語学力重点プログラム(FLAP)体験談EXPERIENCE
オレゴン大学/University of Oregon 2016年秋派遣生の声(FLAP)
女性/横浜市立大学国際総合科学部/3年
2016年9月~2017年6月(10ヵ月)
○ 留学生活全体について
今回の留学の目的は何でしたか?
英語を話せるようになり、多国籍の人と日本語以外の言語で意思疎通ができるようになるため。また、多言語で日本語にないニュアンスを学べれば自分の価値観を広げるチャンスにもなると思ったため。
上記の目標は達成できましたか?
達成できました。
留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか?
相手の状況に合わせて、何が起こってもまず受け止めてみることができるようになりました。
○ 大学について
大学キャンパスの設備や雰囲気はどうでしたか?
設備はほとんどが新しく、私は特に語学学校のみの留学だったので新しい施設を使うことが多かったです。学部留学の子はまた違った環境だったと思いますが、快適さはかなり良いほうでした。雨が降っている日を除いて、たくさんの人が外でくつろいでいる環境を見ることができます。冬は聞いていた通り、雨が多かったです。
大学のある街・周辺の環境はどうでしたか?
バス停を含みいろいろな場所で人々が知人でない人と会話をしている場面をみることができ、他人との会話がある環境でオーラススキルを伸ばすために向いている街だと思います。
キャンパス内外の治安について、教えてください。
ユージーンという街自体は治安もよく、日本にいるのとほとんど変わりないほどの安心を感じながら過ごすことができました。珍しくはあるものの盗難などが起こったり、それについて聞くこともないわけではなかったため、ユージーンは安全でありながらも、気を引き締めつつ過ごすことが重要だと思います。
学校のおすすめポイントを教えてください。
日本のことがとても好きで、なおかつ留学したい方には、学内のダイニングで日本食が少し手に入るなどするため、過ごしやすい環境です.また、日系の人が多いのもあり、日本語を学んでいる人もいるため、現地学生と持つ時間も作ろうと思えば難しいことではありません。
○ 授業について
担当の教師について、教えてください。
担当の教師はどのように授業を進めれば生徒がより参加するかを常に考えていて、ほとんどの教師がしっかりクラスに向けた準備を十分にしていました。
現地での授業を総括して、日本の授業と違うと感じた点、留学先国の授業の特色、自分が感じたことなどを教えてください。
授業に関しては語学学校であったため、高校英語の授業のような感じでしたが、授業への姿勢が日本とは異なり、積極的に参加していく人が多かったため、居心地がよかったです。
○ 英語力について
英語力向上させる上で苦労した点はどのような点ですか? また、ご自身で工夫した点はどのようなところですか?(スキルごとに記入してください)
<リスニング>
苦労した点:聞きなれるまで数をこなすのが体力的にきつかったです。
工夫した点:映画を見るなど楽しいことをするよう心がけました。
<スピーキング>
苦労した点:話し相手がなかなか見つかりづらかったです。(現地学生は現地学生と仲良くしたい人が多いため)
工夫した点:カンバセーションパートナ―以外にも、行ける場所を見つけて通うようにしました。
<リーディング>
苦労した点:リーディング自体が好きではないので、きつい思いをすることが多かったです。
工夫した点:自分の好きな文法に絡めて、難しいものを構造分析し教師に持っていくなど、自分で「やらなければならない」状況を作るようにしました。また、小さいころから気に入っている本の原作を読むことで楽しさを追求するようにしていました。
<ライティング>
苦労した点:時間がかかるため根気が必要でした。
工夫した点:教師のところに頻繁に質問に行き、一人勉強にならないようにしていました。
勉強するのに役立つ教材や方法など
インターネットのニュースサイトなどが役立ったと思います。
留学開始当初と比べ英語力はどのくらいついたと感じますか?(その理由も)
日常会話ではほとんど困ることがなくなりました。ただ、ボキャブラリーに関しては、もっと自分を鼓舞してやることができたと思い、後悔している部分もあります。
○ 学校生活について
現地学生や留学生とは、どのように交流しましたか?
留学生は主に語学学校で知り合った相手と仲良くすることが多かったです。現地学生はパーティなどでまず日本人と知り合い、その友人たちの友人を紹介してもらうか、カンバセーションパートナーと友人になるというケースもありました。
一番の息抜きの方法は何でしたか?
友達と話すこと。英語でずっと会話することも大事ですが、時たま日本語で思ったことを話す時間を持つことも、ストレスと上手に付き合うためにはとても大切なことでした。
留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出をそれぞれ教えて下さい。
良い思い出:友人といろいろな場所、カフェ等に行けたことです!学期終わりのシアトルの旅行にも、現地学生の友達がいるのでとても楽しみにしています。
大変だった思い出:同じ時期に来た日本人になかなか気の合う相手がみつからず、人付き合いが面倒になることが多々ありました。
生活費(月のお小遣い)はどのくらいでしたか。
10万から食費、交際費を出し、旅行に行く場合はそこから計画的に使うようになっていました。
日本から持ってくれば良かった物
特にないです。夏は日本の日焼け止め等が日本人の肌に合うためよかったかもしれないです。
○ホームステイについて
滞在環境について、教えてください。
ホストマザーと2人暮らし、どうしても気を使ってしまいつかれることが多かったですが、素敵な方でした。家は季節に合わせて飾りつけを常に変えていて、文化も感じることができました。
ホストファミリーとの生活はいかがでしたか?楽しかったこと、苦労したことなど教えてください。
ハイキング等いろいろなことに誘ってくれるためホストマザーとの時間もあり、英語上達にとても役立ったのと同時に、私自身体力があまりなくハイキング等をつらく思うこともありましたが、進められると断りづらく、そこが一番苦労した点です。
食事はどのようにとっていましたか?
家に毎日7時までに帰り、ホストマザーと一緒に食べていました。
○ これからの目標、進路についてはどのように考えていますか。
帰国後就職活動をすることと、今回の留学で得た英語力を失わないように、自ら話す機会を作っていくようにしようと思っています。
○ 同じ留学先へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いことを教えて下さい。
日本人が多いためどうしても同じ国籍で固まってしまいがちですが、少なくとも英語を話すというルールをつくりそれだけは守ること、日本人だけ、ではなく少しでもいいので他国籍の友達をつくることを重視したほうがいいと思います。