JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE
聖心女子大学現代教養学部国際交流学科2年
- 留学先 :ソノマ州立大学
- 留学時期:2024年春/夏派遣
- 留学期間:2024年月~2024年月
大学について
大学キャンパスの設備、雰囲気
大学周辺は牧場が多く、自然豊かで、大学の雰囲気ものんびりしています。湖では鳥をたくさん見ることができます。この大学はスヌーピーの作者のチャールズ・シュルツさんの出身校らしく、各所にスヌーピーの絵や銅像があります。シュルツさんの名前は図書館にもなっています。寮の部屋は1人一部屋でプライベートが確保されています。食堂のご飯もビュッフェ形式で美味しいです。寮の近くにはプールがあるため、夏は泳ぐことができます。ジムやレクリエーションセンターもあるのですが、私は有料だったため、使いませんでした。体育館ではシーズンになるとバレーボールやバスケットボールの試合が開催され、無料で観戦することができます。
学生同士の交流・友人関係について教えてください
現地の学生:現地の学生:ルームメイトと仲良くなり、休日に、彼女にサンフランシスコに連れて行ってもらいました。また、ある授業のクラスメイトともクラスメイトとも仲良くなることができ、その子とその友達とよく遊んでいます。サンクスギビングにはお家に連れて行ってもらいました。
他の国からの留学生:ペルー人の子と仲良くなって、毎日夜ご飯を一緒に食べたり、買い物に行ったりしました。
日本人:私の他に1人しかいなくて驚きました。たまに情報交換をしていました。また、学内の郵便局の職員の1人が日本人女性で、会えたらお話ししていました。
大学のある街について
どんなところですか:良く言えば落ち着いていて、のどかな町ですが、田舎すぎて車がなければ何もできません。バスもあるのですが、車で15分のところを1時間かけて回るのであまりお勧めできません。逆に車があれば、ビーチや、古着屋、ショッピングモールなどに15分ほどでいけます。
ダウンタウンまでのアクセス:サンフランシスコまで車で1時間半ほど
お薦めスポット:ボッテガベイ
その他:この街にもスヌーピーの銅像をちらほら見かけます。
キャンパス内外の治安はいかがですか
キャンパス内:基本的にとても良く怖い思いをしたことはないです。
キャンパス外:比較的良いと思います。
初日のオリエンテーションは分かりやすかったですか
留学生だけのオリエンテーションがあり、そこで他の留学生と知り合うことができたため、よかったです。
寮(ホームステイ)生活/ルームメイト(ホストファミリー)について
ホストファミリー/ルームメイトとの関係
私の他にルームメイトは2人いて1人とは休日にサンフランシスコやお家にお邪魔させてもらうほど仲良くなりました。平日も一緒に映画を観たり、UNOをしたりしています。もう1人とは共有スペースであったら声をかける程度ですが、関係は良好です。
食事
私は平日1日一回のミールプランにしたため、お昼と土日は自炊していました。カフェテリアはバイキング形式でメニューも日替わりで美味しいです。デザートも豊富です。自炊はお米を炊いたり、パスタを作ったり、コストコの冷凍食品を食べたりしていました。週一ほどで友達とご飯を持ち寄って食べることもしていました。
課外活動についてお書きください。
大学内の活動に参加していますか。
たまに開かれるDIYのワークショップに良く友達と参加していました。また、サッカーやバスケの試合の観戦に何度か行きました。偶然大学が日本語スピーチコンテストの開催地だったため、スピーチコンテストを観に行き、その後の交流会にも参加しました。
スポーツはしていますか?
私は屋内で水泳がしたかったのですが、大学内のジムが有料で屋外プールしかなかったため、バスで30分ほどのジムに通っていました。週によって頻度はバラバラで0回の時も3回の時もありましたが、友達も通っていたため、予定が合えば車に乗せてもらっていました。
休み中の過ごし方について教えてください。
金曜日も授業がなかったため、毎週三連休でした。休みの日は課題をしたり、ジムに行ったりするか、友達の家に行ったり、ショッピングモールに行ったりしていました。また、実家が比較的近い寮生は週末を利用して帰省することも多いため、実家に連れて行ってもらっていました。
おすすめのイベントやクラブ活動があれば教えてください。
ドラッグクイーンが大学でショーを披露するイベントがあったのですが、日本では体験できそうにないと思ったため、おすすめです。
学生生活について
1週間のおおまかなスケジュールを教えて下さい。
月:午前中に授業一つ 午後にジムに行くか買い出し、明日の予習
火:午前中に授業二つ 午後にジムに行くか買い出し
水:午前中に授業一つと午後四時までの授業、明日の予習
木:午前中に授業二つ 友達の家に行く
金:週末までの課題をする、オンラインのクラスを受ける、ジムに行く
土:週末までの課題をする、洗濯、試合を見る
日:週末までの課題をする、遊びに行く スケジュールは割と不規則でした
友達、クラスメイトとの交友関係、付き合い方を教えて下さい。変化はありましたか。
最初に仲良くなったのはルームメイトでしたが、後々一緒にいることが多くなった友人はクラスメイトの1人でした。最近では友人と彼女の友人と遊んでいることが多いです。
留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出をそれぞれ教えて下さい。
良い思い出:最も良い思い出はサンクスギビングデーの間の休暇です。10日ほど休みだったのですが、友人の実家に遊びに行き、親戚が集うディナーにもお邪魔しました。ターキーやフィリピンの伝統的な料理が食べることができて楽しかったです。他の日にもパターゴルフや映画、クリスマスマーケットに行って満喫できました。
大変だった思い出:大変だった思い出は最初の一、二週間は何もかもが日本とは違い授業についていけるか心配で大変でした。
一番の息抜きの方法は何ですか。
しっかり寝る。日本のお菓子を食べる。
日本から持っていったノートパソコンの使用頻度や必要性、またどのようなことに使っていたか(授業の課題、リサーチ、音楽、スカイプ等々)について教えて下さい。
私はノートパソコンとキーボード付きのiPadを持って行ったのですが、iPadで十分でした。メディアの授業でフォトショップを使う時は、図書館にある備え付けのものを使用していました。
日本の家族、友達とはどのくらいの頻度で、どのように連絡をとっていましたか。
家族や友達とのメッセージでのやり取りは二、三日に一回くらいはしていました。電話は気が向いたらしていました。
大学のサポートセンター(ライティングセンター、チューターなど)は利用しましたか。 利用した場合、勉強を進める上で役に立ちましたか。
予約がすぐ埋まるらしく、利用しませんでした。
留学先に持って行ってよかったもの、持っていけばよかったもの、不要だったものなどあれば教えてください。
持って行ってよかったもの:友達が差し入れてくれた、百均で買えるレンジでお米を炊けるプラスチックの器が時短になって重宝しました。また、日本のお米はなかなか手に入らないと思うので、持って行くことをお勧めします。
持って行けばよかったもの:ポラロイドカメラ
不要だったもの:シーツ、布団類
到着後すぐに購入が必要だったもの:100ドル
渡航前に日本で準備しておけば良かった点:英会話の練習やスラングを学んでおけばよかったと思いました。
JSAF留学プログラム費以外でかかった費用の目安をそれぞれ教えてください。
旅行に関する費用
・国際航空券代(往復):23万円
・現地での旅行費用:100ドル
個人的な諸費用(こづかい、買物代など)合計:150ドル
携帯電話料金:月43ドル
ミールプラン以外の食事代:200ドル
ヘルスセンター使用料:特になし
その他かかったもの:特になし
学部授業①
- コース番号 :AMCS260
- 授業タイトル:Blackness in Arts & Media
- 単位数 :3単位
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
オンライン形式
評価のつけ方
Quizzes (5 Quizzes x 5 points)25%
Reading Responses (5 Responses X 5 Points)25%
Annotated Playlist (25 points)25%
Textual Analysis (25 points)25%
授業を通して学んだこと(授業内容)
音楽や映画、ミュージックなどの創作物から、黒人がどのようにステレオタイプ化して描かれているのか、また音楽や映画など芸術的な表現方法を利用して、黒人たちがどのように差別と戦ってきたかを学びました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
Annotated Playlistという課題では自分でテーマにあったメッセージ性のある曲たちとジャケット写真を見つけて紹介文を書き、プレイリストを作るというなかなか斬新な課題だったため、苦労しました。4回目のReading Responseでモーニング娘。のMVと課題の比較したレポートを書いた際、フィードバックでとても褒めてもらえたのが、印象的でした。
学部授業②
- コース番号 :AMCS277
- 授業タイトル:Intro to Asian Am Studies
- 単位数 :3単位
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
セミナー
評価のつけ方
Critical Analysis Writing Assignments (3 total): 15% each —> 45%
Attendance and Class Participation: 10%
Signature Assignment Paper: 15%
Final Project Presentation: 10%
Final Project Paper: 20%
授業を通して学んだこと(授業内容)
アジアンアメリカンスタディーズという授業があるということ自体初めて知りました。アジアンアメリカンとはアメリカで暮らしているアジア人の総称のことで、差別や文化の継承に悩み苦しみながらも、アイデンティティを守ろうと努力して暮らしていることがわかりました。また、ハワイの先住民族やパレスチナ難民の人々についても学びました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
専門的な単語が多く、たくさんの手記や詩も扱ったためリーディングに苦労しました。また、毎回の授業で必ず小規模なディスカッションがあり、発言する必要があったことが大変でした。
学部授業③
- コース番号 :COMS215
- 授業タイトル:Dig Med Design & Content Diliv
- 単位数 :4単位
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
セミナー
評価のつけ方
Digital Storytelling Show-&-Tell 5/5 pts
Digital Consumption Journal #1 9/10 pts
Audience Persona for Digital Property 10/10 pts
Wireframe & Sitemap for Your Digital Property10/10 pts
AI Project 4.8/5 pts
Digital Consumption Journal #2 10/10 pts
CC Image Attribution & ID fake images 5/5 pts
Photoshop Project 10/10 pts
Social Media Plan & Post 5/5 pts
MIDTERM: Digital Property 14.5/15 pts
Peer Reviews of Digital Property 5/ 5 pts
Audio Capture 10/10 pts
Edited Narration / Interview 10/10 pts
Video Pitch 5/5 pts
Storyboard& (OPTIONAL Video script) 5/5pts
Final Social Video 15 pts
Digital Consumption Journal #3 10 pts
Peer Reviews of Social Video 5 pts
Attendance & Participation 100 pts
授業を通して学んだこと(授業内容)
フォトショップの使い方や映像の撮り方、ホームページの作り方を学びました。また、メディアがどのようにして印象操作をしているのか、生成AIの創作物についてなど、デジタルなこと全般を学びました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
プレゼンが何回かあり、緊張しましたが、課題で友達とショートフィルムを撮ったことが楽しかったです。この授業はアットホームな雰囲気で、クラスメイトも先生も親切で発言がしやすかったです。
学部授業④
- コース番号 :KIN101
- 授業タイトル:Physical Education Activities-Pilates
- 単位数 :1単位
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
実演、実技
評価のつけ方
This course consists of 28 scheduled meetings worth one attendance point each and one 2-page personal reflection paper.
Assignments 85.71%
Imported Assignment
授業を通して学んだこと(授業内容)
ピラティスの姿勢
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
思っていたより体勢がハードなものが多かったです。筋肉痛になったこともありましたが、リフレッシュできて楽しかったです。
学部授業⑤
- コース番号 :KIN101
- 授業タイトル:Physical Education Activities Stress Reduction
- 単位数 :1単位
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
実演、実技
評価のつけ方
不明ですが、出席点+レポートだと思われます。
授業を通して学んだこと(授業内容)
瞑想したり、カンフーの型のようなものを習いました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
リラックスすることに重きを置いている不思議な授業でした。クラスメイトと一週間の出来事を振り返って分かち合いました。
履修した授業の課題の中で、特にがんばったもの、自信作について教えて下さい。
エッセイ・ペーパー
科目名:Blackness in Arts & Media
題材:第3週から第7週までの講義内容をふまえた曲を5曲選択し、それぞれの曲が題材とどのように結びついているのか説明し、黒人アートのジャケット写真を選び、プレイリストを作る。また、ジャケット写真とプレイリスト全体の説明文を書く。
内容:黒人差別に反発するべく、黒人の団結と誇りを守るために作られた曲を5曲探し、黒人女性作家によって作られたブリックハウスという銅像をジャケット写真にしました。
大変だったこと、やり遂げての感想:そもそも黒人がテーマになっているような曲をあまり知らなかったため、テーマにあった曲を5曲集めることに苦労しました。自分なりに時間をかけて向き合ったつもりだったのですが、評価はあまり良くなかったことが悔しかったです。
プレゼンテーション
科目名:Intro to Asian Am Studies
題材:知人や友人にインタビューし、AASについて話し合った内容について5分間のプレゼン
内容:母に電話でインタビューし、AASは日本では認知度がほとんどないことや、広めるためにはどうしたらいいのかなど、AASとネイティブハワイアンについて母と話あった内容をプレゼンしました。
大変だったこと、やり遂げての感想:会話の内容をまとめる方式のプレゼンはやったことがなかったため苦労しました。また、1時間ほどの会話から5分にまとめるという制限があったのですが、会話の取捨選択が難しかったです。クラスメイトの発表を聞いてみると、親戚や親がアジアにルーツがある人は結構多く、興味深かったです。
学部授業を総括して、日本の授業と違う点、留学先国の授業の特色、自分が感じたことなどを自由にお書き下さい。
日本の大学では、教授の講義を聞いてメモを取る一方通行の授業がほとんどですが、留学先の授業では、毎回必ずグループでのディスカッションと全体ディスカッションがありました。生徒も活発に発言する人が多かったです。
語学力について
留学開始当初と比べ外国語力はどのくらいついたと感じますか?
日本人が全然おらず、毎日英語を喋るしかないため、自然と英語脳にはなっていったと思います。英語の夢を見た時にびっくりしました。新たなスラングを学んだり、間違いを恐れずに会話できるようになったと思います。
語学力上達のために、工夫したこと、努力したこと
リスニング | 苦労した点:現地の人の話すスピードが早く、聞き取って理解するまでに時間がかかることに苦労しました。 工夫した点:完璧に理解しようとせず、なんとなくの文脈で判断することで返事の速度を上げました。 |
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スピーキング | 苦労した点:自分が思っている以上に英語をスムーズに話すことが難しいことに気づきました。 工夫した点:簡単な単語でもいいから、文章で話すようにしました。また、他の人の会話の表現を参考にしました。 |
リーディング | 苦労した点:専門的な授業になるとわからない単語のオンパレードで大変でした。 工夫した点:とりあえず、単語の意味を調べて自分でノートにまとめました。 |
ライティング | 苦労した点:最初は、シカゴ形式やAPA形式など、アメリカのレポートならではの形式に戸惑いました。 工夫した点: 形式はネットで調べて学びました。また、レポートを出すと必ず教授がフィードバックをくれたため、参考にしました。 |
語学力上達のために、工夫したこと、努力したこと
相手の言っていることが聞き取れなかった時は、素直に聞き返すようにしていました。
留学全体を総括して
留学の目的は何でしたか
日本とは異なる文化を実際に体験する。英語力を伸ばす。
上記の目的は達成されましたか
異文化をたくさん経験して、異なる価値観について学べたと思います。
留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか。
以前は発音や文法を気にしていて、英語を話すことのハードルが上がっていましたが、英語を躊躇なく話せるようになりました。また、人に対しても自分に対しても許容範囲が広がったように感じます。
留学先の国、大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点はありますか。
アメリカは私が思った以上に都市部と農村の違いが激しかったです。
これからの目標、進路についてはどのように考えていますか
日本の大学でゼミに所属する予定です。IELTSとTOEICを帰国後に受けたいと思っています。
上記の質問以外で、留学を通しての現在の想いについて、自由に書いて下さい。
最初は早く帰りたいなと思っていたけれど、いざ帰るとなるともうちょっといたいなと思っています。ソノマの人々は温かく優しい親切な人ばかりで、嫌な思いをしたことは一度もなく、楽しく過ごせました。
JSAFサポート(事前英語学習、出発前オリエンテーションについて)
JSAFでの出発前オリエンテーションは、役に立ったと感じますか。またそれはなぜですか?なるべく詳しくご記入ください
自分以外にもこれから留学する人がたくさんいるんだと心強いかったです。特に同じ時期に同じ大学に留学する人がいる人にとっては、良い顔合わせの機会になると思います。
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