JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE
順天堂大学国際教養学部国際教養学科2年
- 留学先 :サンフランシスコ州立大学
- 留学時期:2019年秋派遣
- 留学期間:1学年
大学キャンパスの設備、雰囲気
大学内に毎週月、水、木でFree foodsを配布しているので自炊をしている学生に大人気です。図書館は圧巻の綺麗さで、勉強には最適です。Quadという芝生のところがあるのですが、授業間や天気の良い日は日向ぼっこなど、快適です。 ジムは2018年に新しくなり、施設がとても綺麗で使いやすいです。キャンパス内は歩ける広さです。
大学のある街・治安
どんなところですか:駅が近く交通便はとても良いです。学生がシェアハウスしている家が周りに多いイメージです
ダウンタウンまでのアクセス:Muniという学生無料の電車に乗って20分(乗り換えなしです)
お薦めスポット:Mission Dolores Park
その他:寮の前にTarget、食品店、銀行や大きいショッピングモールがあるので日用品や、必要なことに困ることはないです。
キャンパス内:良いです。授業が遅い時間に終わるものも多々あるので、夜でもライトが結構明るく付いており、安全な感じはします。
キャンパス外:近くのバス停のところにホームレスの方がいることはありますが、道も綺麗で人もたくさん歩いていたり、モールの光があったりと、治安は悪くないと思います。
学生同士の交流・友人関係
現地の学生:授業で知り合うことが主で、週末にスケートや買い物、平日はご飯によく行きます。
他の国からの留学生:月2回くらい遊びます。留学生ならではのお互いの文化や苦労について話すことが多いです。
日本人:始めの交通機関の使い方など、お互いに確認をし合っていました。今は英語で会話しています。
留学の目的は何でしたか。
コンピューターサイエンスの知識を身に着ける、ピクトグラミングの布教
滞在(ホームステイまたは学生寮)
ルームメイトとははじめの日用品(トイレットペーパーなどから、キッチン用品なども含め)を揃える上で、買わなくて良いよといってくれることが多かったり、車でモールに連れていってくれたりと接点は多いです。 共通の趣味があったわけではないですがダウンタウンに一緒に買い物に行ったりとしています。
渡航前に日本で準備しておけば良かったこと
気候や、空港から学校寮に着いてからの手順をもう少し確認しておけばよかったです。
日本から持ってくれば良かった物
キャンパスノートや、書きやすいペン
到着後すぐに購入が必要だったもの
ベットシーツ、布団、トイレットペーパー、シャンプ―などの日用品
学生生活
課外活動
女性エンジニアのグループに参加しています。近くのエンジニア塾でプログラミングやコンピューターの内部の説明や分解組み立てを一緒にしています。
週3回ジムに通っています。朝の6時から深夜12時過ぎまで開いているのでいつでもいけます。17時ごろに一番混むので私は朝の6時から約1時間半運動しています。 また、女性バスケットクラブにたまに参加させてもらっています。週末に友達と練習に行く感じです。
休み中の過ごし方
図書館に行って勉強したり、ルームメイトと一緒に映画を観たりしてのんびり過ごすことが多いです。寮の前にショッピングモールや食料品店があるので意識しないとダウンタウンまで出ることはないですが、積極的に外に出るようにしています。
学部授業
- コース番号 :10661
- 授業タイトル:Fundamentals of Oral Communication
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
計5回のプレゼンテーション兼スピーチがあり、主な成績はそこでつきます。5回中4回がAで1回が102/120でした。Final Examは生徒同士の議論形式で今まで学んだスピーチに必要な点などを話し合っていく感じと聞いています。
授業を通して学んだこと(授業内容)
日本では意外と少ないスピーチ(ceremonyやinformativeなど)の基礎から構造や言い方を学びました。アメリカでは政治選挙でのスピーチなど聴者を惹きつけるスピーチが多いので、現地生とともにそういったテクニックを学ぶことはとても為になったと感じます。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
授業にはやはり現地の子よりも努力して練習していくことが大切だと思います。大学まで来て留学生だからという甘えは通用しないので、追い込んでやってよかったと思います。スピーチの準備期間がとても短いことが一番苦労しました。しかし、そのために何度も声に出して読んだり、ルームメイトや友人に聞いてもらったりと、積極的なコミュニケーションの1つになっていたので振り返ってみると助けられていたなと感じます。 はじめのスピーチからやる気を見せると先生に覚えてもらいやすくなるので、点やフィードバックの価値が一気に上がると思います。
学部授業
- コース番号 :8596
- 授業タイトル:Computational Thinking and Quantitative Reasoning
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
1か2週間に1回のアサインメントがありました。生徒の意見を聞く教授だったのでMidtermは1回のみでした。点数はアサイメント全てA、Midterm 38/40
授業を通して学んだこと(授業内容)
この授業ではプログラミングに対するロジックをはじめとし、簡単なPythonからコーディングを学びました。ロジックから学べるのでエンジニアの考え方をスムーズに身につけることができました。言語に関しても、宿題で主に授業プラスαを求められるものだったので、自分の力で調べて解いていく力がとてもついたと思います。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
他のコーディングのクラスも同時進行にとっていましたが、他のクラスではカバーしきれていないロジック部分をメインに説明してくれていたのでこの授業のおかげで他のクラスでも理解できていました。教授がイベント好きだったのでハローウィンにはお菓子をくれたり、ロジックをアクティビティを通して定着させてくれたので1回の授業がとても濃く、楽しかったです。 ただ、課題の量が一番多い授業だった為、コードを書くのに何時間も机にかじりつくことが多かったです。その為、教授が授業外に図書館でStudy sessionを開いてくれることもあり、疑問がなくなるまで何度も教えてくれました。
学部授業
- コース番号 :11023
- 授業タイトル:Introduction to Computer Programming
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
毎週の宿題とMidterm 2回、Final Examです。宿題全てA、Midterm1 31/30、Midterm2 32/30(エクストラクレジットがあるので合計点より高いです) 超えた点数分はFinal Examで加点に繋がります。
授業を通して学んだこと(授業内容)
この授業ではプログラミング言語であるJavaの基礎を学びました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
初っ端からコーディングの課題が始まっていくので知識が0だと少ししんどく感じるかもしれないです。クラス内に女子が4人しかいないのですぐにみんなで仲良くなり、友達はすぐに作れました。課題提出期間も短かかったり、パートナーとの共同課題だったりと追い込み系授業でしたが、週末まで課題が続かないこと、コーディングを終えた時の達成感は一番ある授業でした。
学部授業
- コース番号 :10036
- 授業タイトル:Discrete Mathematical Structures for Computer Science
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
毎週の課題(1問3点形式のものが11回)、Midterm2回、Final exam Midterm1 38/40、Midterm2 35/40
授業を通して学んだこと(授業内容)
Discrete Mathematicsになるのでプログラミングをする上でのコードの構造を学んでいく為に数3や数C の応用編のような授業でした。証明を通して誰からでも読まれやすいコーディングを意識できるようになったと思います。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
Examsの前に図書館のStudy Roomを借りて数人でReviewを積極的に行っていたので毎回のテストは不安なく取り組め、満足のいく結果を出せていたと思います、またそういった集まりから(私の場合は4人でした)友人関係や他の授業の疑問も相談できるようになっていたので助かっていました。 知識的に数Cを完璧にカバーしきれていなかったので大変な頃もありましたが、オフィスアワーに教授に尋ねると毎回わかりやすく丁寧に説明してくれていたので取る価値のある授業だったと思います。
学部授業
- コース番号 :6859
- 授業タイトル:Data Structures
- 単位数 :4
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
Midtterm2回、Finalexam1回、1回ずつの課題の量が多かった。特に減点された箇所はなかったです。
授業を通して学んだこと(授業内容)
プログラミング、IT業界で学ばれているデータ構造について
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
Javaを利用したデータ構造の講義でした。それを利用して、現在はアプリケーションの開発も行っていたり、インターンシップにもつながっているので履修して良かったと思える講義です。
課題の量が毎回1週間で終えるには辛い量でしたが、終わったときの達成感は一番大きかったです。
学部授業
- コース番号 :2106
- 授業タイトル:Machine structures
- 単位数 :4
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
Midterm2回、Finalexam1回、シラバス通り授業の進行、課題の回数でした。
授業を通して学んだこと(授業内容)
MIPS Assembly coding, Logism, CPU構造、進数の計算 等
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
知識を持った上で履修を前提として考えられていた講義だったため、学期前に事前に勉強する期間を設けていました。先生がネイティブではなく、現地生でも聞き取りにくいなまりが入っていたためオンラインになってからはラボなども使用できず、辛いなと感じる部分もありましたが、Office hoursではわかるまで親身に教えていただきました。
学部授業
- コース番号 :10424
- 授業タイトル:introduction to software development
- 単位数 :4
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
Web applicationの提出による最終成績だったが、データを送信後私のデバイスでは正常動作だったが、先生のデバイスでは正常に起動せず、グレードについて聞いているところです。
授業を通して学んだこと(授業内容)
Linux, HTML, CSS, JavaScript, Node.js等
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
この講義は大学院生も数多くとっていたもので、留学生の履修は後だったこともあり、履修にありつくまでがまずとても大変でした。しかし、web developerとしてアメリカでインターンシップを行え、エンジニアとしての知識、経験を最も伸ばすことができた講義でした。
リモートになってからは課題の量と講義内容がおよそ倍に増えたため、一番勉強した科目だったと思います。
学部授業
- コース番号 :6742
- 授業タイトル:introduction to information system
- 単位数 :4
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
オンライン上でのテスト、課題、講義。期限を過ぎるとどんな理由でも課題等の受理はされないものでした。
授業を通して学んだこと(授業内容)
情報管理のベーシックなものは全て含まれていたと思います。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
全オンラインコースでしたが、同じく履修している友達と図書館にて一緒に講義を受けたりしたこともあり、自由度の高い講義でした。内容は前期にもコードを組んでいたため、そこまで難しいものではなかったです。
語学力について
留学開始当初と比べ外国語力はどのくらいついたと感じますか?
現在では、IT関連の論文、ニュースもほぼ完璧に理解できるようになったため、専門的やアカデミックな知識や単語は働けるくらいには上昇したと思います。留学前には調べないと曖昧だった定義なども、頭に入るようになりました。
語学力上達のために、工夫したこと、努力したこと
インターンシップなどを通して実践的に使っていくことです。学校では使用しない表現なども体験を通すので覚えやすく、アメリカのビジネスマナーも同時に身につけることができたと思います。
英語力は伸びていると感じますか(その理由)
伸びていると思います。学部内の専門用語の取得が主ですが、アカデミックなボキャブラリーの量はとても増えたと思います。特に本を読むように気を使っていたわけではないですが、リーディングのスピードがとても速くなりました。教科書や参考書を読み込むことが癖になり英文に抵抗がなくなったからだと思います。
語学力上達のために、工夫したこと、努力したこと
リスニング | ●苦労した点 日常会話の苦労はないですが、専門用語や日本語と違う言い回しには戸惑ったときもありました。 ●工夫した点 単語は調べている時間が勿体無いので、日本語で覚えるのではなく、英語で意味を理解し定着させること。 |
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リーディング | ●苦労した点 単語力の少なさです。受験英語や日常英語とは違う、専門分野の教科書を読むのには苦労します。 ●工夫した点 学ぶという点においては日本語で調べてもわからないので、英英辞書や単語についてを紹介するYouTubeを見たりして脳に定着させるようにしています。 |
ライティング | ●苦労した点 アカデミックな文にすることです。 ●工夫した点 現地生の子達は高校で学んでいることなので、教授や留学生のサポートのセンターの方に最終レポートを一緒に確認してもらったりしていました。(内容よりも言い回しなど) また、数多くの論文や研究レポートを見ました。 |
スピーキング | ●苦労した点 発音には苦労しました。どうしてもネイティブのように聞き取りやすい英語を話したかったので意識していたからだと思います。 ●工夫した点 友達に不安な単語は通じても確認するようにしています。2回目に言うときに自信を持って言えるようになることと、相手も違和感があれば意識していない単語も教えてくれるようにしてくれます。 |
学部授業を総括して、日本の授業と違う点、留学先国の授業の特色、自分が感じたこと
講義の進め方、入りが全く異なりました。日本の大学では講義内容の共有は授業時間中など、制限がかかっている時もありますが、私の履修していた科目ではSNSやその他コミュニケーションツールを使用して先生や同級生とコミュニケーションが取りやすかったです。IT技術が進んでいたこともあり、オンラインに学期途中に切りかわっても、焦らず、スムーズに学校全体が移れていた点で日本とは異なるなと感じました。
申込から出発までのJSAFによる英語勉強サポート
一部参加はできませんでしたが、内面的な意識準備を留学を控える方々と行えたので良かったと思います。
JSAFでは「派遣生からのレポート」を読んでいただいた皆様からの感想をお待ちしております。
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