JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE
獨協大学外国語学部英語学科3年
- 留学先 :セントクラウド州立大学
- 留学時期:2024年秋派遣
- 留学期間:2024年8月~2024年12月
大学について
大学キャンパスの設備、雰囲気
自然豊かな場所で、キャンパスも広く、設備も充実している。小さいコンビニみたいなものや、スタバ、ファストフード店なども学校内にある。いろんな場所に勉強スペースがあるのが良かった。寮(ヒル・ホール)も基本的に不便なことはないが、調理器具系がないので自炊を考えている場合は用意する必要がある。レンジやオーブンはある。
学生同士の交流・友人関係について教えてください
現地の学生:4-5人ほどは本当に親密になれた!!
他の国からの留学生:ネパール、韓国(私は韓国の子と現地の子とのグループで過ごすことがほとんどでした。)
日本人:わりかし多いです。立教大学との提携校なので、立教大学生が大半を占めています。
大学のある街について
どんなところですか:田舎!
ダウンタウンまでのアクセス:徒歩十五分ぐらい
お薦めスポット:lake Georgeという大きな公園。本当にきれいな景色がある。
キャンパス内外の治安はいかがですか
キャンパス内:安全。
キャンパス外:日中は比較的安全
初日のオリエンテーションは分かりやすかったですか
とても分かりやすかったし、アメリカらしいイベントも沢山で面白かった。
寮(ホームステイ)生活/ルームメイト(ホストファミリー)について
ホストファミリー/ルームメイトとの関係
最初はアメリカの子でしたが、彼女の事情で寮を出たので途中で韓国の子になりました。アメリカの子とは、彼女は授業のほかにバイトもあったりするので朝と夜しか会えないことが多かったですが、会う度に仲良く話していました。部屋のデコレーションを一緒にしたり、時にドーナツやチョコを買ってきてくれたり、彼女が寮を出るときの引っ越し手伝いも一緒にやりました。とても大切な思い出です。韓国の子は、元々ルームメイトになる前から仲が良く、私の部屋に空きが出たことで移動してきました。この子とはほとんどを一緒に過ごしていました。
食事
Garveyというカフェテリアあるいは自炊がメイン。カフェテリアはビュッフェ方式だが、味は保証されない。基本的に昼をカフェテリアで食べ、夜は自炊。自炊はよく一緒にいた友達と毎日していた。調理器具は、現地の子が貸してくれていた。
課外活動についてお書きください。
休み中の過ごし方について教えてください。
いつものグループでお買い物に行ったり、違う街に遊びに行ったり、勉強したりしていました。
学生生活について
1週間のおおまかなスケジュールを教えて下さい。
月曜と水曜/ 午前中に対面授業とオンライン授業、午後に対面授業
火曜と木曜/ 11時から15時まで対面修業が連続であった。
金、土、日はお休み
基本的に75分の授業が週に2回ある。また、短い授業なら週に3回、長い授業なら週に一回。というのもある。
友達、クラスメイトとの交友関係、付き合い方を教えて下さい。変化はありましたか。
韓国の子二人、とアメリカの子2人とよく一緒にいました。学期初めから変わらずです。
留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出をそれぞれ教えて下さい。
すべてがいい思い出です。ハロウィンや、金曜日のパーティー、韓国の子との両行は本当に楽しかったです。留学と聞くとキラキラしていて、最高な期間というイメージがあると思いますが、私の場合、実際はしんどいことも楽しいことと同じぐらい多かったです。アメリカ人のルームメイトとの異なる価値観に悩んだり、自分の英語力のなさを嫌でも実感させられる瞬間があったり、悩んで泣いた夜も多かったです。でも、いずれは乗り越えられるし、その瞬間に自分の成長を感じられると思います。
一番の息抜きの方法は何ですか。
寝る!とにかくしんどかったり、心がついてきてないと思ったらいったん寝てください。
日本から持っていったノートパソコンの使用頻度や必要性、またどのようなことに使っていたか(授業の課題、リサーチ、音楽、スカイプ等々)について教えて下さい。
パソコンはもう毎日触ります。パソコンないと何も出来ません。
日本の家族、友達とはどのくらいの頻度で、どのように連絡をとっていましたか。
LINEはほぼ途絶えず、毎日連絡していました。時に電話も。しんどくなったら、日本にいる大切な人たちに電話なり、LINEするなどして助けをもらってください。
留学先に持って行ってよかったもの、持っていけばよかったもの、不要だったものなどあれば教えてください。
持って行ってよかったもの:圧倒的に洗面系。髪の長い子はヘアケア系も持っていくべきです。基本的に私は肌が強い方ですが、食べ物や空気の乾燥の関係で、私でも肌トラブル起きました。パックなどもこちらは高いので、もし肌や髪の毛が心配な方は持ってくることをお勧めします。
持って行けばよかったもの:スキンケア系全般。食べ物や湿度なども異なるので肌が荒れやすいです。かつ、アメリカのスキンケアは本当に高いので持ってこられるだけ持ってくるべきです。
到着後すぐに購入が必要だったもの:シャンプーリンスなど洗面系
渡航前に日本で準備しておけば良かった点:もっとリアルな英語を学んでおくべきだった。(映画やドラマを見るのがおすすめ)
JSAF留学プログラム費以外でかかった費用の目安をそれぞれ教えてください。
旅行に関する費用
・国際航空券代(往復):往路20万程、復路7万円ほど
・現地での旅行費用:10万ほど
個人的な諸費用(こづかい、買物代など)合計:生活用品(特に洗面系)はお金がかかった。これも計10万ほどは使用しているかと。
携帯電話料金:5か月で3,5000円
ミールプラン以外の食事代:計8-10万程はかかっていたかと、、??(外食もたまにしていた)
教材費:50ドル(8000円ぐらい)
語学研修について
クラスについて
雰囲気:全ての20名ほどの小さいクラスが多い。
講義スタイルのものもあれば、アクテビティが多いクラスもある。クラスや教授による。
私のお勧めはコミュニケーションの授業を取ること。生徒のほとんどが現地の子でした。多くのネイティブの前でスピーチを行うのでやや負担や怖さを感じると思うが、凄く英語力の地震に繋がるし、最初と最後のスピーチで英語力の伸びを実感しやすいと思う。
人数/国籍の割合
その他:基本的にアカデミックな授業は、ほぼ現地の学生が占めています。
だが、ホスピタリティのコースとEAPのクラスは留学生が占めています。ネパール、日本人が多い。
1日の勉強時間と勉強場所(宿題など)
何個授業を取るかにもよるが、私は比較的に多くとっていたので一日2-4時間は勉強や宿題をしていた。ただ、日本より、授業時間が短いし、バイト等もないので時間はある。
学ぶ教科によっては、授業についていくために予習復習が必要。(私の場合、心理学っぽい授業を日本のゼミの関係で履修したが、内容が専門的でもあるので毎週予習復習が欠かせなかった。
勉強をするのに役立つ教材や方法など
タブレットを持っている人はパソコンのほかにタブレットも持ってくるべき!!そのままPDFなどをダウンロードして書き込めるため。私は持っていなかったので、メモするのにもわざわざプリントしなければいけなかったので面倒くさかった。
学部授業①
- コース番号 :CMST 190-01
- 授業タイトル:Introduction to Communication studies
- 単位数 : 3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャーのあとにグループごとに実践
評価のつけ方
計5回のスピーチとスピーチのアウトラインで評価される。
授業を通して学んだこと(授業内容)
スピーチの種類、スピーチの組み立て方、注目の集め方、スピーチしている際の姿勢や表情、ジェスチャー
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
私以外現地の子だったため、ネイティブの前で数分間のスピーチをするのが少し怖かった。しかし、教授も出来る限りサポートしてくれるし、スピーチ中も現地の子がうんうんとうなずきながら聞いてくれていて嬉しかった。私のスピーチが終わった後に、フィードバックとして教授が「ネイティブの前でスピーチするのは怖かったと思うけど、よくやったわ。誇りに思うわ。」といっていただけたことがあり、当時心が安定していなかった私からしたら暖かすぎる言葉で、涙が流れそうになるぐらい嬉しかった。
学部授業②
- コース番号 :CPSY 330-01
- 授業タイトル:Principles of behavior
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
週2回ある授業の内、一回はレクチャー、一回はグループでのワークシート
評価のつけ方
毎週の対面クイズ、単語のフラッシュカード、グループワークシート、オンラインクイズ、期末試験
授業を通して学んだこと(授業内容)
なぜ、人はこのような行動をとるのか。どうすれば他人の行動を促せたり、減らせたりするかなど。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
内容が心理学に近かったため、レクチャーだけでは少しついていくのがしんどく、日々の予習と復習が大変だった。ワークシートも現地の事グループになるので、コミュニケーションを必要とする。最初の頃はたまに彼らの会話のスピードについていけないこともあり、そのたび落ち込んだこともあったが、少しずつ自分からも発言できるようになれた。
学部授業③
- コース番号 :CMST 330-53
- 授業タイトル:Intercultural communication
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
オンラインの教授も含めたディスカッションで内容理解を深めるもの
評価のつけ方
毎週のクイズ、数回の短いエッセイ、グループプレゼンテーション
授業を通して学んだこと(授業内容)
異文化、価値観の違い、カルチャーショック、ハイ/ロウコンテクストなど
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
毎回毎回、教授がレクチャーするというよりかは、みんなでどう思うか、やそれぞれ自分たちの文化を共有するなど、アクティビティメインの授業だったのが面白かった。異文化に身を入れている者が異文化の地で「異文化交流とは」を学ぶことに意味があったと思う。実体験と類似している内容も多かったため、理解も深まると思う。
学部授業④
- コース番号 :HTSM 111-01
- 授業タイトル:Introduction to Hospitality and Tourism
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャーとグループディスカッションがたまにある
評価のつけ方
毎週のオンラインクイズ、授業内のディスカッション、大きなエッセイが二つ。
授業を通して学んだこと(授業内容)
Hospitalityとtourismについて学んだ。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
私の最も興味ある分野だったので面白かった。よく日本の観光地や観光戦略なども紹介されていて、海外視点から見る日本を学べた。観光業界に興味があるなら面白いと思う。教授も優しい。
学部授業⑤
- コース番号 :ECON 350-01
- 授業タイトル:Economics of Developing Countries
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方
三回のエッセイと三回の試験
授業を通して学んだこと(授業内容)
発展途上国の問題点と改善方法、経済成長を促すには、など。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
経済の内容も組み込まれているし、教授がインド英語だったこともあり、結構聞き取るのがしんどかったため、予習を大切にした。発展途上国で生まれ育った教授から発展途上国のことも学べたのは貴重な経験だったと思う。
学部授業⑥
- コース番号 :EAP 150-02
- 授業タイトル:Cultural Orientation for International Students
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャーとグループワーク
評価のつけ方
単語テスト、数回の教科書に沿ったサマリー作り?、グループプレゼンテーションが2回。オンラインテキストブックのワーク
授業を通して学んだこと(授業内容)
アメリカとは。アメリカの文化とは。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
アメリカの普通がわからない私たちにとっては、有益な授業であったと思う。また、授業内でどんな態度で授業を受けるべきか、何がタブーか、教授へのメールの正しい送信の仕方なども学べるので、留学生活を送るうえで役に立つ内容は多かった。しかし、本当の意味での学び(大学の講義のような)ものを学びたい人にとってはお勧めできない。
履修した授業の課題の中で、特にがんばったもの、自信作について教えて下さい。
エッセイ・ペーパー
科目名:Introduction to Hospitality and Tourism
題材:economic impact
内容:モルディブという国にディズニーを建設するとしたときの、メリットとデメリットをあげ、その解決方法と自身の意見
大変だったこと、やり遂げての感想:モルディブに関する知識がまったくなかったので、一から調べるしかなく、かつモルディブの公式サイトは全英語なので情報集めが大変だった。加えて、エコノミックのインパクトなので、経済に関する知識も必要だったため、経済無恥なわたしからしたら大変だった。すごく時間がかかったものであったが。その努力が実り、ほぼ満点の評価を頂けた
プレゼンテーション
題材:informative speech (オーディエンスに何かしらの情報を与えるスピーチのこと)
内容:プレゼンではないが、スピーチ。「SNSの危険性について」
大変だったこと、やり遂げての感想:ネイティブ前に7~10分間のスピーチを英語でしなければいけなかったのが怖かったし、プレッシャーだった。また、スピーチ中は小さなメモ用紙しか持つことが許されないため、英語を覚えるというより「英語で話す」という能力が求められるため大変だった。ものすごく事前準備に時間をかけ、練習もした。スピーカーはその日にルーレットで決められるのだが、まさかのトップバッターでした。もはや、不安を感じている暇もなかったので、むしろ良かったのでないかと思います。ネイティブ前に7分以上英語をしゃべり続けられた自分の成長具合にとても感動しました。
学部授業を総括して、日本の授業と違う点、留学先国の授業の特色、自分が感じたことなどを自由にお書き下さい。
教授と学生の距離が近い。学生が意見を発表した後、教授が質問をすると、それに対して学生が「それはいい質問だね」と言える距離の近さに驚いた。基本的に日本に比べると少人数体制で、グループ活動が多かったです。
語学力について
留学開始当初と比べ外国語力はどのくらいついたと感じますか?
伸びていると思います。基本的に韓国の子とアメリカの子といたので、日本語を使う機会が他の人よりだいぶ少なかったと思います。最初は笑うことや同じような反応しかできなかったのに、11月には選挙の関係で、政治の話とかもしていました。スラングや会話の返答方法も色々アメリカの子が使っている者から吸収して、実際に自分も使っていました。もし、リアルな英語を習得したいなら、出来るだけ、日本語を話さない環境に身を置くのをお勧めします。
語学力上達のために、工夫したこと、努力したこと
リスニング | 苦労した点:スラングがしんどい。また現地のこの話すスピードは本当に早すぎて、知っている単語でも聞き取れないときもある。 工夫した点:スラングなども含め、聞き取れなかったきちんと聞き返し、知らない単語であれば使い方や意味をその現地の子に教えてもらうべき! |
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スピーキング | 苦労した点:意外となんと表現したらいいのか、どういう風に文を作ればいいんだ!?となることがある。例えば「ターゲット(スーパー)はあなたのバイト先の道なりにある?遠回りではない?」など。 工夫した点:わからなかったら、とりあえず知っている単語、文法で伝えてみること。そしたら、現地の子が教えてくれる。ちなみに上記の文は” Is target on the way to your working place?だそうです。そして教えてもらったら必ずメモするのが大切。 |
リーディング | 苦労した点:専門的な教科を履修すると、見たこともないようなアカデミックな単語が多い。 工夫した点:電子辞書持っていくことをお勧めします!(試験でも持ち込みを許可してくれる教授も多いと思うので、とても役立つと思います。) |
ライティング | 苦労した点:特にないが、教授へメールする際の、丁寧な文面の書き方はしっておいて損はないと思う。 |
工夫したこと
伸ばしたいなら、出来るだけ日本人と過ごさない!英語を話さなければいけない環境を自分でつくるべき。
留学全体を総括して
留学の目的は何でしたか
異文化を経験し、価値観を多様化すること。
上記の目的は達成されましたか
数えきれないほどの困難とともに達成できたと思います。
留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか。
知らぬ間に日本人の価値観から物事を考えていた
留学先の国、大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点はありますか。
大きく思うのは日本人の固定概念から抜け出せたことを実感できた日はこれ以上ないぐらい大きな成長を感じました。期待していることをしてくれなかったり、なんで気を遣えないのかな、なんて他国の人に対して思い、ストレスを感じていた時もありましたが、それはただ私が「日本の価値観でしか物事を見ていなかった」からなんだと思います。アメリカ人との会話の中で、このことに気づけた瞬間がありまして、その瞬間は今後忘れることないぐらい私の中で大きい出来事でした。
これからの目標、進路についてはどのように考えていますか
帰国したら、即就活なのですが、ここで養った英語力と多様な価値観を活かせるような職に就きたいと思っています。
同じ大学へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いことを教えて下さい。
とても優しい方が多い場所です。どの教授も現地の子も気にかけてくれます。とても素敵な大学だと思います。ただ、冬は激寒です。(建物内は暖かいです)まだ十二月ですが、冷蔵庫より外は寒いです。一月はもっと寒いそうです。防寒着等を忘れずに!!(私は夏ごろにここに来たので、完全にニット帽やら、マフラーやら手袋を持ってくるのを忘れ、買う羽目になりました。)あと絶対にスキンケア系も絶対持ってきておいた方がいいです。ここ本当に乾燥しているで、肌弱い方は特に必須です。
上記の質問以外で、留学を通しての現在の想いについて、自由に書いて下さい。
振り返れば、楽しいことだけではなくて、苦しいこともあったし、一人ベットの中で泣いているような日だってありましたが、それも含めて良い経験だったと思います。当初はつらくて辛くてどうしようもないみたいな日もありまあいたが、自分と向き合う良い時間でもあり、留学に行って良かったなと思っています。
JSAFサポート(事前英語学習、出発前オリエンテーションについて)
JSAFでの出発前オリエンテーションは、役に立ったと感じますか。またそれはなぜですか?なるべく詳しくご記入ください
役に立つと思います。未知なことばかりだったのですが、オリエンテーションで何となく雰囲気やどんな生活になるかの感覚がつかめたのは大きかったのではないかと思います。
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