留学体験インタビューIINTERVIEW

JSAF留学Story ~テネシー工科大学 高安秀都くん~

JSAF留学STORYでは派遣した学生の留学を紹介し、これから留学する方へ留学へのイメージをより具体的にし、留学するのに必要なことをその後紹介していきます。
今回紹介する学生は2017年秋派遣生としてテネシー工科大学に留学した高安秀都くんです。高安くんは2018年5月にプログラムが修了し、留学後もJSAF-IELTSの試験監督として活躍してくれています。それでは、高安くんの留学を見ていきましょう。

留学先:テネシー工科大学(アメリカ)

1915 年に創設されたテネシー工科大学(TTU) は、人口2 万5千人の小さなカレッジタウン、テネシー 州クックビル市に位置する州立4年制大学です。総合大学として、エンジニア、経営学、教育、芸術、 科学、人類科学など、44 以上の学部専攻と20 以上の修士号専攻課程を持っています。テネシー州唯一の州立工科大学でもあるテネシー工科大学には、エンジニアや科学専攻の学生が多く集まります。

1. 留学をしようと思ったきっかけを教えてください。

小さい頃に海外旅行に行く機会があり、そこでの経験が非常に印象に残っていました。以来、海外に興味を持つようになり、大学では留学をしたいとかねがね考えていました。

2. JSAFを通してテネシー工科大学に留学をしようと思ったきっかけを教えてください。

在籍大学がJSAFの協定校であり、学内のちょっとした留学紹介公演にてJSAFの存在を知りました。数ある派遣先大学リストからテネシー工科大学を選んだのは、単に学費が安かったからです。

3. テネシー工科大学の印象はどうでしたか? 

大学は田舎に位置しており、かなり落ち着いた雰囲気です。キャンパス内のほとんどの建物がレンガ造りで風格があり、一見北欧のような印象を受けました(北欧行ったことないけど)。地域の人達はとても穏やかで、道路も広くあまり混雑しません。治安は良いと思います。

4. テネシー工科大学の学部授業は日本の授業形式とどのような違いがありましたか? 

よく言われるように、アメリカの授業では日本のものよりも学生がより積極的に参加する形式になっています。先生は学生にたびたび質問を投げかけ、学生もちゃんとそれに答えています。時には授業中であるにも関わらず、学生同士で議論が始まってしまい授業の収集がつかなくなることもありました。また、大人数の授業ではケータイのアプリを使って出席確認や小テストをすることも多かったです。総じて日本の授業とは異なる点が多かったと思います。

5. 現地での生活を通して学んだことは何ですか? 

文化の違いを体感できたように感じます。時間のルーズさであったり、食事であったり、言語に関しても、これまで常識だと思っていたものが、実はそうではない事を思い知らされ、毎日が新鮮でした。

6. テネシー工科大学で語学力上達のために工夫したことを教えてください。 

英語の4技能のうち、留学中は特にリスニングとスピーキングを伸ばすよう心がけました。リスニング力向上ためにはいかに英語で話しかけられる回数を増やすかどうかがポイントだと考え、まずは会話以外で仲良くなれる方法を探しました。具体的には、サッカーと筋トレに積極的に参加し、誰か英語の話せる人間と一緒にいることを常態化して、なおかつ英語が上手く話せなくとも自分に興味を持ってもらえるように真摯に取り組みました。また、スピーキングでもリスニングの場合と同様に、まずは、英語を話さなければいけない環境下にいかに身を置くかにという点に注意をしました。会話の機会が増えある程度聞き取れるようになってからは、相手の言い方を真似して新たな表現方法を学びました。

7. テネシー工科大学での交友関係について教えてください。(現地の学生やInternational、日本人との付き合い方など)

クラスメイトとは全く仲良くならなかったが、ジムに通ったりサッカーをしたりジャパニーズクラブに参加したりと、色々なコミュニティに居場所があったので友達は比較的多かったとは思います。友達と道端や図書館で会えば挨拶をしたり話したりして、カフェで会った時には同じテーブルで話しながら食事することもよくありました。

8. 留学中に一番苦労したことを教えてください。

英語で意思疎通をすることに一番苦労しました。最初のうちはカタコトの英語で相手も理解してくれていましたが、だんだんと仲良くなって少し込み入ったような話をするようになると、英語力が足りず苦労しました。会話の中で出会った語彙や言い回しは欠かさずメモを取るようにしていました。

9.JSAFサポートについて感想を教えてください。

定期的に授業のことや生活のことを報告するので、メールの度に留学生活を振り返ることができて次の目標や生活の改善点を意識しやすくなりました。また、授業履修から大学生活、旅行に至るまで幅広くサポートしてくれるので安心できました。メールを送るといつも心のこもった返信が来るので毎回の定期連絡を心待ちにしていました。

10. これから留学する後輩へのメッセージはありますか?

アメリカに1年いたからといって勝手に英語が上達するわけではないです。留学というのはものすごくよくできた教材のようなもので、やればやるだけ上達するけれども、逆にあまり外に出なかったり、恥を恐れて人と話すのを避けていたりするようだと英語はできるようにならないと感じました。僕も人のことを言えるほど英語は上手くないけれども、留学に行くなら、是非とも全力で英語をしゃべってもらえたらと思います。あと、留学はめちゃくちゃ楽しいです。羽目を外しすぎない程度にアメリカを満喫して来てください!

11. 留学を通して自分が一番成長したと感じること

まずは一番の目的であった「英語力」、次に「コミュニケーション能力」が挙げられると思います。英語力を伸ばすために、できる限り積極的にコミュニケーションをとるように心がけましたが、アメリカ人のちょっとした行動から、話し方や距離の詰め方を学ぶことができました。アメリカ人は他人とあまり壁を感じていないように見え、友人を作るのが上手だったので見習うように心がけていました。

12. 上記の質問以外で、 留学を通しての現在の想いについて教えてください。

留学にはずっと行きたくて、今回の留学で一つ目標を達成できました。一方で、留学に行くこと自体に意味があるわけではなく、留学に行った経験や得た知識を今後どのように活かすかが最も重要であると思います。残りの大学生活や就職後に今回の留学の経験を活かし、ワールドワイドな人間になれるよう努力し続けたいと考えています!