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ミラノ サクロ・クオーレ・カトリック大学/Università Cattolica del Sacro Cuore’16冬派遣学生

2016年冬留学レポート


○留学生活を振り返って

(1)留学の目的は何でしたか。

異なる文化に触れること。ヨーロッパで暮らすこと。見たことのない物を見たり、やったことのない事をしたりすること。文化、美術や建築に触れるため。マイノリティーになるため。英語ではない外国語を知るため。

自分が将来、素敵だと思える人になるためには、留学をして、上記のことをすることが必要だと考えました。

(2)上記の目的は達成されましたか。

達成されたと思います。心も身体も健康に過ごすことができました。英語で話したり、授業を受けたりできて、新鮮でした。色々なところにお出掛けして、たくさんの素晴らしいものを見ました。日本にいてはできないことがたくさんありました。

 

○到着後から現在までのことについて教えてください。

(1)渡航前に日本で準備しておけば良かった点

パソコンのメンテナンス。寮にも大学にも、自由に使えるパソコンがあるので、普段は不自由しませんが、レポートを書くときは、苦労しています。

(2)日本から持ってくれば良かった物

和風ダシの素、タイツ、折りたたみ傘

(3)到着後すぐに購入が必要だったものは何ですか。

スリッパ、雨具

(4)生活費(月のお小遣い)はどのくらいですか。

仕送り7万円プラス足りない分は自分のクレジットカードから。

平均、月に2回ほど旅行していました。食費は日本より安めです。


○大学について

(1)大学キャンパスの設備、雰囲気について教えてください。

メインキャンパスは広くて、立派で素敵だった。中庭の芝生のきれいな緑と、歴史ある校舎の建物の赤のコントラストが印象的。それに比べると、割と普通の建物に近い、別の校舎がすぐ近くにある。授業によって使用する教室、建物が違う。

(2)学生同士の交流・友人関係について教えてください。

現地の学生:インターナショナルプログラムだったので、あまり交流がなかった。

他の国からの留学生:仲良くなれた。ご飯を食べたり、お酒を飲んだリ、旅行したり。英語があまり得意でない私にも優しくて、授業で分からないことがあると助けてもらったりした。趣味や遊び方に共通するものがあるので、韓国の子たちと仲良くしやすかった。

日本人:一人だけいた。留学中、時々は日本語を話す事ができたので、ありがたかった。

(3)大学のある街について

どんなところですか:ミラノ中心部。地下鉄、トラム、バスが充実。私は主に地下鉄を使用していた。

お薦めスポット:美味しいものが本当に多い。レストラン、gelato屋さんなど。barで、aperitivoを楽しんだ。よく通ったのは美術館と公園。ショッピングも楽しい。

(4)キャンパス内外の治安はいかがですか。

キャンパス内:とても良い。

キャンパス外:ミラノは住み易く、安全なところだと思う。私自身は危ない目に遭ったことはない。

(5)初日のオリエンテーションは分かりやすかったですか。

分かりやすかった。Permit to stayの申請の仕方を教えてくれて、親切だなと思った。


○ 春学期履修した全ての科目について、振り返ってお書きください。

【科目1】publishing, publicity and cultural journalism

授業形式:レクチャー、フィールドトリップ

評価のつけ方:出席点、小課題、中間テスト、期末テスト

授業を通して学んだこと:

1出版、2ジャーナリズム、3パブリシティー、と大きく三つに分かれていた。先生は普段はイタリアの出版社でお勤めの方でした。

それぞれの授業の中で、実際にそのセクターで働く立場からの実践的なお話を聞くことが出来た。授業内、または宿題として、実際の仕事と同じ課題を体験することが出来て、将来の仕事を考えるうえでも意味のある授業でした。フィールドトリップでは、先生の働いている出版社を見学して、とても貴重な経験でした。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:

出版についての授業の小課題としてブックカバーを作るものがあり、自分の好きな本を選んで、授業で学んだコツを使って、自分好みのカバーを作った。先生に褒めてもらって嬉しかったです。

 

【科目2】The Discovery of Italy thought its Culinary Traditions

授業形式:レクチャー、調理実習、フィールドトリップ

評価のつけ方:出席点、最終プレゼンテーション、実技試験

授業を通して学んだこと:

イタリアの食文化(レクチャー):地域による食文化の違い、祭日に食べる特別な料理、イタリア料理の歴史とスローフード運動など。

イタリア料理の基本(実習):パスタ、リゾット、ピザ、メイン料理、デザート、など一回の授業に一品ずつ、みんなで料理をして、食べて、時にはワインも楽しみました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:

イタリア料理のシェフに、イタリアンの基本を教えてもらえるコースは、きっと世界中でもこの大学にしかありません。シェフも、シェフのイタリア語を英語に通訳してくれる先生も、とっても優しくて、毎週楽しみにしていました。料理は本格イタリアンで、シェフの考えたレシピです。全部とっても美味しかったです。復習しながら、寮のキッチンで同じものを作るのも楽しみでした。

 

【科目3】Reading Milan and Italian Cities

授業形式:レクチャー、フィールドトリップ

評価のつけ方:出席点、小課題、最終プレゼンテーション

授業を通して学んだこと:

ミラノの街の歴史から始まり、社会学の視点から今の都市の問題を考えたり、アートとのかかわりという視点で街を見直したり、ミラノのことを様々な視点から知ることが出来るとても興味深い授業です。5回以上フィールドトリップに出かけ、前の授業のレクチャーで学んだ理論を、実際に目で見て当てはめて理解することが出来ます。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:

毎回のフィールドトリップで先生が選ぶエリアはどこも興味深く、自分の知っている場所だったとしても、それまでと違うその区画の表情を発見することが出来ました。街中にあるがあまり人に知られていないシークレットガーデンのようなところに連れて行っていただいたり、観光客が知らない本当においしいジェラート屋さんを教えていただいたり、カンパリのミュージアムを訪問したり、とても実践的でわくわくする授業でした。

 

【科目4】Italian Language Beginners

授業形式:レクチャー

評価のつけ方:出席点、小課題、期末テスト

授業を通して学んだこと:

少人数で、イタリア語の基礎を学びます。レベル分けがされているので、自分に合った内容を学ぶことが出来ます。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:

イタリア人の先生から、イタリア語を、イタリア語で学ぶのは難しかったですが、先生はとっても優しく、たくさん勉強しようと思いました。会話や、映像、カードなどを多く使った、楽しめる授業でした。

「宿題ではないが、余力があったらやってきて」という自主作文課題のようなものが時々あって、それをやってゆくと先生に添削してもらえるので、いつもやっていきました。イタリア語の作文は難しかったですが、とても良い練習の機会だったと思います。

○ 履修した授業の課題の中で、特にがんばったもの、自信作について教えて下さい。

エッセイ・ペーパー

科目名:Reading Milan and Italian Cities

題材:期末レポート

内容:授業にかかわることの中で、自由でした。

大変だったこと、やり遂げての感想:6ページもの英文を書いたことがなかったので、とても大変だった。授業で学んだミラノのことと、自分のよく知っている東京のことを関連させた内容にした。

また、イタリア語仕様のパソコンの扱いに慣れておらず、そこにも苦労した。

プレゼンテーション

科目名:The Discovery of Italy thought its Culinary

題材:イタリアの食文化に関係することなら自由でした。

大変だったこと、やり遂げての感想:英語で、グループプレゼンテーションの準備をするのがまず難しかった。トピックの選択にも時間がかかり、分担などを決めることにも時間がかかった。


○ 学部授業を総括して、日本の授業と違う点、留学先国の授業の特色、自分が感じたことなどを自由にお書き下さい。

少人数で、実践的な授業が多く、日本よりも大学の授業が楽しみでした。一コマが1時間半から2時間と長いのにもかかわらず、退屈しませんでした。フィールドトリップ、会社見学、ゲストスピーカーのお話など、授業に参加することでしかえられない機会が数多くありました。だからこそ教授との距離が近く、いろいろと詳しいお話を個人的に聞けたり、オススメのご飯屋さんを教えてもらったり、よくしてもらいました。そのおかげで私は、ラッキーなことに、本当にどの授業も楽しくて、行くのが嫌だったことはありません。


○ 語学力についてお書きください。

(1)留学開始当初と比べ外国語力はどのくらいついたと感じますか。

イタリア語に関しては、ゼロからのスタートだったので、当初と比べてだいぶ進歩したと思う。文法はもちろん会話の練習もできたので、実際に街中やお店でイタリア語を話せたときは非常に嬉しかったです。

英語に関しては、人と仲良くお話しするための英語を身につけられたと思います。日本で試験や検定のために勉強していたときに必要だった英語力とは違うものを、友人や周りの人とのかかわりの中で自然に学んでいったと思います。

(2)語学力上達のために、工夫したこと、努力したことを教えて下さい。

楽しんで、その言葉に触れること。少人数授業なのを生かして、先生に質問すること。友人に聞いたり、教えてもらったりすること。授業の課題をきちんとすること。


○ 学生生活についてお書きください。

(1)1週間のおおまかなスケジュールを教えて下さい。

毎日1コマか2コマずつ授業があり、週5で学校に通っていました。午前中に1つ、夕方に1つ授業という日は、いったん家に帰って昼を食べたり休んだり勉強したりしました。学校帰りにスーパーによって食材を買って、キッチンで料理をします。夕方遅い授業のときは外で夕食を食べて帰ります。次の日朝早くないときは、寮やバールでお酒を飲んだりします。金曜は11時に授業が終わるので、金曜の午後から土日にかけて旅行に行くこともあります。出かけない日は公園に行ったり、美術館に行ったり、手間のかかる料理を作ったりします。

(2)友達、クラスメイトとの交友関係、付き合い方を教えて下さい。変化はありましたか。

寮の隣の部屋の韓国人の子と、とても仲良くしていました。英語でも人と仲良くできるということに驚き、嬉しかったです。その子以外の韓国の子たちともよく遊び、旅行に行ったりしました。また、スペイン語が話せるメキシコやコロンビアからの留学生の子とスペインにも行きました。やはり現地語が話せる人と旅行するととても助けられました。

あまり自分を偽らずに、自分の趣味嗜好をわかってもらえるようにした方が、仲良くし続けられると思います。ただ、あまり保守的になるのも面白くないので、少し戸惑うことがあっても、友人に学んで新しいことを試してみることも必要だと思います。そのバランスが必要で、それは日本でもどこでも同じだと思いました。

(3)留学生活の中で、最も良い思い出を教えて下さい。

英語で他人と仲良くなれたこと。その友人といろいろお話したり、出かけたり、遊んだりしたこと。

(4)一番の息抜きの方法は何ですか。

キッチンで料理をすること。美術館に行くこと。ただ、息抜きが必用なほど疲れたり辛かったときはなく、毎日がゆったりとしていたように思う。

(5)JSAF留学プログラム費以外でかかった費用の目安をそれぞれ教えてください。

  1. 国際航空券代(往復):150,000円
  2. 個人的な諸費用(こづかい、買物代など)合計:ほぼ旅行費用と飲食代に含まれる
  3. 携帯電話料金:0円
  4. ミールプラン以外の食事代:外食1度につき、大体500-1500円(外食と自炊の比率は、旅行中も併せてかんがえると、半々くらい。)
  5. ヘルスセンター使用料:0円
  6. 教材費(学部:cooking class 3000円)

○ 留学全体を総括してお書き下さい

(1)留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか。

自分は英語が喋れないと思っていたが、いざとなればちゃんと意思の疎通もできるし、友人もできる、ということに気付いたこと。日本で中学校の頃から英語をやってきて、それでも喋れないのは、日本の教育が悪いのだと思っていたけれど、問題なのは多くの日本人が「自分は英語をうまく話せない」と思い込んでいることだと思い当たりました。英語教育の質は別として、私たちはちゃんと文法も単語も知っていて、必要となれば英語を使えると思います。いろいろな国からの留学生が、いろいろな国訛りの英語で意思疎通している中にいて、完璧な英語でなくてもいいのだと思えるようになりました。また、イタリア語を学んで思ったのは、完璧でなくても少しでもほかの言語を知っていると、世界が広がるということです。北イタリアはまだしも、南イタリアでは英語がほとんど通じません。そこで、かたことでもイタリア語を話すと、現地の人との距離が急に縮まります。

(2)留学先の国、大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点はありますか。

ミラノは、思ったよりもとても暮らしやすい街でした。食べ物は、個人的には日本より安いと感じました。少なくとも肉と野菜はずっとこちらの方が安いです。また多くの美術館が、学生割引で入館でき、無料のところも多いです。若者が芸術に触れやすい環境だなと思いました。

(3)これからの目標、進路についてはどのように考えていますか。

ミラノで暮らした5か月は本当に素晴らしいものです。私は、将来の具体的な目標がなにかあってそのために留学したわけではありません。将来どういう仕事をして、どんな風に生きてゆくにしても、いつでも自分がいいことを思いつくことができる準備として、たくさん感動をしてよいものに触れて広い心で生きていきたいと思って、そのために留学をしました。留学の中で経験したことや見たものは、私の考え方や行動に影響を与えると思います。まだ進路はわかりませんが、きっとこの経験が、何かの役に立つだろうと確信しています。

(4)同じ大学へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いことを教えて下さい。

イタリアの文化に興味のある学生にはぴったりの大学です。たくさん楽しい思い、すてきな経験をしてください。

(5)上記の質問以外で、留学を通しての現在の想いについて、自由に書いて下さい。

留学をしてみなくてはわからないことがたくさんあります。方法はさまざまですが、ぜひ挑戦するといいと思います。海外で大学に通っている時間そのものはもちろん良い経験です。それに加えて、まず留学をしたいと思って、たくさん情報を調べて、英語のスコアのために勉強をして、家族やいろいろな周りの人に協力をお願いし、たくさん助けてもらって、という留学の準備のところから、また学期が終わった後の楽しみなヨーロッパ旅行まで、すべて含めて留学だと思います。その意味でも、本当に留学してよかったと思います。

 

○JSAFへのメッセージ

イタリアの大学に留学できる貴重な機会を、JSAFのおかげで得ることができました。ヨーロッパ、特にイタリアの大学で勉強したいと考えていましたが、見つかるのは語学学校ばかりでした。諦めかけていたときに、JSAFがミラノカトリック大学のスタディアブロードプログラムを紹介していることを知って、とても喜んだのを覚えています。授業は面白く、立地もよく、寮もきれいで、本当に思った通りのすてきな暮らしをすることができました。イタリアの大学に通って、自分の好きな授業を英語で受けつつ、イタリア語の授業で現地の言葉に親しめるという、他では滅多に無い機会を提供していただいて、本当にありがとうございました。

 

 

ミラノ2 ミラノ

 

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