JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE
大阪市立大学商学部商学科2年
- 留学先 :キャロルカレッジ
- 留学時期:2018年8月~2018年12月
- 留学期間:1学期間
大学キャンパスの設備、雰囲気
キャロルカレッジはモンタナ州の州都ヘレナという自然豊かでのどかな田舎にあります。Regional college西部1位にランクされる地方の名門校で、全校生徒は1200人ほどの小さなコミュニティが特徴です。またカトリックの学校で、4つの寮すべてにチャペルがあります。建物もとても美しく、私の住むSt.Charlesはまるでお城のようです。 大学内の施設も充実しています。食堂(通称STAC)は、ブッフェスタイル、朝7時から夜7時30分まで利用可能で、毎日メニューが変わるため飽きることなく楽しめます。もし食堂の料理に飽きても、ラウンジの横に共同のキッチンがあるため、自炊も可能です。また、大学内には2つのコーヒースタンドがあり、それらはすべてIDカードで利用可能です。図書館は2階あり、下の階には個室の自習室もあります。ほぼ毎日夜中の12時まで空いているため勉強場所に困らずとても便利です。また、4つの寮すべてにラウンジがあり、友達と映画を観たり、同じ寮に住む学生と話したりできる憩いの場です。ジムは、十分すぎるほどウエイトやトレーニングマシーンが完備され、また、朝早くから夜遅くまで開いているためスキマ時間を利用して通っていました。また、ジム内で現地の学生とバレーや卓球など一緒にスポーツをし、仲を深める良いきっかけにもなりました。ジムの隣にはアメリカンフットボールのフィールドがあり、Homecomingに行われるゲームでは、キャロルのほぼすべての生徒とその家族がホームチームを応援します。その他にも、なにか困ったことがあれば寮の入り口付近にフロアの代表であるCAが助けてくれますし、Wi-Fiもキャンパス内ならどこでも利用可能ですし、施設は十二分に整っています。
大学のある街・治安
どんなところですか:モンタナの州都ヘレナの中心部に位置しています。学校から車で数分行くとWalmartやTargetといった大きなスーパーマーケットがあります。しかし街自体はそれほど大きくはなく、キャンパス外でもよくキャロルの学生を目撃します。 ダウンタウンまでのアクセス:徒歩で5分あればいけます。 お薦めスポット:個人的には、シネマがおススメです。特に8月~12月の間、月に1度上映されるジブリ映画を見に行くことが楽しみでした。英語で吹き替えされていたので自身も新鮮で面白く、また、現地の友達の、日本のアニメに対する反応を見ることも面白かったです。また、St. Helena Cathedralというまるでハリーポッターに出てくるお城のようなチャペルもおススメです。一度Sunday Massに参加した時に、息をのむほど豪華絢爛なパイプオルガンの音色と、きらびやかなステンドグラスの数々に圧倒されました。 その他:キャロルカレッジは地元のヘレナコミュニティと密接にかかわっています。ダウンタウンのお店を営む人々はキャロルにルーツを持つ方が多く、気さくに話しかけてくださいます。また、ボランティア活動も盛んです。私はフードバンクに興味があったため、Helena Food Shareという団体に食料を寄付し、実際に訪問してどのような活動をしているのかを実際に見てきました。その時に出会った一人の男性は実は5年前までキャロルのPresidentをなさっていたそう。ヘレナコミュニティと学校の結びつきの強さに感動しました(笑)。
キャンパス内:治安はとても良いです。自分の部屋のドアだけでなく寮の建物自体のドアもオートロックですし、夜は警備の方が巡回してくださっていることも心強かったです。また、寮がキャンパスの真ん中に位置していたため移動距離が少なく夜でも安全に通行できました。 キャンパス外:キャンパス内に比べると治安は劣りますが、それでもアメリカとは思えないほど治安はとても良いです。
学生同士の交流・友人関係
現地の学生:ルームメイトが留学生であったこと、また、私のとっていたクラスのほぼすべてが留学生わたし一人であったことから、現地の学生と関わる機会は大いにありました。キャロルに留学生が少なかったこともあり、留学生に関心を持ってくれる人も多く、クラスやイベントを通じてたくさんの友達をつくることができました。その中でも仲良くなった何人かの友達には、家に招待してもらったり、休日に一緒に出かけたり交友を深めることができました。 何人かのクラスメイトたちとも仲良くなり、授業で理解できなかったところを教えてもらったり、授業後に朝ご飯を食べながらたわいもない話をして楽しみました。また、現地の学生たちは本当に優しく、顔なじみがない人でも道ですれ違ったらニコッと微笑んでくれるし、クラスメイトもキャンパス内で出会うとよく声をかけてくれます。わからないことがあれば彼らに尋ねると快く答えてくれます。最初の方は留学生が少ないということが自分にとってすごく不安要素だったのですが、現地の学生たちはすごくあたたかく、困ったときは助けてくれるので、本当にありがたかったです。 他の国からの留学生:キャロル自体留学生が少なく(全体の1.6%)、今学期の留学生は日本、ドイツ、レバノン、グアテマラからの計6人でした。彼らとは毎日食事を共にし、週末にはそろって出かけたり、テスト前には共に机に向かったり、留学生同士のコミュニティは留学生活の大半を占めていたと思います。Fall break, Thanksgiving には彼らと旅行にも行きました。考え方やバックグラウンドが全く異なる彼らと、日々たわいもない話をして笑い合い絆を深め、時には真面目な話をして自分の文化を見つめることができました。彼らと共に過ごした時間は本当に素晴らしいものでした。 日本人:日本人は私を含めて3人いました。彼らとは留学中は日本語を使わないと決め、お互いに英語力の向上に努めていけたと思います。私たちは3人とも出身地が異なり、日本のことについて現地の子に聞かれたときに、私たちの回答がよく異なることがありました。日本人同士でもたくさんの“カルチャーショック”が発見できたことは面白かったです。また、11月のInternational weekという海外の文化を紹介するイベントが行われる週では、もう一人の女の子とカフェテリアで現地の学生に日本食を振る舞いました。学期終わりには、彼女とキャロルの学生と3人で、1週間ワシントン、ニューヨークに旅行に行く予定です。何か留学先で困ったことがあればお互いに相談して支え合える、とても心強い素晴らしい仲間です。
滞在(ホームステイまたは学生寮)
ルームメイトは現地の学生で、軍隊に所属し、趣味はハンティングと釣りという、とてもアクティブで自分とは異なるバックグラウンドをもつ面白い子でした。また、彼女は毎日9時30分に就寝し、5時30分には起床という類を見ないほどの典型的な朝方だったのですが(笑)、わたしたちはともに朝早くのクラスがあったため、生活スタイルが似ていてよかったと思います。最初のころはお互いに様子をうかがっていたこともあってあまり込み入って話すことはありませんでしたが、だんだんお互いによく話すようになり、学期末には家に招待してもらい野生のシカをいただき、乗馬も体験させてもらいました。日本では体験できない素晴らしい経験でした。
留学の目的について
新しいことをたくさん経験し視野を広げること、自身の文化をたくさんの人に知ってもらい、自身の発信力を高めること。また、英語力の向上。具体的には自身の大学の単位認定となるTOEICスコア850点を超えることを目標としていました。
留学を通して身に付いた、成長したと感じる点
“自分”についてより深く知ることができたことです。日本では圧倒的マジョリティだったわたしが、 “数少ないキャロルの留学生”として参加し、自分が初めてマイノリティ、つまり“現地の人と違う考え方を持つ人”になったと気付いてから、自分って何なのだろうと改めて考えるときが増えました。自分の価値観が周りと異なっていることで、改めて他人と異なる自分に気づき、自分の良さや良くないところを発見できたことは大きな成長だと思います。
留学を通しての現在の想い
日常生活と宗教についての関わりの深さです。日本は宗教意識が比較的低い国であるということは知っていたのですが、逆に具体的に日常生活と宗教がどのように結びついているのかは全く想像したことがありませんでした。キャロルはカトリックの学校で、平日、休日にはチャペルでマスがあり多くの学生が参加しています。その他にも、週1回のフロアミーティングではバイブルスタディがあったり、キャロルのほぼすべての部屋でキリストの十字架を見ることができます。わたしはキャロルに来る前には何も前提知識がなかったのですが、一度バイブルスタディに参加した際、キリスト教についてもっとよく知りたいと思い、友達に1から教えてもらいました。クリスチャンにとって、キリストの教えが日常生活にもたらす影響が、想像していたよりもはるかに大きかったことにはびっくりしました。
今後の進路、目標について
わたしは留学前からもともと公務員になり、地元の県庁で働くことが夢で、留学後もその意思は変わっていません。特に考えているのが観光に関わる仕事です。わたしの出身地には外国人に人気の歴史的に有名な建物がたくさんあり、そこでの観光客増加のプロモーションに関わりたいと考えています。そこで英語のスキルを活かしたり、他国の文化を学ぶことができることも観光分野の仕事の良いところだと思います。帰国してから3か月後に公務員試験の勉強を始めようと考えています。
同じ大学へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いこと
キャロルは、冬はとても“寒く”きびしいですが、その分人はとても“あたたかい”です。最初の方は困ったりわからないことがきっとあると思います。そのときは自分で解決しようとするのではなく、すぐに現地の人に尋ねたり助けを求めてください。尋ねることは全く恥ずかしいことではありませんし、現地の学生や教授は優しい人ばかりで、快く支えてくれたり手助けをしてくれます。また、自分の文化をたくさん発信してください。キャロル自体留学生の割合が少なく(全体の1.6%)、現地の学生の中には海外の文化にあまり触れたことがない人も多くいます。実際わたしのクラスで調査を行った結果、25人中日本文化にまったくなじみのない人は90%を超えていました。キャロル内のイベントでもInternational weekなど日本の文化を発信する機会は大いにあります。自分が“日本代表”であることを忘れずに、自分の文化について前のめりになって発信していってほしいと思います。また、モンタナには壮大で美しい自然が広がっています。“Get lost in Montana”という言葉があるように、モンタナに来たならば、ぜひキャンパス外にも足を運んでアウトドアアクティビティを楽しんでください。最後に、キャロルは、自分から積極的に行動していけば、多くの人が思い描くような“留学生活”ができる最高の場所です。せひ最高の仲間と最高の留学生活を謳歌してほしいと思います。 ○ 上記の質問以外で、留学を通しての現在の想いについて、自由に書いて下さい。
プログラム費以外でかかった費用目安
生活費 | ミールプラン以外の食事代:外食一回15$ほど(チップ10%を含む)、携帯電話料金:150$(一か月50$のプランに加入していました。) |
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航空券代 | 国際航空券代(往復):3,000$(デルタ航空) |
教材費 | 学部: 250$ |
その他 | 個人的な諸費用(こづかい、買物代など)合計:300$ほど※日用品 100$、冬物用品150$、その他スナック50$ モンタナ州は消費税が0%です! |
渡航前に日本で準備しておけば良かったこと
リスニング 日本の文化の紹介 国際学生証
日本から持ってくれば良かった物
到着した次の日に具合が悪くなって部屋からでられず食べ物も手に入れられなかったので、すぐに食べられるインスタント食品とフォーク・スプーンもしくは箸を持ってきておけばよかったです。 友達に助けられることが多かったので日本のお菓子をお礼にあげたりしていたのですが、もっとたくさん持ってくればよかったと思いました。 アメリカの文房具は高かったり性能がそんなによくなかったりするので、日本から予備の分も持ってくればよかったです。 耳かきはアメリカに売ってないので持ってくるべきでした(綿棒で代用していました)。 思った以上に寒くなるのが早かったので夏服より冬服をたくさん持ってくるべきでした。
到着後すぐに購入が必要だったもの
ハンガー、ティッシュペーパー、シャンプー類、洗濯をするための洗剤
学生生活
1週間のおおまかなスケジュール
月・水・金
8-9 準備・朝食
10-11 クラス
11-13 勉強
13-14 ランチ
14-17:30 勉強
17:30-19 ディナー
19-21 勉強
21-22 small group (月曜日のみ)
22-23 勉強
23:30-24 睡眠の準備・睡眠 金曜は夜遅くまで映画を見たりゲームをしたりしました。
火・木曜日
9-10 準備・朝食
11-12 クラス
12-13 ランチ
13-14:15 勉強
14:15-15:30 クラス
15:30-17:30 勉強
17:30-19:00 ディナー
19-23:30 勉強
23:30-24 睡眠の準備・睡眠
土日
9 起床
11:30-12:30 ランチ
13-17:30 勉強
17:30-18:30 ディナー
19:00-23 勉強
大学のサポートセンター(ライティングセンター、チューターなど)
私はwritingの課題が出るたびにTutorという学生が勉強の指導をしてくれるシステムを利用しているのですが、文法・構成・ワーディングの細かいところまでわかりやすく説明してくれて、とても助かっています。添削するだけでなく解説も詳しくしてくれるので自分でwritingに取り組むときに前回解説してもらったことを踏まえることができ、writing力の向上につながっています。また、メールでドラフトを送るとGoogle documentで添削してくれたりもしたので、時間がない時も助かりました。
課外活動
最初の一週間ほどのイベントにはほぼ全部参加していました。また、時々行われる大学のイベントで興味があるものには積極的に参加していました。またISN (Intercultural Students Network)という留学生が主体となった団体があって、ボランティアをしたり、カフェテリアでお好み焼きを作って振舞ったりしました。
もう一人の日本人の女の子の卓球がとても上手で、よく皆で卓球をしたりしていました。また、最後の一カ月くらいだけバレーボールをしました。雪が降るのが遅かったのであまりできませんでしたが、スキーにも行きました。
留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出
一番いい思い出は、友達と過ごした日常の全部です。みんな本当に優しくて面白くて、Carrollを離れた今、友達と過ごした日常を思い出すととても恋しくなります。友達のおかげで本当に楽しい毎日を送ることができました。
一番の息抜きの方法
友達とおしゃべりをすることです。嫌なことがあっても、ご飯を一緒に食べて話しているうちに大体は忘れてしまっていました。また、映画を見たり週末はたまに出かけたり、課題が山積みでもそういった息抜きをすることは大切だと思います。
休み中の過ごし方
Fall Breakは他のInternational Studentとその友達とLos Angelsに行き、ThanksgivingはPortlandにある友達の家に他のInternational studentと一緒に訪れました。どちらも留学中のいい思い出となりました。
日本の家族、友人との連絡頻度
家族にはたまに写真を送り近況報告をしていました。他の国で留学している友達と留学に関して電話で話すことも多くありました。一カ月たったころからなぜかLINE電話で通話ができなくなり、FacebookのMessengerを使っていました。
学部授業
- コース番号 :PO100
- 授業タイトル:Introduction to Politics
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
Exam①: 85 (B) ②まだ受けていません
Paper①: 83 (B)
Paper②: 75 (C)
Class Participation (10%) Paper 1 (15%) Mid-term Exam (20%) Paper 2 (25%) Final Exam (30%)
授業を通して学んだこと(授業内容)
前半ではマキャベリの君主論・後半ではプラトンの国家を読みその内容と解釈に関してレクチャーが行われました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
レクチャーがテキストブック外の発展した内容に及ぶことが多く、理解が難しいことがありました。特にキリスト教、古代ギリシャ、哲学の解釈になると複雑でした。教授がとてもやさしく、オフィスアワーに何度も訪れて質問をしましたが、親切に答えてくれました。
学部授業
- コース番号 :PO222
- 授業タイトル:US Foreign Policy
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
Quizzes – 18% Exams – 57% Analytical Essays – 18% Attendance, Participation & Class Assignments – 7% Quiz: 平均して80.8/100 Exam①: 65 (D) Exam②: 72 (C-) ③はまだ受けていません Essay①: 76 (C) Essay②: 84 (B)
授業を通して学んだこと(授業内容)
アメリカの対外政策が決定される過程、影響を与えるファクター、各省庁の役割。現在の国際問題・紛争への政策に関するディスカッション
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
間違いなく一番ハードなコースでした。毎週のクイズは読む量も多く内容も難解で、またテスト、レポートの他にディスカッションにも備える必要があったので作業・課題量がとても多かったです。
学部授業
- コース番号 :AN/SO-218
- 授業タイトル:Intro Native American Studies
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
Exams (3 at 20% each) 60%
(3回目はoptionalで二回のテストの結果に満足している人は受けなくてもよかったので受けませんでした。)
Term paper 40%
Exam①: 81
Exam②: 79
Paper: 85
授業を通して学んだこと(授業内容)
アメリカ先住民の歴史・adaptationの過程・ネイティブアメリカンの抑圧の歴史
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
授業は比較的わかりやすかったですが、遺跡の出土物の固有名詞や植物などの単語が分からないことが多く苦労しました。また、テスト勉強の暗記量が多く苦労しました。
学部授業
- コース番号 :CO/CS 130
- 授業タイトル:Viral Video
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
Attendance & Participation 10% Social Commentary 5% Commercial 10% Music Video 15% Movie Sequence 15% A day in the life… 20% Final Project 25% 製作したビデオと出席で成績が出ます。それぞれのビデオの成績は不明です。
授業を通して学んだこと(授業内容)
カメラワーク・効果的な編集
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
広義に解釈できるテーマを与えられ、自分のアイディアを動画とその編集で表現するのはとても楽しかったです。
学部授業
- コース番号 :SO101
- 授業タイトル:Introduction to Sociology
- 単位数 :3単位
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
(1)Attendance & Participation 15% (150 points), (2)Short research projects 20% (200 points), (3) Group-lead day 10% (100 points), (4) Exam #1 15% (150 points), Exam #2 15% (150 points), Exam #3 25% (250 points) Total: 100% 1000 point 自身の成績 (1) Attendance & Participation 100% 150 point (2) Short research projects 100% 200 points (3) Group-lead day 96% 96 points (4) Exam #1 70% 105 points Exam #2 80% 120 points
授業を通して学んだこと(授業内容)
この授業では、社会学入門のクラスで、社会を構成する様々な要素をアメリカの実際に起こっている問題と照らし合わせて学ぶものです。授業は教授のレクチャーが約半分、プレゼンやグループアクティビティが約半分です。特に日本ではあまり深く学ぶ機会の少ない移民問題、収入格差、人種差別、ジェンダーについてのたくさんの新しい知識を得ることができ、とても興味深かったです。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
楽しかったことは日本の文化を紹介できる機会がたくさんあったことです。ペーパーやプレゼンでは、日本とアメリカの文化を対比して自分なりに分析し、それを発信してフィードバックをもらいました。これらは日本を客観的に捉える素晴らしい機会でした。反対に苦労したことはリーディングです。ほぼ毎回の宿題にリーディング約30ページが出ます。最近の記事にときはトピックが興味深いものが多かったため助けられたのですが、「共産党宣言」などの硬い文章が出たときは、前提知識もなかったためとても苦労しました。この授業は私がとっていた授業の中で、一番現地で学ぶ価値が十分ある授業だと思います。
学部授業
- コース番号 :CO101
- 授業タイトル:Basic Communication
- 単位数 :3単位
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
Quizzes (5 of 6 count) 30%, Introduction Speech 5%, Informative Speech 15%, Persuasive Speech 15%, ECAs 20%, Group Application Project15%
授業を通して学んだこと(授業内容)
スピーチが3回と、レクチャー、グループワークが主な授業内容です。レクチャーでは主に効果的なパブリックスピーキングの手法、コミュニケーションとマスメディアや文化などの関わりについて学びました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
この授業は私がとった授業の中で、一番帰国後にも役に立つスキルを学べたと思います。特にわたしは人前で話すことがあまり得意ではなかったため、とてもタメになったと感じています。またクラスもとてもオープンで生徒がなんでも発言できる雰囲気で、教授も面白く、楽しんで授業にのぞめました。
学部授業
- コース番号 :BA100
- 授業タイトル:Introduction to Business
- 単位数 :3単位
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
3 exams @ 100 points each 300points, Weekly online Moodle quizzes 100points, Individual book paper/presentation 50 points, In class current business topic/discussion 25 points, Discussion Forum 25 points, Attendance 100 points, Total 600 points 自身の成績 1, exams @ 100 points each 202 points 2, Weekly online Moodle quizzes 74,23 points 3, Individual book paper/presentation 50 points 4, In class current business topic/discussion 25points 5, Discussion Forum 25points 6, Attendance (Participation) 100 points
授業を通して学んだこと(授業内容)
マーケティング、マネジメント、ファイナンスなどの多分野におけるビジネスの基礎知識を学びました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
授業内容は自身がBusiness専攻であったことから既知のものが多く、そんなに苦労はしなかったですが、アメリカならではの今まで知らなかった考え方を学べたことは面白かったです。また、教授がとても気さくで親身になってくださったことはとてもありがたかったです。
学部授業
- コース番号 :PSY105
- 授業タイトル:General Psychology
- 単位数 :3単位
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
Exams 3 @ 100 points each = 300 points (75% of Total Grade), In-Class Assignments or Quizzes 15 @ 4 points each = 60 points (15% of Total Grade), Out-of-Class Activities (see handout) 5 hours @ 8 points each = 40 points (10% of Total Grade) 自身の成績 Exams 251.66 points (83.89%) In-Class Assignments or Quizzes 60 points (100%) Out-of-Class Activities 44 points (110%)
授業を通して学んだこと(授業内容)
基本的な心理学の知識を学びます。4人の教授によるオムニバス形式です。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
心理学はほぼ前提知識がなかったため、内容によってはついていくことが大変だと感じるときがありました。しかし、4人の教授はとても親切な人たちばかりで、試験前には親身になって質問に答えてくださりました。実際に心理学の実験に参加する機会もあり、面白かったです。
学部授業
- コース番号 :LAS105
- 授業タイトル:College Success
- 単位数 :1単位
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
シラバスは特になく、毎回何かしらのライティング、または教科書からのクイズがありました。最終日にはプレゼンテーションを行いました。
授業を通して学んだこと(授業内容)
9月から10月の約1か月間の授業です。大学でどう学ぶかということを中心に、タイムマネジメントや効率の良い勉強の手法を学びました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
この授業は1回生向けだったのですが、自身に役立つスキルを学びたいと考え、履修しました。クラスをタイムマネジメントに関するワークショップがとてもためになりました。1週間の勉強カリキュラムを細かく定め、実際それを行うというものだったのですが、自分が気づかなかったスキマ時間をたくさん発見し、効率よく時間を行う手法が学べました。
授業の課題の中で、特にがんばったもの、自信作
エッセイ・ペーパー 科目名:SO101 題材:Short research paper 内容:調査型のペーパーで、自分が実際足を運んで人間観察やインタビューをし、その結果を社会学のセオリーや専門用語にあてはめてレポートとしました。3~5枚のレポートを、テーマごとに計4回書きました。 大変だったこと、やり遂げての感想:自分が座学で習った用語が、実際の生活にどう組み込まれているかを知るとても面白いペーパーでした。一番面白かったテーマは、”人は社会規範を逸脱されたらどのような反応をするのか“です。わたしはあえてみんなが右側を歩く中左側を歩き、向かってくる通行人の反応を観察しました(笑)。そして、わたしはこれらのペーパー4つすべてにおいて満点をとることができました。
プレゼンテーション 科目名:SO101 題材:Culture(文化の構成要因や何が文化を形作るのかを、他の文化と比較して発表する。 内容:3人グループでの50分間のプレゼンテーション 大変だったこと、やり遂げての感想:このプレゼンテーションでは、生徒が教授に代わって授業をするというものです。50分という前代未聞の時間の長さに衝撃的だったのですが、それよりも私が現地の学生たちと協力して求められているレベルのプレゼンをつくることができるのか、という不安の方が大きかったです。しかし、彼らは率先して案を出してくれたり私の意見も尊重してくれ、効率よく効果的に進めることができました。結果的に3週間前から準備していたこともあり、96%を得ることができました。
学部授業を総括して、日本の授業と違う点、留学先国の授業の特色、自分が感じたこと
現地の授業の一番の特徴として、教授と生徒との距離が近いことがあげられます。キャロルはほぼすべての授業が20人ほどの少人数制で、教授は全生徒の名前を把握しています。また、アメリカの大学にはオフィスアワー制度という生徒が教授のオフィスを訪れることができる時間を設けており、テスト前や勉強法などわからないことがあれば教授に質問していました。この制度は学習において本当に役立ちます。授業の開始すぐのころ、わたしは社会学の授業にまったくもってついていけず、半分泣きながらオフィスを訪れたことを覚えています。(笑)その時教授は本当に親切に接してくださり、それから週に1度オフィスを訪れ、個別にわからないことを質問しに行っていました。また、Businessのクラスの教授はとても気さくな方で、買い物に連れて行っていただいたことも、教授と生徒の距離が近いからこそできる貴重な体験でした。
JSAFサポートについて
サポート全体の感想
まず、わたしの思い描いていた“留学生活”がほぼそっくりそのまま実現できたことは、担当していただいた中野さんがわたしの要望と提携先大学を見事にマッチしていただいたことによるところが大きいです。本当にありがとうございました。また、JSAFの素晴らしいところの一つとして、JSAFの提携校は他の留学機関と異なり、現地の学生とのかかわりを重視した大学(主に田舎の大学)が多く含まれているということです。というのは田舎の辺鄙な大学には日本人留学生が少ないため、自分の行動次第では現地の学生とたくさん交流できる素晴らしい環境が整っているという特徴があります。わたしはこの特徴は留学するうえで最も重要なポイントの1つだと思っています。また、留学前にわからないこと、不安に感じたことは電話対応で丁寧に教えていただきました。留学中も毎回のメールマガジンにひとつひとつ丁寧に回答していただいたのも留学のモチベーションが上がりうれしかったです。
Pre Departure Orientation
こういった、留学中に起こりうる問題に関して予備知識がなかったので知ることができ有益でした。Small talk に関して、日本にはない風習なので例などを用いて解説されてその重要性を理解できました。
出発前オリエンテーションおよびEnglish Workshop
留学までに用意しなければないことが明確化されて、自分がしなければならないことがはっきりしたので、よかったです。時期をもう少し早くしていただけるともう少し余裕をもって理解と準備ができたと思います。
語学力について
留学開始当初と比べ外国語力はどのくらいついたと感じますか?
はい、英語力はかなりついたと感じます。特に日常生活で不可欠なリスニングとスピーキングについてはかなりついていると感じます。こちらに来てすぐのころは、現地の人が言っていることをほぼ聞き取ることができず、話についていくのに精一杯でした。ましてや自分が言いたいことを的確に相手に伝えることは本当に困難でした。しかし、学期終了間際には自分からアクティブに会話に参加できるようになりました。また、友達が自分のスピーキングの英語を褒めてくれたときは自分の成長を感じ、本当にうれしかったです。
語学力上達のために、工夫したこと、努力したこと
リスニング | ●苦労した点 実際、現地到着後の一週間ほどは、現地の人たちの会話スピード、テンポにまったくもってついていけなかったため、現地の学生が何を言っているのかが半分ほどしか理解できず、とても理解するのに苦戦しました。また、書き言葉ではなく話し言葉としての英語に慣れるのに時間がかかりました。 ●工夫した点 まず、最初のころは、授業はすべて録音し先生が言ったことの80%を理解するまで繰り返し聞いていました。1か月ほどしてくると徐々に耳が慣れ、日常生活の会話もだいぶ聞き取れるようになってきたと思います。また、友達との会話で聞き取れない単語やフレーズがあれば、恥ずかしがらずに相手に尋ねるよう心掛けていました。それを重ねていくうちに、書き言葉でなく話し言葉としての英語に親しめていきました。また、友達と映画を観るときは字幕をつけてもらうようにしていました。実際それはかなりリスニングの練習になったと感じています。 |
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リーディング | ●苦労した点 いくつかの授業で出された、30ページにわたるリーディングの課題は本当に苦労しました。ある1つのクラスは、そのリーディングをもとに授業中にディスカッションを行うため、筆者の主張をしっかりと理解することにとても時間がかかりました。 ●工夫した点 リーディングについては、日々のリーディング課題をこなしていくうちに自然と読むスピードが速くなったような気がします。また、それと同時に自然と文章構成がわかるようになり、筆者が言いたいことを理解することが容易になり、“理解したうえで読むスピード”も速くなった気がします。 |
ライティング | ●苦労した点 実際、ライティングに困ったことはほぼありませんでした。というのは、ライティングが評価されるのはペーパーを書くときのみであり、毎回のペーパーは提出前に必ず大学のチュータリングを使う、または友達に見てもらうようにしていました。そのため自身のライティングによって苦労したという経験はありません。ですが、文法の間違いがあまりにも多く、たくさん添削されたときは、自分の文法力のなさにショックを受けたときもありました。 ●工夫した点 まず毎回のペーパーを書き終わった後には、必ず誰かしらに添削してもらっていました。その時に学んだ表現はノートに書き留めるようにしていました。また、毎日短文でも日記をつけ、自分がその日言いたかったのに言えなかった!表現をメモしていました。自分がある表現を文字で表せられるということは話せるということで、それはスピーキングにもつながるため、とても力になったと感じています。 |
スピーキング | ●苦労した点 4技能の中で一番苦労したことがスピーキングです。なぜなら上達するまでの過程でとても時間がかかったからです。スピーキングを向上させるためにはまず相手の言っていることを理解する、つまりリスニング力を向上させる必要があります。わたしはリスニングが苦手だったためかなり苦戦しました。また、言いたいことが頭に浮かんでもうまく発音できず、相手に伝わらないことも多々ありました。 ●工夫した点 まずリスニングの力を伸ばすことに重点を置きました。また、ネイティブがよく使う会話に対するショートフレーズをまねてみたりしていくうちに、自然と会話のテンポについていけた気がします。また、友達が開いていた週に1回のスモールグループでは、バイブルスタディを通して自分の漠然とした考えや概念を言葉としてアウトプットしなければならなかったので、相手に自分の考えを伝えるとても良いスピーキングの練習になったと思います。 |