JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE

獨協大学外国語学部英語学科3年

2021年6月~2023年12月(6ヶ月)

○学校について

大学キャンパスの設備や雰囲気はどうでしたか。

大学内はとても綺麗で雰囲気も良いですが、キャンパス自体はとても小さいです。

大学のある街・周辺の環境はどうでしたか。

大学近くのベイカーストリートは想像通りのイギリスの街並みで歩いているだけでロンドンにいるのが実感できます。大学から5〜10分歩いたところにあるマリルボーンという地域は高級ショッピング街といった感じでカラフルな建物の様々なお店がありました。

キャンパス内外の治安について、教えてください。

キャンパス内の治安はもちろん良かったです、ベイカーストリートでは道端に座っているホームレスを見かけますが治安が悪いというわけではないです。

現地大学周辺のおすすめスポットはありますか。

大学から徒歩で30分、バスで10分ほどの所にあるオックスフォードストリートです。主にショッピングで有名な場所で毎日沢山の人がいます。僕も買い物で何度も行きました。

現地学生や留学生とは、どのように交流しましたか。

授業後そのまま遊びに行ったり、大学施設内でスポーツをしたりしました。

課外活動には参加しましたか? 参加した場合は、内容や感想を教えてください。

毎週金曜日の授業後に学校担当のスタッフの方がロンドンの色々なところへ連れてってくれるスクールトリップというものに参加しました。僕が参加した回はチャリティーショップを回るというもので、その時のスタッフの方はアンティークの知識が物凄い方でレアな物を見つけるたびに詳しい説明をしてくれて思っていたよりも楽しかったです。他にも美術館に行ったり公園を散歩したりと様々です。

学校スタッフについて、教えてください。

日本とは全く違う感覚で全く知らない人でも気軽に話しかけてくれる方が多かったです。

担当の教師について、教えてください。

語学学校の先生方はとても優しく、授業以外の事でも沢山助けてもらいました。

授業では、どんな教材を使いましたか。

語学勉強用の物で科学、音楽、映画、睡眠など様々なテーマをランダムに扱っていました。

学校のおすすめポイントを教えてください。 また、どんな方にこの学校での留学をおすすめしたいですか。

自然がとても豊かなので自然が好きな方とキャンパス自体はとても小さく教室移動に時間を使う事が無いのでキャンパス内手 での移動時間を減らしたい方と、キャンパスが小さい分必然的に人が集まる場所が限られてくるので、たくさん人と話したいという人は食堂などに行けばその機会がたくさんあると思います。


○授業について

面白かった授業とその内容

授業名:Upper intermediate

理由・内容 

仕事で昇給して忙しくなり彼氏と過ごす時間が極端に減ってしまった彼女とその彼氏が寂しさや怒りから元カノと浮気してしまうという話があり、2人が面と向かって話し合う場面で何を話しているのかを自分達で文章を考えるという授業で、クラスで色々な意見を出し合う時間がとても面白かったです。こういうのは日本ではやったことが無かったので難しさもありましたが楽しかったです。

頑張った授業とその内容

授業名:Upper intermediate

理由・内容 

クラス全員と先生で美術館に行って、お気に入りの展示物をグループ毎に発表するという授業があったのですが、下書きの英文を覚えるために何度も繰り返し練習たり分かりやすいパワーポイントを作るなど短い時間でやらなければいけなかったので頑張ってやりました。

苦労した授業とその内容

授業名:Upper intermediate

理由・内容 

頑張った授業と同じになってしまうのですが、英語でプレゼンテーションをするのが本当に久しぶりだったのでなかなか英文が暗記できなかったり、難しい単語を分かりやすい単語に置き換えたりするのにとても苦労しました。

現地での授業を総括して、日本の授業と違うと感じた点、留学先国の授業の特色、自分が感じたことなどを教えてください。

自発的に発言する事が日本よりも求められるというのはよく聞いていたのでそれを想像していましたが、担当の先生が皆に聞いて回るタイプの先生だったので思っていたほどは自分から発言するという場面はありませんでした。それでも日本と比較するとその機会はかなり多いです。語学学校は少人数制というのもあると思いますが先生との距離感が日本より近くたまに皆でご飯に行くなんていうこともありましした。休憩時間やお昼休みに校内で遭遇すると急いでいない限り普通に会話をしたりもしました。


○英語力について

英語力向上させる上で苦労した点はどのような点ですか? また、ご自身で工夫した点はどのようなところですか?

<リスニング>

苦労した点:耳が英語に慣れてきた頃から聞き取れる単語数はかなり増えたのですが、瞬時にそれを理解する能力が足りず相手がどんな単語を使っているかはハッキリ聞こえているのに訳せない、意味が理解できないという状況が未だに多々ありとても苦労しています。個人的に授業で扱っている文法は殆ど学生時代に学んだもので全く問題は無いのですがそれを音として聞いた時に理解できないのはまだしっかり定着していない証拠なのかなとも思いました。

工夫した点:いちいち頭の中で日本語に直していると全く追いつけないので途中から英語を英語を理解するように意識づけて今も取り組んでいます。日本語には無い言葉の表現や言い回しの様なものも英語にはたくさんあるので、何となくでも意味を汲み取るように努力しています。

<スピーキング>

苦労した点:どう表現したらいいか分からない時ほど凄く難しく考えてしまっている時が多く、調べてみたらとても簡単に表現できる事が多かったです。文法がしっかり頭に入っているせいで逆に話す時に文法に気をつけながら話してしまい簡単な文でも思ったように話せない事がよくありました。

工夫した点:簡単な文と単語を使って話すようにしています。ネットで調べてみたりネイティブの友達が使ってい便利な表現があったら教えてもらったり真似したりして使える表現を増やすようにしています。

<ライティング>

苦労した点:日本の大学でやってきたものよりも文字数が少なく内容も簡単だったのであまり苦労した点は無かったのですが、喧嘩している恋人同士のセリフを埋める課題や、特定の写真について説明など今までやったことのない課題がいくつかあってそれらは何をどう書いたらいいのか少し難しくて苦労しました。

工夫した点:クラスメイトと相談しながら一緒にやりました。

<リーディング>

苦労した点:知らない単語が出てくることは当たり前なのですが、たまに一つの文で分からない単語が沢山出てきて全く理解できないことがあって大変でした。自分的には理解したと思っていても問題を解いてみると間違えていたりしてキーポイントを理解しながら読む練習がもっと必要だと感じました。

工夫した点:文の中で出てきた分からない単語は毎回調べて次出てきた時には理解できるようにそれ用のノートを作りました。文の中でキーワードを探しながら読んで、筆者が意見を言っている時や大切そうな事を言っている所には印をつけながら読んで問題を解く時に極力読み返す必要の無いように努力しました。

勉強するのに役立つ教材や方法など

BBC Learning English:一時期リスニングの練習と語彙を増やすためにYouTubeから見ていました

Netflix:最初は日本語字幕と英語字幕を同時に出して見ていて、途中から英語字幕だけにして見ていました、好きな作品を選べて勉強しているという感覚はあまり感じないと思うのでいいと思います。

留学開始当初と比べ英語力はどのくらいついたと感じますか?

ホストファミリーと話していると英語が留学当初と比べるとだいぶ良くなったと感じる事が多いです。聞き返すことはまだよくありますが前よりもちゃんと会話ができていると感じます。授業で意見を言う時などはまだ上手く表現できないことが多くスピーキングの練習はもっと必要だと感じました。


○学校生活について

一週間のおおまかなスケジュールを教えてください。

9:15〜12:30午前の授業 12:30〜13:30 お昼 13:30〜15:00 午後の授業
9:15〜12:30午前の授業 12:30〜13:30 お昼 13:30〜15:00 午後の授業
9:15〜12:30午前の授業 12:30〜13:30 お昼 13:30〜15:00 午後の授業
9:15〜12:30午前の授業 12:30〜13:30 お昼 13:30〜15:00 午後の授業
9:15〜12:30午前の授業 午後の授業は無
 
 

友達やクラスメイトとの交友関係、付き合い方を教えて下さい。

基本的には同年代の人が多いので日本人の友達と話す時と同じように接していました。相手の国の事について色々聞くと日本の事も聞いてくれるので自然と会話が続きました。クラスに新しい生徒が来た時は積極的に話しかけて仲良くなれるようにしました。

留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出をそれぞれ教えて下さい。

良い思い出:クラスにロシアとカザフスタン出身の人が数人いてロシア料理に連れてってもらったことです。ロシア料理を食べたのは人生で初めてだったのですが、とても美味しく日本ではあまり見た事はありませんがロシア料理屋がないか探してみようと思いました。

後、韓国出身のクラスメイトが帰国する時に皆で日本食を食べに行った事です。いつも一緒に勉強しているので皆仲良くクラスメイト全員でご飯に行ったのはどれも楽しくとてもいい思い出になりました。

大変だった思い出:アメリカ人の彼女が出来たのですが、アメリカ英語に中々慣れないのと日本人と付き合うのと感覚が全く異なり英語の勉強以上に大変でした。

一番の息抜きの方法は何でしたか。

家でゆっくりすることです。何も考えずに部屋でリラックスするのが1番でした。

後は日本人の友達と放課後に話したり遊びに行ったりすることです。同じ国の人と遊びすぎるのは良くないですがたまにはそういう時間があるとストレスを溜め込まずに済むのかなと思いました。クラスメイトの日本人は3.4年生が多かったので英語以外でも就活の事について話したり相談し合ったりして情報交換もしたりしました。

ホームステイについて

1人部屋 通学時間 40〜50 分 (バス・電車・自転車・徒歩) 通学費(あれば)約1万5円/1か月

滞在環境について:

基本的に生活に必要なものはありました。友達のホームステイ先にはドライヤーが無かったので家によると思います。僕の滞在先は何でもありタオルも貸してくれたので特に何かを調達する必要はありませんでした。

ホストファミリーやルームメイト(フロアメイト)の関係について(どんな方でしたか?ルールなどはありましたか?コミュニケーションをとる上で工夫した点)

ホストファミリーは凄く優しくて何でも困ったことがあれば言ってねといつも言ってくれました。ルールは特にありませんでしたが寝る時に電気を消すようとだけ言われました。ホストファミリーにはロンドンの事について沢山聞いてコミュニケーションを取るようにしました。

食事はどのようにとっていましたか

お昼は学校の食堂で食べていました、夜はホストファミリーと食べたり友達とレストランに行ったりしました。学校のご飯は毎日変わるので色んな物を食べる事ができました。チキンやカレー、パスタ、フィッシュアンドチップスが多かったです。夜は友達と食べに行く事が多くハンバーガーが美味しいのでよく食べていました。

生活費(月のお小遣い)はどのくらいでしたか。

5〜10万でした。ロンドンは物価が本当に高いので遊びに行く事が多いと5万円だと正直足りないかなと思います。

日本から持ってくれば良かった物

日本のレトルト食品、ロンドンに日本の商品だけが売っている大きなお店があるのですが基本的に日本で買うより1.5〜2倍くらいの値段がするのでもっと日本のレトルト食品を持っていけば良かったなと思いました。ロンドンのご飯も悪くはないですが急に日本のものが食べたくなる時が来るのでそう言う時用に取っておくといいかなと思います。

日本から持ってこなくても良かった物

バスタオル、沢山の洋服、僕のホストファミリーはタオルを貸してくれたので荷物になる大きなタオルは必要なかったです。買い物が好きで沢山服を買ってしまってすごく増えてしまったので洋服は着回しできるものをいくつか持っていけばいいと思いました。

渡航前現地に持っていって便利だったもの

色んな国に対応している電圧プラグ、ロンドンからだとフランスやスペインに簡単に行けたので留学先だけ対応の物より複数個対応の電圧プラグがあるとそれ1つだけ持っていればどこまで使えるので便利でした。

渡航前に日本で準備しておけば良かった点

日本について、文化、有名なフェスティバルや行事など授業で話題になる事が多いので名前を知っているだけで無く具体的に何をしているのか何のために行われているのかなど詳しい事まで知っていたらもっと良かったなと思いました。後は海外の有名な行事なども名前だけでも知っていると授業で出てきた時や先生、他の生徒が言及した時に理解しやすくなるのでいいと思います。

日本の家族、友達とはどのくらいの頻度で、どのように連絡をとっていましたか。

留学当初は写真などを沢山送っていたので家族とはほぼ毎日連絡を取っていましたが後半は必要な時だけ連絡していました。友達とは特に決まった頻度はなく暇な時に連絡を返すようにしていました。


○留学生活全体を振り返って

今回の留学の目的は何でしたか。

語学力の向上、海外での生活と新しい文化に慣れる事、色々な新しい事を経験して人として成長する事

上記の目的は達成されましたか。

全体的に達成できたとは思いますが、自分の目標とする英語力とはまだまだ遠いので帰国してからも引き続き頑張りたいです。

日本とは違う文化、生活や人との接し方は困惑する時もよくありましたがだいぶ慣れて前よりも成長出来ました。

留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか。

自分から積極的に動く事です。学校と家以外で英語を話す機会を作ろうと思い色々な所で開かれているスポーツのイベントのようなものに参加した時、友達はいないので自分から話しかけないといつまでたっても一人でいるだけになってしまうので、休憩している時など積極的に話しかけに行って会話をする努力をしました。初めは躊躇していましたが途中から1人でいる人などには自分から話しかけに行くことができるようになりました。ロンドンには本当に色んな国籍の人がいるので話しかけるたびにはじめて話す国の人がいたりしてとても楽しかったです。後は物事に対する考え方です。アメリカ人の彼女と付き合ってとても感じました。日本人がしないような考え方を持っていて最初は日本は違う、自分は違うという風に考えていましたが徐々に新しい考え方や感覚、価値観として取り入れられるようになりました。

留学先の国、大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点はありますか。

海外の大学はとても広いイメージがあったのですがリージェンツはとても小さく想像とは違いました。イギリスなのでイギリスの方が沢山いると勝手に思っていましたがロンドンは本当に色んな国籍の人がいて、街を歩いているとアジア人も沢山見かけるしアラブの方の国の方もたくさん見かけました。イギリスのご飯は美味しく無いと出発前に周りの沢山の人から言われましたがそんなに悪くなく美味しいものもありますが、同時に日本食の素晴らしさにも気づきました。物価が高いのは知っていましたが予想以上に高かったです。

これからの目標、進路についてはどのように考えていますか。

大学卒業まで後2年あるのでまずはしっかり単位を取って卒業できるように過ごす事です。就活までまだ少し時間があるので英語力を目に見えるものとして証明できるようにトイック900点を目指して引き続き勉強を頑張りたいです。進路としてはざっくりと貿易関係の仕事に就きたいなと思っています。留学前は将来何をしたいのか全く分からなかったので興味のある仕事が見つかっただけでも良かったです。

同じ留学先へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうがよいことを教えてください。

授業だけで無く、友達やホストファミリーと話す時、新しい人に出会った時など日本の事について話す機会が本当に多いので最低限の事は話せるようにしておくといいと思います。分かりません、終わらせてしまうとせっかくの英語を話す機会を失ってしまいます。海外の人たちは自分達の国の事をよく知っていて、自分の意見を持っている人が多いなと凄く感じました。日本の事を聞かれたら最低限の事はどんなジャンルでも答えられるととてもいいと思います。

上記の質問以外で留学を通しての現在の思いについて自由に書いてください。

あっという間に6ヶ月が過ぎてしまって時間が経つのは本当に早いと感じました。留学当初から中頃までは初めてのロンドンがとても楽しく、初めての経験ばかりで英語がなかなか上達しないと思う事はあってもそこに関しては開き直って過ごしていたので嫌になったり日本に帰りたいと思ったりすることはあまり無かったのですが、コース終了日が近づいて日本に帰るのが現実的になってきた途端に早く帰りたいなと最近は感じるようになりました。学生時代の留学経験は一生の思い出になると思うのでコロナで行き先が何度も変わったり、留学期間が短くなってしまったりと色々ありましたが、最終的にロンドンで半年間英語を学べて本当に良かったです。

JSAFのサポートについて

サポートは学校選びから出発準備まで特に困ったことは無かったのでとても良かったです。

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