JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE
成蹊大学法学部政治学科3年
- 留学先 :テネシー工科大学
- 留学時期:2022年秋派遣
- 留学期間:1学年間
大学のある街について
どんなところですか:大学があるクックビル市は、テネシー州の州都ナッシュビルから車で1時間半ほどの場所にあります。自然豊かで落ち着いた雰囲気ですが、周辺にはレストランや雑貨屋さんも多くあります。さらにハイキングができる公園も多いです。
ダウンタウンまでのアクセス:ダウンタウンまでは徒歩15分ぐらいで行くことができます。町を周回するバスも無料で乗ることができるので、スーパーマーケットなどに買い物に行く際はとても便利です。
お薦めスポット:おすすめのスポットは、Cookeville History Museumという博物館です。クックビルの町の歴史やテネシー工科大学の歴史についても知ることができます。さらに建物に描かれている壁画はとてもかっこよく、写真を撮るのに人気のスポットだと思います。
その他:クックビル周辺にはハイキングのできる場所が多く、Bee Rockという場所は空がとても広く見えるため、テネシーの自然を感じることができる良い場所だと思います。
学生同士の交流・友人関係について教えてください
現地の学生:大学では、授業やイベントを通して知り合った友達が多く、春学期でも多くの人と友達になることができました。カフェテリア等で挨拶をしたり、留学生向けのイベントに参加したことがきっかけで仲良くなり、レストランに行ったり、天気の良い日にピクニックをするなどとても人に恵まれました。
他の国からの留学生:留学生向けのイベントがきっかけで仲良くなることが多かったです。世界のほぼすべての大陸から留学生が来ており、カフェテリアで一緒にご飯を食べたり、お互いの国について話すことも多かったです。また、私は春学期はインターナショナルオフィスに週に数回行くようにしていて、そこで仲良くなり、大学生活について話すことも多かったです。
日本人:日本人の学生とは、ほぼ毎日会って話をしていました。日本人の学生がインターナショナルオフィスで働いていたこともあり、大学の話や勉強の話もしていました。日本人を通じて友達ができたりすることもあり、悩みを相談することができる重要な存在だったと感じました。現地の人々との交流を大事にしつつ、気軽に相談したり話をすることができる関係を保つことはとっても大切だと思いました。
大学キャンパスの設備、雰囲気
大学のキャンパスの設備はとても充実していて、快適な学生生活を送ることができました。寮の部屋は人によっては狭いと感じるかもしれませんが、生活をするうえでは十分だと感じました。図書館にはコーヒーショップもあり、勉強スペースが広く、夜の12時まで空いていたのでほぼ毎日利用していました。また、教室のある建物も新しいものが多く、とてもきれいでした。さらにカフェテリアのある建物にはスターバックスやハンバーガーチェーンもあり、充実していました。大学のジムは数年前に完成し、トレーニングマシーンや、プール、サウナもあり多くの学生が利用していました。大学では、勉強熱心な学生がとても多かったです、一方で休日や平日に開かれる大学のイベントやフットボールの試合では多くの学生が参加しており、勉強もそれ以外の大学生活も充実して過ごすことができる環境だと思いました。
キャンパス内外の治安はいかがですか
キャンパス内:キャンパス内はとても治安が良く、安心して生活することができると思います。University Policeが巡回しているため、身の危険を感じることはほぼありませんでした。
キャンパス外:キャンパスの外も比較的治安はよかったと思います。一方で徒歩で移動する際には、歩道も狭く信号も少ないため、気を付ける必要があると感じました。また、徒歩で移動する際には不審な人に遭遇することも多かったので、車移動や集団で行動することが必要だと感じました。
留学の目的は何でしたか。
私の留学の目的は主に3つあったと思います。一つ目はアメリカの大学で英語で専門科目を学びつつ、現地の学生とも交流することで、スピーキングやリスニングなどの英語力を向上させることです。また、私は国際関係や海外の国々の文化に対して関心があったため、世界中から様々な国の人が集まるアメリカで、実際の海外の人々の考えや文化というものをより広い観点から見ることができるようになりたいと考えていました。3つ目は、以前アメリカに短期滞在をした経験から、日本とは異なるアメリカ本土での大学生活を一度経験してみたいという目的です。
上記の目的は達成されましたか。
一つ目の英語力に関しては、実際に現地の学生との交流や授業を通じて、以前よりもリスニングやスピーキングの能力は向上したと感じています。一方で、授業でのディスカッションや日常会話で自らの意見や考えを流ちょうに、そして文法的に正確に伝えることは難しかったこともあり、悔しい思いをしたことも多かったです。他の2つの目的に関しては達成できたと感じています。実際に私の留学していた大学で、南米、ヨーロッパ、アフリカ出身の学生と友達になることができました。実際の海外の人々の考えや文化や生活スタイルはとても興味深くて新鮮でした。留学生活でお互いの国々について尊敬しつつ、理解を深める心を持つことや、人とフレンドリーに接することなど、これからの自分の人生で役に立ちそうな考え方や姿勢を学ぶことができました。
学生生活について
1週間のおおまかなスケジュールを教えて下さい。
月曜日と水曜日は授業は1つで、火曜と木曜は3つずつ授業がありました。空き時間には主に図書館で課題をして、授業のない金曜は、課題を行いつつ、イベントに参加していました。週末は課題を行ったり、買い物をしていました。
友達、クラスメイトとの交友関係、付き合い方を教えて下さい。変化はありましたか。
留学を通してたくさんの友達を作ることができました。秋学期は自分の英語に自身がなく、勉強もあったので、なかなか友達を増やすことができませんでした。春学期は毎日、様々なイベントにも参加しつつ、友達と会ったら声をかけて話したり、ご飯を食べる機会も増えて、毎日楽しく過ごすことができました。
留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出をそれぞれ教えて下さい。
留学生活の中で最も良い思い出は、現地の学生や日本人の学生とピクニックをしたことです。アメリカの緑豊かなキャンパスで、多くの友達を招いてピクニックを企画して、ともに話をしたのは良い思い出になりました。
大変だった思い出は、留学当初の留学生対象のイベントです。勉強ももちろん大変でしたが、一番最初の留学生対象のイベントでなかなか友達を作ることができませんでした。他のどの留学生も自分より英語力が高く、会話についていくことができず、悔しい思いや、情けない思いを感じ、特に印象に残った出来事でした
一番の息抜きの方法は何ですか。
一番の息抜き方法はイベントに参加することでした、私の大学はほぼ毎週イベントがあり、野外コンサートや留学生向けのイベントに参加して楽しむことが息抜きでした。
日本から持っていったノートパソコンの使用頻度や必要性、またどのようなことに使っていたか(授業の課題、リサーチ、音楽、スカイプ等々)について教えて下さい。
ノートパソコンは毎日使っていました。授業の課題や日本の大学との連絡、音楽を聴いたりする際に使いました。ただ、春学期終了間際にパソコンが壊れてしまい、大学の図書館のパソコンを使うこともありました。長期間使用している場合は、出発前にパソコンや周辺機器の確認をすることが大事だと思いました。
日本の家族、友達とはどのくらいの頻度で、どのように連絡をとっていましたか。
日本の家族とは土曜日と日曜日の週2回連絡を取っていました。日常生活の悩みから大学での出来事を話したりすることができました。
留学先に持って行った方がよかったもの、持っていけばよかったもの、不要だったものなどあれば教えてください。
留学先にはスチームアイロンをもっていったのですが、寮の乾燥機で、シワ等もとることができ、あまり使うことはありませんでした。一方で持って行った電気ケトルは紅茶やインスタント食品を作る際にとても便利でした。
寮(ホームステイ)生活/ルームメイト(ホストファミリー)についてお書きください。
ルームメイトとの関係(どのくらい接点がありますか)
私は、寮の中よりも外にいることが好きで、朝から夜の10時くらいまで寮の外で過ごしました。一方で、私のルームメイトはほぼ一日中寮にいてゲームをしていたため、あまり会話をする時間はありませんでした。ただ、食事の際や週末に話すこともあり、良い関係を築けていたのではないかと思います。
私の大学では一か月に一度現地に暮らす家族と交流するホストファミリープログラムがありました。私は、ウクライナ人とアメリカ人夫婦の家族にお世話になりました。春学期は、夕食をお家で一緒に食べたり、イースターの際は教会のイベントに行きました。また、帰国の前にはハイキングにも連れて行ってもらいました。アメリカの現地の家庭の生活や、地元のイベントに参加する経験は大学にいるだけではできないので、とても貴重な経験でした。帰国した今でも連絡を取っていて、写真を送ったりしています。
食事(カフェテリア、自炊の方法やバランスなど)
食事はカフェテリアで平日食べて、週末はインスタント食品や外食をしていました。カフェテリアでは、サンドイッチから、パスタ、ハンバーガを食べることができて、平日は何回も入ることができるのでとても充実していました。週末は近くのレストランに行ったり、スーパーで買ったラーメン等を食べていました。寮のキッチンは使いたいときにRAの人に連絡しなければならなかったので、個人的にはミールプランを変更してお金を追加で支払っても、週末にカフェテリアで食べることも良い選択肢だと思いました。
大学内の活動に参加していますか。
週1回のJapanese clubとBadminton Clubの活動に加えて、留学生やInternational student 向けのイベントにはほぼ毎回参加していました。
スポーツはしていますか?具体的に教えてください。
Badminton Club の活動で週2回ほど運動していました。春学期の途中から、活動がクラブの都合でなくなってしまいましたが、週に2回程度ジムで運動していました。
休み中の過ごし方について教えてください。
週末も課題をやることが多かったのですが、時々日本人や現地の学生と近くのレストランにご飯を食べに行ったり、買い物に行くことも多かったです。
おすすめのイベントやクラブ活動があれば教えてください。
Japanese クラブとバトミントンクラブはおすすめです。Japanese クラブでは現地の正規の日本人学生とも知り合うことがきました。また、日本に興味のある学生も来ていて、折り紙や映画鑑賞、たこ焼きパーティーを通して、英語に自身が無い留学当初でも交友関係をひろげて、留学生活を頑張る原動力にもなりました。バドミントンクラブは日本人学生を通じて参加したのですが、他国出身の学生や現地の学生と交流し、気分転換にもなりました。留学生のイベントではInternational BanquetとWindow on the world(WOW)というイベントはおすすめのイベントです。どちらのイベントでも世界の様々な国々から来た学生と交流することができます。さらにWOWでは日本のブースを出展し、多くの人々と交流することができたので、とても良い経験になりました。
学部授業①
- コース番号 :POLS1030
- 授業タイトル:American government-Cyber edition
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー形式
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
マークシート方式のテストが3回と学期末までに書く10本のジャーナル、エクストラクレジットの講演会の参加等
1回目のテスト56/100 2回目のテスト63/100 3回目のテスト 不明
授業を通して学んだこと(授業内容)
授業ではアメリカの政治システムの基礎とアメリカ合衆国憲法について学びました。講義ごとに三権分立や大統領制について学び、アメリカ合衆国で三権分立がどのように成立しているのかを学びました。また、大統領ごとの政策の違いや議会における政策決定の過程についても実際の例を交えて学びました。また、この授業はCyber Editionということで、サイバーセキュリティについて資料を読み、意見を共有するディスカッションが5回ほどありました。その中では、アメリカにおけるサイバー攻撃の被害の実態やウクライナで起きている戦争でサイバー攻撃がどのようなかたちで被害をもたらしているのかという点にも注目し、意見を共有しました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
私はジャーナルの作成とディスカッションにとても苦労しました。サイバーセキュリティに関する討論をした後にそれに関連したテーマでジャーナルを書くことが必要だったのですが、サイバーセキュリティについては日本でも勉強した経験がすくなかったため、英語のwebサイト等を参考にしつつ、自分の意見を英語で論じるということに苦労しました。ディスカッションでは現地の学生が非常に多く意見を言い、議論が深まっていましたが、私は途中から議論のテーマを見失ってしまうことが多く、発言を積極的にすることができませんでした。一方でテストに備えたスタディセッションを教授が設定してくださり、毎回参加してTAの方にレクチャーをしてもらうことができました。
学部授業②
- コース番号 :GEOG1012
- 授業タイトル:Cultural Geography
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー形式
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
教科書のチャプターごとにパソコンで受けるクイズが出され、3から4チャプターごとにテストが行われ3回のテストで評価が決定されました。
授業を通して学んだこと(授業内容)
授業では世界の食文化や宗教、農業について学びました。またアメリカ合衆国における産業の発達についても学び世界とアメリカを様々な観点で比較し、その違いについても勉強することができました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
世界の食文化、農業、宗教の違いを学ぶことができました。各国における風習や環境の違いを利用した生活は非常に興味深かったです。また、台湾出身の教授が世界の文化を紹介する際に日本の文化や農業についても映像を交えて紹介していました。アメリカの人々がどのような視点で日本の生活を考えているのかという点を知ることができてとても興味深かったです。
学部授業③
- コース番号 :RELS2010
- 授業タイトル:Introduction to religious studie
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー形式
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
授業では仏教やキリスト教、イスラム教など世界の様々な宗教についても資料を読み、ディスカッションをしました。そして最後のプロジェクトとして大学周辺の宗教施設について調べてまとめるものと、信仰について人に尋ね、それを記録してまとめるインタビュープロジェクトがありました。
Project1 100% Project2 100% クイズ 96%
授業を通して学んだこと(授業内容)
授業では世界の様々な宗教の創始者や教義について学び、その考え方について学びました。さらにアメリカにおいてそれぞれの宗教の広がりの歴史について学びました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
それぞれの宗教の共通点や違いについても学ぶことができ、日本ではあまり学ぶことができない宗教について考えることができたのはとても興味深かったです。また、日本の神道についても学び、普段意識しない宗教というものが、生活とどのようにつながっているのかという点を学ぶことができたのは興味深かったです。
学部授業④
- コース番号 :ESL1010
- 授業タイトル:English as a second language
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー形式
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
評価は4本のエッセイとプレゼンテーション、ディベートで行われました。
Narrative essay 100% Comparative essay 76% Group presentation 93% Positional paper 100%
授業を通して学んだこと(授業内容)
授業では文法やエッセイの書き方について学びました。文法では特に時制や動詞について間違えやすい点を学び、ライティングやスピーキングの際に間違えないようにすることが重要であると感じました。エッセイについては、導入部分から結論の部分までの展開やふさわしい表現について学びました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
エッセイを書く際には、構成から作成までに時間がかかりましたが、5ページ程度のエッセイを書くことができました。しかし添削してもらうと文法のミスや不適切な接続詞を使ってしまったことも多くありました。そのためほかの科目においても重要なライティングについては次の学期までにしっかりと復習するべきであると感じました。
学部授業⑤
- コース番号 :ESL –1020-001
- 授業タイトル:English as a second language
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー、ディスカッション
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
3回のエッセイと、4回の単語テストがありました。また、中間と期末試験として10分程度のプレゼンテーションがありました。各課題に加えて、授業中の発言も重視されていました。
Narrative Essay 100% 単語テスト1: 90% 単語テスト2:91% Presentation1: 100% 単語テスト3: 92%
Conditional/ Comparison essay: 100% Final presentation 100% 単語テスト4:79%
授業を通して学んだこと(授業内容)
授業では英語の文法に加えて、単語やイディオムの使い方を学びました。覚えた単語をつかって文章を作るゲームを行ったり、決められたテーマでディスカッションも行いました。課題では、エッセイやプレゼンテーションが中心でほかの国々からの留学生と共同でプレゼンテーションも行いました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
私のクラスは南米やインドからの留学生が多かったのですが、その学生も授業中に積極的に発言することが多かったです。私はスピーキングに対して自信があまりなかったために、最初の頃はなかなか発言できず、悔しい思いをすることも多かったです。一方で英語力の高い他国出身の学生と切磋琢磨することができる環境で、多くのことを学ぶことができました。
学部授業⑥
- コース番号 :POLS-1100-001
- 授業タイトル:Introduction to Political Science
- 単位数 :4
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
4回のパソコンでのテスト、教科書の章ごとにパソコンで受けるクイズがありました。さらに学期を通して3ページ程度のリサーチ・ペーパーの課題がありました。
・Chapter1クイズ:87% Chapter 2:53% Chapter 3:80% Chapter 4: 73% Chapter 5:87%
Chapter 6:80% Chapter 7:73% Chapter 8:60% Chapter 9:67% Chapter 10: 60% Chapter 11: 33%
Exam1: 72% Exam2: 88% Final Exam 78% Final course Grade 71% Research paper 65%
授業を通して学んだこと(授業内容)
政治の理論から国際関係まで幅広い項目を1回の講義に1テーマで学びました。基礎科目でしたが、政治思想の歴史やアメリカ政治の仕組み、そして国際関係を学ぶ際に重要なリアリズムやリベラリズムなどについても映像資料を交えて学びました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
授業の内容はとても興味深くて特に国際関係の部分ではアメリカから見た世界の政治のとらえ方を学ぶことができました。アメリカの政治に関しては現地の学生と議論したり、話を聞くことができてとても良い経験になりました。
学部授業⑦
- コース番号 :ESS-1100-001
- 授業タイトル:Introduction to Environmental studies
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
教科書の各チャプターを週二回の授業で学び、その内容について毎週クイズと論述形式の課題がありました。また、3回のテストがありました。Exam 1: 37/50 Exam 2 32/50 Exam 3 34/45
授業を通して学んだこと(授業内容)
生態系やサステナビリティなどの概念の基礎的な考え方から、世界で発生している環境問題、食糧危機、そしてエネルギー問題について幅広く学びました。それぞれのチャプターでケーススタディが提示され、実際の環境問題や水質汚染の問題への対処法をグループで討論することもありました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
レクチャーはとても分かりやすく、環境をめぐる問題の基礎的な部分やサステナビリティの考え方を現地の学生と学びつつ、議論できたのはとても良かったです。一方でディスカッションでは、与えられたトピックについてその場で意見を考える必要があったため、自分の考えを英語で正確に伝えることは難しく感じたこともありました。また、数十ページにのぼる資料を学びつつ、クイズや論述課題が毎週あったので、内容理解に時間がかかってしまったことも多かったです。
学部授業⑧
- コース番号 :Art-1035-002
- 授業タイトル:Introduction to Environmental studies
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
3回のテストがありました。加えて美術館を訪問して鑑賞した作品についてコメントを書く課題、自ら絵を描く課題がありました。Exam1:8.5/20 Exam 2: 15/20 Final Exam 17/30
授業を通して学んだこと(授業内容)
古代の壁画から現代のアートまで幅広いアートの歴史を年代ごとに学びました。レクチャーが中心で、それぞれの時代のアートの特徴や著名な芸術家の人物像など、作品の背景も深く知ることができた授業でした。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
1回の授業で学ぶ内容が非常に多く、復習を完ぺきにできなかったために、最初のテストではとても低い点数をとってしまいました。また、論述問題への対応も英語で複数回答しなければならなかったため、最後まで苦労してしまいました。一方で課題で美術館を訪問したり、自分で聖堂や遺跡のデザインを描いたことはとても楽しかったです。
履修した授業の課題の中で、特にがんばったもの、自信作について教えて下さい。
エッセイ・ペーパー
科目名:English as a second language
題材:Narrative essay : Ichiro Suzuki
内容:このエッセイでは日本やアメリカで活躍した元プロ野球選手のイチローさんのプロ野球選手人生を時系列順に紹介しました。
大変だったこと、やり遂げての感想:5ページ書かなければならなかったため、構成や内容の順序を事前にしっかりと考えて、英語で書くことはとても大変でした。ただ、5ページのエッセイを英語で書くことができたのは自分自身への自信にもつながりました。
プレゼンテーション
科目名:English as a second language
題材:自分の好きな人物について紹介する15分間のグループプレゼンテーション
内容:アメリカで活躍する大谷翔平選手の幼少時代から現在の活躍までを映像を交えて紹介しました。
大変だったこと、やり遂げての感想:グループプレゼンテーションだったので、内容をともに考えながらスライドと原稿を作成するのは大変でした。プレゼンテーションで打ち合わせや内容を考えるということを日本人ではない人とやることは初めてだったのですが、お互いにアイデアを出し合って協力して一つのものを作ることができたのはとても良い経験になりました。
学部授業を総括して、日本の授業と違う点、留学先国の授業の特色、自分が感じたことなどを自由にお書き下さい。
私はレクチャー中心の授業もディスカッション中心の授業も両方受けることができて、とても勉強になりました。どちらの授業でも学生が手をあげて発言しているのが目立ち、質問に教授が回答することで授業内容が深まっていく過程は日本ではあまり経験したことがありませんでした。また、日本の授業で多かったリアクションペーパーは少なく、代わりにchapterごとのクイズが多く、復習での内容理解が重要だと感じました。一方で自分の意見や考えを英語で発信する力と、英語での授業内容を細かく復習して理解することが求められました。そこでは自分自身のリーディングやリスニング、スピーキング能力をさらに高めなければ、現地学生と同様のレベルに到達するのが難しいと感じました。
語学力について
留学開始当初と比べ外国語力はどのくらいついたと感じますか?
英語力は秋学期よりも伸ばすことができたと思います。特にスピーキングでは普段の学生が使っている単語を覚えたり、発音に気を付けることで以前よりも会話をスムーズにすることができるようになりました。一方で授業で自分の考えを発信する際は正確に意見を伝えることにとても苦労したため、さらに勉強し続ける必要があると感じました。
語学力上達のために、工夫したこと、努力したこと
リスニング | ●苦労した点 秋学期よりは教授の発言を聞き取れるようになったものの、長時間英語で講義を聞く際は内容が途中でわからなくなってしまうことも多かったので苦労したことが多かったです。 ●工夫した点 教授の許可を取って授業を録音したり、授業の資料を何回も見返すことで、さらに内容を理解できるようにしました。また、アメリカ人学生が主催するディスカッションのイベントに週に一回参加してリスニングの力を伸ばすことができるように心がけました。 |
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リーディング | ●苦労した点 授業では授業資料も多く、復習をすることが大事だったのですが、リーディングのスピードが追い付かなかったために課題を計画通りに進めることができなかったことが多かったです。 ●工夫した点 授業資料の文章の中で、比較的重要な部分を何回も読み直して理解できるように心がけました。また、同じ内容のPowerPointの資料などとも比較して内容の理解に努めました。 |
ライティング | ●苦労した点 ライティングではエッセイや論述に苦労しました。内容の構想を考えても、それを正確に順序良く整理して書くことが難しかったです。 ●工夫した点 エッセイでは、教科書を参考に文章の流れやアウトラインをしっかり考えてから、英語で文章を書きました。また、論述では、キーワードをしっかりと抜き出して重要な部分が伝わるように書きました。 |
スピーキング | ●苦労した点 自分の発音や文法が不正確だったために、相手に正確に言葉が伝わらないことが多かったです。日常会話でも、発音が正確にできなかったため、誤解されてしまったり、自分の意見を流ちょうに伝えることができないこともありました。 ●工夫した点 現地の学生と話す機会を増やすために、毎日カフェテリアなどで現地の学生と話をしたり、イベントにたくさん参加することも心がけました。また、同じ日本人学生が使っている表現や単語もできるだけ同じように使うことができるようにしました。 |
語学力上達のために、工夫したこと、努力したことを教えて下さい。
現地の学生と会話する機会を増やすことでスピーキングとリスニングの能力を向上させるように心がけました。ほぼ毎日図書館やカフェテリアで会話し、現地の学生だけのイベントにも参加して英語を話す機会を増やすことができるようにしました。発音の問題などで、言いたいことがうまく伝えられないこともたくさん経験しましたが、毎日現地の学生と継続してコミュニケーションをとる姿勢を持たないと、話す機会も少なくなってしまうので、積極的に英語で会話することができるように努力しました。
留学全体を総括して
留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか。
留学では英語力はもちろん、より多様な視点で物事をみる力、そして人との関わりにおいて重要なことなど非常に多くのことを学ぶことができたと思います。英語力はネイティブの人や他の留学生と比べたら低いとは感じますが、それでも以前よりは英語をつかえるようになり、多くの人とコミュニケーションをすることができました。さらに、留学生という身分で外国で過ごしたことで現地の大学の雰囲気はもちろん、アメリカ内外から目標をもって一生懸命生活している多くの学生の情熱のような部分やたくましさを見たときは、刺激にもなりました。日本の恵まれた環境を再認識したこともありました。加えて、出身や背景が異なる多くの人々と接した際は、相手のことを尊敬して理解しようとする姿勢も大事だと感じました。たとえ流ちょうなコミュニケーションではなくても多くの人に支えられているという認識を持ち、感謝の気持ちを伝えることでより豊かな人間関係を築くことができるということも学ぶことができました。
留学先の国、大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点はありますか。
私が留学したテネシー工科大学はたくさんの留学生に加えて、現地の学生もとてもやさしく、留学生が安心して学生生活を送ることができる環境であると感じました。最初は不安な気持ちもありましたが、日本人留学生の私でも一人の学生として認識して仲良くしてくれる学生が非常に多く、想像よりもはるかに充実した学生生活を送ることができました。
これからの目標、進路についてはどのように考えていますか。
現時点で具体的な就職等の目標は決まっていないのですが、留学した経験を活かすことができるような進路に進みたいと考えています。大学院への進学や、大学院での留学にも興味があります。これからの目標は今までの留学生活で得た様々な経験や人とのつながりを大切にして、いずれ友達やお世話になった人に再び会った際に英語力の向上はもちろん、感謝の言葉や自分の成長をしっかりと伝えられるようになることです。また、留学や仕事、旅行など、どのようなかたちであっても将来テネシー州やテネシー工科大を再び訪れたいと考えています。
同じ大学へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いことを教えて下さい。
最初は異なる環境、そして英語力などで、不安な気持ちを感じることもあると思いますが、留学で得た経験や人とのつながりはかけがえのないものになり、現地の人を含めて多くの人が留学生活を応援してくれると思います。是非自分の可能性を信じて、様々なことに挑戦して自分自身にしかできない留学体験を存分に楽しんでください!応援しています。
上記の質問以外で、留学を通しての現在の想いについて、自由に書いて下さい。
留学生活では現地の学生はもちろんJSAFの方々や様々な人に支えてもらったおかげで、楽しく充実した留学生活を送ることができました。今後も留学でお世話になった方々に対する感謝の気持ちを忘れずに、出会った人とのつながりも大切にしていきたいと感じています。
JSAFサポート(事前英語学習、出発前オリエンテーションについて)
申込から出発までのJSAFによる英語勉強サポートは、役に立ったと感じますか。 | オンラインでのリーディング、スピーキングの講座はとても役に立ちました。英語で読んだ文章について自分の考えを伝えることは現地では非常に多く求められるので、その練習をたくさんできるのはとても効果的だと感じました。特に日常生活では英語を話す機会が少なかったため、とても重要な講座となったと思います。 |
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JSAFでの出発前オリエンテーションは、役に立ったと感じますか。 | 出発前のオリエンテーションはとても役に立ちました。渡航情報を含めた空港の経路案内は現地到着の際にとても参考になりました。また、大学での手続きや過ごし方も最初に知ることができたため、慌てることなく対応することができました。 |
その他、JSAFのこういうサポートが良かった、対応が良かった、紹介された留学先がぴったりだったこと | 留学前のサポートから、定期連絡までとても助けになり、お世話になりました。特に定期連絡のメールマガジンでは、勉強や友達づくりのアドバイスから、他大学の学生の様子も知ることができ、毎回楽しみにしていました。 メールマガジンのボランティア活動のアドバイスがきっかけで、数回ボランティアに参加して現地の文化や地元の人々とも交流することができました。
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派遣先大学に向けたメッセージ | I had a very valuable time at Tennessee Tech University. I am grateful to all the people and friends I met at Tennessee Tech University. I learned a lot of knowledge in the classes. I was also able to improve my English and meet a lot of international friends at the events for international student. It was a very valuable experience for me through the study abroad program. Thank you very much for giving me this opportunity. I hope that I will be able to visit Tennessee Technological University again in the future. |