出発前オリエンテーションORIENTATION
2018年春派遣生
JSAF2018年春出発の派遣生向けに、出発前万全の準備を整えられるよう、オリエンテーション・English Workshopを開催しました。少しずつ出発が近づき楽しみを不安が半々の派遣生ですが、留学に向けて気持ちを新たに気合を入れる2日間になったのではないでしょうか。
1月13日 English Workshop
講師陣:Kevin先生/ Tatiana先生/ Julia先生
・英語研修は一日中All in Englishで行われ、日本語は一切禁止です。
・15名前後で構成される4つのクラスに分かれて行います。
午前:
午前中は現地の大学生活、学部での授業の話など、現地で役立つ情報を教えてもらったり、TEDのプレゼンテーションを題材としたリスニング/Note Takingの授業を行ったりしました。
①ICE BREAK
クラスメイトに自己紹介をします。クラスによって方法は様々ですが、自分のニックネームを考えたり、派遣先の大学を伝えあったりと、派遣生同士の交流を図ることが出来ました。今日明日と長い2日間の幕開けです。
②海外学生生活
ICE BREAKの次は現地での生活や授業のことについてレクチャーを受けます。今回担当するKevin先生とTatiana先生はアメリカ出身、Julia先生はオーストラリア出身です。日本とは異なる学生生活について派遣生も多くのことを学べたかと思います。寮生活や授業の取り組み方など、皆さん興味深そうに聞いている姿が印象的でした。
③リスニング
リスニングの授業ではTED TALKSを聞き、ノートを取る練習をしました。ナチュラルスピードの英語に戸惑う派遣生も多かったですが、自分なりにメモを取り、クラスメイトとどんな内容だったかを推測しました。その後、効率的かつ復習しやすいノートの作り方を先生から教わり実践しました。
午後:
午後はランチタイムでの雑談を挟んでライティング、プレゼン、ディスカッションの順にクラスが進んでいきます。
ランチタイム
ランチタイムは午前中からクラスを移動して、新しい午後の先生と一緒に昼食をとりながら英語で雑談をします。そこで、派遣生たちはランチを取りながらそれぞれ1分間のSpontaneous Story(今までの人生で、楽しかった・悲しかった・怖かった・驚いた経験についてなど)を話し、新しい先生とICE BREAKを行いました。皆さんそれぞれに非常に引き付けられるストーリーを英語で披露してくれました。
④Writing
午後はWritingの授業からスタートです。文章の構成方法、海外と日本のレポートの形式の違い、Citationの違い(APA/MLA/Chicago)などをレクチャー形式で学びました。様々なノートのスタイルがあること、自分にはどんなものが適しているかを考えながらのレッスンとなったかと思います。
⑤Presentation
Writingのレクチャーが終わると今度はプレゼンテーションの授業です。あらかじめ準備してきた課題に対し各学生が3分間プレゼンテーションを行います。終了後にはクラスメイトと先生から評価を受け、プレゼンに対する自身の課題を確認しました。なるべくメモなどを見ずにスピーチをし、アイコンタクトや姿勢などの基礎的な部分に加え、構成や言葉の使い方など、先生からフィードバックを貰っていました。
⑥Discussion
最後はディスカッションのクラスです。事前課題として与えられていた英文記事をもとに、あるテーマについて、賛成・反対のように立場を分けて発表をしていきます。大きな紙に自分たちの意見をまとめ、一人一人がしっかりと発言をしていました。和気あいあいと積極的に各派遣生が取り組んでいたのが印象的です。
全過程を終了した後は全員で集まり、その日の授業を振り返りました。それぞれが学部の授業に対してどのように取り組んでいけばよいのか、また効果的な勉強方法を学んでおり、自身の英語力に対する課題などを明確に出来ました。
研修後の学生からの感想
●出発前にもっともっと英語を勉強したいと思いました。
●ほかの派遣生と知り合うきっかけになり、刺激を受けた。
●最初は1日は長いかと思っていたが、アッという間に過ぎてしまった。
●留学先で使える知識を沢山得ることが出来た。
1月14日オリエンテーション
オリエンテーションは、JSAF代表理事のあいさつ、ハンドブックの中身の説明、留学に向けての重要事項の確認、ビザ・航空券の案内、現地の生活でのコツや注意点、副代表Mikeのあいさつ、先輩の体験談および、先輩派遣生とのトークセッションの順番で行いました。
JSAF森山代表理事のあいさつ
JSAF代表理事である森山から派遣生に対して、挨拶をしました。
重要事項の確認
ここでは、危機管理、履修登録、プログラム費、ハウジング、大学への支払い等、特に今までの参加者から質問の多いことや、渡航するに当たり特に伝えなければならない重要な事項を細かく説明しました。また、ハンドブックに書かれている、留学するにあたっての有益な情報についてお話をしました。しっかりとした準備をしていくことで留学は成功をします。早め早めに準備をしていきましょう。
先輩派遣生の体験談
体験談は2部構成となりました。
第1部では先輩派遣生の自己紹介およびクラス全体からの質問に答えるというものでした。現地での生活のことや、先輩が経験してきたことをクラス全体で聞いていくというものでした。
現地大学で所属をしていたクラブや、留学を通して成長したと思うこと、一番大変だったこと、ルームメイトとの関係、日本人との関係などについてそれぞれ答えてもらいました。
第2部では先輩派遣生が一人ひとり分かれて個別に質問を受けました。派遣生は自分と同じ大学や地域、似たような校風の大学などに行った先輩のところに集まりました。ここでは3回シャッフルタイムがあり、自分の行き先だけではなく、実際海外でどのように生活をしていたのか、ボストンキャリアフォーラムに参加をした先輩派遣生のところに行く、在籍大学が同じ派遣生のところに行くなど自分の聞いてみたいことが聞けそうな先輩のところを3回に分けて回りました。
先輩派遣生:石黒理香子さん(オレゴン大学)・知見寺洋輔さん(カリフォルニア州立大学チコ)・松澤奈穂さん(ノースアラバマ大学)・飯田栞也さん(モンタナ大学)・島津貴久子さん(オークランド大学)・細川きり子さん(イーストアングリア大学)・横山楓さん(ユタ大学)・加藤友香子さん(インディアナ州立大学)・猿渡勝斗さん(ウェスタンオレゴン大学)
皆さんお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました!!
12月出発前セッション第二弾
今年よりスタートをした副代表Mikeによるセッション第二弾が終了しました。
12月13日~14日のどちらかに参加をしてもらい11月よりももっと実践的な内容を行いました。今回は学部留学派遣生を対象とした回でした。今から少しでも英語の表現を覚えておく、英語を勉強しておくことで最初からいいスタートを切ることができるという復習をした後今回は「Small Talk」についてMikeよりお話がありました。
Small Talkはバス停やレジに並んでいるとき、店員さんとの気軽な会話になります。欧米圏ではごく普通に行われていることではありますが日本人は苦手とする人が多いとされています。難しく考えるのではなく、天気のことや学生であれば授業についてなど当たり障りのない内容を話すことが大切です。プライベートのことや踏み込んだ内容や嘘を言ってはいけません。MikeからSmall Talkとはどんな会話?と質問をされた派遣生は自分なりの考えを述べていました。「好きな食べ物」と答える派遣生もいましたがそこまで踏み込んだ質問である必要はないとMikeから教えてもらいいくつかサンプルを教えてもらいました。
また挨拶もコミュニケーションにおける大切なツールではありますが簡単なようでできていない人が多いようです。「How are you?」という問いかけには「good」と答えるだけでいいにも関わらず考えすぎて「I’m sleepy」「I’m hungry」などと答えてしまう日本人が多いとMikeが言うと大きく派遣生はうなづいていました。自分もそう答えてしまっているという反応も多くありました。
なかなかネイティブから日本人の英会話の特徴を聞くことはないので学生にとってもいい機会になりました。よくやってしまう誤った表現や、あまりしない方がいいことなどを聞き、気を付けることでもっと円滑にコミュニケーションをとれるようになることを望んでいます。
今回も非常に内容が濃く時間が足りないセッションになりましたが参加をした学生からは下記のようなコメントが寄せられました。
「クラスでどのように学んでいくのか学んだ。Small Talkなど積極的に取り入れていこうと思った」
「コミュニケーションの心配が少なくなった」
「英語を90分聞く機会がなかなかないのでよかった」
「とても役に立ちました。アメリカに行く前に海外の授業の雰囲気を知り初日から積極的に参加しないといけないと思うことができて良かった」
【12月13日の様子】
【12月14日の様子】
JSAF新サポート開始!!
2018年春派遣生より新たに開始した出発前のセッション第一弾が終了しました。
11月21日~24日のいずれかに参加をしてもらいJSAF副代表のMike Matsunoより現地での生活により早く馴染みやすくするための心構えについてレクチャーを行いました。Mikeは内閣府 グローバルユースリーダー育成事業「シップ・フォー・ワールド・ユース・リーダーズ」Faculty Advisor およびCalifornia State University, Monterey Bay国際教育コンサルタントとして活躍した後、JSAFの副代表に就任をしました。
こちらのセッションは12月にもあり、初回は基礎的な内容になりました。
まずは40分ほど全体を通してMikeからレクチャーをしました。「なぜ留学をしたいのか?」という問いかけに対して様々な声が上がりました。英語ができるようになることがゴールなのではなくそれは通過点にすぎません。
英語ができるようになってできること、視野が広がることが最終的なゴールになります。ゴールは様々であれ、貴重な留学という経験をより最大限活かすためにできることをMikeからお話をしました。英語を普段話す機会がない学生も今回は英語で自分の考えをMikeに伝えなければならなかったのでいい機会になったのではないでしょうか。
「留学をしたら沢山英語を勉強するようになるから今は勉強しなくても大丈夫」というのは誤った考えであり、今からできる限り英語を勉強しておくことでより良い留学のスタートを切ることができます。
派遣生の皆さんには今から少しでも英語に触れて、現地に行ってから120%の力で毎日様々なことに挑戦をして頑張ってほしいとMikeから激励がありました。その後はグループに分かれました。今回は初めての試みということもあり、学部留学・語学留学両方の派遣生を同日に呼びました。そのためグループワークでは学部留学のグループ、語学留学のグループで分かれました。
「留学中に不安なことは?」という質問に対してそれぞれ不安なことが異なり、JSAFスタッフとしても学生がこんなことが不安になっているのだと改めて知るいい機会になりました。一人ひとりの不安なことに対してMikeがアドバイスをしていきました。語学留学の方では、握手の仕方やSmall Talkの始め方、自己紹介の仕方など基本的であるがとても大切なところを話していきました。
学生からは下記のような感想が返ってきました。
「1人ずつ不安ごとを聞いてくれてそれに対する答えを聞けたところが良かった」
「留学するにあたってもっと積極的にならなければいけないと再認識した」
「あいさつの仕方を詳しく説明してくださったのがとてもありがたかったです。また最初のお話も面白かったです」
「留学を通して英語だけではなく、多くのことをエラえるチャンスがあるということを知れてモチベーションがあがりました」
などなど多くのコメントがありました。今回のセッションで得られたものは一人ひとり異なりますが同期派遣生と早い段階で連絡先を交換できたり、留学準備をしたり、モチベーションを上げておくことで
より良い留学生活のスタートを切ることができることでしょう。
【11月21日実施の様子】
終始、真剣な様子で最初のレクチャーに耳を傾けたのち、グループワークになると少し緊張がとけ、笑顔が見えていました。
【11月22日実施の様子】
2日目は人数がとても多く熱気に包まれていました。ペアワークで不安なことを聞き合う時間を設けてそれぞれが発表をしていました。
【11月24日実施の様子】
3日目はアメリカに行く派遣生とそれ以外の国に行く派遣生で分かれグループワークを行いました。
国ならではの悩みなどが出ていてとても楽しんでいる様子でした。