語学力重点プログラム(FLAP)体験談EXPERIENCE
ゴンザガ大学/Gonzaga University 2015年春派遣生の声(FLAP)
女性/慶應義塾大学文学部/3年生
2015年3月~2015年12月(9ヶ月)
○ 留学生活全体について
今回の留学の目的は何でしたか
英語力の向上。自分にしかできない留学生活を送り、自分と向き合う。
上記の目標は達成できましたか
達成できました。
○ 大学について
大学キャンパスの設備や雰囲気はどうでしたか
アメリカの大学にしては小さいキャンパスだと思いますが、こじんまりしていて良かったです。2015年秋に新しい建物ができたことも含め、設備はとても充実していました。
大学のある街・周辺の環境はどうでしたか
スポケーンは大きすぎず、小さすぎず、とても過ごしやすい街でした。遊ぶところが沢山あるわけではないので、逆に勉強に集中できる環境だったと思います。
キャンパス内外の治安について、教えてください。
アメリカではどこも同じだと思いますが、夜は1人で出歩くのは危険に感じました。キャンパス内はまだ安心して歩けますが、ダウンタウンは昼間でも注意した方が良い場所もあると思います。
学校スタッフについて、教えてください。
先生もスタッフの方も、全力でゴンザガでの留学生活をサポートしてくれていたと思います。困った時にはなんでも相談できる方々ばかりでした。
学校のおすすめポイントを教えてください。
ハイレベルなESLクラス。英語力に自信がないけれど、留学中にぐんと力を伸ばしたい人。
○ 授業について
授業では、どんな教材を使いましたか
教科書以外にも、新聞記事、リスニングトレーニング、リーディングのスピードアップトレーニング、ボキャブラリーのアプリなどがありました。
担当の教師について、教えてください。
マスター(TEASL)の授業を担当している先生がESLのクラスを教えていることも多く、クラスはハイレベルだったと思います。
現地での授業を総括して、日本の授業と違うと感じた点、留学先国の授業の特色、自分が感じたことなどを教えてください。
グループでの課題が多いこと。また、自分の意見を求められる場面がとても多いこと。ディベートをするといつも盛り上がり、かつ他国の文化と考え方を学ぶことができて、とても勉強になった。
○ 英語力について
英語力向上させる上で苦労した点はどのような点ですか? また、ご自身で工夫した点はどのようなところですか?(スキルごとに記入してください)
<リスニング>
苦労した点:早い日常会話についていくのが難しい。
工夫した点:経験と練習あるのみ。毎朝英語のラジオを聞き、友達と映画を見たり音楽を聞いたりした。積極的に大学主催の講演会にも行った。
<スピーキング>
苦労した点:一番の課題。プレゼンテーションは準備できるが、日常会話は特に難しい。
工夫した点:経験と練習あるのみ。友達と話す時間を沢山つくるようにした(ご飯に行く、遊びに行く、宿題を一緒にするなど)日本語を使う時間をかなり制限して、本当に英語のみの生活を送っていました。
<リーディング>
苦労した点:速読。
工夫した点:先生に言われた課題を忠実にこなした。(短時間で一定量の英語の文章を読む)。
<ライティング>
苦労した点:書きたいことを短い時間できちんと文章にすること。
工夫した点:日記を毎日つけた。最初は時間がかかったが、慣れてくるとすらすら書けるようになった。
勉強するのに役立つ教材や方法など
Quizletで単語を覚えるのが好きでした。単語帳より実用的で、私には向いていました。
留学開始当初と比べ英語力はどのくらいついたと感じますか?(その理由)
とても上がったと思う。日常会話に抵抗がなくなり、日本語で友達と話すときと同じくらいの量を英語で友達と話すことができるようになったから。
○ 学校生活について
現地学生や留学生とは、どのように交流しましたか
とにかく大学、語学学校主催のイベントに自分から積極的に参加していました。昼ごはんや夕飯も、ルームメイトや友達を自分から誘っていました。
課外活動には参加しましたか? 参加した場合は、内容や感想を教えてください。
コミュニティカレッジのESLクラスにボランティアに行きました(春学期)。バスで一人で行かなくてはならなかったのが少し怖かったですが、難民の方や移民の方と接する機会が得られて、勉強になりました。
友達やクラスメイトとの交友関係、付き合い方を教えて下さい。
ESLの友達とは一緒に過ごす時間が長く、とても仲を深められた。お昼・夜ご飯を一緒に食べたり、宿題を一緒にしたりすることで、少しずつ距離が縮まっていった。自分からよく誘っていた。
一番の息抜きの方法は何でしたか
友達とおいしいものをたべること。ジムに行って運動すること。
留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出をそれぞれ教えて下さい。
良い思い出:大学を出る日に、最も仲の良かった友人たちがかけつけてくれ、寮の退出準備や荷物をまとめるのを手伝ってくれたこと。最後の最後まで、私は一人ではなく、大好きな友人に囲まれて、一緒に泣いて笑って過ごせたこと。
大変だった思い出:文化の違いから、冗談を言っているのか、本気で言っているのか理解できず、傷ついたことがあった。おそらく冗談だったのだろうが、お互いに英語が母国ではないこともあって、ニュアンスが伝わらず、理解に苦しんだ。
生活費(月のお小遣い)はどのくらいでしたか。
5万円
日本から持ってくれば良かった物
ドレス用の靴、体温計
○寮について
滞在環境について、教えてください
Kennedy Apartment(アパートメントタイプの寮)、3人部屋で学校から歩いて10分程度の場所。
ルームメイトはいましたか?その場合、どんな方でしたか?ルームメイトとの生活についても、教えてください
1回部屋を変わっていますが、各時期に2人、アメリカ人のルームメイトがいました。ルームメイトとは一緒に住んでいる分、たくさんの時間を共有しており、とても仲良くなりました。ご飯を食べに行ったり、部屋で映画を見たりしました。普段の生活について、どんなことがあったのか、沢山お互いに話していました。
食事はどのようにとっていましたか?
ミールプランがあったので、昼と夜はカフェテリアで基本的に食べていました。朝ご飯は部屋で済ませることが多かったです。
○ 留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか。
人にわけへだてなく接することができるようになった点。オープンマインドな性格になりました。また、上記の点は自分に自信を持つことにもつながりました。最後にはオフィスでアルバイトをさせていただくことができるまでに成長しました。
○ 留学先の国、大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点はありますか。
アメリカはやはり人種が多様な国だと思いましたが、地域や都市によってかなり違うと感じました。ゴンザガ大学(スポケーン自体も)は白人の比率がかなり高かったです。
○ これからの目標、進路についてはどのように考えていますか。
学んだ英語を失わないように、大学で英語で行われる講義を取ったり、親友の出身国の言葉の勉強をはじめたいです。日本にいる留学生の手伝いをするボランティアも始めたいです。将来は、海外と何かしらのつながりのある仕事や企業で働きたいです。
○ 同じ留学先へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いことを教えて下さい。
ゴンザガ大学は勉強するのに適した大学だと思います。少人数の授業、大学周辺も都会すぎず自然が豊か、スポケーンの人は皆親切です。小さなコミュニティですが、とても恵まれた環境だと思います。
○ 上記の質問以外で、留学を通しての現在の想いについて、自由に書いて下さい。
留学という経験は、良い意味で自分にたくさんの変化をもたらしました。世界各国に友達がいるということで、どの国の出来事も身近に感じられるようになりましたし、これからも沢山のことを貪欲に学ぶ姿勢を忘れずにいたいです。
○ JSAFへのメッセージ
ゴンザガ大学は私にぴったりの大学だったと思います。出発前には不安だらけでしたが、現地のスタッフの方、先生方、友達に助けられ、最後は泣いてお別れをするほどにゴンザガを楽しんでいました。JSAFの方々の毎月のメールで自分の留学生活を定期的に振り返ることができ、中だるみなどをせずに常に全力で留学生活を送ることができたと思います。自分の英語力が上がってくるにつれて、現地でのやり取りを自分でした方が早い場合がありましたが、JSAFを通して手続等をすると時差の関係も含めて時間がかかったので、難しい場面もありました。ですが、私の留学を支えてくださった全ての方々に、感謝の気持ちいっぱいです。