国際基督教大学教養学部アーツサイエンス学科4年

  • 留学先 :メイヌース大学
  • 留学時期:2018年8月~2019年5月
  • 留学期間:1学年間

大学キャンパスの設備、雰囲気

平日は生徒で賑わっていて、サブウェイやスターバックス、カフェテリア、自習のできる図書館やジムもあり、不便に思うことはありません。 週末は平日のように多くの生徒を見ることはなく、とても落ち着いた雰囲気です。

大学のある街・治安

どんなところですか:学生で溢れる活気のある街で、遊べるようなところは近くにないので勉強に集中できやすい環境だと思います。

ダウンタウンまでのアクセス:バスで1時間で首都のダブリンに行けます。 お薦めスポット:Aldi(スーパーマーケット)。他のスパーマーケットよりも低価格で食料などを買う事ができるので、寮生には優しいお店です。

その他:アイルランドといえばパブが有名ですが、この街にもパブが何軒かあり、毎日夜中まで多くの人で賑わっています。

キャンパス内:安全。

キャンパス外:比較的安全。ホームレスはいません。

学生同士の交流・友人関係

現地の学生:Society、またはグループディスカッションの時に交流します。

他の国からの留学生:Society、また学期前の英語のクラスとオリエンテーションで友達を作りました。

日本人:2人と友達ですが、1、2週間に1回ほどしか話しません(主に英語)。

滞在(ホームステイまたは学生寮)

毎日キッチンで会います。 一緒に遊びに行くことはまだ2回しかしていません。

フラットメイトはアメリカ人の子とカナダ人の子同士で仲が良く、話すことは少なかったです。

留学の目的について

英語力の向上、精神的にも成長をする、国籍関係なく輪を広げる

上記の目的は達成されましたか。

されました。

留学を通して身に付いた、成長したと感じる点

英語を始め、backgroundの違う人とのいい関係の築き方や、ポジティブでいることの大切さなどを学びました。

留学を通しての現在の想い

留学前からフレンドリーで住みやすい国というイメージは持っていましたが、アイルランドにきてからもそれは変わりませんでした。大学は、動画で見たときはとても洗練された教育を提供している場所というイメージを持ちましたが、実際はそれよりもゆったりとしていて、とても自分にあった教育環境でした。

今後の進路、目標について

日本に帰ってからは日本で就職活動をしようと考えてします。

同じ大学へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いこと

Maynooth大学は立地もよく本当に素晴らしい大学です。最初は不安で仕方がなかったけれどSocietyで素敵な友達を作ることができ、アイルランドというよりもMaynooth大学が今では私の第2のホームのような感じになっています。失敗を恐れてしまうのは当たり前ですが、それでも何か行動をしてみてください!きっと辛いことよりも楽しいことの方が待っていると思っています。

上記の質問以外で、留学を通しての現在の想いについて、自由に書いて下さい。

本当にアイルランドを留学先に選んでよかったなととても思います。1年前は1年後の自分がどのような感じになるのか想像はできず不安しかありませんでしたが、今では日本に帰りたくない!と毎日思っているくらいこっちでの生活が充実しています。1学期目は辛いことの連続でしたがここまで頑張ってきて本当によかったし、自分にお疲れ様と言いたいです。

プログラム費以外でかかった費用目安

生活費ミールプラン以外の食事代:毎週2000〜4000円
航空券代約10万円(往復)
現地旅行費用約10万円
教材費学部:約5000円
その他個人的な諸費用(こづかい、買物代など)合計:約10万円

渡航前に日本で準備しておけば良かったこと

JSAFさんからもらったハンドブックを隅々まで読み込むこと

日本から持ってくれば良かった物

折りたたみ式の旅行バッグ アイルランドには大きなスーツケース2つとリュックしか持ってきていなかったので、飛行機に預けられるちょうど良い大きさのバッグを持ってくれば、旅行に数日間だけ行くときにスーツケースを持って行かなくて済んだなと思いました。

到着後すぐに購入が必要だったもの

私の場合イギリスで乗り継ぎをし、ロストバゲージにあったので、歯ブラシやシャンプー、食料など生活必需品を買いそろえる必要がありました。

学生生活

1週間のおおまかなスケジュール

月曜日から金曜日は授業があり、土日は外に出かけたり勉強をしたりしていました。水曜日はダブリンで行われていたJapanese meetupにほぼ毎週参加し、木曜日にはSocietyに参加していました。

課外活動

Japanese Society, Language Society, IESN Society (international students向けのSociety), Yoga Society, Trampoline club

留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出

最も良い思い出は、本当にいい人たちに囲まれ、参加していたLanguage Societyでイベントがあるたびに楽しい時間を過ごすことができたことです。 最も大変だった思い出は、アイルランドに着いて数ヶ月は友達の作り方がわからず、そんな自分に嫌気がさしてしまい籠りがちになってしまっていたことです。

一番の息抜きの方法

音楽を聴いたり動画を見ること。

休み中の過ごし方

主に週明けの授業に向けたリーディングの課題をやっています。たまに時間を見つけて1人、または友人とダブリンに行ったりします。

日本の家族、友人との連絡頻度

家族とは1週間に1回スカイプをしていました。友だちとはたまに連絡を取り合っていました。

語学留学

1. クラスについて教えてください(セッションごとにお教えください) 雰囲気:IELTSに向けたクラスで、3人の先生が日ごとに交代してレクチャーしてました。クラスは中国からの生徒が多かったので、ディスカッション中も中国語で話されたりした時もありました。

2. 人数/国籍の割合:

その他:約15人の中国人と、私1人

3. 1日の勉強時間と勉強場所(宿題など)

2時間、自分の部屋 宿題は文法だったり、ライティングがほとんどでした。

4. 勉強するのに役立つ教材や方法など

国籍の偏りもあり、pre-sessionalのにあまり満足していない自分がいたので、インターネットで英検1級の過去問を調べて解いたり、conversation topicなどを見つけてスピーキングの練習をしたりしてました。

学部授業

  • コース番号 :AN156
  • 授業タイトル:The Anthropology of Zombies and Aliens
  • 単位数   :7.5単位

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

レクチャー

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

Essay90%, General participation 10% 結果は未発表

授業を通して学んだこと(授業内容)

ゾンビ映画がどのようにして現代社会を批判するメディアとして利用されているか。ゾンビはただの人間を襲うモンスターではなく、奴隷制や満たされることのない消費欲求など、私たち人間の特性を表しているものでもある。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

この授業ではスライドが全然使われなかったので、専門用語ばかりのレクチャーを理解するのに苦労しました。しかしゾンビについての授業は日本であまり受けられるものではないと思うので、とてもいい経験になったと思います。

学部授業

  • コース番号 :SO212 
  • 授業タイトル:Community & Class  
  • 単位数   :5単位

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

レクチャー

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

Jounal entries, attendance and discussion 50%, Exam 50% 結果は未発表

授業を通して学んだこと(授業内容)

主にコミュニティの事情について。そこでは人々はどんなツールを使ってどんなカテゴリーの人々とコネクションを持つか。コミュニティは時が経つにつれ縮小、または減少していっているかなど。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

苦労したことは、このクラスはディスカッション形式で授業が進められ、アイリッシュの生徒がほとんどの中発言をするのが中々難しかったことです。しかしコミュニティは人々にとってどれだけ重要なグループなのか、自分に当てはめながら考えることができたので自分のためにはなったと思いました。

学部授業

  • コース番号 :MD224
  • 授業タイトル: Media, Society and Politics
  • 単位数   :5単位

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

レクチャー

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

Essay 100% 結果は未発表

授業を通して学んだこと(授業内容)

テレビなどで放送されている番組は現代社会が抱え込む問題をどのように浮き彫りにしているか(ジェンダーなど)。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

この授業は毎回ドキュメンタリーやリアリティ番組を観て、それを基にレクチャーを受けたりディスカッションをしたりしました。番組の内容や形態は日本とは全く違く、それを1回で理解するのはとても大変でした。しかし逆に日本とは違うメディアの社会の映し方をこの授業を通して目で見て感じることができたので貴重でした。

学部授業

  • コース番号 :MD226 
  • 授業タイトル:Advertising: Industry and Audiences
  • 単位数   :5単位 

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

レクチャー

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

Presentation 20%, Essay 80% 結果は未発表

授業を通して学んだこと(授業内容)

テレビやインターネットでよく見る広告はどのような目的で、どんな人々をターゲットに、どのよう掲載されているか。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

授業はレクシャー形式でスライドを見ながらゆっくりノートを取れたので、授業内はあまり苦労はしませんでした。

授業の課題の中で、特にがんばったもの、自信作

エッセイ・ペーパー

科目名:Media, Society and Politics

題材:Programme Proposal

内容:日本における男女格差問題にフォーカスするドキュメンタリー製作

大変だったこと、やり遂げての感想:2500字のエッセイを書くのは初めてだったので字数が余ってしまわないか心配でしたが、自分好みのドキュメンタリーを製作するのはとてもやりがいがあり楽しかったです。しかし自分の提案した番組が放映したのち日本でどのような社会変化をもたらすかを、アカデミックソースを引用しながら1500字書くのは大変でした。

プレゼンテーション

科目名:Advertising: Industry and Audiences

題材: Paywalls

内容: Paywallの説明や、例を紹介しつつ問題を提示する

大変だったこと、やり遂げての感想:これはグループプレゼンテーションでしたが、メンバー2人は協力的だったので何事の問題もなく終えることができ、終わった後は達成感でいっぱいでした。大変だったことはスクリプトを見ないようにプレゼンテーションをしたことです。

学部授業を総括して、日本の授業と違う点、留学先国の授業の特色、自分が感じたこと

アイルランドの授業は意外にもdiscussionが少なく、また授業中は日本人のようにシャイになる生徒も多いかなと感じました。また生徒の年齢層は18歳から60代くらいの大人までととても幅広く、日本とは大きく違う特徴だなと思いました。

JSAFサポートについて

サポート全体の感想

本当にMaynooth大学、アイルランドは自分にぴったりの場所だったと思っています。最初は正直辛いことばかりで「留学なんてせずに大人しく日本で勉強してればよかった…」と思っていましたが、自分の殻を破いて友達ができたり上手に問題を対処する方法を見つけてからは、日本に閉じこもっていては絶対できないようなことばかりを経験することができ、人生の中で一番意味のあり、濃く、そして充実した10ヶ月間だと今では胸をはっていうことができます。このような心境の変化が現れたのは、自分が頑張ったからではなく、JSAFさんを始め親のサポートだったり素敵な人たちに囲まれたからだと、心の底から全ての人々や偶然起きた出来事にも感謝をしています。 知らないところでもきっとたくさんサポートをしてくださっていたと思います。こんなに貴重で素敵な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。

出発前オリエンテーションおよびEnglish Workshop

一日中英語でコミュニケーションを取らなければいけなったので、英語で授業することを想像できるいい機会だったと思います。また自分は英語に対してどのくらい対応できるのかを知ることもできました。

留学前でとても不安でしたが、同じ思いを抱えた仲間と話すことができ、また同じ国に行く人と顔を合わせ自分たちの気持ちを共有できたのでよかったです。また留学経験者の先輩のお話を聞くのはとても貴重でした。

語学力について

留学開始当初と比べ外国語力はどのくらいついたと感じますか?

大きな変化はありませんが、確実に英語力は伸びたと思います。私は英語力以前に英語で話すとfriendlyじゃなくなるという傾向にありましたが、たくさんのEnglishスピーカーと話したことで英語力だけでなく英語でのコミュニケーション力がとても身につき、間の埋め方や人と近くなれる方法を英語を日々使いながら学ぶことができました。

語学力上達のために、工夫したこと、努力したこと

リスニング

●苦労した点

Irishや他の国のアクセントの強い教授や友だちの話をなかなか1回で聞きとれなかったこと

●工夫した点

YouTubeでIrishのYouTuberを探し、何回も動画を見ることで耳を慣らすようにした

リーディング

●苦労した点

専門用語が多く辞書なしでは理解できなかったこと

●工夫した点

辞書で調べる前にワードの意味を予想し、辞書を使う回数を少しずつ減らしていった

ライティング

●苦労した点

書いているうちに話がそれてしまうことがあったこと

●工夫した点

何度もAssessmentを見返し、自分はきちんと求められているものを書けているか慎重に進めていった

スピーキング

●苦労した点

グラマーのミスを恐れ、ネイティブスピーカーの前だと緊張で思うように喋れなかったこと

●工夫した点

全く英語を話すことを躊躇しない周りのヨーロッパからの留学生の英語を聞き、ミスすることは恥ずかしいという概念を自分から消そうとした

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