語学力重点プログラム(FLAP)体験談EXPERIENCE
カリフォルニア大学サンディエゴ/University of California, San Diego 2015年春派遣生の声(FLAP)
留学レポート(抜粋)
カリフォルニア大学サンディエゴ派遣生
女性/獨協大学外国語学部交流文化学科/3年
2015年3月~2016年3月(約12ヶ月)
○ 留学生活全体について
今回の留学の目的は何でしたか
英語力の向上のため。
上記の目標は達成できましたか
はい、達成できました。
○ 大学について
大学キャンパスの設備や雰囲気はどうでしたか
大学のキャンパスが非常に広くて様々な設備があり、大学付属のプログラムだったのでそれら利用できたことは良かったです。語学クラスの教室がある建物の設備も基本的には良かったのですが、現地では留学生も含め暑がりな人が多くてエアコンの温度が低く設定されており、調節ができないので教室が寒すぎたりすることはよくありました。語学学校の生徒は基本的にアラビア人とアジア人がほぼ9割なので、多様性には少し欠けていたかなと思います。中級クラスでは日本人の数が多かったです。メインキャンパスでは非常にアジア人の学生が多く(7~8割)、その点も驚きました。
大学のある街・周辺の環境はどうでしたか
海が近かったりショッピングモールも近くにあったりと、充実していたと思います。
キャンパス内外の治安について、教えてください。
治安は比較的良いです。でもキャンパス内の駐車場で毎回同じ不審者に道を聞かれることがあり、友達も同じ人によく遭遇していたので、少し怖いと感じました。
学校スタッフについて、教えてください。
スタッフの対応は良かったと思います。しかし次学期の登録の際に毎回非常に時間がかかり、約2時間列に並ばなければならなかったので、その点は見直してほしいと思っていました。
学校のおすすめポイントを教えてください。
海が近く、非常にいい風が吹いてきます。また大学の敷地も広々としていて、ゆったりと過ごすことができました。
○ 授業について
授業では、どんな教材を使いましたか
一般に販売されている教科書やその授業の先生が作った専用の教科書を使いました。しかし教科書は値段が高い場合が多く、毎学期授業が変わるごとに違う教科書を買わなければならなかったのは金銭面で大変でした。たまに授業で教科書を全く使わないのに購入させる先生もいたので、その点は見直してほしいと思いました。
担当の教師について、教えてください。
先生は人によって差が非常にあり、ある先生は教え方もよく授業も充実していましたが、ある先生は生徒の質問にきちんと答えてくれなかったり、国同士の繊細な政治問題をその国の生徒たちの前でからかいながら話して意見を聞いたりと、配慮に欠ける方もいました。
現地での授業を総括して、日本の授業と違うと感じた点、留学先国の授業の特色、自分が感じたことなどを教えてください。
日本の大学でのものとは違い、現地では生徒たちが授業中積極的に意見を言っていました。また、グループワークやペアワークが多かったです。
○ 英語力について
勉強するのに役立つ教材や方法など
机に向かって勉強するより現地の方々と実際に会話をすることが一番自分の英語力向上につながりました。
留学開始当初と比べ英語力はどのくらいついたと感じますか?(その理由)
日本にいた時は全く英語を話す機会がありませんでしたが、アメリカでは毎日英語を話す機会があったのでスピーキングの力は特についたように思います。
○ 学校生活について
現地学生や留学生とは、どのように交流しましたか
メインキャンパスに日本文化や日本語を学びたい学生が集まるクラブがあり、そのイベントに参加したりしました。
友達やクラスメイトとの交友関係、付き合い方を教えて下さい。
特に特別なことはなく、日本にいた時と同じだったと思います。宗教的なことや政治的なことに関しては少々デリケートなこともあるので、少し気をつけていたと思います。
一番の息抜きの方法は何でしたか
現地でできた友人たちと出かけたりイベントに参加したりすること。
留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出をそれぞれ教えて下さい。
良い思い出:フロリダのディズニーワールドをはじめ、現地の様々な観光地に行ったこと。
大変だった思い出:旅行時の飛行機の遅延やちょっとしたトラブルなど。
生活費(月のお小遣い)はどのくらいでしたか。
100ドルくらいだったと思います。
日本から持ってくれば良かった物
冬物コートやブーツ(サンディエゴは冬の間は少し寒かったので)
○ ホームステイについて
滞在環境について、教えてください(家族構成、生活スタイル、家の中の様子など)
家族構成は父、母、娘、私含め留学生4人。また孫夫婦がよく家に泊まりに来ていました。
孫夫婦など家族が家に集まることが多かったので、常に家は賑やかでした。
ホストファミリーとの生活はいかがでしたか?楽しかったこと、苦労したことなど教えてください。
ホストファミリーはとても良い人たちでした。特に家のルールもなく、とても自由に過ごせました。
苦労したことは交通の便が悪いことです。まずバス停まで家から徒歩20分かかり、バスも夜の8時以降は運行していないので、友達と遊びに行くのが大変な場面は多かったです。
食事はどのようにとっていましたか?
朝と昼は自分でサンドイッチなどを作っていました。平日の夜は毎晩ホストマザーが作ってくれました。
○ 留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか。
海外、また新しい環境ならではのいろいろな悩みやストレスなどを克服することを通じて精神的に成長できたと思います。
○ 留学先の国、大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点はありますか。
基本的にはイメージしていたものと変わらなかったと思います。
○ これからの目標、進路についてはどのように考えていますか。
日本の大学卒業後にまた海外へ出て様々な活動をしてみたいという風に考えています。
○ 同じ留学先へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いことを教えて下さい。
日本と違い公共の交通機関があまり便利ではありません。また、現地では夜は非常に危険なため、最初のうちは行動する際にホストファミリー等に安全かどうかを確かめながら動いたほうがいいです。何かを購入する必要がある場合には、ホストファミリーが出かける時に一緒に連れていってもらうと一番安全だと思います。
○ 上記の質問以外で、留学を通しての現在の想いについて、自由に書いて下さい。
今回の留学では英語の向上はもちろんですが、何よりも自分自身が人間的に大きく成長できたと思います。新しい環境に一人で挑戦することは大変なことも多かったですが、それよりも何かを達成した時の喜びや海外でいろいろなことを実際に学ぶことによって、これからの自分の人生を考える上で新しい視点を得ることにより視野を広げることができたと思います。
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