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アパラチアン州立大学/Appalachian State University ’15秋派遣生体験談

     最終留学レポート


○ 留学生活を振り返って

留学の目的は何でしたか。

在籍大学では履修できないジェンダー学を自身の英語力を基に学び、得た情報を帰国後の学生生活に活かすため。

上記の目的は達成されましたか。

はい、達成できました。1年間でジェンダーに関連する科目を計8つ履修し、授業外のジェンダーに関する文庫本を読むことで自発的な学習もできました。


○  到着後から現在までのことについて教えてください。

渡航前に日本で準備しておけば良かった点

留学先の大学に提出するmedical check form

日本から持ってくれば良かった物

ボストンキャリアフォーラムのためのスーツ一式、レジュメ、証明写真

到着後すぐに購入が必要だったものは何ですか

ベッドのリネン、枕、布団

生活費(月のお小遣い)はどのくらいですか

洋服代、食事代など月約$50


○   大学について

大学キャンパスの設備、雰囲気

設備は比較的整っているかと思われます。留学生の人数も多い為、留学生の生活に必要なものは手に入りやすいです(勉強道具、寝具等を学期始めに貸してもらえるシステムがありますが、事前にASUの現地とJSAFから連絡が取れるようになっていると非常にいいと思われます)。更に、学習環境は非常にいいです。授業が始まるタイミングで学生に教科書のレンタルがあり、また、図書館内には多くの勉強スペースがあります。大学全体の雰囲気としては、とてもリラックスした雰囲気で学生・教師ともにとてもフレンドリーです。その為、キャンパス内のカフェで食事中に現地学生と友達になることもありました。

学生同士の交流・友人関係について教えてください

現地の学生:授業で知り合った学生や、私が所属しているJCC(Japanese Culture Club)の学生、日本語の授業を手伝っていた時に知り合ったTAの学生など多岐にわたる学生と交流ができています。私の友達を含め、現地学生の殆どは留学生に対して、また他国の文化に対して非常に寛容で、積極的に興味を持って仲良くなろうとしてくれます。現地の学生の友達が比較的多く、私の友人の友人として交流し、そこから友達として仲良くしていくことが多いです。彼らとは主にキャンパスの近くのレストランへ行ったり、料理パーティーをしたりしています。
他の国からの留学生:スペインやタイ、韓国出身の学生と友達になれました。主にASUへの留学生は1セメスターのみの学生が多く、South AmericaやSpeinが最も多いと思われます。また、アジア系の留学生は少ないですが、現地学生の中でアジア出身の学生も何人かいます。彼らとは今期の授業は一緒にならなかったものの、日々の食事で大学のキャンパスのカフェに行ったり、イベントごとに顔を合わせることが多いです。
日本人:数名の友達を中心に一緒にいることが多いですが、ほぼいつも現地の学生も数名一緒にいることが多いです。日本人の友達とは、寮生活で困った時や食費の分担で協力し合っています。

大学のある街について

どんなところですか:かなり山に囲まれており、カレッジタウンです。アメリカ国内の中でも比較的コンパクトにまとまった町で、生活しやすい場所です。少々田舎ですが、じきに慣れていきます。
ダウンタウンまでのアクセス:
徒歩で15分程度ですが、そのダウンタウンは日本の都会より遥かに“商店街”に近いです。ショッピングモール等を含む場所(シャーロット)へ行くには、車で約1時間半かかります。

お薦めスポット:Grandfatherr mountainはブーンの近くにあるハイキングにとても向いている場所です。

キャンパス内外の治安はいかがですか

キャンパス内:とても治安は良いです。昼夜問わず外出できる雰囲気ですが、深夜帯は複数人で出かけた方が、心配ないでしょう。

キャンパス外:とても治安は良いです。犯罪はほとんど全く起こりません。市内のバスにも安心して乗車できます。(電車はありません)


○ 秋学期履修した全ての科目について、振り返ってお書きください。

科目名:GWS2421-101 Sex, Gender and Power  3単位
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど):講義形式+ディスカッション(ビデオ鑑賞やオンライン教科書の内容に関して)
クラスの規模(人数や国籍割合):38人/99%現地学生
授業を通して学んだこと(授業内容):
授業ごとの多種多様なreading assignmentの読解と授業内のビデオ鑑賞を通じて、ジェンダー、人種、性的指向、身体障害、社会階級、政治的背景の多層的な理解を深めました。これらの要因が交差的に関係し、世界でのジェンダー、性別、社会権力(power)の形成に強く影響を及ぼしている事を多面的に分析しました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:
苦労した点は、授業内のディスカッション時に性的少数者故に気が付きやすい問題点や意見を発しにくかった事です。ジェンダーの問題は環境問題や、教育問題とは異なり、当事者間の問題という偏見が強く(当事者・非当事者共に)、履修者も当当事者が多かったため(カムアウトした学生数を計算した所)ディスカッションの内容に偏りがあるように感じました。実体験が無い私にとって、何か具体的な意見を提案するのは非常に難しく、初めのうちは他の学生の意見や感想を聞く事しか出来ませんでした。しかし学期が進むにつれて、非当事者故に感じることが出来る新鮮な意見も又ジェンダー平等化に向け必要であると感じ、教授や学生と説教的に意見交換できるようになりました。また、唯一の留学生だった為日本のジェンダー事情に関する新聞記事を定期的にチェックし、その情報と現地(ノースカロライナ)の現状を比較分析した結果を授業内で発言する事でクラスメート間の相互理解を深めました。

 

科目名:LLC050-102 Say what? Lang Mind & Society  3単位
これまでの成績:100/100
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど):講義形式です。期末プロジェクトは共同可な為、2人で行いました。
クラスの規模(人数や国籍割合):34人/9割現地学生+1割留学生(日本)
授業を通して学んだこと(授業内容):
言語学の基礎知識を文化的、科学的文脈ごとに学び、言語と人々の生活の深い関係性を実感することが出来ました。授業では各言語(特に世界の絶滅仕掛けている言語)を楽しく学ぶため、それぞれの言語で歌われた曲をyoutube動画で視聴し、又それらを言語化することにも挑戦しました。各言語の社会的特徴に基づいた言語化はとても難しく、言語が生まれる過程で人々の生活のあらゆる面が必要であると、理解できました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:
この授業を通じて最も楽しかったのは、新しい言語を生み出した事です。その言語が話される社会文化情報、その言語の文法システム、発音システム、筆記システムを全て0から作り上げるのは、発想力や各情報をつなぎ合わせる論理力、構成力が鍛えられ、母語である日本語の理解も深まりました。

科目名:PSY2211-102 Psychology of Personality 3単位
これまでの成績:86.67/100
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど): 9割講義形式/学期後半のプレゼン期間では各学生の発表期間(8回分程度)
クラスの規模(人数や国籍割合):42人/9.5割現地学生+留学生(日本)

授業を通して学んだこと(授業内容):
日常生活と性格の関連性に触れながら、心理学学説を学びました。学期後半のプレゼンテーション(又はペーパー)では創造的なテーマ一つに関して、心理学学説を参照しながら分析考察しました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:
苦労した点は心理学学説に使われる個々の専門的用語の理解とその暗記です。使用する教科書はアメリカ社会に焦点を置いて書かれていますが、日本とアメリカ社会の比較をしながら読み進めると、留学生ならではの独自な視点やアイデアが生まれ楽しかったです。更にこの授業の担当教授が学生に対してとても親切で簡潔な講義方法を採ってくれる為留学生故の言語の心配は全くありませんでした。

科目名:THR2010-105 The Theatre Experience  3単位
これまでの成績:8割程度(全体成績が公開されていないため計算上の大まかな数値です)
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど):8割講義形式/グループワーク数回/舞台鑑賞2回
クラスの規模(人数や国籍割合):28人 9割現地学生+1割留学生(チリ)
授業を通して学んだこと(授業内容
半学期間通じて時代別の様々な演劇内容に触れた際、各演劇内容から時代背景・社会問題(ジェンダー・人種等)を分析し演劇が社会を反映するものである事を学びました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
2回の舞台鑑賞はとても興味深いと同時に難しくもありました。過去に演劇経験(鑑賞+体験)が全くなかった為、1)舞台セットから内容・キャストまで分析する箇所がとても多かったこと、2)時代背景(例:アメリカ社会60年代)の政治的背景の知識が内容理解で必要なこと、3)脚本の解釈が難しいこと(native englishな為独特の表現や会話表現等)の3点においてとても苦労しました。しかしこの経験を通じて、演劇と専攻分野としたジェンダーが密接に結びついている事、特にアメリカ社会の時代別のジェンダー背景情報を学べたのが良かったと感じます。


○ 履修した授業の課題の中で、特にがんばったもの、自信作について教えて下さい。

プレゼンテーション
科目名:THR2010-105 The Theatre Experience
題材: 絵画一つに対し新しい脚本を作成する
内容: モナリザの絵画に対し、アメリカ大統領候補選挙で共和党内で戦っているドナルドトランプ氏(政治的背景情報として)を準主人公として、彼らのジェンダー観に関する闘争を脚本化しました。
大変だったこと、やり遂げての感想
アメリカの政治情報をモナリザの絵画とどう関連付けるかが難しかったですが、グループ内の綿密なコミュニケーションを基に、グループメンバーからアメリカ政治史を協力的に学んで、授業内発表後満点を取る事が出来ました。


○ 学部授業を総括して、日本の授業と違う点、留学先国の授業の特色、自分が感じたことなどを自由にお書き下さい。

日本の大学の授業では、授業中に質問をする生徒はほとんどいませんが、こちらでは、教師が話している途中でも、手を上げて質問をする生徒が多いです。また、ディスカッションになると、クラスの前で堂々と自分の意見を主張できる生徒が多いです。日々の宿題をやってくる生徒は、アメリカのほうが多いと思います。その理由は、宿題をやってこないと授業で何もできないということや、先生が宿題をしっかりチェックするので、GPAに大きく関わるということなどがあげられると思います。日本では、1セメスター中に、24単位をFull timeでとることも普通ですが、こちらでは、半分の12単位がFull timeでも、課題が多く、一つ一つの授業の準備に時間がかかります。


○ 語学力についてお書きください。

留学開始当初と比べ外国語力はどのくらいついたと感じますか?(その理由)

私の語学力の強みである読解力、弱みであったスピーキング力・リスニング力が向上したと感じます。その理由として現地学生との会話時に英語を流暢に使えるようになったり、辞書を使用することなく教科書を読めるようになった点が挙げられます。また、現地の友達から語学力の上達を評価してもらった為です。

語学力上達のために、工夫したこと、努力したことを教えて下さい。

読解力に関しては、短時間で読む文章量を増やしました。スピーキング・リスニング力に関しては、日本語を話せる現地学生との会話を通じて自然で正しい語彙・表現方法を学びました。ただし英語での表現方法が分からない時でも常時英語を使って質問し、なるべく英語に触れる時間を増やしたり、日本語の動画を一切見ないようにしました。


○ 学生生活についてお書きください。

1週間のおおまかなスケジュールを教えて下さい。

平日:10:00~15:00授業、17:00~19:00クラブ活動、19:00~24:00復習+予習・その他学習

土日:朝~夕方 イベント参加、夜 学習

 

友達、クラスメイトとの交友関係、付き合い方を教えて下さい。変化はありましたか。

日々の授業後の夕食やその後の図書館での勉強会、また週末のイベントにて現地学生と良く一緒にいました。1年間を通じて付き合い方に大きな変化はありませんでしたが、現地の友達を通じて友達の輪が広がりました。

留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出をそれぞれ教えて下さい。

交友関係を広めることが意外に大変でした。自分から新しいクラブ活動やイベントに自主的に参加しなければ人脈が広がらない為積極性が問われ、その点が自分に欠けている事を痛感しました。授業内の知り合いから友人になるまでの過程で、どのような会話のきっかけを出し、どのように会話を膨らませ、また関わる機会を増やすかという事を無意識的に出来るようになるまで時間がかかりました。

一番の息抜きの方法は何ですか。

現地の友達と自然の中に遊びに出かける事です。

日本から持っていったノートパソコンの使用頻度や必要性、またどのようなことに使っていたか(授業の課題、リサーチ、音楽、スカイプ等々)について教えて下さい。

ノートパソコンは授業の課題、リサーチ、就職活動、メールに使用していました。毎日平均3時間程度

日本の家族、友達とはどのくらいの頻度で、どのように連絡をとっていましたか。

LINEやGmailにて連絡が来次第返信する形で、1か月に1度程度の頻度で連絡を取り合っていました。

JSAF留学プログラム費以外でかかった費用の目安をそれぞれ教えてください。

①旅行に関する費用
・国際航空券代(往復):30万程度
・現地での旅行費用:8万程度(一回分)
②個人的な諸費用(こづかい、買物代など)合計:1万/月
③携帯電話料金:3000円/月
④ミールプラン以外の食事代:2000円程度/月
⑤教材費(学部:5000円程度(殆どレンタル=無料です) )
⑥ヘルスセンター使用料:5000円程度(予防接種費)


○ 留学全体を総括してお書き下さい

留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか。

少しの問題に動じないタフさ。

留学先の国、大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点はありますか。

在籍大学のアメリカ人留学生の友達やアメリカに留学経験のある日本人の友達から、ノースカロライナ・ブーンの保守的、アメリカ西部と比べ若干の教育面の“遅れ”を心配されていました。私自身も専攻分野となるジェンダー学の普及率や内容面、又大学周囲の留学生に対する環境(若干差別的・排他的と推測していました)に不安がありましたが、ブーンは観光地・避暑地としても有名であると同時に大学都市(campus city)の為、非常に生活しやすかったです。更にジェンダーの面に関しては、教育分野では発達しつつあるものの、性的少数者のみの問題であるという認識が強い為、その点においては日本社会(都心部も含め)とても類似していると感じました。日本社会は他の先進国に比べジェンダーの発展(平等化)が非常に遅れている国ですが、ブーンに滞在する事で、平等化に向けて参照できる部分が多かったです。


○ これからの目標、進路についてはどのように考えていますか。

帰国後半年間大学で勉強し、ジェンダー学で身についた多面的な考察力や分析力を活かし、コンサルティング職に繋げていきたいと考えています。またプライベートではジェンダー平等化に向けた団体に参加し、在学中からの自身の活動を更に拡大していきたいです。


○ 同じ大学へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いことを教えて下さい。

山に囲まれたキャンパスの為、気候に注意した服装を持参すると良いです。具体的には、ウルトラライドダウンや腹巻はとても便利でした。また日用品に関しては、日本で使用していたものの方が身体に合う物を持参するなり、日本から郵送してもらうなりするのが一番かと感じます。


○ 上記の質問以外で、留学を通しての現在の想いについて、自由に書いて下さい。

アパラチアン州立大学での一年間の長期留学はとても貴重で有意義なものでした。単に英語力を向上できただけでなく、留学前の目的であったジェンダー学を学ぶ事ができ、多面的分析力が身についたと感じます。これは在籍大学やアフタースクールの塾通いでは得られない体験であり、授業外から得られるものがとても多いのも留学の強みだと感じています。まだ数週間の留学生活が残っていますが、最後まで楽しみたいです。


○JSAFへのメッセージ

留学前から約1年間サポート頂いて非常に有意義な学生生活を送ることが出来ました。無料のカウンセリングサービスや、渡航前体験授業は役立ったと感じます。紹介頂いたアパラチアン州立大学でのジェンダー学の学習は、典型的なアメリカ西部でのジェンダー学専攻とは違い、日本社会との類似点から学ぶ事も多く、私にとってとても満足できる留学生活でした。

 

 

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