JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE
立教大学経営学部経営学科3年
- 留学先 :ロンドン芸術大学ーEnglish Plus Mediaコースー
- 留学時期:2019年9月~2020年2月
- 留学期間:約5か月間
現地の印象について
・街の雰囲気
ロンドンの街は都会なので雰囲気としては地元の東京も変わらないので、こちらに来て不便に思うことは特にないです。イギリスならではのお店もありますし、日本のお店もあり買い物に不自由はありません。
・大学の雰囲気
ファッションやデザイン、芸術的な分野がとても盛んな大学です。通っているのは語学学校ですが流行に興味関心の強い人が多く、退屈しない毎日が送れる環境が整っています。
・オリエンテーション
初日の説明は簡潔で、困った時のサポートを誰に頼めばいいかというスタッフ紹介のみです。 あとは学生証も、渡されていなく後から自分で申請しに行くような点が気になりました。 この週の人数が多いためか用意できていないようでした。
クラスについて
話す機会が多いクラスでのアウトプットの練習を経て、どんどん自信が持てるようになりました。最初は少し簡単なクラスに入ってしまって、アジア人が多くモチベーションがあまり上がりませんでした。先生の話し方をまねしたり、台湾人のクラスメイトに日本語を教えて異文化交流を深めたりしています。
月から金まで9-12時でGeneral Englishの授業を受けています。Speakingがメインのクラスです。扱う題材は様々で、この前ニュースを読んできてそれを口頭でreportするというお題が出た時は、ロンドンで起きたデモについてでした。絶滅危惧の動物を保護するデモが朝から道をふさいでいて、抗議をすることや主張の自由は認められても通勤通学に使われている最も人通りの多い時間帯の道を使うことに賛成か反対かのディベート大会を行うような内容です。他にも、授業中に新しく覚えた英単語で神経衰弱をしておさらいをしたり、毎週授業で何をしたいか先生と生徒で話しながら決めていて、リクエストに対して柔軟な授業スタイルです。
また、火曜と水曜はMediaのコースを別のキャンパスで受講していて14-17時過ぎまでLondon College of Communicationというキャンパスにいます。木曜日に、たまに学校の外で写真撮影をしてそれを題材に授業が進んで、写真撮影のTips を実践的に学べる面白い授業です。Tate ModernやSt.Paul’s Cathedral,Borough Market,Bank stationでポートレート撮影の勉強をしました。来週からテーマが変わってFilm Makingが始まるのでそれも楽しみです。
滞在先について:寮の学生とはどんなお話をしましたか?
寮について
・Flat mateが5人いて、夕食を共用スペースのキッチンで食べたりしています。わたし含め綺麗好きな人ばかりなので不快に思うことはありません。ロンドンで働いている人、同じ大学に通う人、その彼氏、など様々な人とカルチャーバックグラウンドについて話しています。食事の時に会話するのが楽しいです。
・管理人さんと最初に話して以来、サポートはあまり手厚くありません。電気が切れた場合の対処も時間がかかりました。
・寮の立地や外観はとてもきれいです。バス停が徒歩30秒のところにあり、雨の日も濡れずに行けます。朝早くや夜にはキツネが出ます。
5人中2人が働いていて、M&Aなどのファイナンスや広告などのマーケティングのお仕事をしている人がいるので、ビジネスの話をしたり、私の専攻に近いトークができて楽しいです。ロンドンでも東京と同じように駅の広告が企業のマーケティング戦略の一環となっていて、ターゲット層に効果的なPRをするにはどのような場所が適切かなどを4Psというフレームワークを用いて議論し、日本の大学で勉強したことがロンドンで実際に働いている人と話すことで社会の仕組みを学べて面白いなと思いました。新しく入ってきたチリの女の子はまだ大学に入る前のGap yearでイギリスの語学学校に通っていて、ホームステイからこちらのアパートに変えてこれから1か月滞在すると言っていました。インドネシア人の男性、イタリア人の女性、私含めUALに通う日本人2人とそのボーイフレンドでアパートのCommon room兼Kitchenで食事をするのが日々のコミュニケーションの練習になります。
今日あったことを共有してお互いに留学生活をレポートしたりするのが楽しいです。
寮ではだいぶ生活にも慣れてきて、自炊が毎日の楽しみです。といっても一人暮らしではないのでこの前イタリア人のフラットメイトからピザの作り方を教えてもらって、3枚も焼いたので私の学校の日本人の友達と、寮のチリ人の女の子とシェアしてピザパーティーをしました。国を超えて食文化の話をできることが嬉しいなと思います。週末はフラットメイトとGreenwich天文台に行きました。もともと小さい頃から天体が好きなので、すべてに感動して、また一人でも博物館をゆっくり見て回りたいくらいグリニッジ天文台は興味深かったです。その日は友達と一緒だったので、子午線をはさんで東と西に立って写真を撮ったりプラネタリウムに行ったり、英語でも意外と天体のことなら理解できてリスニング上達を実感できました。あとはアビーロードに行って実際にビートルズが歩いていた道で同じポーズをとったり、劇場でライオンキングのミュージカルを鑑賞したりしました。当日券を買ったら、ラウンジが使えるチケットで、劇場の入場開始前1時間半前からシャンパンと軽食を用意してくれたりするサービスがありました。たまたま同じ回だった人で、イギリス人の親子がいて、30歳くらいの男性がお母さんの誕生日サプライズをしていて、一緒にお祝いできたことが嬉しいかったです。
現地での友人関係について
休み時間や放課後にカフェテリアでご飯を食べたりするときは日本人が多いので、大学と同じような環境がつい出来上がってしまうので、外国人の友達が多くできるような環境を作るために、クラスで話すときは日本人同士で固まらないようにします。
学生生活
先週1週間で印象に残っていることは何ですか?
学校の授業でLondonの街を散策しながらPhotographyの技術を習ったことです。写真家の先生から水曜と木曜の午後にレクチャーを受けるMediaの授業が学校の勉強とは全く異なって新しいことを知れたのでよかったです。こちらのクラスは午前中のGeneral Englishとは別のプログラムで写真を撮る際の構成やテクニック、ポイントを教えてもらいながら実践するというもので、芸術大学ならではの興味深い内容でした。それと、ほかのレベルの英語のクラスの友達もできて、国際色豊かで芸術に興味のある友達が増えました。
放課後や週末の過ごし方について
放課後は学校の帰りに友達とスーパーに行ったり日々の一人暮らしの生活をやりくりするのに精一杯です。英語の本を読んだり、寮に住んでいるほかの学校に通っている友達と宿題をすることで、英語でもっとネイティブレベルの会話ができるように日々頑張っています。週末は朝から夜まで出掛けて美術館へ行ったり、観光地巡りをしたり、いろんな場所を案内してもらっています。Apple marketというローカルマーケットでイギリスの伝統的な紅茶のお店にいきました。ティーポットと紅茶を3種類買ったのでそれを家で毎日入れて飲んでいます。とてもいい香りがして美味しいです。CoventGardenという日本でいう表参道のような場所があって、にある帰りが遅くなるときは毎日迎えに来てくれると言ってくれているので頼っています。
キャンパス生活について
大学ではダンス部に入りました。週に2回のKpopとContemporaryのダンスレッスンを受けていて、今までやってみた中でもわりと誰でもできるように教えてくれるのでたくさん参加していきたいです。キャンパスのカフェでは授業が終わるとランチを買ってきて食べている人やお弁当を持ってきて食べている人がいてそこで新しく出会った人と話したりするのも英語を使う練習になるので、お気に入りのスポットです。時間があるときは、外でご飯を食べにいくこともあって、世界各国の料理が楽しめるMercato Metroporitanoというマーケットに行きました。屋台がたくさん並んでいて、毎日行きたいくらい充実したバラエティでした。写真添付した場所です。
週末はどのように過ごしましたか?
週末はBoroughMarketという市場でお買い物をしたり、TateModernという現代アートの美術館で学校の友達と過ごしました。St.Paul’s大聖堂を眺めながら食事のできるレストランが美術館の上にあったのでそこへ行ったり、Harrod’sという百貨店へ行ったり、Westminster宮殿へ行ったり観光がメインでした。英語のクラスが違うことも仲良くなれて、特に芸術関係のお仕事をしていたり今まで出会ったことのないような人と交流することのできるとても貴重な機会だと思っています。 あとは寮に土曜日から新しく入ってきた学生と一緒に、近所の大きなTESCOというスーパーマーケットで買い出しをして、ラザニアを一緒に作りました。英語でクッキングをするのは小学生ぶりだったのでとても楽しかったです。
2か月以降に向けた目標を教えてください。
限られた時間の中で、すべきことに優先順位をつけて行うこと、観光やロンドンでの生活や美術鑑賞も今しかできないことなので大切にしたいですが、それを通して英語力の底上げをすることが最も大きな目標であることを再認識して、発言を増やすことです。頑張って話そうとしても単語が出てこなかったり、会話のスピードに追い付けなかったりしては意味がないので、あの時話せなかったなあと思った言いたかったことは、メモしておいてそのフレーズを次に使える機会があれば使ってみるという繰り返しをしています。語彙力はあればあるほど話の引き出しが増えるので、実際に使った言葉を一覧にして作ったりもしていて、それをまたいつでも使えるくらいどんどんアウトプットに力を入れたいです。
JSAFでは「派遣生からのレポート」を読んでいただいた皆様からの感想をお待ちしております。
感想はこちらまでお願いいたします