の誕生日だったので、課程修了祝いも兼ねてその友達が食事を作ってくれたり、ケーキを買ってくれたりして素敵な時を過ごしました。学部授業の間は、仲の良かったメンバーのkiwiの友達がオークランド郊外を案内してくれて、cityに住んでいたら絶対に発見できないような、自然が多い場所に連れて行ってくれてとても感動しました。

一番の息抜きの方法は何ですか。

ジムに行って走ること、金曜日の午後以降は勉強しない日に設定して友達とおしゃべりしたり、JAMという日本に興味がある生徒と日本人が集まるクラブに参加してその後に夜ご飯を一緒に食べに行ったりしたこと

日本から持っていったノートパソコンの使用頻度や必要性、またどのようなことに使っていたか(授業の課題、リサーチ、音楽、スカイプ等々)について教えて下さい。

寮の部屋にはWi-Fiが通っていなかったので、無線ルーター化するためにパソコンは欠かせませんでした。他にも部屋でエッセイや授業のレコーディングを聞く際に使っていました。

日本の家族、友達とはどのくらいの頻度で、どのように連絡をとっていましたか。

授業が始まって間もないころ、まだ気軽に話せる友達もいなかった頃はほぼ毎日母親とLINE通話やViber, Whatsappで話していました。課題で忙しかったり、留学先の友達とだんだん仲良くなって生活が充実してきたりすると母親と話す頻度は減りましたが、それでも週2,3回は話していました。日本の友達とは私が恋しくなった時に突然電話をかけて話す、という感じでかなりマイペースに連絡を取っていました。ただ、LINEでのメッセージのやりとりはめっきり減りました。

大学のサポートセンター(ライティングセンター、チューターなど)は利用しましたか。

エッセイで自分が何を書きたいかを明確にするために、よくチューターにエッセイのプランを質問しに行きました。

JSAF留学プログラム費以外でかかった費用の目安をそれぞれ教えてください。(後輩のための参考情報になります)

①旅行に関する費用

・国際航空券代(往復):18万円+日程変更手数料1万5千円

・現地での旅行費用:7万弱(クイーンズタウン:3泊4日)、5万前後(クライストチャーチ:2泊3日)

②個人的な諸費用(こづかい、買物代など)合計:100万前後

③携帯電話料金:NZ$16 / 月

④ミールプラン以外の食事代:週によってまちまちなので分かりません。

⑤教材費(語学研修:NZ$0          学部:NZ$130ぐらい、あまり覚えていません。  )

⑥ヘルスセンター使用料:使いませんでした。

帰国前にインターンシップ/ボランティアを体験する派遣生

インターン/ボランティア先(プログラム名、企業名等):

①St. Dominic’s College

②the Cultural Exchange Festival at Auckland War Memorial Museum

インターン/ボランティア期間:①2か月②1日

インターン/ボランティア先の見つけ方:

①高校の時、交換留学で通っていた高校とのコネクションによるもの

②大学の日本人の先生による紹介

探し始めた時期・お勧めの探し方など:

①一番初めに連絡を取ったのは、9月上旬のMid-term break中でした。個人的に留学生担当の先生に連絡を取ってボランティアの実現が可能となりました。

②Mid-term breakが始まる直前の8月中旬から下旬ごろに先生からボランティアを募集しているという連絡が来て、思い切って挑戦してみようというのが始まりでした。

活動内容:

①日本語授業のアシスタント、日本人留学生のケア(後者は2月の新学期が始まった時に行う予定)

②博物館に来た小さい子供たちに折り紙のおり方を教える(会場装飾も含む)

インターン/ボランティアを通して学んだこと:

②今まではあまり自分の中でボランティアを良く評価していませんでしたが、なんでも経験してみると新しい発見ができると感じました。


○ 留学全体を総括してお書き下さい

留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか。

何でも調べる癖がついた、両親のサポートに常々感謝するようになった、あまり人に流されないようになった

留学先の国、大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点はありますか。

大学世界ランキング100位以内に入っているからといって、学生がオークランド大学を卒業しても、必ずしも就職で有利になるとは限らないということを知り、驚きました。また、大学生でアルバイトをするにしても何十社にもCVを送って、ようやく一つの企業(店)から声がかかるというのも聞き、この国で働くには日本以上に大変な面もあるのだと気づきました。


○ これからの目標、進路についてはどのように考えていますか。

オークランド大学で学んだ社会学に興味をもち、その分野の知識をさらに勉強して深めたいので、今の段階では再留学をしようかと考えています。


○ 同じ大学へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いことを教えて下さい。

English Language Enrichment(ELE)という、留学生向けのヘルプセンターがあります。そこでは’Let’s Talk’という、あるトピックに沿って留学生同士でディスカッションするセッションがあります。留学生同士なので友達も作りやすい環境です。是非一度参加してみてください。


○ 上記の質問以外で、留学を通しての現在の想いについて、自由に書いて下さい。

1年間の留学を通して、自分が成長できたと自信を持って言えます。今まで親元を離れて過ごしたことが一度もなく、何か困ったことがあれば両親を頼ればなんとかなる、そんな甘い生活を20年間過ごしてきました。しかし、異国の地に一人で来てしまった以上、最後は良くも悪くも自分次第。何をするにしても自分の意思や決断力がとても大切だと実感しました。

 

 

 

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