JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE
南山大学国際教養学部国際教養学科4年
- 留学先 :ソールズベリー大学
- 留学時期:2024年秋派遣
- 留学期間:2024年8月~2024年12月
大学について
大学キャンパスの設備、雰囲気
キャンパス内は植物や木々にあふれており、秋は紅葉が楽しめる。学生数も過度に多いわけではないので、キャンパスが人でごった返すこともない。設備に関してでは図書館、教室ともに非常に綺麗で勉強する環境は整っている。どの棟に入るにも学生カードが必要なので、万が一紛失すると外にいるしかなくなるので注意が必要。キャンパス内にはハンバーガーやピザなどのファストフードを売っている店が3店舗、カフェが3店舗、ビュッフェ形式の食堂がひとつあり、食べることに関しては困らない。
学生同士の交流・友人関係について教えてください
現地の学生:頻繁に会う友人が5~6人、フラットパーティー、クラブ活動で知り合った人を含めると10~15人
他の国からの留学生:ELIではエクアドル、パキスタン、韓国、中国の学生。交換留学や正規留学を含めるとフランス、ジョージア、ペルー、オーストラリア
日本人:JSAFの派遣生、他JSAFの派遣生、他大学から交換留学生大学から交換留学生
大学のある街について
どんなところですか:いわゆる郊外もしくは田舎にあてはまる地域に位置しており、のどかで穏やかな町。ロードサイド型店舗が集結している。オーシャンシティというリゾート地に40分ほどでいける。
ダウンタウンまでのアクセス:歩いて20分から30分、町の中心地でありイベントなどはここで開催される。日本人が経営している日本料理レストランもここにある
お薦めスポット:ダウンタウンにあるバー。木曜は酒類が学生料金になる。
その他:学生が遊べるようなところはあまりない。ボウリング場や映画館に行くにも車が必要になる。学生が遊べるようなところはあまりない。ボウリング場や映画館に行くにも車が必要になる。
キャンパス内外の治安はいかがですか
キャンパス内:昼夜ともに問題ない。University Policeが常時巡回している。万が一のことがあった場合、すぐに警察を呼べるポールがキャンパス内のいたるところにある。
キャンパス外:昼は比較的安全。
初日のオリエンテーションは分かりやすかったですか
キャンパスツアー、学生施設の使い方などの説明を受けた。概要はこのオリエンテーションで理解できた。
寮(ホームステイ)生活/ルームメイト(ホストファミリー)について
ホストファミリー/ルームメイトとの関係
一人部屋であった。
食事
ビュッフェ形式のカフェテリアを主に利用。主に野菜、ピザ、ライス、肉をメインに食事をしていた。ドリンクバーの種類は豊富。メニューは日替わりだったが、週ローテーションのため少し飽きを感じた。ただ、鶏むね肉と卵が毎日提供されていたので、トレーニングをしていた自分にとっては最高だった。日曜はビーフステーキも提供され、その点も非常に嬉しかった。不定期に提供されるチキンヌードルスープは私のお気に入り。
課外活動についてお書きください。
大学内の活動に参加していますか。
アニメクラブとキックボクシングに参加。アニメクラブでは週一回アニメ鑑賞会をしている。アニメクラブに所属している人の中には日本語の授業も履修している人もいる。
スポーツはしていますか?
キックボクシングクラブに週一で参加していた。型になれてきたら実際にスパーリングも行う。全身を使うスポーツなのでよい運動になったと思う。またそれに加え、週5回筋トレも行っていた。自分は午後の授業がなかったため、その空き時間を利用してジムに通ってい
休み中の過ごし方について教えてください。
日曜は宿題を終わらせたのち、キックボクシングの練習に参加していた。大学のインターナショナルオフィスがトリップを計画してくれることもあり、無料でD.Cやオーシャンシティで行けたのでよかった。
おすすめのイベントやクラブ活動があれば教えてください。
ヒスパニックフェスティバルが学内で開催されるが、そこで無料のTシャツがもらえる。スポーツも盛んなため、アメフトやバスケなどホームで開催される際は、日本とはまた変わった雰囲気を味わえるため良い経験になると思う。
学生生活について
1週間のおおまかなスケジュールを教えて下さい。
月:文法、国際関係、スピーキングの授業。朝が早く月曜なのでやや憂鬱。
火:writingとreadingの授業。鬼の担当教員Dr. Mahoneyのため気を引き締める。
水:月と同じ。ただ毎週水曜は同じクラスの韓国人のドミトリーで飲み会を行う(週の半ばお疲れ様会)
木:火と同じ。火、木の授業は課題の量と難しさがほかより上。
金:月、水と同じ。週最後の授業でテンションがあがる。午後はアニメクラブに参加したのち、友人の兄がホストをしているフラットパーティへ。
土:昼過ぎまで寝る。午後は勉強、友達と外食するなどして過ごす。
日:課題と予習に追われる。午後はキックボクシングクラブに参加して汗を流す。
友達、クラスメイトとの交友関係、付き合い方を教えて下さい。変化はありましたか。
ある一人の友人が僕ら留学生をとても気に掛けてくれて、色々遊びに誘ってくれたり、車をだして外食に連れていってくれた。現地の学生の友人は彼を通して知り合った人も多く、彼のおかげで自分の留学生活が充実したと言っても過言ではない。またクラスメイトの韓国の友人たちとは数えきれないほど遊んだ。彼女らとともに学び、韓国料理を食べ、お酒を飲み、愚痴を言い合ったりしたことはとてもいい思い出である。キックボクシングクラブやアニメクラブ、そして日本語の授業と学部の授業で出会った友人も多くいる。共有の趣味をもつ人もたくさんおり、ここは離れるのが惜しいくらい仲良くなれた。
留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出をそれぞれ教えて下さい。
良い思い出:友人が誕生日にサプライズをしてくれたこと。このようなことは初めてだったので非常に嬉しかった。
大変だった思い出:学部の授業である。教授の言っていることが理解できず、かなり焦った。
一番の息抜きの方法は何ですか。
筋トレ、映画鑑賞
日本から持っていったノートパソコンの使用頻度や必要性、またどのようなことに使っていたか(授業の課題、リサーチ、音楽、スカイプ等々)について教えて下さい。
基本的に毎日使っていた。授業内ではほとんど使わなかったが、課題の提出や成績の閲覧は学生ポータルサイト通して行うため使用頻度はかなり高い。もちろん調べ事や映画を見る際も使用していた。
日本の家族、友達とはどのくらいの頻度で、どのように連絡をとっていましたか。
友人:2週間に一度 家族:1週間に一度。電話は2ヶ月に1回ほど。
大学のサポートセンター(ライティングセンター、チューターなど)は利用しましたか。 利用した場合、勉強を進める上で役に立ちましたか。
ライティングセンターは非常に有益だった。どのような質問(初歩的なこと)にも親切に答えてくれた。そのおかげもあって学部の授業のエッセイでは高評価を得れた。
留学先に持って行ってよかったもの、持っていけばよかったもの、不要だったものなどあれば教えてください。
持って行ってよかったもの:サンダル、室内用上履き
持って行けばよかったもの:
小型のバリカン。髪を自分で剃るのにわざわざ現地で買う必要はなかった。
冬用のダウンとヒートテック。現地は高いうえに、品質がいまいち。
日本のお菓子や食べ物。お菓子はお土産としてとても喜ばれるし、日本食が恋しくなる。スーツケースに余裕があればレンチンの白米やインスタント味噌汁を持っていっただろう。
不要だったもの:マスク:現地で買えるし、個人的に一度も使わなかった。
日本の英語教材:英語のことについて調べるならネイティブスピーカーかGoogleに聞いたほうが有益。
到着後すぐに購入が必要だったもの:寝具
渡航前に日本で準備しておけば良かった点:英語の勉強:ラジオ英会話やライティングの練習をしていたが、足りなかった。
JSAF留学プログラム費以外でかかった費用の目安をそれぞれ教えてください。
旅行に関する費用
・国際航空券代(往復):40万
・現地での旅行費用:$500
個人的な諸費用(こづかい、買物代など)合計:20万円
携帯電話料金:$160
ミールプラン以外の食事代:$200
教材費:$250
ヘルスセンター使用料:$50
その他かかったもの:雑貨類(ティッシュ、洗剤、軽食用食器、カレッジパーカー)→計$120
語学研修について
- コース番号 :-
- 授業タイトル:-
- 単位数 :-
クラスについて
雰囲気:生徒と教授の双方向のやりとりやグループワークも多いので、活気があった
人数/国籍の割合
その他:計10人 日本4人韓国3人中国1人パキスタン1人エクアドル1人
1日の勉強時間と勉強場所(宿題など)
勉強時間は2〜3時間。基本的に図書館で行う。図書館は月から木曜日は23時までやっている。
勉強するのに役立つ教材や方法など
電子辞書。
学部授業①
- コース番号 :POSC201-001
- 授業タイトル:Introduction to internaitonal relations
- 単位数 :2
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方
2つのリサーチレポートと3つのテストが成績の大部分を占める。残りは抜き打ちの小テストやattendanceによる。
・テスト:教室内でLockdown browserを使用するオンライン形式。このテストは2つの小論文と40問ほどの選択式クイズで構成される。
・リサーチペーパー:自分で決めたトピックに関する学術記事をJSTORから2つ選び、その記事の要約及び評価を2400~3000wordsでまとめる。
・抜き打ち小テスト:今までに習ったことのおさらい。出席点として使われるため名前と日付を書くだけでいい時もあった。
授業を通して学んだこと(授業内容)
日本の大学でも同じ国際関係に関する授業を履修したことがあったが、ここで学んだことは全て新しいものであった。まず国際関係に学派があることをここにきて初めて知った。日本では事柄や出来事など学ぶが、ここでは理論や考え方を学ぶ点において違いが見られた。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
リサーチレポートの文字数の多さに苦労した。一日中図書館に籠りしんどかったが、、writing cener のtutorや友人に書き方を教わったおかげで、高評価を得ることができた。担当の教授も自分の立場を理解してくれて、授業後質問したときも丁寧にわかりやすく説明してくれた。授業内容は非常に難しいため予習は必須、でなければ授業に全くついていけない。授業中には日本も話題に出てくることもあったため、発言していればと悔やまれる時もあった。
学部授業②
- コース番号 :ELI14-001
- 授業タイトル:Grammar/strucutures
- 単位数 :2
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方
宿題とチャプターごとのテストで評価をつける。
授業を通して学んだこと(授業内容)
基本的には中学高校で学習した内容で、良い復習になったと思う。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
宿題、進度ともにちょうどよくあまり苦労したことはなかった。朝9時から授業だったので、少し辛かった。
学部授業③
- コース番号 :ELI34-00
- 授業タイトル:Academic reading
- 単位数 :-
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方
チャプター毎のリーディングテストと生徒それぞれが選んだ小説のプレゼン
授業を通して学んだこと(授業内容)
政治学、社会学に関する文章を読むことが多かったので、難しい言い回しも多かったが、それが学部の授業にも活きた。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
難しい内容だったので、宿題を終わらせるのに多少時間かかった。ただ授業内でクラスメイトとディスカッションをしていたので、それは楽しかった。
学部授業④
- コース番号 :ELI34-001
- 授業タイトル:Academic Writing
- 単位数 :2
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
評価のつけ方
5つのEssayとsummary,
授業を通して学んだこと(授業内容)
英語のエッセイ、アカデミックな文章の書き方を学ぶことができた。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
エッセイを書くのは授業内でかつ辞書以外使用禁止だったので、事前に知識や構成を頭にいれとかないといけないのが大変だった。
学部授業⑤
- コース番号 :-
- 授業タイトル:Speaking
- 単位数 :-
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方
プレゼンテーションと期末試験
授業を通して学んだこと(授業内容)
教科書の内容に則したグループワークを行っていたため、学んだことというよりは英語で発話、発表することで、表現能力やリスニング力が身についたと感じた。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
クラスメイトとのディスカッションが主だったので楽しんで授業をうけることができた。苦労した点は、プレゼンの準備が大変だったことである。10分以上のプレゼンなので分かりやすくプレゼンを行うための準備に時間を費やした。
履修した授業の課題の中で、特にがんばったもの、自信作について教えて下さい。
エッセイ・ペーパー
科目名:Introduction to International Relations
題材:Research Paper B
内容:Why is the United States-China trade war not coming to an end
大変だったこと、やり遂げての感想:3000wordsという書いたこともない量だったので、構成を念入りに考えた。自分だけでは書ききれないと思ったので、writing centerや友人にアドバイスを求めた。そのおかげもあって90/100という点をいただき個人的に満足している同時に、助けてくれたwriting centerのチューターや友人に非常に感謝している。
プレゼンテーション
科目名:Speaking
内容:Pre-exercise Caffein Intake Enhances Bench Press Strength Training Adaptions
大変だったこと、やり遂げての感想:英語の論文の内容を英語でみんなにわかりやすく伝えないといけないが大変だった。自分が選んだトピックが難しく、そもそも理解するのに苦労した。それをまとめて10分でプレゼンをしないといけなかったので、スライドの作成にも多くの時間を費やした。
学部授業を総括して、日本の授業と違う点、留学先国の授業の特色、自分が感じたことなどを自由にお書き下さい。
学生が授業中に自ら挙手して発言・質問をしている点はやはり感心した。彼らは決して教授から気に入られようとしているのではなく、自分の考えをみんなに知ってもらい、そして理解を深めるために発言をしている。そういう姿勢は我々日本人も学ぶべき姿勢なのかもしれない。
語学力について
留学開始当初と比べ外国語力はどのくらいついたと感じますか?
特にリスニング力は格段に伸びたと感じた。理由はやはりネイティブスピーカーとほぼ1日中接するからであろう、留学する前は相手の言っていることの5-6割ほどしかわからなかったが、今は8-9割はわかるようにはなった。
語学力上達のために、工夫したこと、努力したこと
リスニング | 苦労した点:現地の学生は思ったよりも略語やスラングを使用しおり、それらを理解するのに苦労した。また話すスピードもかなり速いので聞き取るのに苦労した。 工夫した点:スラングを覚えた。暇な時間は英語音声、英語字幕で映画を見て、耳を慣れさせた。日本の歌を聞く代わりに洋楽を聞くようにした。 |
---|---|
スピーキング | 苦労した点:議論や難しい話になると言い詰まってしまうこと。 工夫した点:会話表現を暗記した。他の学生の言い回しをまねした。独り言英会話を行った。 |
リーディング | 苦労した点:知らない単語が少しでもあると、まったく内容が理解できなくなること。 工夫した点:全体を細かく理解しようとするのではなく、大枠をつかみ、授業の理解に必要な部分だけを重点的に読むようにした。 |
ライティング | 苦労した点:アカデミックな英単語を使ってリサーチペーパーを書くこと。どうしても単純すぎる文になってしまうこと。 工夫した点:教科書にある専門用語専用のリストを作った。writing centerにどうアカデミックな文を書くか質問した。 |
工夫したこと
スピーキング能力が弱点だったため現地の学生との会話を通して表現や言い回し真似しただけではなく、独り言を英語で話したり、洋画でディクテーションをしたりして、練習に励んだ。
留学全体を総括して
留学の目的は何でしたか
自分の視野を広げ海外経験を積む。
上記の目的は達成されましたか
大いに達成された。
留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか。
英語におけるコミュニケーション能力は言わずもがな、自己表現能力つまり度胸が身に付いたと思う。よく言われるが自分から動かないと何も始まらず、何もすすまずに終わってしまう。クラブ活動に参加したり、自分から声をかけたりして交流を図ったり関わりをもつことは孤独になりがちな留学生活において大事だと思う。実際に学部の授業でいい成績をとっている人に声をかけ、勉強方法を聞いたりしていくうちに仲良くなった。私は内気ではなくとも自分から発信することをためらう性格だったが、今となってはそれを臆せずできるようになった。
留学先の国、大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点はありますか。
アメリカはもともとフレンドリーという印象があったが、自分が予想していたよりも気さくな人たちが多かった。知らない人でも挨拶を交わすし感謝を忘れないし、それが何回かあれば勝手に友達になっている。不思議である。あとアメリカの褒め文化は非常に好きだ。人生の中で自分のパソコンを褒められたのはここアメリカが初めてである。
これからの目標、進路についてはどのように考えていますか
海外に長期間住んだことがなかったので、自分が異文化や異なる価値観に合うか不安だったが、それは杞憂にすぎなかったと分かった。将来的に海外で働く住むことも選択肢に入るにようになったの大きな変化だと思う。
同じ大学へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いことを教えて下さい。
車をもっている友人を作ってください。大学の周りは飲食店しかなく、ウォルマートやモールは徒歩ではいけないところにあります。あと、ぜひクラブ活動に参加してください。田舎の大学なので、遊ぶところは無いに等しいです。そのぶんクラブ活動やキャンパス内でのイベントが非常に盛んなので積極的にいくことをおすすめします。ハンバーガーはめちゃくちゃ旨いですが、飽きます。その代わりメキシコ料理にはまります。
上記の質問以外で、留学を通しての現在の想いについて、自由に書いて下さい。
あまりにも良い友人に恵まれて逆ホームシックになっています。今は日本に帰りたくないとも思っています。友人とはまだまだ遊び足りませんでした。このまま日本に帰るのは名残惜しいです。
JSAFサポート(事前英語学習、出発前オリエンテーションについて)
JSAFでの出発前オリエンテーションは、役に立ったと感じますか。またそれはなぜですか?なるべく詳しくご記入ください
同じ派遣先の学生がいれば事前に連絡先交換でき、情報共有が可能になるので有益だと思います。
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