JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE

同志社大学文化情報学部文化情報学科4年

  • 留学先 :インディアナ州立大学
  • 留学時期:2018年3月~2018年12月
  • 留学期間:1学年間

大学キャンパスの設備、雰囲気

大学には自然が多く、穏やかな雰囲気が特徴的です。 大学内には図書館やジムがあります。図書館は24時間空いているので勉強するためにほぼ毎日利用しています。ジムではバスケットボール、フットサル、卓球など様々なスポーツを楽しむことができ、さらにはプールやサウナもありとても気に入っています。

大学のある街・治安

どんなところですか:自然が多く穏やかな街です。田舎でのんびりとしています。 ダウンタウンまでのアクセス:徒歩10分 お薦めスポット:キャンパスの近くのカフェやバー

キャンパス内:良い キャンパス外:良い

学生同士の交流・友人関係

現地の学生:Japanese Conversation Table という日本に興味のある学生を対象としたイベントが毎週あるので、そのイベントを通してたくさんの現地の友達が出来ました。また、私は毎週Churchに通っているのでChurchで知り合った友達もたくさんいます。みんな良い人ばかりで大好きです。 他の国からの留学生:他の国からの留学生の友達はほとんどがサウジアラビア人です。彼らとは一緒にランチを食べたり、スポーツをしたり、家で遊んだりします。また、ルームメイトもサウジアラビア人で彼とはよく出かけたり、家の中でも一緒にご飯を作ったりして時間を共にすることが多いです。 日本人:今は3人しかいないので困ったときに助け合います。共通の日本人以外の友達を交えて遊ぶことが多いですが、たまに日本人だけで遊ぶこともあります。

滞在(ホームステイまたは学生寮)

ホームステイ:ホストファミリーはとても親切です。ホストファミリーとは家で過ごす時間が多いですが、たまに映画を見に行ったり、外食したりします。家族構成は父、母、1歳年上の息子、年がだいぶ上の息子と娘が1人ずつです。1歳年上の息子は同じ家に住んでいるのでたまに一緒に出掛けたり、家でゲームをします。娘には小さな子供が5人いて、近くに住んでいるのでたまに遊びに行ったり、遊びに来たりします。ホストファミリーと過ごす時間はとても楽しいです。ルームメイトはサウジアラビア人で彼も私と同じ時期にアメリカに来て同じ語学学校に通っています。1日のタイムスケジュールが同じであるため、時間を共にすることが多いです。最初は文化の違いから彼の行動が理解できないこともありましたが、同じ時間を過ごす過程で彼のことをだんだん理解できるようになり、今では本当の兄弟のように何でも話し合えるほど仲が良いです。

ホームステイ:ホストファミリーは毎日送り迎えをしてくれ食事も一緒に食べていたので、毎日何かしら会話はしました。週末も一緒に教会に行ったり、親戚のお家に行ったりしたので、ファミリーと過ごす時間は多かったです。ホストファミリーで出会ったルームメイトはサウジアラビアから来た生徒でしたが、その人とは一緒に映画を見たり、料理をしたり、夜更かししたり、遊びに行ったりしました。他にもたくさんの思い出がありますが、そのルームメイトとはホームステイ滞在期間とその後の寮滞在の期間も含めて、私の留学生活で最も長い時間を共にしました。 寮:アメリカ人2人と日本人1人のルームメイトを持ちましたが、日本人の人とはもともと仲が良かったものの、他のアメリカ人達とは部屋であったときに挨拶を交わすぐらいで、一緒に出掛けたりすることはありませんでした。

留学の目的について

英語力の向上、自己成長

留学を通して身に付いた、成長したと感じる点

自分について学ぶことが出来た。また、様々な国の人と接することで文化の違いを身をもって学び、今では文化の違いについて寛容になったと思う。

留学を通しての現在の想い

出発前は、インディアナという田舎で楽しい留学生活を送ることが出来るかなと不安に思っていましたが、行ってみたら田舎ならではの良さにたくさん出会いました。代わり映えのしない毎日に飽きて、たまにつまならく感じることもありましたが、今振り返ってみるとインディアナではたくさんの個性ある人達と出会い、その人達と過ごした時間は私の人生の財産です。

今後の進路、目標について

留学中に進路についてじっくりと考えた結果、日本で就職活動をすることに決めました。だからまずは自分のベストを尽くして就職活動に取り組みたいと思います。また留学で学んだ英語を忘れないために、英語学習も継続して行おうと思います。

同じ大学へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いこと

インディアナは田舎ですが、田舎ならではの人と過ごす時間の多さという利点があります。だから、たくさんの人と出会ってたくさん時間を共にすると良いと思います。その中で1人や2人で良いので、なんでも話すことができ、いつでも困ったときに助け合えるベストフレンドを作ると良いと思います。なぜなら、友達はいつでも自分の励みになるし、ベストフレンドほど自分のよりどころとなれる存在はないからです。

プログラム費以外でかかった費用目安

生活費携帯電話料金:月50$、
航空券代国際航空券代(往復):約20万円
現地旅行費用現地での旅行費用:約20万円
教材費学部:約100$、語学研修:約20$
その他ヘルスセンター使用料:50$、個人的な諸費用(こづかい、買物代など)合計:月100$

渡航前に日本で準備しておけば良かったこと

日本の大学の専攻を英語で具体的に表現できるようにしておけば良かったと思います。特に私の場合は日本の大学の専攻が曖昧だったため。あとは語彙力をもっと伸ばしておけば良かったと思います。

日本から持ってくれば良かった物

日本らしいもの。けん玉、折り紙、漫画など。

学生生活

1週間のおおまかなスケジュール

月水金10:00~11:50授業、その後図書館で勉強 火木11:00~13:45授業、その後図書館で勉強 中間テストや期末テスト前は忙しかったですが、その他はそれほど忙しくなかったので、平日でも友達の家でよく遊んだり、ジムでスポーツをしたりしました。 週末はパーティーに参加したり、友達の家で遊びました。

大学のサポートセンター(ライティングセンター、チューターなど)

学部授業になってから、ペーパーの課題が課されるたびにライティングセンターを利用しました。ライティングセンターでは、文法はもちろん、ペーパーらしい文章の書き方まで教えてもらいました。

課外活動

1. 大学内の活動に参加していますか。

はい、よく参加します。

2. スポーツはしていますか?

たまにジムでフットサルや卓球をします。

留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出

夏休みのロサンゼルス、サンディエゴ、アリゾナ、ニューヨークのアメリカ横断旅やサンクスギビングブレイクのニューヨーク旅行、一緒の時期にインディアナに来た日本人達とのシカゴとフロリダ旅行、帰国前にTOEICを受けるために車で片道5時間以上かけて行ったデトロイト旅行、その他の小さな旅行も含めてたくさんの旅行をしたことは印象深い思い出です。しかし、インディアナで出会った人達と過ごした1秒1秒の時間が私の留学の中での最も良い思い出です。 大変だったことは、学部授業のクラスで友達を作ることが出来ず1人で受けていたことです。クラス内で友達を作ってセメスターを過ごすことが出来ていたら、もっといろんな人に出会えたし、授業ももっと楽しくなったのではないかと思います。

一番の息抜きの方法

映画やYoutubeを見ること。寝ること。

休み中の過ごし方

友達と遊ぶか家でのんびりします。

日本の家族、友人との連絡頻度

何かあったときに連絡するぐらいでした。

語学留学

1. クラスについて教えてください(セッションごとにお教えください)

雰囲気:たくさんのサウジアラビア人に囲まれています。彼らはとても社交的なのですぐに打ち解けることができ、クラスの雰囲気も明るく毎日が楽しいです。先生のあたりも良く、授業が刺激的です。

2. 人数/国籍の割合

その他:サウジアラビアが9割、日本、中国、カタール、ブラジル、ベトナム、コンゴが数人ずつといった感じです。

3. 1日の勉強時間と勉強場所(宿題など)

午前中で授業が終わるので、そのあとそのまま図書館で2~3時間ほど勉強します。家に帰ってからも数時間ほど勉強します。

4. 勉強するのに役立つ教材や方法など

TOEFLのスコアが取れるまでは、TOEFLの教材をひたすらこなしました。 スコアが取れた後は、TEDのような英語の動画をよく見ています。勉強と思って動画を見るのではなく、楽しむことが大事だと思います。例えばTEDだと面白そうなタイトルの動画がたくさんあるので、聞いているだけで楽しめます。

学部授業

  • コース番号 :ENVI130
  • 授業タイトル:World Culture and Environment 
  • 単位数   :3

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

レクチャー

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

テスト3回

授業を通して学んだこと(授業内容)

グローバル化によって世の中は豊かになった反面、それによって生じた問題もたくさんあり、人類学的視点からそれらの問題の解決策を紐解いていく。セメスターの前半は、人類学の歴史から、人々がどのような変化を経て現在に至るのかを振り返り、セメスターの後半から現在のグローバル化の問題点と解決策について学びました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

セメスター前半の人類学の歴史に関する授業は、内容を理解するのに苦労しました。セメスターの後半からのグローバル化に関する授業は興味深く、授業から様々なことを考えさせられました。教授は留学生に理解のある先生で、日ごろからたくさん助けていただきました。

学部授業

  • コース番号 :LLL200  
  • 授業タイトル:Language and Culture
  • 単位数   :3

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

レクチャー

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

出席、クイズ、ペーパー、プレゼンテーション、授業内課題、宿題など様々

授業を通して学んだこと(授業内容)

言語学習、言語獲得、地域と言語、方言、言語と社会、コミュニケーションなど様々な言語学的視点から、それらがどのように文化に影響を与えているのかを学びました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

レクチャーというよりは、生徒も発信可能なディスカッション形式の授業だったので、授業中の発言には苦労しました。ただ教授はとても親切で面白い人だったので、毎回の授業が楽しかったです。

学部授業

  • コース番号 :Com101 
  • 授業タイトル:Introduction to Public Communication 
  • 単位数   :3 

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

レクチャー

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

中間テスト、期末テスト、プレゼンテーション3回、クイズ12回、小課題数回

授業を通して学んだこと(授業内容)

公共における効率的なコミュニケーション

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

グループワークのデスカッションについていきながら意見を述べることには苦労しました。しかし、グループワークのメンバーに助けられ、何とかやり切ることが出来ました。

学部授業

  • コース番号 :Fin108 
  • 授業タイトル:Personal Financial Management 
  • 単位数   :3 

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

レクチャー

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

テスト44%(4回)、出席12%、クイズ22%(15回)、宿題22%(15回)

授業を通して学んだこと(授業内容)

貯金、投資、保険、クレジットカードなど、金融に関する基礎的なことを学びました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

ファイナンスはたくさんの専門用語があるので、概念の理解に時間がかかりました。

授業の課題の中で、特にがんばったもの、自信作

エッセイ・ペーパー

科目名:Language and Culture

題材:Speaker-responsibility and Listener-responsibility

内容:言語がどのようにして文化に影響を与えるのかといった言語と文化の関係を、話し手責任である英語と聞き手責任である日本語の比較を通して論じ、今後グローバル化により人々が第二言語を話すようになると、もともとあった文化がどのように変化するのかを論じた。

大変だったこと、やり遂げての感想:リサーチペーパーはAPAスタイルかMLAスタイルをフォーマットとして書かなければならないので、それらのスタイルを学んだことがなかった私は、友達やライティングセンターのチューターに頼むなどして教えてもらわなければならなかった。英語の参考文献をもとにペーパーを書き上げたので、全体を通してかなり時間がかかりましたが、やり終わったときの達成感を味わうことが出来ました。

プレゼンテーション

科目名:Introduction to Public Communication

題材: Why you should study abroad

内容: 説得スピーチがプレゼンテーションの題材だったので、アメリカ人にはあまり馴染みのない留学について、大学生が留学すべき理由についてプレゼンした。

大変だったこと、やり遂げての感想: クラスでは留学生は自分だけで他は全員アメリカ人だったので、プレゼンテーションはとても緊張しました。ですが、友達に励ましてもらったので、自信をもってやり切ることが出来ました。また、プレゼンテーションの準備をしながら自身の留学についても振り返ることが出来たので、この題材にして良かったと思います。

学部授業を総括して、日本の授業と違う点、留学先国の授業の特色、自分が感じたこと

学生がよく発言することが最も印象的でした。

Pre Departure Orientation

Small Talkは大切だという話を聞いていましたが、実際に留学を通して本当に大切だなと感じた。

出発前オリエンテーションおよびEnglish Workshop

留学に関する様々な不安を解消できたので役に立った。

語学力について

留学開始当初と比べ外国語力はどのくらいついたと感じますか?

会話で困ることはほぼなくなったので、それなりに上達したのではないかと思います。ただ、スピーキングは流暢に話すことと発音に関して未だ苦労しています。

語学力上達のために、工夫したこと、努力したこと

リスニング

●苦労した点

ネイティブの英語を聞き取ることに苦労しました。また、人によって話すスピードやアクセントが違うので、同じ英語でもそれらの違いに対応することにも苦労しました。

●工夫した点

ネイティブと話すこと。Netflixでたくさん英語のドラマや映画を見ること。

リーディング

●苦労した点

大学の授業におけるリーディングの課題は、専門的なことばかり書いているので、理解するのに時間がかかりました。

●工夫した点

課題で課されるリーディングを隅から隅まで理解しようとするといくら時間があっても足りないので、自分でどこが重要かを判断しながらとばすところはとばして読むことで、効率よく理解を深めました。

ライティング

●苦労した点

リサーチペーパーでは、文法が正しいのは前提で、リサーチペーパーらしい文章になっているかが問われるので、まとまりのある文章の作成には苦労しました。

●工夫した点

ネイティブの友達やライティングセンターのチューターに文章をチェックしてもらうこと。

スピーキング

●苦労した点

すらすら話せるようになりたいと思いながら、なかなかすらすら話せるようになれず苦労しました。あとは、日本語にはない発音には苦労しました。

●工夫した点

発音はネイティブのようにはなれなくとも、最低限正しい発音の仕方で発音したかったので、発音の仕方に関する動画はたくさん見ました。あとは自分を常に英語を話す環境において英語を話し続けることで、スピーキング力を上達させました。

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