JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE

青山学院大学国際政治経済学部国際政治学科3年

  • 留学先 :エヴァンスビル大学
  • 留学時期:2024年夏/秋派遣
  • 留学期間:2024年0月~2024年0月

大学について

留学が始まり数か月が経ちました。現地での生活も慣れてきた頃かと思います。到着後から現在までどのようなスキルが身につきましたか?これが上達した!ということを教えてください。また、留学を通して感じたこと、考えたことなど感想も含め教えてください。

とっさに英語で話しかけられた際にスムーズに返事ができるというスキルが身に付いたと感じています。また、相槌のバリエーションが増え、以前より自然な会話ができるようになりました。4か月間の留学を通して、英語の勉強がまだまだ足りないと痛感しました。日常生活でよく使うフレーズや、授業で習った内容などはスムーズに話すことができるようになりました。しかし、発音が正確でないがゆえに言いたいこと通じなかったり、自分の気持ちを表現したいときにどう表現してよいか思いつかなかったりと、自信をもって英語が話せるようになった!と言えるようになるためにはもっと勉強しなければならないと感じています。

学生同士の交流・友人関係について教えてください

現地の学生:ルームメイトのアメリカ人とは週末に一緒にご飯を食べに行ったり、ゲームセンターに行ったりしました。また、Thanksgiving dayの際には彼の家に招待してもらい、5日間彼の家族とともに過ごさせてもらいました。他のアメリカ人の学生とは、数人で集まってpickleballをする、イベントで遊ぶ、学食でご飯を食べる、互いの寮のロビーでゲームをするなどして交流していました。

他の国からの留学生:中国人、ミャンマー人、キルギスタン人の友人と特に仲良くなりました。中国人の学生は同じ寮に住んでいるため、一緒にバスケットボールの試合を見に行く、お互いに作れるものを自炊して食べるなどしました。他の留学生たちとは、一緒にイベントを回る、一緒に学食でご飯を食べるなどしました。

大学のある街について

どんなところですか:Midwestの田舎町です。映画で見るように、車道の両側には大きな看板が並んでいます。川を挟んでケンタッキー州と隣接しています。昔軍需産業で栄えた街です。

ダウンタウンまでのアクセス:車で15分ほど

お薦めスポット:映画館(ゲームセンターと隣接)、博物館(ノルマンディー上陸作戦に使用された軍艦の中に入ることができるツアーが開催されています)

その他:治安は良く、キャンパス内を夜中散歩していても一度も危険な目にあいませんでした。危険な目にあったという話も一度も聞いていません。

初日のオリエンテーションは分かりやすかったですか

丁寧に説明してくれたのでわかりやすかったです。しかし、英語に慣れていなかったので長時間の説明会を聞くのは大変でした。

寮(ホームステイ)生活/ルームメイト(ホストファミリー)について

ホストファミリー/ルームメイトとの関係

ルームメイトとは良好な関係です。先ほど学生との交流の欄で回答したようにThanksgiving dayには彼の家に招待してもらったり、休日に食事に出かけたりしました。また、平日も一緒に学食でご飯を食べる、イベントに参加するなどしました。

食事

カフェテリアの食事のプランは週7日分のものを申請していたのですが、学期途中から自炊を始めました。自炊をする際は寮のキッチンを使い、週末にまとめて買った食材を使っていました。学食のごはんはto go boxで一部持って帰れるので、その食材を自炊に使うこともありました。基本的には週5日学食、時間のある2日に自炊のペースでした。

課外活動についてお書きください。

大学内の活動に参加していますか。

時間があるときに友人と体育館でPickleballをしました。また、運動不足解消のために事務のランニングマシンを使ったり、キャンパスを散歩したりしました。しかし、授業後につかれて昼寝をすることが多く、運動をする時間はそれほど多くなかったです。

休み中の過ごし方について教えてください。

週末:部屋や図書館で課題・買い物・ジムで運動
Thanksgiving:ルームメイトの家に滞在
冬休み:シカゴ観光後に日本に帰国

留学先に持って行ってよかったもの、持っていけばよかったもの、不要だったものなどあれば教えてください。

持って行けばよかったもの:使い慣れた枕

到着後すぐに購入が必要だったもの:寝具、洗剤、ケトル、初週の食料

渡航前に日本で準備しておけば良かった点:渡航後にできる気分転換のための趣味等を探す/気分転換できるものを持ってくる、リスニング対策

生活費はどのくらいですか。

食料や必需品をまとめ買いをするときは一回につき約60ドルの出費になっていました。

学部授業①

  • コース番号 :PSCI143-01
  • 授業タイトル:American Nat’l & Politics
  • 単位数   :3単位

クラスの規模

30人程度

評価のつけ方

Midterm test: 3回 Quiz: 5回 Paper: 2回

授業を通して学んだこと(授業内容)

三権分立、選挙資金に関する法律、Civil Rights、大統領制、憲法制定の過程など、アメリカ政治の基本事項を学びました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

基礎的な内容を網羅したクラスで、アメリカ政治を学びたかった私にとっては非常に有意義な授業でした。初めて聞く専門用語を聞き取ってメモするのが大変でした。また、テストに記述のパートがあるので、単語のスペルト英語での定義覚えなければいけなかったのが大変でした。

学部授業②

  • コース番号 :PSCI-312-01
  • 授業タイトル:Political Parties / Elections
  • 単位数   :3単位

クラスの規模

12人

評価のつけ方

Midterm test: 2回 Paper: 3回

授業を通して学んだこと(授業内容)

選挙資金の選挙への影響、メディアの影響、大統領候補の選定過程、議会と政党の関係などを学びました。また、1人1州担当の州を先生が割り当て(基本的に激戦州)、大統領選に合わせてその州の上院議員選の選挙予測と選挙後の分析を行いました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

レポートを書く際に多くの記事や論文を読む必要があり、苦労しました。また、授業を受けるにあたって自分で教科書を読んで予習・復習する必要がありました。教授が余りスライドを使用せず口頭での説明がメインだったので、ノートをとるのが大変でした。大統領選の前後のクラスで教授による大統領選の解説が聞けたので、非常に面白かったです。実際に起こっている選挙と授業で習ったことが連動していると実感できました。

学部授業③

  • コース番号 :CHNG-101-01
  • 授業タイトル:Creative Problem Solving
  • 単位数   :4単位

クラスの規模

6人

評価のつけ方

授業態度 / Final presentation

授業を通して学んだこと(授業内容)

効果的なプレゼンテーションの方法 アイデアの考え方・具体化の方法

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

自分たちで学校にどのような施設、クラブが必要かを考え、そのアイデアをいかにして実行するかを学期を通して具体的に考えました。アンケートをとったり、専門の教授にインタビューを行ったりしました。アメリカ人のグループメンバーと協力して作業を進めるのは難しかったですがいい経験になりました。

学部授業④

  • コース番号 :EL-110-01
  • 授業タイトル:Fund of Composition
  • 単位数   :3単位

クラスの規模

11人

評価のつけ方

Test: 2回 Quiz: 2回 Essay: 1回

授業を通して学んだこと(授業内容)

留学生を対象としたクラスです。Essayの書き方を基礎から習いました。また、基礎的な文法事項や、Essayに役立つフレーズを習いました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

基本自力でEssayを書かなければいけなかったので、大変でした。また、Essayの書き方についてなど知識を問うテストが学期途中にあり、しっかりと勉強することが求められました。留学生のみのクラスなので、クラスメイトと協力してテスト勉強をしたのは良い思い出です。

語学力について

留学開始当初と比べ外国語力はどのくらいついたと感じますか?

ルームメイトが早口なのですが、彼の英語を問題なく聞き取り、話を続けることができるようになりました。ほかの学生と世間話する際もスムーズに話をすることができるようになりました。また、注文やあいさつ、メッセージでのやり取りなどを自然に行えるようになってきました。

語学力上達のために、工夫したこと、努力したこと

リスニング

苦労した点:スラングについての知識が全くなく、最初はほとんど聞き取ることができませんでした。また、熟語の知識に乏しく、単語は聞き取れていても意味が分からないということが多々ありました。

工夫した点:気になったスラングや熟語を忘れないうちにスマホなどにメモして、時間があるときに英語の先生やアメリカ人の友達に質問していました。また、メモを取る際はどのような文脈で使われていたかも併せてメモしました。

スピーキング

苦労した点:発音が正確でない、うまくできないがために聞き取ってもらえないことが多々ありました。また、自分の言いたいことが表現できない、どのように相槌を打てばよいのかわからないなどの理由で話が終わってしまうことがありました。

工夫した点:すぐに返事が思いつかなくても焦らず時間をとってゆっくり考えてから返事をするようにし、少しずつ会話のテンポに慣れていきました。また、ネイティブの理解力を信じ、文法がめちゃくちゃなのを承知の上でとにかくしゃべりかけ、相手が訂正してくれた場合はその言い回しを覚えました。

リーディング

苦労した点:街中のポスターや広告、シラバスなどに見たことのないフレーズ(単語がわかっても意味が理解できないことがある)が載っていることが多く、苦労しました。特にシラバスやレポート課題の説明文などは正確に理解しなければいけないので、読むのに苦労しました。

工夫した点:理解できないときは担当の教授かアメリカ人の友人に質問をして解決していました。翻訳機は誤訳する場合があるので、シラバス等の理解が重要な書類が理解できなかった場合は担当の教授に質問することをお勧めします。

ライティング

苦労した点:元々Writingに苦手意識があったため、かなり苦労しました。熟語と単語の知識不足により、どの様に書けばよいかわからなくなることが多々ありました。レポート書かないといけない際にはかなり時間がかかりました。

工夫した点:Writing Centerに行き、レポート作成をサポートしてもらいました。また、Writingのクラスを受ける際には出てきた表現をできる限り授業中に覚え、その後に復習して記憶に定着するようにしました。

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