JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE

成蹊大学法学部政治学科2年

  • 留学先 :テネシー工科大学
  • 留学時期:2022年秋派遣
  • 留学期間:2022年8月~2023年5月

留学が始まり数か月が経ちました。現地での生活も慣れてきた頃かと思います。 到着後から現在までどのようなスキルが身につきましたか?これが上達した!ということを教えてください。 また、留学を通して感じたこと、考えたことなど感想も含め教えてください。

留学を通して英会話力と自分自身で勉強や生活を改善し行動する力が以前よりも身についたのではないかと感じました。英語での学部授業はついていくのに必死で最初はかなり大変でしたが、録音や資料を確認して英語で自分の意見を発信することが少しでもできたことは以前より上達した点だと感じました。また、勉強の方法や生活について現地の学生や日本人学生の方法を参考にしつつ、自分で考え計画や目標を細かく作り、その達成に向けて取り組むことができた点は良かったと感じました。

 アメリカにおいてアジアや欧州、南米などにルーツがある様々な人々と交流し、日本とは異なる考え方の下で自分の今までの考え方や習慣について考えることができたのはとても貴重な経験でした。来学期、そしてその先についても考えつつ、一日一日を大切に努力していくことが留学生活の中でとても重要なことであると感じました。

大学のある街・治安

どんなところですか:私の滞在していた大学はテネシー州のクックビル市という町にあります。大学周辺は豊かな自然に囲まれ、とても穏やかな環境です。ダウンタウンに行くとカフェや飲食店も多くあります。周辺のスーパーマーケットやホームセンター、衣料品店までは、市内を周るバスがあり、テネシー工科大学の学生は無料で乗ることができます。

ダウンタウンまでのアクセス:ダウンタウンまでは徒歩で20分、車では10分以内で行くことができます。友達の車や無料で乗ることができるバスに乗せてもらい、ショッピングやご飯を食べに行くことができました。

お薦めスポット:大学周辺でのおすすめスポットはパンダダイニングという中華レストランです。食べ放題形式で酢豚や炒飯等のご飯を食べることができます。中華料理やお米現地ではあまり食べる機会がなかったため、値段もリーズナブルなお店が近くにあることはとても良かったです。

その他:大学があるクックビルでは、8月から10月にかけては、天気が良く雨の日がとても少なかったです。一方で、秋から冬にかけて気温が1桁台の日がとても多く気温差と寒さには驚きました。

学生同士の交流・友人関係

現地の学生:現地では同じ授業で知り合った学生や現地に通っている日本人の紹介で友達を作ることができました。最初友達はとても少なかったのですが、現地の大学に通っている日本人学生が Japanese clubやバドミントンクラブに所属しており、そこで多くの学生と知り合うことができました。平日は毎日図書館で現地の学生と勉強をしたり、その後ご飯を食べたり、Japanese club等の活動を行い交流することができました。アメリカ国籍の学生でもルーツが中国、インド、フィリピンの学生がおり、様々な文化や考え方を持つ学生と毎日交流することができたのはとても貴重な経験でした。

他の国からの留学生:私の留学した大学は、州の中でも比較的小規模でクックビルという小さな町にあります。しかし、世界のすべての大陸から来た留学生が学んでいました。大学では留学生を対象とした夕食会やThanks givingのイベントがあり、そこでドイツや中東、アジア圏出身の留学生と友達になることができました。

日本人:私の滞在したテネシー工科大学では、現地に通っている日本人学生とJSAFの派遣生を含めると15人ぐらいの日本人がいました。日本人の学生とは図書館で勉強をしたり、大学のフットボールの試合を見たり多くの大学内のイベントに参加しました。時にはイベントの情報を教えてもらったり、クラブ活動に参加したり、生活する中での問題を相談しあったりするなどとても大事な存在でした。同じ日本人がいることで、留学生活の中で刺激をもらったり、モチベーションを共に高めたりと、心の支えになった部分はとても大きかったと感じました。

初日のオリエンテーションは分かりやすかったですか。

オリエンテーションでは、滞在初期の手続きから大学での生活について必要な情報を短時間で知ることができてわかりやすかったです。滞在する間に許可されていることと禁じられている活動、そして学生生活をする上での交友関係の広げ方や相談するセンターについてもそれぞれの担当の方が留学生向けのオリエンテーションで教えてくださいました。成績や授業の取り方についての重要な情報もあったのでメモを取りながら聞いていました。そして授業開始までに行う必要がある学生カードの発行等の方法と場所がTo Do リストのように記載してありとても分かりやすかったです。

スポーツはしていますか?具体的に教えてください。

テニスクラブに参加し、週2~3回大学のコートでテニスをしています。(硬式)

休み中の過ごし方について教えてください。

映画館で映画を観る、ショッピングモールに行く、旅行に行く、友達と寮に集まって料理を作る

到着後から現在までのことについて教えてください。

渡航前に日本で準備しておけば良かった点

渡航前には、留学するにあたり必要な書類と英語のスピーキングの力をしっかりと準備して整えておくべきだと感じました。必要書類の中でも予防接種フォーム等の書類について余裕をもって準備しておくべきだったと感じました。出発前には、大学の期末テスト等があったにも関わらず留学への不安等もあり、書類を整えることが大変遅くなってしまい、必要書類を作成してくださった方やJSAFの方に迷惑をかけてしまいました。そのため、渡航の数か月前から、留学の手順や日程を具体的に確認し、オリエンテーション等で案内をいただいた手続きや準備等は可能な限りすぐに行うことが重要であると感じました。

 英語のスピーキングに関しては、到着後からオリエンテーションまで、慣れない生活の中で英語の説明を聞くことや自分自身で行う手続等がありました。そこでは、英語で自分の意思を伝える必要がありますが、スピーキングの能力をさらに向上させていれば、生活の中でもコミュニケーションで極度に混乱することは少なくできるのではないかと感じました。

日本から持ってくれば良かった物

日本から持ってくれば良かったと考えているものは、加湿器と電気ケトルです。私が滞在していた地域では、秋から冬にかけて、気温が下がり、日本と比べると空気が乾燥しています。そして、インフルエンザや風邪になりやすい状況になってしまうので日本から小型の加湿器を持ってくれば良かったと感じました

 電気ケトルについては、あたたかい飲み物を飲むことや休日の食事等に使いました。私が滞在していた地域では、秋から冬にかけて気温が一桁の日が続いていました。そのため、両親に電気ケトルを送ってもらうことができ、寮の部屋で暖かいお茶を飲む際に使うことができました。また、休日でミールプランが利用できない日等にカップラーメン等を食べる際にもとても便利でした。そのため、寒い地域では電気ケトルを持っていくことで現地での生活に役に立つのではないかと感じました。

到着後すぐに購入が必要だった物は何ですか

到着後すぐに購入が必要だったのは、寝具と衣類用洗剤です。入寮当日は、寮の部屋はマットレスのみで毛布や布団類はありませんでした。そのため、近くのスーパーマーケットで寝具類を購入する必要がありました。また、洗濯は寮の地下に共用のランドリーがあったため、そこで洗濯をすることができました。洗剤やシャンプー等の身近な日用品は大学のブックストアでも販売していたため、そこで購入することができました。

生活費(月のお小遣い)はどのくらいですか

1カ月の生活費は平均で3~5万円でした。食費や旅行にお金を使うことが多かったです。アメリカでは日本より物価が高く、私が滞在していた時期は円安で1ドル150円台の時がありました。そのため、平日コーヒー飲料を買ったり、休日の食事代を含めると月1万~2万円使いました。さらに衣類を買ったり、州外に旅行に行った際は追加で3万から5万円費用がかかった月もありました。

スポーツはしていますか?具体的に教えてください。

週に1回程度ジムに行き、ランニングやバイクを漕ぐなどの運動を30分から1時間程度行っていました。また、バドミントンクラブに所属していたため、週に2回程度バドミントンに参加し、現地学生との交流を深めつつ、気分転換を行うことができました。

休み中の過ごし方について教えてください。

休み中は、お買い物や旅行、図書館で勉強をして過ごしていました。図書館で勉強をすることが多かったですが、3連休では州都のナッシュビルや州外へも旅行に行くことができました。

学部授業①

  • コース番号 :POLS 1030
  • 授業タイトル:American government-Cyber edition
  • 単位数   :3

クラスの規模(人数や国籍割合)

アメリカ人学生が9割で40人程度でした。留学生は私1人でした。

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

マークシート方式のテストが3回と学期末までに書く10本のジャーナル、エクストラクレジットの講演会の参加等

授業を通して学んだこと(授業内容)

授業ではアメリカの政治システムの基礎とアメリカ合衆国憲法について学びました。講義ごとに三権分立や大統領制について学び、アメリカ合衆国で三権分立がどのように成立しているのかを学びました。また、大統領ごとの政策の違いや議会における政策決定の過程についても実際の例を交えて学びました。また、この授業はCyber Edition

ということで、サイバーセキュリティについて資料を読み、意見を共有するディスカッションが5回ほどありました。その中では、アメリカにおけるサイバー攻撃の被害の実態やウクライナで起きている戦争でサイバー攻撃がどのようなかたちで被害をもたらしているのかという点にも注目し、意見を共有しました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

私はジャーナルの作成とディスカッションにとても苦労しました。サイバーセキュリティに関する討論をした後にそれに関連したテーマでジャーナルを書くことが必要だったのですが、サイバーセキュリティについては日本でも勉強した経験がすくなかったため、英語のwebサイト等を参考にしつつ、自分の意見を英語で論じるということに苦労しました。ディスカッションでは現地の学生が非常に多く意見を言い、議論が深まっていましたが、私は途中から議論のテーマを見失ってしまうことが多く、発言を積極的にすることができませんでした。一方でテストに備えたスタディセッションを教授が設定してくださり、毎回参加してTAの方にレクチャーをしてもらうことができました。

学部授業②

  • コース番号 :GEOG1012
  • 授業タイトル:Cultural Geography
  • 単位数   :3

クラスの規模(人数や国籍割合)

70人程度でアメリカ人学生が大半でした。

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

教科書のチャプターごとにパソコンで受けるクイズが出され、3から4チャプターごとにテストが行われ3回のテストで評価が決定されました。

授業を通して学んだこと(授業内容)

授業では世界の食文化や宗教、農業について学びました。またアメリカ合衆国における産業の発達についても学び世界とアメリカを様々な観点で比較し、その違いについても勉強することができました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

世界の食文化、農業、宗教の違いを学ぶことができました。各国における風習や環境の違いを利用した生活は非常に興味深かったです。また、台湾出身の教授が世界の文化を紹介する際に日本の文化や農業についても映像を交えて紹介していました。アメリカの人々がどのような視点で日本の生活を考えているのかという点を知ることができてとても興味深かったです。

学部授業③

  • コース番号 :RELS2010
  • 授業タイトル:Introduction to religious studies
  • 単位数   :3

クラスの規模(人数や国籍割合)

15人程度で2年生、3年生の学生が多かったです。

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

授業では仏教やキリスト教、イスラム教など世界の様々な宗教についても資料を読み、ディスカッションをしました。そして最後のプロジェクトとして大学周辺の宗教施設について調べてまとめるものと、信仰について人に尋ね、それを記録してまとめるインタビュープロジェクトがありました。

授業を通して学んだこと(授業内容)

授業では世界の様々な宗教の創始者や教義について学び、その考え方について学びました。さらにアメリカにおいてそれぞれの宗教の広がりの歴史について学びました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

それぞれの宗教の共通点や違いについても学ぶことができ、日本ではあまり学ぶことができない宗教について考えることができたのはとても興味深かったです。また、日本の神道についても学び、普段意識しない宗教というものが、生活とどのようにつながっているのかという点を学ぶことができたのは興味深かったです。

学部授業④

  • コース番号 :ESL 1010
  • 授業タイトル:English as a second language
  • 単位数   :3

クラスの規模(人数や国籍割合)

10人のうち半分が日本人で他にはインド人、サウジアラビア人、パナマ人の学生がいました。

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

評価は4本のエッセイとプレゼンテーション、ディベートで行われました。

授業を通して学んだこと(授業内容)

授業では文法やエッセイの書き方について学びました。文法では特に時制や動詞について間違えやすい点を学び、ライティングやスピーキングの際に間違えないようにすることが重要であると感じました。エッセイについては、導入部分から結論の部分までの展開やふさわしい表現について学びました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

エッセイを書く際には、構成から作成までに時間がかかりましたが、5ページ程度のエッセイを書くことができました。しかし添削してもらうと文法のミスや不適切な接続詞を使ってしまったことも多くありました。そのためほかの科目においても重要なライティングについては次の学期までにしっかりと復習するべきであると感じました。

英語力について

英語力は伸びていると感じますか(その理由)

英語力については、リスニング力と日常会話の英会話力が出発前よりも伸びたのではないかと感じる一方で、現地の人と流ちょうにコミュニケーションをしたり、授業で意見を的確に伝えたりということは難しかったです。そのため、さらに英語の勉強を続ける必要があると感じました。現地学生との日常会話では、滞在初期よりも英語が聞き取れるようになり、コミュニケーションが以前と比べてしやすくなったと感じました。しかし授業では、教授の講義の内容を直接聞いてすべて理解することはとても難しく、自分の意見を英語で的確に伝えることも最後まで難しく情けないと感じることも多かったです。録音をさせてもらうなどしましたが現地の授業を的確に理解できる英語力を身に着けるにはさらに努力する必要があると感じました。また、ライティングではアカデミックなエッセイを書く際の表現や構成を理解するのに時間がかかり、その部分はさらに勉強しなければならないと感じました。

語学力上達のために、工夫したこと、努力したこと

リスニング

●苦労した点

リスニングでは、教授や友達が話す英語が聞き取れず授業ではその場で理解することができなかったために、授業での発言がなかなかできなかった点はとても悔しかったです。授業内容をその場で的確に理解することができなかったため、復習などに時間をかけましたが授業理解にかなり時間がかかってしまいました。

●工夫した点

授業の最初の日に教授に録音の許可をいただき、授業内容を録音させていただくことができました。授業では教授の講義の中で聞き取れた部分をメモし、復習の時に録音を参考にしつつ勉強しました。また、課題の内容についてもわからなかった部分は教授に質問しました。

リーディング

●苦労した点

リーディングでは、テキストの内容が難しく予習段階で内容を理解することができませんでした。その結果授業の内容や学生の議論を聞いて内容を一つでも多く理解するのに精一杯でした。特に政治学や宗教学の科目ではテストで授業内容のレジュメ等の意味を理解することができても、その内容を覚えてテストで回答するのがとても難しかったです。

●工夫した点

リーディングでは、授業資料や教科書についてわからない部分は現地の学生に聞くことや同じ授業の学生に教えてもらうことがありました。

ライティング

●苦労した点

ライティングではエッセイを書くことが多かったです。エッセイの構成や表現について適切に書くことができているのかが不安でした。課題では10本のエッセイを書く必要がありましたが、一つ一つのエッセイの内容を考えて、英語で構成から表現まで書くのはとても難しかったです。

●工夫した点

留学生対象の英語科目を受講していたため、その授業の教科書を確認して構成を学びました。またチューター制度を利用して、エッセイの導入部分や表現について添削をしていただきました。

スピーキング

●苦労した点

スピーキングでは自分の発音が正確に伝わらず、会話でも表現を的確に使えずにとても苦労しました。特に留学生同士の会話でも、単語の発音が不正確だったために自分の話をするよりも、相手の話を聞くので精一杯な状況になってしましました。また授業では自分の考えや意見を事前に考えていても、正確に伝えられるのか不安で積極的に意見を発信することができませんでした。

●工夫した点

スピーキングでは、現地学生との会話時間を確保するためにカフェテリアや図書館等で積極的に話しかけることを心掛け、コミュニケーションの機会を増やそうと考えました。また、スマートフォンに知らなかった表現や会話をする上で便利な表現をメモして少しでも多くの表現や単語を使うことを心がけました。

来学期に向けての目標や、準備しておきたいことを詳しくお書きください。

来学期は学業面で予習と復習のリズムを整えて、勉強を進めたいと考えました。前学期では、授業において予習と復習のバランスが中途半端になってしまい、授業の内容を自分で理解し、整理して身に着けることに苦労してしまいました。そのため、予習から復習まで内容理解を進めるために一つ一つの課題に集中し、チューター制度を積極的に活用して授業への理解を深めたいと思っています。生活面では、現地の学生や他国の留学生と話す機会を増やし、正しい発音や表現を少しでもたくさん身に着けてコミュニケーションをよりできるように努力したいと感じました。

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