• 留学先 :オークランド大学 / University of Auckland
  • 留学時期:2016年春

留学生活を振り返って

留学の目的は何でしたか

技能としての英語力の向上・国際的な視点の会得

上記の目的は達成されましたか

英語に関しては日常会話に困らないほどまで上達することが出来ました。国際的な視点の会得という点においても外国から日本を客観的に俯瞰できるようになりました。

到着前から現在までのことについて教えてください

渡航前に日本で準備しておけば良かった点

英単語の勉強をもっとしておけばよかったと少し後悔しています。

日本から持ってくれば良かった物

特にないです。

到着後すぐに購入が必要だったものは何ですか

留学中は自炊が中心だったので、キッチン用具が最初に必要になりました。寮の部屋にハンガーが三つしかなかったのでハンガーも最初に買い揃えた記憶があります。

生活費(月のお小遣い)はどのくらいですか

NZ1000ドルほど。ほとんど自炊だったので金曜や土曜に友達と飲みに行く時くらいしかお金を使わなかったので、毎月余っていたと思います。

大学について

大学キャンパスの設備、雰囲気

キャンパスの設備:
キャンパスは日本の大学と同様に、学部ごとに学部棟が分かれていてどれも新しく非常に綺麗でした。どの学部棟にも学部生専門の図書館や自習室があり充実していたように思います。全学生共通の図書館は貯蔵してある本が充実していて、レポートを書く時に不便を感じませんでした。大学のジムも大学内にあり、ジムを含め学部棟が隣接していたので授業後の移動もスムースでした。
雰囲気:
様々な人種であふれていました(アジア系・イスラム系・マオリ系など)。特に自分の大学では自分も含め、学生同士が大学内や教室内でよくつるんでいるのを頻繁に見かけますが、オークランド大学では学生一人ひとりが自立していて、授業を受けたらすぐ帰る学生が多くビックリしました。

学生同士の交流・友人関係について教えてください

現地の学生:寮に住んでいる学生が主で、大学の授業やクラブ活動で出来た人など
他の国からの留学生:寮にはインターナショナルの学生や自分のような交換留学の学生が多く、様々な国から来た学生と友達になることが出来ました。寮以外では、大人数の教室では一人ひとりが授業を受けているので話しかける雰囲気はなく、少人数の授業やチュートリアルでアジア圏やヨーロッパ圏から来ている学生と何名か友達になりました。
日本人:街中で語学学校に通う日本人をよく見かけましたが、大学にはほとんどいなかったので日本人の友達はほとんどできませんでした。それでも、寮に住んでいた他の大学からの派遣生と数名仲良くなりました。

大学のある街について

町自体は小さく、渋谷や新宿に比べると店の数や遊ぶところが少なかったですが少し町を歩くと海が見えるような綺麗な町でした。オークランド大学がある、オークランドのダウンタウンには非常にアジア人が多くビックリしました。
大学がダウンタウンの近くにあり、アクセスはいいです。お薦めスポットとしては、ダウンタウンのハーバー沿いのバー。ダウンタウンから少し離れたPonsonbyという町(雑貨屋やカフェなどがおおくダウンタウンと打って変わってアジア人が少なく白人が多い印象)などです。

キャンパス内外の治安はいかがですか

キャンパス内:特に治安が悪いと感じたことはないです。
キャンパス外:NZは治安が比較的いいと聞いていた通り、治安は良かったと思います。治安が悪いというほどではないが、日本と比べて金曜日や土曜日の町はうるさすぎるほど賑やかな印象をうけました。夜の公園を一人で通り抜けることは危険だと現地人に言われましたし、夜友人たちと町で飲んで寮に帰るときはグループになって帰るように最低限の注意は払っていました。

初日のオリエンテーションは分かりやすかったですか

質問すると丁寧に答えてくれました。大学側が新入生を受け入れる雰囲気感が伝わってくるような素晴らしいオリエンテーションでした。

語学力についてお書きください

留学開始当初と比べ外国語力はどのくらいついたと感じますか?

高校時代から英語の成績は良く得意だと自負していましたが、所詮自分の英語力は日本でしか通用しない受験のための英語だと理解していました。留学先ではスピーキング能力・リスニング能力に重点を置き、ストレスなく会話を構築できるほどには自分の英語力を向上させたいと考えていました。
留学を終え、ネイティブのような英語力をつけるには後3、4年必要なのかなと現実的な語学の壁を感じましたが、それでもちゃんと自分の考えていること思っていることを英語で伝えられるほどには上達したと思います。

語学力上達のために、工夫したこと、努力したことを教えて下さい

当たり前のことながら、話さなければ英語力は向上しないので、寮の同じフロアのネイティブの友達を捕まえてはその日にあったことを全部話すようにしていました。その会話の中でネイティブが使う言い回しを覚え、それを次の会話で使えるように練習し、次の会話では使うように意識していました。

JSAFのサポートについて

JSAFでの出発前英語研修は、役に立ったと感じますか。またそれはなぜですか

役に立ったと思います。自分より英語を聞ける人、話せる人がたくさんいて自分も負けていられないとやる気になれました。自分と同じように今後10ヶ月留学を頑張る仲間を知ることができ、ガッツになりました。

履修した全ての科目について

【科目1】ACADENG

授業形式:40名ほどの少人数のレクチャー
評価のつけ方:授業内の課題、エッセイ課題、オンラインテスト、授業内テスト、期末テスト
授業を通して学んだこと:
大学でのエッセイの書き方をパラグラフの組み方から教えてくれる。実際に習った書き方を復習するために授業内の課題で1パラグラフのみを書く練習をしました。それ以外に課題として大きなエッセイを2回書きました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:
毎授業が2時間あり集中力的に辛かったが、1からアカデミックなエッセイの書き方を教えてくれるので、他の教科でのエッセイを書く時に非常に役立った。英語が第二言語の学生しか受けられない授業だったので、教室が国際色豊かでした。

【科目2】ASIAN

授業形式:200名ほどの大教室でのレクチャー 25名ほどのチュートリアル
評価のつけ方:小課題、チュートリアル内課題、エッセイ、期末試験
授業を通して学んだこと:
日中韓の歴史を紀元前から学ぶ授業。週替わりに学ぶ国が変わり、その度にレクチャラーが変わる授業形態でした。レクチャー自体は歴史を教授が一方的に教える反面、チュートリアルでは授業で習った歴史的事象について少人数でディスカッションしました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:
チュートリアルはディスカッションが中心だったので毎回楽しかったです。チュートリアルのグループでは日本人が自分一人だったので、日本を代表して歴史について語るように毎回チューターに言われ人前で英語で話す度胸がここで身についたかと思います。英語で日本外の視点で日本の近代史を学ぶのは想像以上に面白かったです。

【科目3】:MKTG

授業形式:200名ほどの大教室でのレクチャー
評価のつけ方:課題、中間テスト、期末試験
授業を通して学んだこと:
企業がマーケティングを行う際に企業が踏むステップを1から習う授業。講義だけではなく、教授の友人がゲストスピーカーとして壇上に上がるためリアルなマーケティング話をしてくれました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:
色んなビジネス書などで聞きかじった断片的な知識が授業を受けることで線になっていく感覚が楽しかったです。日本にいる時からマーケティングを学んでみたいと考えていたので非常に有意義な講義でした。自分でビジネスプランを考える課題が難しかったながらも高評価を受け嬉しかったです。

【科目4】:POLITICS : Global Politics 

授業形式:200名ほどの大教室でのレクチャー 25名ほどのチュートリアル
評価のつけ方:課題、中間テスト、期末試験
授業を通して学んだこと:
国の仕組みを様々な理論に当てはめて考える授業。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:
授業の内容がとにかく難しくて苦労しました。難しい教科書を毎週100ページ以上読まなければいけないのが本当に大変でした。エッセイでしくじってしまいチューターのところへ掛け合いに行ったものの相手にされず、悔しい思いをしたため、期末試験での巻き返しを誓い9ヶ月間の中で一番勉強をして期末試験に臨みました。パスできた時はとても嬉しかったです。

【科目5】:ACADENG

授業形式:40名ほどの少人数のレクチャー
評価のつけ方:課題、オンラインテスト、クラス内テスト、期末試験
授業を通して学んだこと:
エッセイを書く際に必要なアカデミックな単語や言い回しを学んだ。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:
セメスター1ではアカデミックなエッセイの書き方を学んだが、この授業ではどのような単語がアカデミックな領域に属し、どのような単語が違うのかについて学びました。それによって他の授業でのエッセイなどで単語の選び方に気を配れるようになりました。

【科目6】:FTVMS

授業形式:200名ほどの大教室でのレクチャー 25名ほどのチュートリアル
評価のつけ方:オンラインテスト、チュートリアル内試験、エッセイ、期末試験
授業を通して学んだこと:
映画の技法を講義やテキストから学ぶと共に、実際に映画を見てその技法がどのように使われているのかを学ぶ。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:
もともと映画を見るのが好きだったのでこの授業を取りました。映画のシーンに散りばめられた技法を学ぶことは興味深かったですが、その技法をチェックするために何度も同じ映画を見るのは骨が折れる作業でした。それ以上に英語字幕なしで映画を見ることがリスニング能力の観点から非常に難しかったです。

【科目7】:PHIL

授業形式:200名ほどの大教室でのレクチャー
評価のつけ方:オンライン試験、中間試験、期末試験
授業を通して学んだこと:
様々な命題を取り上げその命題が真か偽かを求めるケーススタディーを学ぶ。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:
この授業はアート学科に属していたものの内容としては、プログラミングに近く、始めて学ぶ学問だったため楽しく学べました。勉強をしている感覚はなくゲーム感覚で学べたので、この授業の予習復習が楽しくて仕方がありませんでした。その結果、中間試験・期末試験とも平均点を大きく上回る点数が取れ、満足しています。

学部授業を総括して、日本の授業と違う点、留学先国の授業の特色、自分が感じたことなどを自由にお書き下さい

自分の大学とオークランド大学とでは、学部授業云々という瑣末な枠を超え、両大学にいる学生・両大学そもそもの性質が全く違うということを私は強く感じました。日本では未だに学歴社会で、大学で何を学ぶということよりも大学入学試験を突破しどの大学に入るかに注視されているように感じます。私はそれがおかしいと主張する気はありません。なぜならば日本は未だに学歴社会だからです。しかし、ニュージランドでは大学で何を学ぶかに注目が集まります。学生同士が初対面で会うと名前を聞いた後に、必ず大学で何を学んでいるのかを聞き合います。話の中心は常にどこの大学に通っているかではなく何を学んでいるかなのです。
学生が大学に求めるものが違いますから大学自体の性質も私の大学とオークランド大学とでは違いました。学問というものに対し、オークランド大学のほうが真摯に向き合っていたように感じました、というのも、成績をつける際に私の大学は相対評価を採用しているのに対し、オークランド大学は絶対評価を採用しているからです。前者では、仮にテストが難しければ平均点も下がり成績は底上げされます。しかし後者では、どんなにテストが難しく平均点が低くても50点を下回った学生に向けた救済はありません。学問というものに対して非常に厳格なのです。

学生生活についてお書きください

1週間のおおまかなスケジュールを教えて下さい

月曜から金曜は大学で授業・土日は週によって過ごし方が違いましたが友達と遊んでいました。

友達、クラスメイトとの交友関係、付き合い方を教えて下さい。変化はありましたか

大体の友達は同じ寮に住んでいたので、友達の部屋に遊びに行ったりしていました。週末は毎週のようにフロアメイトと飲みに出かけていました。
当初からフロアメイトは英語のできない自分に話しかけてくれていました。だんだんと自分が話せることが増えるに従って距離も近くなっていったように感じます。

留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出をそれぞれ教えて下さい

留学先で誕生日を迎えたのですが、フロアメイトがサプライズで祝ってくれたことが一番いい思い出です。
大変だった思い出は期末の試験前の勉強が想像していたより大変で何十時間も勉強をしなければいけなかったことです。

一番の息抜きの方法は何ですか

友達の部屋に入って話をすることです。

日本から持っていったノートパソコンの使用頻度や必要性、またどのようなことに使っていたか(授業の課題、リサーチ、音楽、スカイプ等々)について教えて下さい

授業の課題やリサーチのために毎日使っていました。それ以外ではyoutubeで動画を見たりskypeにも使っていました。

日本の家族、友達とはどのくらいの頻度で、どのように連絡をとっていましたか

家族とは気が向いたらlineで連絡を取っていました。友達とは三ヶ月に一回くらいの頻度でスカイプをしていました。

大学のサポートセンター(ライティングセンター、チューターなど)は利用しましたか。利用した場合、勉強を進める上で役に立ちましたか

課題の意図がわからない時や、課題の進行上で不安がある時はチューターに相談しに行っていました。親身に答えてくれるチューターが多く助かりました。

JSAF留学プログラム費以外でかかった費用の目安をそれぞれ教えてください

①現地での旅行費用:20万ほど
②個人的な諸費用(こづかい、買物代など)合計:月5万ほど
③携帯電話料金:月1万ほど
④ミールプラン以外の食事代:月2万ほど
⑤教材費(学部:3万ほど)

留学全体について

留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか

スキルとして英語が話せるようになったことは自分として大きな収穫ですが、それ以上に物怖じしない度胸と自信がつきました。また、国際的な視点も身についたと自負しています。

留学先の国、大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点はありますか

イメージのままで綺麗でのどかな国でした。