語学力重点プログラム(FLAP)体験談EXPERIENCE
西オーストラリア大学 2018年秋派遣生の声(FLAP)
女性/東海大学文学部ヨーロッパ文明学科2年
2018年8月~2018年12月(約5ヶ月)
○ 留学生活全体について
今回の留学の目的は何でしたか?
基本的な日常会話ができるようになって、外国人の友達をたくさん作ることです。
上記の目標は達成できましたか?
仲の良い外国人の友達が何人かできました。基本的な日常会話もできるようになったと思いますが、難しいトピック(crime&punishment, blinddate, agingなど)は知らない単語が出てきたり、意見をまとめるのが難しかったです。今後はそのような難しいトピックも扱えるようになりたいです。
○ 大学について
大学キャンパスの設備や雰囲気はどうでしたか。
語学学校がメインキャンパスとは離れており、なかなか現地の学生と触れ合う機会はありませんでしたが、その分静かで人も少なく落ち着きます。少し小さいですが、図書館やコンピュータールームもあり、勉強に集中できる環境が整っています。休み時間には学校内のカフェやワゴン車式のカフェでコーヒーを買ったり、週に1、2回学校の事務の方がモーニングブレイクの時間にカップケーキやホットドックなどを売ったり、多くの生徒で賑わいます。
大学のある街・周辺の環境はどうでしたか?
高級住宅街で登校時も静かで落ち着いている印象です。少し歩いたところにカフェがあったり、徒歩10分ほどのところにクレアモント駅があります。駅の周りは、ショッピングセンター、スーパーマーケットやハングリージャックス、サブウェイなどのファストフード店も揃っています。
学校スタッフについて、教えてください。
対応が次の日になることもあったので、ゆったりとしている印象です。
学校のおすすめポイントを教えてください。また、どんな方にこの学校での留学をおすすめしたいですか。
人数が少ないので、親しみやすいことです。また自然の中で落ち着いて勉強したい方にお勧めです。
○ 授業について
授業では、どんな教材を使いましたか?
最初のタームと次のタームはレベル4のクラスで、OUT COMEという教科書とワークブックを使いました。最後のタームはレベル5のクラスに変わり、CUTTING EDGEという教科書とワークブックを使いました。
担当の教師について、教えてください。
出会えて良かったと思える素敵な先生が多くいました。特に後半のタームの先生方はユーモアがあって、授業の仕方にも工夫があり、生徒のことを第一に考えてくれていました。
現地での授業を総括して、日本の授業と違うと感じた点、留学先国の授業の特色、自分が感じたことなどを教えてください。
日本と比べて先生との距離が近く、相談もしやすいです。また、授業ではディスカッションが多く、自分の意見をはっきりと説明できる力が必要だと思いました。授業中の質問も気軽にしやすいです。日本だとまだ多くの人がクラスで間違えることが恥ずかしいと思いがちですが、語学学校では、先生がきちんと「ここは間違える場所だから、間違えても恥ずかしがる必要はないよ」と言ってくれるので、授業も楽しむことができました。
○ 英語力について
勉強するのに役立つ教材や方法など
Dictionary.comというサイト(アプリ)はとても使いやすくてよく使っていました。基本的に単語の意味を調べるときは英語で調べるようにしていたので、このサイトは的確に端的に意味が説明されていて、例文や類義語もあるのでお勧めです。
留学開始当初と比べ英語力はどのくらいついたと感じますか?(その理由)
留学当初に比べると、英語力は大幅に上がったと思います。やはり日本で学ぶより、生活の中で自然に英語が入ってくるので、記憶に残りやすかったり、インプットしたものがすぐにアウトプットできる場所があるのは大きな違いだと、身を以て実感しました。
○ 学校生活について
現地学生や留学生とは、どのように交流しましたか?
メインキャンパスの学生が主催している日本語クラブに参加しました。そのクラブは、現地の日本語を勉強している学生と英語や日本語で会話をするランゲージエクスチェンジのようなクラブで、毎回現地学生とペアかグループになって、クイズを一緒に解いたり、パーティーをしたり、英語を話す機会も得られ、良い経験でした。
友達やクラスメイトとの交友関係、付き合い方を教えて下さい。
友達やクラスメイトとは、ランチにも何回か行きました。
一番の息抜きの方法は何でしたか?
一番の息抜きは食べることでした。ホストマザーの料理がすごく美味しく、たくさん食べていました。また、1人でショッピングに行くことも気を使わずに買い物できるのでリラックスできました。
留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出をそれぞれ教えて下さい。
良い思い出:毎ターム終わりに、クラスメイトみんなでやるBBQやパーティーが楽しかったです。
大変だった思い出:レベル5に上がったときは、全然授業についていけず、毎日放課後に大量の宿題と予習をするのに必死でした。
日本から持ってくれば良かった物
耳かきとマスク
渡航前に日本で準備しておけば良かった点
オンライン英会話や英会話教室で、最低限のスピーキングスキルをつけてから渡航するべきだったと思いました。
○ ホームステイについて
滞在環境について、教えてください。
家族構成は60代のマザーとファザーの2人でした。27歳の娘さんが週に3回ほど家に帰って来てくるので、よく一緒にディナーを食べていました。
ホストファミリーとの生活はいかがでしたか?楽しかったこと、苦労したことなど教えてください。
家族みんな明るくて、たくさん話しかけてくれるので毎日楽しかったです。オーストラリア、特にパースは水不足のため、シャワーの時間が家のルールで決められており大変でした。
食事はどのようにとっていましたか?
平日の朝食はトーストやヨーグルト、シリアルなど簡単に準備して食べました。土日の朝食は目玉焼きやベーコンなどを作ってくれました。平日の昼食はインスタントで簡単にできるものを買って、学校で友達と食べていました。土日の昼食は家にいるときはサンドイッチなどを作って食べました。夕食は基本18時ごろにみんなで食べます。
○ 留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか。
日本に比べてコミュニティがものすごく小さいので、合わない人もいて、人間関係の面で辛い思いもしましたが、それもいい人生経験だったと思いました。また、英語の正しい勉強の仕方を学ぶことができたので、帰ってからも実践したいと思いました。
○ 同じ留学先へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いことを教えて下さい。
私の友達は歯痛で悩んでいたので、歯医者には出発前に行ってしっかり治してくることが本当に大切だと思いました。また8月末にくる方は、思ったより結構寒くて、真冬のような気温だったので、暖かい服を持って行くことをお勧めします。
○上記の質問以外で、留学を通しての現在の想いについて、自由に教えて下さい。
4ヶ月はやはり英語力向上には足りなく、十分な英語力の向上には少なくとも1年は必要だと感じました。ですが英語だけでなく、たくさんのことが学べたので良かったと思います。この経験を、就活や今後の英語の勉強に生かしたいと思います。