JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE

青山学院大学経済学部現代経済デザイン学科3年

  • 留学先 :カリフォルニア州立大学フラトン校
  • 留学時期:2021年8月~2022年5月
  • 留学期間:1学年間

大学のある街・治安

どんなところですか:治安は良いと思います。夜一人で出歩いても、レストランに行っても今まで何のトラブルにもあったこともありませんし、アメリカが本当に危険な国なのかと疑わせるような街です。キャンパスの周りは非常にレストランが多いです。キャンパス周辺のレストラン巡りも割と楽しいです。

ダウンタウンまでのアクセス:ウーバーで10分、もしくは自転車を使うもあり

学生同士の交流・友人関係

現地の学生:ほとんどがサッカーを通じて出会い、そこからはその友達の友達というように輪が広がっていきました。たまに外に遊びに行き、クリスマスも現地の学生の家に行きました。

他の国からの留学生:留学生やはり留学生の繋がりが強いので、こちらもルームメイトの留学生の友達などというように輪が広がっていきました。旅行をするときは他国からの留学生の友達とすることが多いです。

日本人:特に強いつながりといったところは今のところありません。

滞在(ホームステイまたは学生寮)

寮にいる時が主な接点の機会であった。

留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出

最もいい思い出は、サッカーチームと毎週出かけたことである。平日の学校が辛すぎて勉強するのが嫌だったが、週末に彼らと遊べると考えると凄く楽しい気持ちになったし、留学が終わりに差し掛かるにつれてそれが無くなるのがさみしく感じた。大変だったのは、ルームメイトとのかかわり方である。私は留学の目的が色々な人と出会うことであったため、あまりルームメイトばかりと関わるのでなく、色々な人と関わることを意識していた。ルームメイトのことは好きであったが、遊びをたまに断ることがあったりすると関係を保つのが難しく、バランスを考えながら関係を保つのが大変だった。

留学を通して身に付いた、成長したと感じる点

なにかフィルターを通して行動する事が少なくなった。それは人と関わるときも、それから自分が何かに挑戦するときもあらゆる場面でそう感じる。その理由として、留学を通じて新しいことに挑戦し続けたからだと思う。新しい人と話したり、サッカーチームを探したり、教授のもとへ質問に行ったり、新しい文化に触れたり、新しい土地へいくことで、自分が出来るという自信だけでなく、そういった自分が勝手にかける制限のようなものは意味がないと実際に経験する事で感じた。

留学先の国、大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点はありますか。

出発前はアメリカは幻想の世界だと思っていた。ただ実際に人と関わってみて予想通り楽観的な考えを持つ場面もあれば、そうでない普通の部分もあり、それも自分が勝手にフィルターをかけていたと気付き、アメリカ人も同じ人間だと気付かされた。

今後の進路、目標について

これからの目標は人の心が理解できる人間になりたい。留学で色々な人と出会い、たまに相手を理解できない場面があった。だからこそ、人と関わる事を通じてだれでも受け入れられるような人間になりたい。今後の進路はまだ未定で、留学で知見を広げたので、これからは選択肢を絞っていきたい。

同じ大学へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いこと

とにかく楽しんだほうが良いと思います。勉強をしたり、僕の場合はサッカーをしてそちらも全力でやりました。ただ、そういったことをやらなかったことより、友達と遊ばなかったり、楽しまなかった時間のほうが後になって絶対後悔します。ただ楽しめばいいというわけでなく、もちろんバランスが大事ですが、常になにが一番大事かを考えながら行動したらきっと良い留学生活になると思います。自分もなにかしたわけでないですが、全力でやり切ったので何も後悔はありません。全力で頑張ってください。

上記の質問以外で、留学を通しての現在の想いについて、自由に書いて下さい。

留学を終えて、留学で得た良い習慣を継続出来ている部分とそうでない部分がある。日本に帰国し、アメリカとの違いについてまた気づかされることはあるが、留学で得たものを継続できるように頑張りたい。

プログラム費以外でかかった費用目安

生活費ミールプラン以外の食事代:
航空券代往復:
現地旅行費用旅行は往復で4万ほどした。(ニューヨーク)食事は、一日で8000円ほど。
教材費学部:一個8000円ほどで、5万円ほど使った。
その他個人的な諸費用(こづかい、買物代など)合計:買い物はあまりしなかった。

渡航前に日本で準備しておけば良かった点

英語力

日本から持ってくれば良かった物

インスタントの味噌汁

到着後すぐに購入が必要だったもの

洗顔、石鹸、化粧水などの毎日使い、尚且つアメリカにあるものの性能面で代替が効かないと思われるもの

学生生活

大学のサポートセンター(ライティングセンター、チューターなど)

ライティングセンターは構成の仕方等元ある自分のライティングに対して添削を行ってくれた。しかし、初めはライティングの仕方も分からないので友達に見せてもらったほうが良い。

一番の息抜きの方法

友達と遠出をすること。一人旅すること。

日本から持っていったノートパソコンの使用頻度や必要性

ノートパソコンは毎日使用した。授業は常にパソコンを使ったり、調べもの、ライティングの課題もワードを使って行っていた。

日本の家族、友人との連絡頻度

日本の家族とは週1もしくは2週に1ぐらいのペースで連絡をとっていた。留学でアメリカでしか経験できないことに囚われる時期もあるが、そんなことより家族との時間は大切だと思った。日本の友達は、連絡がきたときに電話するぐらいの頻度だった。特段頻繁でもなかったが、まったくとっていないわけでもなかった。

学部授業

  • コース番号 :BUAD210
  • 授業タイトル:Understanding Business
  • 単位数   :3単位

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

レクチャー

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

3回の定期テスト、3~4回のケーススタディ、出席

授業を通して学んだこと(授業内容)

基本的にはレクチャーがメインで、単語やビジネスの概念的なものを学ぶのがメイン。ケーススタディではそれらを応用して、どのようにお金を生み出し、組織を動かすかを考えながらやる為、クリエイティブさが求められて難しかった印象。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

苦労したのはケーススタディ。アイデアは浮かぶものの、何をどのようにビジネスとして動かしていくかは非常に難しいと思った。

学部授業

  • コース番号 :ECON320
  • 授業タイトル:Intermediate Macro ECON
  • 単位数   :3単位

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

レクチャー

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

三回の定期テストがメインでクイズが数回あった。

授業を通して学んだこと(授業内容)

マクロなので、本当に大まかにどのように一国の経済がGDPの生産を向上させているのかというのを授業で学ぶ。また、それに出される例がアメリカであったため新鮮で面白かった。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

苦労したのは、どのような時にGDPの生産が上がるのかの因果関係を整理する事。やはり経済で数学的な考えが求められたため、何度も復習するのに苦労した。

学部授業

  • コース番号 :ECON335
  • 授業タイトル:The International Economy
  • 単位数   :3単位

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

レクチャー

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

3回の定期テストがメイン、一回のライティング課題、5~6回のクイズ

授業を通して学んだこと(授業内容)

ここでは1国の経済が他国と貿易をした際に生じる利益、損失について学んだ。こちらも広い視点で学んだため、マクロで学んだことが生かされてよかった。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

プロフェッサーに質問に行くが、英語が理解できなかったところが一番苦労した。数学的な内容も含んでいる為、授業的により高度なレベルにあり、プロフェッサーに質問にいったがそこで英語が通じなかったのが苦労した。

学部授業

  • コース番号 :ECON362
  • 授業タイトル:Environmental Economics
  • 単位数   :3単位

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

レクチャー

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

2回の定期テスト、5~6回のクイズ、1回のライティング課題

授業を通して学んだこと(授業内容)

授業を通してガスや公害等の環境に与える社会全体で見たときの経済的損失を、政府がどのように企業にそれら帳尻を合わせるために政策をとるかを学んだ。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

苦労したことはクラス内でのディスカッションである。環境問題に損失を与えている具体例を挙げよなどの学術的に難しいお題について議論する場面が多かったので、それを英語を使って行うのが苦労した。

学部授業

  • コース番号 :ECON332
  • 授業タイトル:Economies of pacific Rim
  • 単位数   :3単位

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

レクチャー

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

2回の定期テスト、一回のライティング。評価方法は半々ほど。

授業を通して学んだこと(授業内容)

授業を通じて、日本が他のアジアの国々と比べ経済の成長率のみでみれば低いことと、他のアジアの国々が政策等スピード感を持っていることを感じた。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

他のアジアの国々と経済成長率のみで日本が比較され非常に悔しい気持ちになった。

授業の課題の中で、特にがんばったもの、自信作

エッセイ・ペーパー

科目名:ECON latin America & caribbean

題材:Bolivia

内容:ボリビアの経済について

大変だったこと、やり遂げての感想:

ボリビアの経済について他の国々と比較しながらなぜ劣っているのかについて調べ、因果関係を出すのが大変だった。

プレゼンテーション

科目名:Public Speaking

題材: Homeless

内容: ホームレスの多さについて私が思う事

大変だったこと、やり遂げての感想:

他のネイティブと比べ圧倒的にうまい英語を話すことは出来なかったが、とにかく自分の熱意を伝える事で相手に自分の想いは届ける事が出来たと思う。

学部授業を総括して、日本の授業と違う点、留学先国の授業の特色、自分が感じたこと

日本と違い、本当に生徒も先生もみんなで授業を作るものだと思っている。先生だけが話すことはないし、別に間違っていても、ましてや授業に関係のないことまで堂々と発言する。それは、授業そのものに対する日本とアメリカの考え方の違いで、アメリカは本気で生徒と先生のみんなで授業を作り上げようとしていた。

JSAFサポートについて

サポート全体の感想

JSAFさんが一から十までのほとんどをやっていただいたので、本当に安心して留学をすることが出来ました。本当にありがとうございました。また、フラトンを紹介していただいたのもそうですし、それがなければ今の自分はないと思っています。非常に有意義な時間を過ごすことが出来ました。また、定期的なレポート報告が自分の留学生活を振り返る良いきっかけとなりました。留学前から留学中、そして留学後までサポートして下さり有難うございました。自分の人生の中でも記憶に残る留学生活が送る事が出来ました。

Pre Departure Orientation

役に立った。特に留学先でどのような生活が待っているのか分からなかったため、説明会を聞いてイメージしやすくなった。

語学力について

留学開始当初と比べ外国語力はどのくらいついたと感じますか?

人と話すことにおいては圧倒的に変わったと思う。留学初日は、ハウジングの受付でトランスレーターを使われたことを覚えているが、留学の終盤には友達も一留学生という観点でなく、一友達として自分を見てくれた気がしたから。ただ、まだアカデミックな内容や高度な英語を扱うには不十分なレベルだと感じる。これは10カ月で成長はしたが、継続力が必要。

ライティング

●苦労した点

何をどのように書けば良いかが分からない。

●工夫した点

友達の作成後のライティング課題を見せてもらうようにした。そしたらある程度どのような書き方で進めればいいのか、また場面場面によってどのような表現の仕方が分かるので、まずはそのような模範解答を見てから取り組むようにした。

リスニング

●苦労した点

音が重なって一緒に発音されたり、音が欠落したりする点。

●工夫した点

スクリプトがついてる動画を見たり、授業前に教科書を予習したりして予め自分がその単語、文章を知っている状態に持って行った。

スピーキング

●苦労した点

話すのが遅い点、うまく発音できない点。

●工夫した点

自分が使う文章は限られていると思ったので、とにかくそれを一人の時につぶやいて、みんなと話すときにすっと言葉に出るようにした。また、発音に関しては言葉をThank youと言おうとするのでなく、最初からテェンキューのように音で覚えるようにして言葉に発した。

リーディング

●苦労した点

とにかく単語が分からない。

●工夫した点

初めは辛いけど一個一個調べるようにした。一つ一つ調べると効率が悪いと言われているが、初めは全部とまでは言わずとも調べる事を疎かにせずリーディングを進めていった。慣れてきたら徐々にバランスを整えた。

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