神戸市外国語大学外国語学部イスパニア学科4年

  • 留学先 :サラマンカ大学
  • 留学時期:2021年10月~2022年5月
  • 留学期間:1年間

大学のある街・治安

どんなところですか:快適で基本的に徒歩でどこにでも行けます。夜でも比較的安全ですが、Discoteca(ナイトクラブ)が多く、若者が集まっているので、危険な目にあわないよう常に注意は怠らないことが大切です。

ダウンタウンまでのアクセス:街自体が中心地となっています。

お薦めスポット:名前は忘れてしまったのですが、サラマンカを見渡せる庭と、プラサ・マジョールです。

学生同士の交流・友人関係

現地の学生:毎週木曜日22時からの交流会を通して知り合うことができます。たまに個人的に会ったり食事に出かけたりします。

他の国からの留学生:9割が中国人留学生。他はアメリカ、北欧など。教室で休み時間に話す程度ですが、仲良くなった留学生とは旅行に出かけたり、食事をしたりします。

日本人:他大学2人と同じ文法クラスですが、普段一緒に行動することはありません。(日本語に頼らないよう、個人的には一緒にいないようにしています。)

滞在(ホームステイ)

ずっと家にいるご高齢のご夫婦だったため、話したいときや質問したいときに、いつでもそれができる環境でした。何か自分にとって不都合だと思ったときは、素直にそれを伝えるようにしていましたし、ホストファミリーもそれに対してきちんと対応してくれたのが良かったです。
食事については、基本的にご飯の量が多かったので、食べきれないときは断っていました。少し塩辛いこともありましたが、たいていは美味しかったです。

留学を通して身に付いた、成長したと感じる点

細かいことを気にしすぎないこと。臨機応変さ。

留学先の国や大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点

人々が情熱で陽気。一人一人が独立型で気の強いところもありますが、基本的には気さくで優しいと思いました。

今後の進路、目標について

来年(2023年)の卒業後は、日本で就職する予定です。

同じ大学へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いこと

当初は、留学を通して何倍も優れた自分になろうと意気込んでいました。「性格も人生も変える」くらいの勢いで日本を飛び出したのですが、留学で得たものは「楽しさ」であり、「自分」はあくまで「自分のまま」でした。「人の人格は21歳で定まる」と聞いたことがあったため、その歳で留学をすれば何かが変わると信じていましたが、実際は大きく変わりませんでした。変わったことといえば、小さなことを許せる優しさと、「なんとかなる」と思える適当さを身につけたことでしょうか。
また、留学当初は「せっかく海外に来たのだから、日本人とは話すものか」と少し尖っていましたが、なにかあったときに日本人の仲間がそばにいることに、心強さを感じました。そばにいる人たちの優しさや面白さ、人間味を、語学以上に学んだ気がします。
留学をするときは、基本的に一人で日本を飛び出しますが、結局は一人じゃないのですね。家族の支えがあって、現地で出会った仲間がいて、教えてくれる先生がいて、ただすれ違っただけなのに困難から救ってくれる人までいる。今回の留学を通して私が学んだ一番大きなことは、「人は逞しくなるために世界に飛び出すのではなく、人を知るために、その人の優しさや笑顔を知るために、またそれを身につけるために飛び出すものだ」ということ。もしかしたら、そう思えたのは、出会った人たちが素敵だったからかもしれません。これから飛び立つ留学生にも、一つ一つの出会いに感謝できる留学生活を送ってほしいなと思います。

上記の質問以外で、留学を通しての現在の想いについて、自由に書いて下さい。

スペインを留学先に選んで良かったです。良い人たちに巡りあうことができて、本当に幸せでした。

プログラム費以外でかかった費用目安

生活費旅行費を含めて10万。それ以外に、携帯電話料金が月10ユーロかかりました。
航空券代15万
現地旅行費用諸費用を含めておよそ60万
教材費なし

渡航前に日本で準備しておけば良かったこと

Tandemというアプリで会話練習はしていましたが、リスニングについてはもう少し練習しておけば楽だったと思います。

日本から持ってくれば良かった物

風邪薬、ユニクロのウルトラライトダウン、加湿器

到着後すぐに購入が必要だったもの

特にありません。

学生生活

友達、クラスメイトとの交友関係、付き合い方

自分の性格がどちらかというとクールなので、自分とタイプの似ている人と話していました。付き合い方は日本にいる時とそれほど変わりませんでしたが、お互いの母語以外で話す時は、必ず相手の話が終わるまで待つようにしていました。

留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出

良かった思い出は、良い友人と出会い、とても仲良くなれたことです。
大変だった思い出は、旅行で友人がチケットの日付を間違えたことでした。

一番の息抜きの方法

よく一人で散歩していました。

日本の家族、友人との連絡頻度

最低でも週に1回は母と連絡をとっていました。また、友人にも近況報告やたわいもない話をしていました。

学部授業

  • コース番号 :-
  • 授業タイトル:LENGUA ESPAÑOLA
  • 単位数   :1

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

聴講+グループ・個人ワーク

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

出席数+課題+テスト

授業を通して学んだこと(授業内容)

文法全体。基本的には日本で学んできた文法の復習でしたが、知らなかった単語や表現をたくさん学ぶことができました。

全体を振り返って苦労したこと、楽しかったこと、その他乾燥など

文法の授業のおかげで、作文の授業でミスをする回数が徐々に減っていったので、非常にためになりました。グループで問題に取り組まなければならないときは、自分で考える問題数が減ることを懸念していましたが、グループメンバーとコミュニケーションをとったり、なぜその答えになるのか説明する必要があったりしたので、会話力を伸ばすことができて良かったです。

学部授業

  • コース番号 :-
  • 授業タイトル:CULTURA ESPAÑOLA
  • 単位数   :1

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

セミナー

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

出席数+テスト+プレゼンテーション

授業を通して学んだこと(授業内容)

スペイン各自治都市の文化とスペイン全体の文化について

全体を振り返って苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

分かりやすいように授業はゆっくりと進んでいたため、2学期目の自分にとっては少し物足りない気もしました。

学部授業

  • コース番号 :-
  • 授業タイトル:ARTE ESPAÑOL
  • 単位数   :1

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

セミナー

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

出席数+テスト

授業を通して学んだこと(授業内容)

ベラスケスやゴヤといった画家の歴史と作品、メスキータやアルハンブラの建築について

全体を振り返って苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

専門用語が出てくるとわからないことがあったので、常に辞書で調べるようにしていました。わからないときは、先生に質問すると、必ず答えてくださったので良かったです。絵画の解説だけでなく、画家の生い立ちなどの話もあったので、面白かったです。

語学力について

留学開始当初と比べて、語学力はどのくらいついたと感じますか?

難しい話を語らない限り、かなり話せるようになったし、日常で使うようなナチュラルな表現も使えるようになったと思います。もちろん勉強したからということもありますが、スペイン人と交流したことも大きかったのではないかと思います。

語学力上達のために、工夫したこと、努力したこと

前半は、とにかく語彙・リスニング・ライティング向上のために自習・復習をするなど、真面目に勉強していました。慣れてきたら、正しいスペイン語を話すことを意識しながら会話をするように心がけました。

スペイン語力を向上させるうえで苦労した点、またご自身で工夫された点

リスニング

●苦労した点
スペイン人が普通に話す速度が早いこと。訛りがある人と話すとき。
●工夫した点
毎日ニュースを見たり、ポッドキャストを聞いたりしていました。また、スペイン人の友人とも積極的に会っていました。

スピーキング

●苦労した点
活用。語彙力。
●工夫した点
語彙については、学んだらすぐメモしていました。活用については、何度も話すことで習得していきました。

リーディング

●苦労した点
語彙力不足
●工夫した点
ニュースを読んだり、本を買ったりしていました。本については、手始めに雑誌から読むのもアリだと思いました。

ライティング

●苦労した点
文の構成
●工夫した点
書く習慣をつけるようにしました。(1日100語以上の文章を書くようにしていました。)

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