年度別留学体験談EXPERIENCE
ストラスブール大学/Universite de Strasbourg’17秋派遣生体験談
女性 / 成城大学 法学部 法律学科4年
ストラスブール大学(2017年8月~2018年5月)
☆最終レポート☆
○留学生活を振り返って
(1)留学の目的は何でしたか。
語学力向上、専門分野の学び
(2)上記の目的は達成されましたか。
はい
○英語力について
(1) 英語力は伸びていると感じますか?
はい。一人になったときに単語帳をみて一人語りしたり、BBCやCNNニュースラジオを部屋で流していますが、それよりも影響を与えている一番大きな理由として、毎日朝から夜まで寮のアメリカ人・英語を話す人々と話していることがあります。
・スピーキング
これは自分の努力で英語が伸びた理由ではないと思うのでふさわしいのかわかりませんが、このプログラムで来ると環境的にこんないいことがあるという、事実として話します。彼らは、毎日何があったか、今日の夕ご飯は何を作るのか、あなたは何が好きなのかなどたくさんのことをいつも深―く興味を持って聞いてきます。だれかが映画(フランス語ではなく英語)を見る時には、全員に、一緒に見る?と声をかけてくれるくらいみんな寮の人が好きです。そのなかに積極的に参加すると、とにかくみんなの話の展開スピードが速いです。その質問に必死に答えなくてはと思い、必死に話を聞き、朝から夜まで頭を動かしているうちに、自然に英語力が伸びました。
また、独自の方法ですが、疲れていても、友達がよんでくれるイベントやパーティーにはなるべく参加しました。同時に、なるべくよびあえるように、努力しました。というのは、そこでは人脈を増やすだけでなく、英語の勉強、異文化体験が短時間にできて効率がいいと思ったからです。また、そこで出会った人から役立つ情報を得やすかったです。たとえば、ある学生がヨーロッパでの人付き合いのコツを教えてくれ、その後に役に立ったことがありました。
・アカデミックな英単語
日本でできるだけ慣れていたので、教授の話を聞いて新出単語が出てきたらノートに書きなぐりをして、あとで復習しています。
・リーディング
経営学部では、ほとんど文書を読む作業がなかったです。政治学院では、大量の文書を急いで読む必要があるときが毎週ありました。しかし、深く読むよりも、情報をいかに早くつかむかが大事だったので、読む速さだけは上がったと思います。
・リスニング
自然に上がっていきました。自分も含め全員何かしらのアクセントがあるので、最初は大変ですが、今はアクセントの強い人も抵抗感がなくなりました。
・ライティング
試験はほぼすべて記述式です。しかし、もちろんライティング対策の授業はないので、日本での用意が大切でした
(2)語学力上達のために、工夫したこと、努力したことを教えて下さい。
すぐに覚える事、疲れていても限界まで頑張ることです。
(3)英語力を向上させる上で苦労した点、またご自身で工夫された点はどのようなところですか?
<リスニング>
苦労した点:アクセントがある英語を聞き取れず、オリエンテーションから長い期間聞き取ることに苦戦したこと。
工夫した点:よく耳を傾けて聞き、わからないことは英語話者の友達に質問していました。のちに、段々慣れました。
<スピーキング>
苦労した点:後期はそれほど苦労しなかったです。しかし、授業中に個人であてられる質問に答えるときは、緊張も混じったなか、高度な話をすることは難しかったです。
工夫した点:新聞を読むことは慣れていたのですが、それらの言葉を使う気持ちではいなかったので、実践できるように意識して読むようにした。使えそうなフレーズは、音読。
<リーディング>
苦労した点:課題の書物の量が多かったこと
工夫した点:熟読はやめ、さらさら重要箇所と意図をつかむことを意識した。マーカーペンを使いながらとにかく前に進むことを意識した。
ライティング
苦労した点:特にないです。今後の試験で苦労するかもしれません。
工夫した点:新聞や課題の書類から、つかえそうなフレーズはとにかく覚えて使えるようにしたいです。
○授業について
(1)今学期履修した全ての科目について、振り返ってお書きください。
【科目1】Political sociology of the EU
授業形式:レクチャー、プレゼン
評価のつけ方:50%プレゼン 50%ペーパーテスト(記述式)
授業内容:EUの政治の動き方(ベース)、EUの中でも巨大な政党、英仏の政党など。学生と先生が質問をきっかけに掘り下げて話をすることもあります。しかしメリハリがかなりあります。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:EU以外から来た学生は少数なので、EU圏内の学生たちの質問が興味深かったです。苦労したことは、英国のある政党のプレゼンテーションをしたときに、教授のハイレベルな質問に答えなければいけなかったことです。これも評価に入ってしまうので、準備に苦労しました。しかしとってよかったと思うクラスの一つです。
【科目2】The European convention of human rights
授業形式:レクチャー
評価のつけ方:100%記述ペーパーテスト、出席率も加味
授業内容:ECHR法(人権)の条文を重要なものから学びました。これと実際の状況やそれぞれの憲法や国内法との関係を見ました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:質問を自由に受け付けてくれる空気があるので、楽しかったです。ここにはEU県外の学生も多かったです。EU特有の先を行く人権意識がとても興味深く、視野が広がりました。日本では問題にもならない、見過ごされるような人権がここでは厚く保護されていて、驚くことが多かったです。
【科目3】International public law
授業形式:レクチャー
評価のつけ方:100%記述試験評価
授業内容:国際法について。2年生対象のクラスだったので、法学部で国際法を学んだ人には、少し軽い内容に感じるかもしれません。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:国際法の基礎が生まれたこの場所で、日本ではまだ聞いたことのない考え方、仕組みの意味を聞くことができて面白かったです。日本の国際法の授業はとにかく量を覚えるかもしれませんが、この授業は、量は時間に対して多くないですが、しっかりどうしてこうなったかという説明があります。教授がユニークな方でゆったりしているので、事実として多くの学生が退出、単位をドロップしました。あう人とあわない人がいます。
【科目4】The economics of public issues
授業形式:ディスカッション
評価のつけ方:100%記述試験+レポート
授業内容:経済専攻の教授がリーダーになって、ある題について議論を進めていきます。学生のほうが話す量が多くなります。議論の助けになる、参考となる事実情報を教授が与えてくれます。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:様々な国から来た留学生がそろっているので、時たま、保守とリベラル、経済大国とそうでない国、経済学の教授と政治専攻の学生、などの固まりで意見が大きく食い違います。その中で、自分の中でうまれた疑問や日本人としての、また自分としての価値観が見え、自分のあたりまえが壊されました。とても楽しかったです。
【科目5】The politics of culture in divided societies
授業形式:レクチャー
評価のつけ方:100%試験評価、記述
授業内容:土地に根づく人々と政治の統合を深く学びます。教授が北アイルランドとイギリスの研究をしているので、それに関連した事項を主に話されています。ちょうど学んでいるものと関連する実物に近いものを見せてくれるので、面白いです。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:苦労したことは、教授の話すスピードが速いので、ノートテイキングと話に出てくるいい情報をうまくキャッチできなかったことです。必死に話を聞いていました。
授業の内容はとても面白いものでした。質問も自由に受けてくれているので、いつでも何でも聞くことができます。
【科目6】History of European integration
授業形式:レクチャー形式、プレゼンテーション
評価のつけ方:記述試験60%、グループプレゼンテーション40%
授業内容:EUの統合の歴史について詳しく学びます。情報量が多いです。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:授業内容が多岐にわたるので、政治に詳しくない自分にとっては、厳しい時がありました。詳しい学生はどんどんアピールして加点のチャンスをもらえます。
(2)履修した授業の課題の中で、特にがんばったもの、自信作について教えて下さい。
<プレゼンテーション>
科目名:History of European integration
題材:What does Brexit mean for island of Ireland?
内容:英国のEU脱退が北アイルランドとアイルランドにどのような影響が出るか、どのような意味を持ち合わせているか、15分の発表で説明しました。これは教授のもつ学会で行われました。
大変だったこと、やり遂げての感想:大変だったことは、ここ2年で起きたことだったので、いい情報を得ること、整理することが難しかったことです。また10人近い教授たちの前で話したので、辛辣なコメントもいただきましたが、必死に作り上げたものを評価されたときにはうれしかったです。
(3)学部授業を総括して、日本の授業と違う点、留学先国の授業の特色、自分が感じたことなどを教えてください。
学生の積極性が高いことです。また学生からの質問の質が高いことです。特色は、教授は好きなように教えるので、必死に着いてきて!という感じがします。レジュメもなく、離すスピードも速い中で、学生はやってのけています。タイピングが速い人はついていけるのですが、そうでない人、手書きの人は、この理由だけですでに後れを取っています。
○ 寮生活/ルームメイトについて
(1)ルームメイトとの関係(どのくらい接点がありますか)
朝から夜まで、頻繁に顔を合わせます。良好です。全体的に仲がいいです。お互いに誘い合って情報交換しあって、助け合う、良い関係です。
(2) 食事(カフェテリア、自炊の方法やバランスなど)はどうですか?
朝食:ブッフェ形式。ホテルのブッフェです。みんな大好きです。
昼食:自炊かサンドウィッチを買います
夕食:自炊。ここの学生は皆さん自炊しています。外食は本当にいきません。夜遊ぶ時は、自炊してから出かけるのが一般的です。
まったく不便はないです。
○ 学生生活についてお書きください。
(1)1週間のおおまかなスケジュールを教えて下さい。
朝食、授業3-6時間受講、帰宅し夕ご飯の準備、外出か課題か寮内のテレビで友達と映画を見たりして、ゆったりします
(2)友達、クラスメイトとの交友関係、付き合い方を教えて下さい。変化はありましたか。
より親密になったので、旅行や遠出を一緒にすることも増えました。より腹を割った、良い空気ができました。
(3)留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出をそれぞれ教えて下さい。
最も良い思い出:普段の日常です。笑
いろんな機会を通して仲良くなった状態で、時間ができたときにお互いリラックスして時間を過ごすことは、楽しいです。ワインとパンとクリームを買ってのんびりすることはいつも至福の時でした。食べ物は東京の物価に比べてかなり安いので、これもうれしいです。
大変だった思い出:一応法で厳しく禁止されているのでほぼ起きないのですが、人種差別を面と向かってするひとが1人いたことです。結果的にこの経験は自分を強くしました。
(4)一番の息抜きの方法は何ですか。
おいしいものを食べながら友達とゆったり会話をすることです。
(5)休み中の過ごし方について教えてください。
寮内で課題をする、寮生とのんびりする、お散歩、旅行です。公園で散歩、ピクニック、日焼けすることが現地人の文化なようで、留学生も同じことをやって楽しんでいます。留学生はみな旅行を頻繁にしています。
(6)おすすめのイベントやクラブ活動があれば教えてください。
学部主催のイベント(BDIの旅行など)、言語交換パーティー、それぞれの寮内のパーティーなど
(7)日本から持っていったノートパソコンの使用頻度や必要性、またどのようなことに使っていたか(授業の課題、リサーチ、音楽、スカイプ等々)について教えて下さい。
ノートパソコンがないと何もできないくらいいつも使っていました。ノートテイキング、旅行計画、連絡の取りあい、音楽、課題の情報収集など。紙を一枚も使う必要性がなくなりました。
(8)日本の家族、友達とはどのくらいの頻度で、どのように連絡をとっていましたか。
好きな時に思い立ったら連絡を取りました。頻繁ではありませんが、1か月に1度はかるく話しました。
○ 留学全体を総括して
(1)留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか。
自己管理能力です。実家暮らしで甘んじていた自己管理が、ここにきてとても悪いものだったことを気づかされました。1年間、家事関係の事柄について、多くの壁に当たりました。洗濯もできなかった自分が、ここまで一人でストレスを感じず暮らせるようになったのは、語学以外に得た大きいものと言えます。
(2)留学先の国、大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点はありますか。
ほとんど変わりませんが、ここに住む人々は思ったよりフレンドリーだと思いました。私にとってとても快適な場所でした。東京より過ごしやすいと感じることもありました。何が合うのかは具体的に理由がわかりませんが、街に大きいキャンパスがあるので、学生にとっていい場所なのだと思います。
(3)これからの目標、進路についてはどのように考えていますか。
英語力を帰国してからさらに伸ばし、衰えないようにしていきます。残りの学生生活で、学びたいものを学びきりたいです。
(4)同じ大学へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いことを教えて下さい。
ストラスブールへの留学は、授業の勉強以外に楽しいことがたくさんあります。ヨーロッパの学生は英語がかなり流暢なので、チャンスを逃さないために、日本で綿密に準備して、現地で活動的に楽しんでください!
(5)上記の質問以外で、留学を通しての現在の想いについて、自由に書いて下さい。
私の英語は良いほうではありませんが、留学前に必死に英語を詰め込んできたこと、毎日なにか英語に触れていたことで、現地でリラックスして様々な経験をすることができました。すべては一生に一度しかない貴重な経験でした。しかしいい言い回しがでてこない時には相手との間に壁ができることも感じたので、現状の英語力を培ってきた過去の自分に感謝しています。これは、甘い考えだったということにならないよう、これからも英語を学び続けます。
○ JSAFサポートについて
(1)JSAFでの出発前英語研修は、役に立ったと感じますか。またそれはなぜですか?
はい。
(2)JSAFの出発前オリエンテーションは、役に立ったと感じますか。またそれはなぜですか?
はい。英語だけの環境で過ごすことで、自分に何が足りないか事前に軽くわかったこと。それに対して、あらかじめ準備をすることができた。
(3)その他、JSAFのサポートについてコメントはありますか?
留学を悩んでいた時に、話をたくさん聞いてくださったので、最終的に自分にとって後悔のない良い選択をできました。JSAFを利用するか決断する前からも、長期間お話を聞いてくださったことを感謝しています。
☆第1回☆
○大学について
(1)大学キャンパスの設備や雰囲気はどうですか?
学生は約5万人、穏やかな雰囲気です。活発でうるさいという事はありません。フランスらしい落ち着いた学生がほとんどです。
大規模大学ですが、全体的に落ち着いた雰囲気があります。しかし、夜になると大学内のバーやいたるところでパーティーがはじまります。政治学科、経営学科の棟はメインキャンパスから少し離れていますが、スポーツクラスはメインキャンパスにあるのでそこの人とも交流しやすいです。学部棟独自のイベントもあり、広く行動できます。
(2)学生同士の交流・友人関係について教えてください
現地の学生:そこまでまだ深い中にはなっていません(11月中旬時点)。なぜなら。クラスや寮内は英語話者ばかりだからです。
他の国からの留学生:一番仲がいいのは寮内のアメリカ人学生たちです。寮内にはJSAFの学生以外アメリカ人しかいません。彼らはとてもやさしく、JSAFの学生にも同様仲間意識を持ってくれて、仲良くしてくれます。一緒に旅行を計画して出かけることもあります。他に、クラスのドイツ人、オランダ人、韓国人、アメリカ人の友達特に仲がいいです。街のイベントに一緒に出掛けたり、夜ごはんに出掛けたりしています。皆さん同じ志を持ってきているのと、試験や色々なことで助け合おうと思うので、仲良くなりやすいと思います。
日本人:日本人が街自体にかなり少ないです。大学には1学部に1,2人くらいしかいません。日本人を見つけたときは、ほぼストラスブール大学の他学部生なので、何かあったら助け合いましょう、と連絡先を交換したり、学部の情報・街のイベントの情報を交換する事がよくあります。しかしみなさん忙しいのであまり会えません笑。いい関係だと思います。
(3)大学のある街について教えてください
どんなところですか:自然豊か。どこに行っても草木の色がきれいです。日本のよりも四季を楽しめます。一方ダウンタウンには、東京にあるようなお店がそろっています。都会と田舎がちょうどよく融合した街です。旅行で来た友人はここが一番好きな街と言っていました。
ダウンタウンまでのアクセス:寮からは30分、大学からは5-10分(公共交通機関)。自転車を使うともっと早いです。
お薦めスポット:
・プティフランス:頭が疲れた時、友達と暇になったときはここをお散歩します。
・暖かい日のストラスブール市内:お花が沢山咲いているので、散歩だけで観光気分になります。
・図書館:大学の図書館がたくさんあるので、毎回違う所に行き新鮮な気持ちで勉強できます。新しい図書館に行くのが楽しくなります。日本の図書館よりかなり清潔ですし、芸術的です。
・ケール:物価がストラスブールの半分になることもある、ドイツの街です。寮―大学の定期券を持っていれば無料で行けます。例えばパスタは0.3か0.4€で売っています。
その他:街自体中くらいのサイズなので町の端から端まで自転車で移動できます。
・住んでいる人々:皆さん良い人で、困ったときには助けてくれます。
・英語:クリスマスには観光地スポットとして毎年2万人以上訪れることから、みなさん英語が流暢で、外国人に壁を感じさせません。
(4)キャンパス内外の治安はいかがですか
キャンパス内:とてもいいです。念のため貴重品は持ち歩いていれば問題ないです。
キャンパス外:安全です。現地で生まれ育った大学院生の友達曰く、女性が夜11時に一人で歩くのも普通といいます。私は友達といる時しか夜出歩いたことがありませんが、確かに安全です。夜勉強したい人は、寮内の美術館のような雰囲気の図書館で快適に勉強できるので、問題ないと思います。
(5)初日のオリエンテーションは分かりやすかったですか
わかりやすかったです。長すぎたので、スマホで動画をとって見返したり、寮生で助け合ったりしました。どんなことも後から大学職員に聞いたら答えてくれるので、問題ないです。職員は皆さんとても優しいです。
しかしスポーツセンターの受付の人のみフランス語対応のみだったので、スポーツの説明だけスマートフォンで録画しておくか、現地の近くにいるフランス人に助けてもらうことになるかもしれません。
○授業について
今学期履修した授業について教えてください。
【科目1】 European Economic Policy
授業形式:レクチャー。課外授業1回あり。1コマ3時間、8回。
クラスの規模:約30人(ドイツ人約8人、アメリカ2人、カナダ3人、ギリシャ2人、アイルランド・スウェーデン・コロンビア・スペイン・東欧諸国・ポルトガル・デンマーク・ブラジル・オーストリア・フィンランド・日本人1人)
評価のつけ方:前期試験+発言=40% 期末試験=60% (グレードは0-20。12が可に当たる。)
授業内容:EU政策について。EU政府の仕組み、資金の流れ、民主制など。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:単位認定される授業ということでとりました。他の授業に比べて、とにかく学生のやる気熱意が高いクラスです。とても楽しいです。具体的には、授業中の発言が多く批判的なことすらもたくさん飛び交います。試験は楽ではありません。いろいろと3つのなかで一番試験がつらい授業ですが、こんなに熱意のあるクラスはもう受けられないのではと思います。一方課外授業では、EU議会内に案内してもらいました。そこでみんなクラスメイトは仲良く過ごしました。先生は本当に素敵なやさしい人です。学生の意見をくみ取ってあれこれ考えてくれています。
【科目2】Entrepreneurship in European Context
授業形式:レクチャー1割、グループワーク9割。1コマ3時間、8回。
クラスの規模:私の班は、アメリカ人1人・ドイツ人2人。大体、ドイツ人5人、ギリシャ2人、アメリカ・カナダ・フィンランド・など。上記European Economic Policyと比率は似ています。
評価のつけ方:発言1割、グループ発表4割、レポート(グループで提出)5割
授業内容:ヨーロッパでの事業の立て方を学びます。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:先生はとてもやさしく、ユーモアがある方です。日本企業にいた経験も少しあるとおっしゃっていました。
・楽しかったこと:グループワークが楽しい。大学で学んだ知識を活かし、この授業で発揮するといったものでした。初回の授業では、インターンシップ経験を含め自己紹介をしました。有名企業で1年インターンをしている人や、IT専攻の人がいたり、とにかく優秀な学生ばかりです。私は数日のインターンしか経験がありませんが、長期インターン未経験者はマイノリティーでした。毎回刺激を受けます。私の班のメンバーがとにかく良く、それぞれ違う方面で知識を持っていて、協力して一つの事業をたてるといったもので楽しいです。会社で働いている気持ちになります。4人グループなので仲良くなります。
・苦労したこと:授業外で集まって会議する必要があること。そこまで大がかりではありませんが、予定が合いにくく、なぜか作業を進めるのに苦労します。というのは、EU県内から来た学生は地元によく帰ったり、私たちのような学生はよく旅行に行くからです。自分の知識不足にも苦労しました。ビジネスメジャーの人たちは次々に理解していきますが、私は、違う専攻でビジネスに関することを学んでいたので、やはり周囲の人に助けてもらうことが多く悲しいです。
【科目3】Introductory Grape and Wine Knowledge
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど):レクチャ―、体験型。1コマ3時間、8回。
クラスの規模:およそ、ギリシャ2人、アメリカ人1人、中国8人、ドイツ人6人、オランダ1人、韓国3人、日本人1人など。合計30人くらい。
評価のつけ方:最終試験100%
授業内容:ワインの詳細。かなり深いです。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:先生はとにかく学生に好かれていて、休み時間にちょこちょこお話ししています。ユーモアのある話をして、笑わせてくれます。日本企業でワインの先生かなにかしていらしたようです。なので、日本人だとわかって話してくれました。
・楽しかったこと:ワインをこまかく学べること。試飲する授業もあります。実用的なものが多いです。
・苦労したこと:想像を超えるワイン好きが多く、先生が投げかけた難解な質問に答える学生が結構いるのに驚きます。なので、授業はその人たちに合わせて行われています。私と友達はそこまで詳しくないので苦労しています。しかし、復習すれば意外に平気な量です。ワイン好きはこの授業をとって後悔しないと思います。
○寮生活についてお書きください。
(1)ルームメイトとの関係はどうですか?
朝から夜まで、頻繁に顔を合わせます。良好です。全体的に本当に仲がいいです。親友だと呼んでくれ、私が苦手なこと(例えばパソコン扱いが苦手)をよく助けてくれるやさしい子がいます。
(2)食事(カフェテリア、自炊の方法やバランスなど)はどうしていますか?
朝食:ブッフェ形式。ホテルのブッフェです。みんな大好きです。
昼食:自炊かサンドウィッチを買います
夕食:自炊。ここの学生は皆さん自炊しています。外食は本当にいきません。夜遊ぶ時は、自炊してから出かけるのが一般的です。
(3)休み中の過ごし方について教えてください。
寮内で課題をする、寮生とのんびりする、お散歩、旅行です。今までのところ旅行は頻繁にしていましたが、11月からは控えています。
(4)来学期に向けての目標や、準備しておきたいことを詳しくお書きください。
冬休みもここに滞在するので、さらに本を読んで知識を深めたり、EU公式施設たとえば人権裁判所の聴講にいくことです。英語の勉強も続けます。来学期は、現地フランス人のお友達をもっと作りたいと思っています。