語学力重点プログラム(FLAP)体験談EXPERIENCE
フリンダース大学 2016年春派遣生の声(FLAP)
フリンダース大学派遣生 東京経済大学/流通マーケティング学科/3年
2016年2月~2016年9月(約8ヶ月)
○学校について
大学キャンパスの設備や雰囲気はどうでしたか。
とても充実していました。勉強するためにはとても快適で素晴らしかったです。
大学のある街・周辺の環境はどうでしたか。
大学の周りは大自然で囲まれていました。そのため良い環境の中で勉強をすることができました。
キャンパス内外の治安について、教えてください。
治安は良いと思います。安心、安全で勉強に励むことが出来ます。アデレードの人は比較的ゆっくりしていて、のどかな方が多いため、何か困ったことがあれば親身になって助けてくれます。
現地学生や留学生とは、どのように交流しましたか。
私は積極的に行動していました。元々積極性のある性格なのですぐに友達を作ることができ、また多くの友達を持つことが出来ました。英語を上達させるための近道としては多くの友達を持ち、多くの交流を図ることだと思います。
課外活動には参加しましたか? 参加した場合は、内容や感想を教えてください。
8ヶ月間、フリンダースのバレーボール部に加入していました。ほとんど1人で行っていたのですが、学生はとても優しかったためすぐに打ち解けることが出来ました。また、日本人が一人もいなく全員フリンダースの学生であったため、英語を使う機会も多く楽しみながら運動をすることが出来ました。3ヶ月経った後くらいに友達が私を試合チームのメンバーに加入してくれて、そこで私にとっての大事な空間を作ることが出来ました。一週間に一度や二度夜ご飯に行ったり、彼らの誕生日を一緒に祝うなどバレーボール部に加入したおかげで充実した生活を送ることが出来ました。
また、日本語クラブにもたまに顔を出していました。日本に興味を持っている学生が多くいたためとても新鮮でした。そこには、外人問わず日本人も多くいるため、相互作用しながら英語と日本語を教え合うことが出来ます。私はこの日本語クラブにバレーボール仲間が誘ってくれたため行き始めました。
学校スタッフについて、教えてください。
スタッフは温かい人ばかりでした。多くのことを助けてもらったと思います。
担当の教師について、教えてください。
先生によって教え方は異なるのですが、全員と言っていいほど親身な先生ばかりでした。先生と二人三脚のようにリズムをとりながら授業を受けることが出来ると思います。そのため授業も楽しく受けることが出来ました。また、教師の方の中には日本で教えていた経歴を持っている人が多いため、親近感が湧くかもしれません。
授業では、どんな教材を使いましたか。
主にプリントを使いました。幾つかの先生は自作したものを配布してくれたりと拘っているのがわかりました。
学校のおすすめポイントを教えてください。 また、どんな方にこの学校での留学をおすすめしたいですか。
先生が親身に教えてくれるところだと思います。そして設備が整っているため勉強のしやすさは素晴らしいと思います。日本からTOEICなどの冊子を持って行かなくても学校で無料で借りることが出来るため勉強のしやすさは最高です。本当に真面目に勉強したいと思っている方にオススメの大学だと思います。アデレードは田舎であるということもあり、真面目に勉強出来る都市です。
○授業について
面白かった授業とその内容
授業名:コミュニケーション
理由・内容:オーストラリアのスラングなど学べたり、実用的な会話の仕方を学べました。
頑張った授業とその内容
授業名:コミュニケーション
理由・内容:コミュニケーション能力は生活していく中で大切なので頑張りました。
苦労した授業とその内容
授業名:リーディング
理由・内容:文章を読む力が日本語でもあまりなかったため苦労しました。ライティングは成績が良いのにリーヂィングは成績良くなかったため、学校で参考書を借りて勉強したりしました。
○現地での授業を総括して、日本の授業と違うと感じた点、留学先国の授業の特色、自分が感じたことなどを自由にお書き下さい。
日本では、学生がトイレに行く際(大学を除く)まず先生に尋ねて行きますが、現地の学生は先生に尋ねることなく行くことができます。また、授業中にお菓子を食べながら勉強するなどとても気楽に勉強できる空間でした。日本ではそのような態度を先生の前でとったらマナー問題に繋がると思いますが、外人はそういう場面は気にしないのだと思いました。
○英語力について
英語力向上させる上で苦労した点はどのような点ですか? また、ご自身で工夫した点はどのようなところですか?
<リスニング>
●苦労した点:
単語の聞き取り
●工夫した点:
レベルが上がるにつれて難しい単語が出てくるため苦労しました。
<スピーキング>
●苦労した点:
発音
●工夫した点:
日本後にはカタカナ英語があるため多くの日本人はそれを英語のように発音してしまいます。また日本語は舌を使って発音をすることがあまりないため、英語の発音に苦戦するということを実感しました。
<ライティング>
●苦労した点:
文章構成
●工夫した点:
ライティングはボキャブラリー量が求められます。また、良い文を作るためには長い文を幾つか繋げて書かなければいけません。これもリーディングと同じくらい慣れだと思います。レベルが上がるにつれて複雑な文を作るのに苦労しました。
<リーディング>
●苦労した点:
読む力
●工夫した点:
読むスピードが遅かったです。また、理解能力も遅かったです。しかし、リーディングは慣れなので早いうちから読むスピードと理解能力を高めることが重要です。最後の方は成績が上がりました。
1日の勉強時間と勉強場所(宿題など)
多い時は5時間。少ない時は1時間です。何よりも一科目の宿題が日によって量が多かったりしたのでそれに時間を費やしてました。
勉強するのに役立つ教材や方法など
学校に置いてある教材がオススメです。フリンダース大学の場合は多種多様に教材が置いてあったため自分の興味があるものを選べ、楽しんで勉強できます。また、授業で配布されたプリントだけでも多くのボキャブラリーを取得でき、なお実用的に使える内容が多かったためとても便利でした。
留学開始当初と比べ英語力はどのくらいついたと感じますか?
当初と比べれば随分上がったと思っています。人の言っていることはだいたい理解できるのですが、長い文を相手に話すとなると自然に言葉にできないため何度か頭で考えてから話したりはしてしまいます。
○学校生活について
1週間のおおまかなスケジュールを教えて下さい。
月:9時半〜3時半:学校 3時半〜6時:勉強(主に宿題)6時半〜8時:バレーボールの試合、その後ご飯
火:9時半〜12時:学校 帰宅
水:9時半〜3時半:学校 4時〜6時半:バレーボール練習
木:11時〜3時半:学校 帰宅
金:9時半〜3時半:学校 4時〜6時:バレーボール練習・筋トレ or 友達と外食
土:友達と外出 or ホストと外出
日:宿題
友達やクラスメイトとの交友関係、付き合い方を教えて下さい。
自分から積極的に話すことだと思います。そうすることですぐに相手も打ち解けてくれます。
留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出をそれぞれ教えて下さい。
良い思い出:
オーストラリア人の友達とたくさん遊んだことです。何度も口にしていますが、バレーボールでの交流が大きかったです。私の留学の半分は彼らとの思い出です。
大変だった思い出:
正直大変な思い出はそこまでなかったのですが、強いて言うならばホームステイです。シングルマザーということもあったため凄く気を使いました。私は部外活動での交流が強かったため、ホストとの関係に支障が出たこともありました。
一番の息抜きの方法は何でしたか。
家族と電話している時や仲の良い友達と連絡していた時です。
ホームステイについて
通学時間:バスで40分
通学費:5千円
滞在環境について:3人家族(シングルマザー)、子供中心での生活、水曜日はいつも子供がいなかったため、マザーとディナーの時に恋話をしたり、日本の日常について話したりしました。
ホストファミリーとの生活はいかがでしたか:一緒に出掛けたりしたりして楽しかったです。苦労したことは何でも子供中心だったことです。
食事はどのようにとっていましたか:日本みたいにヘルシーではなく、また同じ種類のおかずが何度も出てきました。
生活費(月のお小遣い)はどのくらいでしたか。
少なくて2万。多くて5万。旅行に行くと10万弱
日本から持ってくれば良かった物
パーカー、日本の出汁
渡航前に日本で準備しておけば良かった点
日本の歴史や日本の文化を自分自身知らないことが多いなと思いました。幾つかのオーストラリア人は日本の文化について詳しく尋ねてきました。自国のことについて答えられない時少し恥ずかしさを持ちました。オーストラリアに来てから日本の歴史に興味を持つようになりました。
また、リーディングの勉強をもっとしとけばよかったと思いました。
日本の家族、友達とはどのくらいの頻度で、どのように連絡をとっていましたか。
家族や友達は同じくらいの頻度でLINEをしていました。
○留学生活全体を振り返って
今回の留学の目的は何でしたか。
英語を使って異国の方と長期間接したかったことです。また、私は大学で経営学部に所属しているということもあり、現在ビジネスの中では英語スキルが求められるためそれも兼ねて留学してスキルを上げたかったです。
上記の目的は達成されましたか。
英語スキルは上がったと思います。しかし、ビジネスで活かすためにはもっと複雑な英語に触れないと難しいかなと思います。日本に帰っても英語の勉強を怠らないですることが重要ではないかと思います。
留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか。
異国の方との接し方です。もっとフレンドリーになった感じがします。(笑)また、喋ることに自信が持てるようになりました。
留学先の国、大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点はありますか。
私は去年2週間だけアデレードに滞在し、その際フリンダース大学にも通っていたためイメージが変わったことはありませんでした。しかし、3ヶ国旅行(シドニー、ケアンズ、メルボルン)に行った際に気付いたこととしまして、アデレードにはアジア人がそれらと比較して少ないということです。ローカルの方が多いため英語の上達のためには良い州ではないかと思います。
これからの目標、進路についてはどのように考えていますか。
外資系に興味を持ち始めました。外資系でなくても、海外出張のある企業にも就きたいと思いました。
同じ留学先へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいた方がよいことを教えてください。
自らたくさん活動してください。特に部活動はオススメです。オーストラリア人はアジアの方にも慣れている傾向が強いため、恐れず積極性を発揮して欲しいです。外人は積極性のある人を好みます。自分から話しやすい雰囲気を持ち出すことが一番の鍵ではないかと思います。
上記の質問以外で留学を通しての現在の思いについて自由に書いてください。
長期間家族にも日本の友達にも会っていないため、たまにホームシックになったりしました。しかし、日本に帰ったら逆にアデレードが恋しく感じるんだろうなと思います。また、バレーボールの友達何人かが今年から来年にかけて日本に遊びにくるため、それが凄い楽しみです。そのうちの1人は私の家に一週間だけ泊まりにきます。今まで彼らが私にアデレードでおもてなしをしてくれた分、今度は私が恩返ししていきたいと思います。この留学を経験して人生の中で大きな財産を得れたと思っています。私の周りの環境に凄く感謝したいです。
JSAFのサポートについて
私が困った際に何度かご連絡した時に日を余り跨がずにすぐにご連絡して下さったため解決できることが多かったです。留学している際も毎月の定期メールやオーストラリアで起こった危険などについて細かく連絡して下さったので安心して過ごすことできました。ありがとうございました。
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