語学力重点プログラム(FLAP)体験談EXPERIENCE

ブリティッシュ・コロンビア大学 2016年冬派遣生体験談(FLAP)

女性/宇都宮大学国際学部3年

2016年1月~2016年4月(約4ヶ月)

 


○ 留学生活全体について

今回の留学の目的は何でしたか?

日本以外の環境を知り、自分の選んだ環境(道)で英語の力を伸ばすためです。留学をしなくても英語が学べる環境は日本にはいくらでもありますが、やってみたこともないのに自分で自分の学習環境を狭めたままにしておきたくないという気持ちが強かったので、可能な限りでチャレンジしてみようと思いました。そして日本人以外の人とたくさんかかわることで、違う価値観をたくさん吸収したいと考えました。

 

上記の目標は達成できましたか?

達成することができました。4か月という短い期間で伸ばすことができる力はわずかだったかもしれませんが、経験したこと、英語の学習方法や、体感したいろいろな文化や価値観は確実に糧となりました。

 

 


○ 大学について

大学キャンパスの設備や雰囲気はどうでしたか。

キャンパス内の雰囲気はとても良く、常に学生たちで賑わっている印象でした。敷地面積がかなり広くほとんど小さな町のようで、飲食店、カフェ、ジム、プール、図書館、病院等日常生活に必要なものはほぼキャンパス内で用事が足りると思います。特に図書館の数が多く、開館時間も長いのが便利でした。

 

大学のある街・周辺の環境はどうでしたか?

大学周辺の交通環境は整っており、バスループも整備されているため移動には困りませんでした。大学の周辺は住宅街で静かな印象です。そこから少し抜けるとダウンタウンが近いので娯楽施設もあります。

 

学校スタッフについて、教えてください。

どんな質問や問題に対しても真摯に対応してくださるため、とても快適に過ごすことができました。基本的にはすべてのスタッフが英語での対応ですが、友人の話によると日本人の方もいるようなので緊急事態には日本語でも対応しているようでした。

 

学校のおすすめポイントを教えてください。また、どんな方にこの学校での留学をおすすめしたいですか。

教員の方々がとても親切で、勉強面や生活面で不安がある生徒の相談にも乗ってくれるところはとても良いところだと思います。また、休みの日や放課後など様々なアクティビティが企画されていて、現地の学生と交流したり観光地なども訪れたりできるので、留学生活を勉強だけでなく丸ごと楽しむことができると思います。

海外での生活がまったく初心者の私でも大きな問題なく過ごすことが出来たので、初めて長期留学をする人にもお勧めできると思いますが、個々人の英語のレベルによってはそのまま学位を取得するためのクラスにも入れるので、もともとの英語力が高い人もそれに見合った授業が受けられると思います。

 

 


○ 授業について

授業では、どんな教材を使いましたか?

各クラスで異なる教科書を使用しましたが、リーディング・スピーキングでは各章ごとにトピックが決まっており、それにならった単語やストーリーをもとに学習していくスタイルでした。ライティングでは2冊の教科書を使用し、グラマーに特化したものと文章を構成する練習用のものを使用しました。

 

担当の教師について、教えてください。

私がとっていたどのクラスの教員も、非常にわかりやすく生徒に親身でした。各教員(各クラス)ごとに指導の仕方はもちろん異なりますが、生徒の理解に最も重点を置き進度を調節してくれていたので身になる授業ばかりでした。また、クラスの雰囲気は発言しやすく、むしろ生徒の質問を軸に授業を進めていたように思います。

 

現地での授業を総括して、日本の授業と違うと感じた点、留学先国の授業の特色、自分が感じたことなどを教えてください。

一番大きな違いとして印象に残ったのは、やはり講義型の授業形態が多い日本に対して基本的には参加型で授業が進められていたことです。聞くだけ、出席だけで成績の一部と認められることも日本ではありますが、通っていた語学学校では普段の参加態度や小テストなど毎日の授業にどのくらい意欲を持て臨んでいるかなどがかなり大きく成績に反映されていました。例えば、期末テスト(ターム末)の点数は全体の成績10%程度しか比重がなく、またほとんどテストの内容も授業を大切に受けていれば解けるものだと教員にもよく言われており、日本のようにテストために頑張って勉強するという必要あまりがなかったです。

 


○ 英語力について

勉強するのに役立つ教材や方法など

学校で扱っている教材は個人のレベルにあっていて自主学習でも役立ちました。また、リスニングの練習にはCBCのラジオやTEDトークが聞くことができるアプリなどを今でも使用しています。

 

留学開始当初と比べ英語力はどのくらいついたと感じますか?(その理由)

日常会話ができる程度には英語力がついたのではないかと思っています。開始当初は自分の考えていることをうまく伝えられないことが多く、人との会話にもなかなか積極的になれませんでした。しかし留学後半の時点では一人で出かけて知らない人と話すこともできていたので、日常生活に特に困難はなかったです。

 


○ 学校生活について

現地学生や留学生とは、どのように交流しましたか?

主に学校の行事などを通して交流をしました。また、授業内でも現地学生と会話をする機会がありました。

 

友達やクラスメイトとの交友関係、付き合い方を教えて下さい。

最初に出会ってクラス分けテストをした際にできた友達との関係はずっと続いていました。スキルごとにクラスは変わっても、放課後などよく一緒に出掛けていました。日本人、韓国人、台湾人、トルコ人、中国人や、サウジアラビアの人とつきあうことが多かったです。(学校全体でアジア圏の人が多かったことも影響していると思います)一緒に勉強するというよりは、よく遊びに行っていました。

 

一番の息抜きの方法は何でしたか?

天気のいい時に一人で外出し、お気に入りのカフェに行くこと!

 

留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出をそれぞれ教えて下さい。

良い思い出:スピーキングのクラスで担任の先生やクラスメイトととても仲良くなり、毎時間楽しかったことです。特に先生と相性が良く、個人のレベルに合わせてアドバイスをしてくれたので、スピーキングの力を伸ばすことができ、クラスアップを狙える成績もとれました。プログラムの最後には、いまだったら2クラス上のクラスを(私に)勧めるよ、と言ってもらえたことがとてもうれしく、印書に残っています。

大変だった思い出:友だちの家に遊びに行ったときに、突然猫アレルギーを発症したことです。これまで自覚がなかったことなので、自分でとても驚いたと同時に、混乱している状態でホストマザーに症状を説明することが大変でした。

 

日本から持ってくれば良かった物

薬や、常備薬など日本製品で使い慣れているものが良いものを確実に準備すれば、ほかは現地でも調達できるので大丈夫だと思いました。友人は歯磨き粉が現地製品だと甘すぎて耐えられなかったといっていました。

 

渡航前に日本で準備しておけば良かった点

自己紹介と、興味がある日本の事柄について(日本で勉強していることや、有名な観光地・文化、など)英語である程度まで話せるようになっていると、コミュニケーションの面できっかけづくりになると思います。

また、今後どこの国に行ってみたい、将来やりたいことについてなど、留学に来た大まかな理由やこの国を選んだ理由などが話せるとより打ち解けられると思います。

 

 


○ ホームステイについて

滞在環境について、教えてください。

家族構成は

・父(エンジニア):ほとんど家におらず、仕事で海外を飛び回っていました。滞在中はあったのは4~5回程度。

・母(投資プランナー):基本的にホストマザーが世話をしてくれましたが、フルタイムで仕事をされていたので、生活リズムは私とほぼ変わらなかったです。

・子どもたち(姉・弟):小学校に行っており、習い事などもたくさんしていたため、ホストマザーと一緒に朝出て、帰ることが多かったです。

家族みんなが仕事や学校で多忙だったため、毎日必ず顔を合わせて食事をとるなどの決まりはなく、比較的自由に私の生活スタイルを尊重してくれたためとても過ごしやすかったです。その都度予定が合えばご飯を食べることもあり、外食や演劇鑑賞などに連れて行ってくれ、ホームステイを受け入れ慣れている優しい家族でした。勉強のアドバイスにも乗ってくれ、英語学習のサポートもしてくれました。また、家の中も清潔で、基本的に土足ではなかったので馴染みやすく生活しやすい環境でした。

 

ホストファミリーとの生活はいかがでしたか?楽しかったこと、苦労したことなど教えてください。

はじめは、家の中のルールや交通手段の説明などを丁寧に説明してくれたことに対して、ごく短い会話しかできずにとても歯がゆい思いをしました。しかしだんだんと学校での様子や今日あったことなどを聞かれて、ゆっくりながらも話を聞いてもらうことで、会話に慣れていくことができました。全く知らない人とのいきなりの共同生活だったのではじめは当然気疲れしましたが、ホストファミリーのおかげで想像していたより短い期間でカナダでの生活になじむことができたと思います。ファミリーの友人たちにも会わせてもらい、一緒に食事をする機会もあったので、とても楽しかったです。

 

食事はどのようにとっていましたか?

食事は、タイミングが合った際には一緒に食べるというのが基本でした。ホストマザーの仕事の都合や、私の予定などもあったので、朝に直接顔を合わせることがない場合はメモ書きでやり取りなどをし、意思疎通を図ることもありました。好きなものを好きなだけ食べてよいスタンスでした。(父親が帰っているときは、家族みんなでゆっくり顔を合わせてご飯を食べました)

 


○ 留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか。

英語を話す勇気が身についた点、そしてスピーキング力です。人と話す際に英語が使うことに抵抗がなくなり、話せる人・関われる人に幅が広がりました。まだまだ英語のスキルは未熟ですが、どの分勉強しようと前向きに考えることができるようになりました。また、スピーキングのクラスでプレゼンテーションをする機会が多かったこともあり、以前より言いたいことをうまく英語でも転換して言えるようになりました。ですが練習を続けていかないとどんどん忘れて行ってしまうと思うので、帰国後も英語を話す機会をたくさん持てるようにしたいです。

 


○ 同じ留学先へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いことを教えて下さい。

留学の初心者から、海外の大学へ進学したいと考えている人まで幅広く自身の学力にあった教育を受けることができます。自分の動き方次第で現地の学生と関わったり、大学の授業などを受けることができたりなど、経験の幅を無限に広げることができる整った環境だと思うので、惹かれるものがあればぜひ思い切って行動してみてください。

 


 

○上記の質問以外で、留学を通しての現在の想いについて、自由に教えて下さい。

私の初めての海外経験となった今回の留学ですが、何もかもが新鮮で、すべてが収穫でした。カナダでの経験が私のすべてではないですが、学習方法や考え方など、日本での過ごし方や価値観などこれまでを見直すきっかけにもなりました。留学をしなくても語学が堪能な人はたくさんいると思いますが、留学に行く前よりも留学に行った後の自分のほうが良いな、と思うことができているので、行ってよかったと思っています。カナダでできた友達ともこれからもずっと連絡を取り合っていきたいと思います。

 

 


○ JSAFへのメッセージ

留学がはじめての人にとって、これ以上ないサポートだったように思います。海外に行く際の様々なシーンで生じうる問題やその対応方法についてもしっかりと補っていただき、安心して出発することができました。学校選びについても、行きたいところの条件や達成したいゴールなど、細かくカウンセリングしていただき一緒に考えてくださる姿勢が丁寧でうれしかったです。留学中にも現地でお話ししていただいたり、送り出して終わりではないJSAFさんの最後までサポートに助けられました。本当にありがとうございました。

 


 

ブリティッシュ・コロンビア大学のページを見る

派遣生体験談(FLAP)へ戻る

トップページへ戻る

   

  無料留学カウンセリング予約