年度別留学体験談EXPERIENCE
カリフォルニア州立大学ドミンゲスヒルズ/California State University, Dominguez Hills ’17秋派遣生体験談
女性 / 成蹊大学 文学部 英米文学科 2年
カリフォルニア州立大学ドミンゲスヒルズ派遣生(2017年8月~2018年5月)
最終レポート
留学生活を振り返って
(1)留学の目的は何でしたか。
十分な英語力を習得することと、様々な経験をすること。
(2)上記の目的は達成されましたか。
ある程度の英語力は習得できたと思います。様々な人との出会いや大学生活を通し、様々な経験もできました。
大学について
(1)大学キャンパスの設備、雰囲気はどうですか?
他と比べると小さな学校ですが、おかげでどこかアットホームな雰囲気があり、落ち着きました。Stab Hub スタジアムが目の前にあるので、日曜日は多くの試合観戦者が来ていました。キャンパス内で白人を観ることがめったになく、ほとんどがヒスパニック系と黒人でした。
(2)学生同士の交流・友人関係について教えてください
現地の学生:一番仲の良かったアメリカ人が、彼女自身が韓国に留学していたりアジアの文化が好きなこともあり、よくご飯に連れて行ってくれたり、よくしてくれました。
他の国からの留学生:ドイツ人の女の子二人と仲良くなり、秋セメスターの時はほぼ毎週末一緒に出掛けていました。
日本人:交換留学生の女の子がルームメイトでした。他にも数人日本人の留学生がいましたが、皆優しく、どこかに連れて行ってくれたりして、よくしてくれました。International office に勤めている川島さんには特によくしてもらい、川島さんの存在はとても大きかったです。
(3)大学のある街について
どんなところですか:トーランスという、日本人が多く住んでいて、日本食レストランや、スーパーが多くあるところの隣だったので、日本食を食べたかったらいつでも食べられる状況でした。大学の周りにはなにもありません。どこに行くにも車が必要です。
ダウンタウンまでのアクセス:車で20分くらい。
お薦めスポット:車で20分はかかりますが、Del Amoというショッピングモールは規模が大きく、いろいろな店が入っていて、おすすめです。
(4)キャンパス内外の治安はいかがですか
キャンパス内:よい。
キャンパス外:よい。
今学期履修した科目について
(1)各授業について教えてください。
【科目1】General Studies; World Perspective
授業形式:レクチャー
評価のつけ方:中間テスト二回(30%) 期末テスト(20%) プレゼンテーション&ペーパー(20%)クイズ(10%) 宿題(10%) ピアレビュー&出席(10%)
授業を通して学んだこと(授業内容):世界政治について
全体を振り返って:世界政治には今まで触れたことがなく、授業内容はニュース等で聞いたことがあるけれど詳しくは知らないことなどについて学び、それらをきちんと知ることは大切だと思いました。
【科目2】Understand Social Relations Global Perspectives
授業形式:レクチャー
評価のつけ方:リーディング宿題5回(50ポイント) クラスアクティビティ5回(25ポイント)計25ポイント Journal Entries宿題5回(25ポイント)1~4回目計20ポイント Literature Review宿題(50ポイント) プレゼンテーション(30ポイント) ペーパー(30ポイント) テスト二回(100ポイント)
授業を通して学んだこと(授業内容):社会学の基礎
全体を振り返って:宿題やリーディングが多く、苦労しました。教授が愉快で優しい人だったから、授業が楽しかったし、社会学に興味を持ちました。
【科目3】Culture & Personality: Psychological Anthropology
授業形式:レクチャー
評価のつけ方:テスト4回(各25%)
授業を通して学んだこと(授業内容):人間の、人間の認知、知覚、感情、自己の社会文化的なパターンについて
全体を振り返って:レクチャーは難しくてよくわからなかったので、授業についていくためには毎週課されるリーディングをきちんと理解しなければならず、テストも難しくて、一番大変な授業でした。
【科目4】Minority Racial Ethnic Relations
授業形式:レクチャー
評価のつけ方:中間(60ポイント)期末(70ポイント)ペーパー7回(105ポイント)宿題(15ポイント)グループディスカッション10回(30ポイント)クイズ(36ポイント)
授業を通して学んだこと(授業内容):アメリカのマイノリティーグループについて
全体を振り返って:アジアンアメリカンについてが個人的に一番興味深かったです。グループディスカッションはメンバーがリードしてくれました。
(2)履修した授業の課題の中で、特にがんばったもの、自信作について教えて下さい。
<エッセイ・ペーパー>
科目名:Understand Social Relations Global Perspectives
題材:アジアンアメリカン
内容:アジアンアメリカンの現在のアメリカでの状況について
やり遂げての感想:まず、学士論文の指定が細かく、5つ探さなければならなくて、それに時間がかかりました。また、ペーパーを書くにあたって、その記事をよく理解しなければならなかったので、それも難しかったです。
<プレゼンテーション>
科目名:Understand Social Relations Global Perspectives
題材:アジアンアメリカン
内容:アジアンアメリカンの現在のアメリカでの状況について
やり遂げての感想:8分一人で発表しなければならなく、早口になりがちなことに加え、きちんと英語を理解してもらえるように発音に気を付けながら発表しました。教室が狭く、生徒と距離が近かったため、緊張しました。
(3)学部授業を総括して、日本の授業と違う点、留学先国の授業の特色、自分が感じたことなど
生徒が積極的に発言や質問をするのがアメリカらしいと思いました。各楽器に履修する科目数は日本と比べると少ないですが、課題が多く、苦しめられることも多々ありました。
学生生活について
(1)1週間のおおまかなスケジュールを教えて下さい。
月~木;一日二クラスずつ授業 金~日;休み
(2)友達、クラスメイトとの交友関係、付き合い方を教えて下さい。変化はありましたか。
クラスメイトはグループワークをするくらいで、授業中しか関わりがありません。留学生の友達や、友達を通して知りあった友達たちと遊んでいました。
(3)留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出をそれぞれ教えて下さい。
最も良い思い出:様々な人に出会えたことです。これから先も関係を続けていきたい人たちに、多くはないですが出会うことができました。
大変だった思い出:留学初めの一週間と、学部初めの一週間です。英語が全然わからなくて、辛かったです。
(4)一番の息抜きの方法は何ですか。
日本の友達と電話で話すこと。ショッピング。
(5)大学のサポートセンター(ライティングセンター、チューターなど)は利用しましたか。利用した場合、勉強を進める上で役に立ちましたか。
エッセーを提出する前に、いつもグラマーチェックをチューターにしてもらっていました。間違いや、うまく言いたいことが伝わってないことがどのエッセーにもあったので、きちんとチェックしてもらうことで、より良いものを提出することができました。
語学力について
(1)留学開始当初と比べ外国語力はどのくらいついたと感じますか?
私は、当初、ネイティブ並みの英語力を身に着けることが目標でした。結果として、ネイティブ並みの英語力はまだ身についていません。留学当初、何を言っているかほとんど理解できず、相槌もよくわからず打っていた時と比べ、現在は、日常生活において支障はない程度の英語力は身についたと思います。
(2)語学力上達のために、工夫したこと、努力したことを教えて下さい。
会話や授業で出てきて分からなかった単語はすぐ調べる、言いたかったけど言えなかったことは、なんて表現したらよいのか調べるようにしました。
寮生活ついて
(1)ルームメイトとの関係(どのくらい接点がありますか)
ほとんど顔を合わせないし、しゃべりませんが、仲が悪いわけでは、ありません。
(2)食事(カフェテリア、自炊の方法やバランスなど)
ほぼ自炊でした。外食はあまりしていない方だと思います。ヘルシーな食生活を心掛けました。
留学全体を総括して
(1)留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか。
他人と暮らすことがどういうことかを最も学んだと思います。私は一人っ子で、今まで正直実家暮らしの時は母に甘えて生きてきました。しかし、他人3人とシェアルームするにあたって、食器を使ったらすぐ洗う、ゴミ出しをする、掃除をするなど、誰かがやってくれると思ってやってこなかったことを、自らするようになりました。正直、掃除は他のルームメイトは全くしなかったので、いつも私がやっていました。イラッとしてもしょうがない、自分が汚い家は嫌だから掃除すると割り切ってやるようにしました。心が少し広くなって大人になったかなと思います。
(2)これからの目標、進路についてはどのように考えていますか。
進路についてはまだわかりません。ただ、実際に、ずっと憧れていた、アメリカ、ロサンゼルスという場所で生活して、またここに戻ってきたいと思うようになりました。どのような形になるかはわかりませんが、これからも何かしらこの土地に来る機会を多く持ちたいです。そのために、これからも英語力の向上に努め、大学生中にネイティブ並みの英語力を身に着けたいと思います。
(3)同じ大学へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いことを教えて下さい。
ドミンゲスヒルズは、それほど日本では有名ではないと思いますが、穴場です。留学生が少ないからこそ仲良くなれるし、international officeの方たちもサポートしてくれます。大きすぎないからこそ、日本人の人からしたらちょうどいい学校だと思います。
(4)留学を通しての現在の想いについて、自由に書いて下さい。
私は、言語が分からず、言いたいことが伝わらない、相手の言っていることが理解できないということが、非常につらいということを知りました。この何度も悲しい思いや辛い思いをしました。これから先、この経験を思い出せば、どんなことにだって耐えられる気がします。また、泣いて送り出してくれて、辛いときに話を聞いて支えてくれた友人たちのありがたさをよく感じました。こんな貴重な経験をさせてくれて、支えてくれた家族にも感謝でいっぱいで、早く恩返しをしなければと思います。
JSAFについて
(1)JSAFでの出発前英語研修は、役に立ったと感じますか?
出発前英語研修で、自分の語学力のなさを感じ、危機感を持つことができたので、役に立ったと思います。
(2)JSAFの出発前オリエンテーションは、役に立ったと感じますか?
役に立ったと思います。留学について、いろいろな重要なことを説明してくださったので、助かりました。
(3)JSAFへコメントをください!
紹介された留学先が、とても良い場所で、いいところを紹介していただき、非常にうれしかったです。
第1回レポート
大学について
(1)大学キャンパスの設備、雰囲気はどうですか?
キャンパスは日本人からしたら大きいですが、アメリカ人からしたら小さいです。キャンパスはほかの大学に行ったことがないのでわかりませんが、きれいだと思います。雰囲気については、白人を見かけることはめったになく、ヒスパニック系が主で、あとは黒人の人達です。
(2)学生同士の交流・友人関係について教えてください
現地の学生:現地の人の中では一番仲良くしてもらっている子は、ご飯を作ってくれたこともあるし、ご飯を食べに連れて行ってくれ、よくしてくれています。
他の国からの留学生:ドイツから来た学生2人と仲が良く、ルームメイトの日本人の子と私と合わせて4人で、よく観光に出かけます。
日本人:ルームメイトが同じく日本から交換留学で来た同い年の女の子で、とてもいい子です。もう一人交換留学で男子が来ていますが、彼は寮に住んでいないので、あまり会いません。でもとてもいい人です。コミュニティーカレッジからトランスファーしてきた一つ上の女の子と仲良くなって、彼女にもよくしてもらっています。
(3)大学のある街について
治安について:日本と比べれば、とても良いというわけではありませんが、悪くもないです。
ダウンタウンまでのアクセス:車だと20分くらいで、バスだと40分くらいです。
お薦めスポット:メルローズアベニューが、おしゃれな服屋や古着屋が多いし、毎週日曜日にフリーマーケットもしていて、とても楽しいです。遭遇したことは一回しかないけど、芸能人もよく行くみたいです。
その他:LAやダウンタウン、ビーチにも比較的すぐに行けるので、ロケーション的にいい大学だと思います。
語学研修について
(1)各クラスについて教えてください
Conversation
TED TALKメインで進めます。セッションの最後にプレゼンテーションがあり、この前私も発表しました。
Writing
もともとライティングは得意ではありますが、最初のころよりは辞書を使うことが減った気がします。毎回freewriteと言って、与えられたテーマに沿って、30分間ライティングをしています。そのあとに、エッセイを書きます。前回のセッションではエッセイを一つ書いてそれについて発表しました。
Elective
vocabularyのクラスを履修し、単語力を伸ばすための勉強をしています。
Grammar
最初にテストをして、それを基に先生が勉強するべき項目を見つけて、それをカバーしていきます。今回のセッションでは、各学生がそれぞれ一つの範囲を教えるということもしました。
Reading
前回は1つの話(”animal farm”)を読み終えたあとMid term とFinal がありました。今回は ”a separate peace”という新しい話を読んでいます。前回と同じように二回テストがあります。
(2)人数/国籍の割合はどうですか
クラスによってメンバーは違いますが、10人前後で、国籍はベトナムが大半を占めていて、あとはクエート、サウジアラビア、台湾、中国、トルコ、日本です。
(3)1日の勉強時間と勉強場所(宿題など)はどうですか
4時間くらいだと思います。勉強場所は寮の自分の部屋です。部屋が同じの日本人の子は19時から21時まで帰ってこなくて、他の二人も夜遅くまであまり帰ってこないので、静かで集中できます。
(4)勉強するのに役立つ教材や方法などはありますか
私は、一つのことが続かないので、毎日していることはないのですが、英語のスピーカーの人達のユーチューブを見たり、英語字幕か、それなしで、英語でドラマを見たりしています。
英語力について
(1)英語力は伸びていると感じますか
最初よりはスピーキングもリスニングもましにはなったとは思いますが、まだまだ何言っているか全然わからなかったということも多々あります。言いたいことが言えなくて、全然しゃべりたくても言葉が出てこなくて、何をしゃべりたいか、日本語でさえもいざとなれば頭に浮かばなくてしゃべれずに聞き役に徹することばかりです。
(2)英語力を向上させる上で苦労した点、またご自身で工夫された点はどのようなところですか?
リスニング
苦労した点:アメリカ人の人と話すときは、単語が分からなかったり、しゃべるスピードが速かったり聞き取れないことが多いです。
工夫した点:とりあえず英語に慣れようと思って、先ほども言ったように、ユーチューブを観たり、英語でドラマを観たりしています。
スピーキング
苦労した点:自分の中にあるボキャブラリーが少なすぎて、言いたいことが言えないです。あと、発音も伝わらないものが多いです。
工夫した点:フレーズとか、覚えたものは口に出すことです。
リーディング
苦労した点:分からない単語が多すぎて、全く理解できないことがあります。
工夫した点:家に帰ってもう一回読んだり、自分でまとめたり、時間はかかるけど全部単語を調べたり、内容がそれでも理解できないときはネットでsummaryを探したりします。
ライティング
苦労した点:書いたことが英語的には正しくなかったようで、先生に伝わらない・・・ということがたまにありますが、言いたかったことを説明し、書き直すと大体伝わります。
工夫した点:特に工夫はしていないけど、ライティングの際に気をつければならないことにはいつも気を付けて書くようにしています。(同じ単語を繰り返さない、等)
寮生活ついて
(1)ルームメイトとの関係(どのくらい接点がありますか)
生活リズムがほぼ違うので、イギリスとフランスから来た二人とは、最近はほぼしゃべることがありません。関係は良好です。
(2)食事(カフェテリア、自炊の方法やバランスなど)
二週間に一回くらいスーパーに行って食材を買って、ほぼ自炊です。週末に1.2回外食をするくらいです。たまに、ハウジングでフリーフードが出ます。
(3)来学期に向けて
冬休みの間に自習をしっかりして、大学のクラスに臨みたいです。
到着後から現在まで
(1)渡航前に日本で準備しておけば良かった点
もっと英語の勉強をしておくべきでした。特に何の勉強もせずに行ったのもあり、自分の英語力のなさに幻滅したし、辛かったです。
(2)日本から持ってくれば良かった物
日本食です。日本食が売っているスーパーは多い方だと思うけど、それでも高いので、調味料やカレールーなど持ってくればよかったと思いました。
(3)到着後すぐに購入が必要だったものは何ですか
布団セットです。ベッドにはマットレスしかなかったです。寮は冷蔵庫があるくらいで、あとは食器や調理器具、ゴミ箱など何もなかったので、生活に必要なそういうものがすぐに必要でした。