新規協定大学派遣生現地レポートREPORT

キャロルカレッジ/Carroll College 体験談

獨協大学Kさん

2015年第1回留学レポート

○ 到着後から現在までのことについて教えてください。

渡航前に日本で準備しておけば良かった点
英語のリスニングに関して、特に映画などを英語字幕もしくは字幕なしで見ることで、耳を日常英会話のスピードに慣らしておけばよかったと痛感しました。また、もっとBBCやCNNのニュースなどに触れて、今現在アメリカはもちろん世界で何が起きているのかを、英語で直に知り勉強しておくべきだったと思いました。総じて主に感じたのは、もっと現地を意識して、英語の勉強をすればよかったということです。

日本から持ってくれば良かった物
入国時に必要なものはすべて揃えていたので、特にありません。しかし、月日が経つにつれて日本食がとても恋しくなるので、学期中に何度も、簡単に作れる日本食(インスタント麺やお菓子、レンジ調理可能なご飯など)を日本からたくさん送ってもらいました。また、私がいるところはモンタナ州という寒いところなので、カイロや冬服もたくさん送ってもらいました。洋服に関しては、なかなかアメリカで自分に合うサイズを見つけるのが難しいので、いつも日本のサイトで通販し実家に送って、それを転送してもらっていました。食も服もアメリカと日本では全く違うので、どうバランスをとるかいつも考えながら生活しています。

到着後すぐに購入が必要だったものは何ですか
Beddings(シーツや掛布団,毛布など)・卓上ランプ(Bed Makingの仕方によっては不要です。)・衣類用ハンガー・洗濯用品(ランドリーバッグ・洗濯洗剤・柔軟剤)・ヘアドライヤー(必要であれば。)・タオル・ティッシュ

生活費(月のお小遣い)はどのくらいですか
$20-1000 ※4か月の平均額。最初の学期であるのと、Fall Break, Thanksgiving Breakがあったため。

○ 大学について

大学キャンパスの設備、雰囲気
キャロル・カレッジは、モンタナ州の州都・ヘレナの中心地に位置しています。モンタナ州自体、すごく田舎でのどかなところなので、キャンパス内もすごく安全で平和な雰囲気です。キャンパス内の施設はとても充実しています。各寮にそれぞれラウンジがあり、学生たちの出会いと憩いの場になっています。また、自動販売機も各寮に設置してあり、飲料だけでなくお菓子や軽食も買うことができます。食堂(通称STAC)はとても広く開放的な空間で、朝昼晩温かい食事が用意されています。食堂だけでなく、タコス料理屋さんとカフェもあり、すべて学生証(IDカード)で利用できます。私の住むSt. CharlesにはTheatreも設置してあり、演劇専攻の学生たちの演劇を生で見ることができます。また、学内のジムは様々なトレーニングマシンが完備されていて、勉強の息抜きに欠かせない場所になっています。ジム内にはバスケットボールの試合場もあり、普段は練習場として利用され、キャロルのホームゲームではたくさんの人で盛り上がります。ジム施設の隣にはネルソン・スタジアムというアメフト会場があり、Home Comingなどのホームゲームには、たくさんの学生や地元の人々でにぎわいます。そのほかにも、ソフトボール場・ラジオ局・チャペルなど、学内施設は十分すぎるほど整っています。

学生同士の交流・友人関係について教えてください

現地の学生:ルームメイトが現地モンタナ出身の学生である上、私のフロアには留学生は私しかいないので、現地学生との交流は到着直後からたくさんありました。また、留学生の割合自体も少ないので、授業は自分以外みんな現地学生です。しかし、現地の人と仲良くなるのは少し苦労します。モンタナ出身の学生が40%くらいなのですが、なかなか外国人との関わりがないために、あまり留学生に興味がないのかなと感じることもあります。モンタナ出身の学生全員がそうだとは言えませんが、海外に馴染みがないと、留学生とどう接したらいいのかわからないのかもしれません。そんな中でも、興味を持って積極的に話しかけてくれる現地学生はたくさんいますし、勉強や生活で困ったときには、みんな優しいので快く手助けしてくれます。キャロルの学生はみんないい人です。

他の国からの留学生:留学生のコミュニティーは、キャロルでの生活の動脈だと言えます。勉強するにもご飯を食べるにも旅行するにも、いつも留学生同士で行動します。前述した通り留学生の割合は少なく(全体の1~2%程度)、海外での生活で同じような悩みを共有できる留学生は、なくてはならない存在です。また、アメリカ育ちの外国人学生も数人いるので、困ったときには相談をして、どう現地学生と関わっていくかなど、いろいろとアドバイスを受けることができます。留学生と仲良くなることは、アメリカにいながら他の文化を知り留学生活をより充実させるだけでなく、留学を終えてからもお互いの国を訪れることができる、国際人としての大きな世界へのパイプを作る素晴らしい機会だと思います。

日本人:今回、日本からは私を含め2人が日本から留学しています。もう1人の日本人留学生は大分県のSophomoreの学生です。彼女とは、絶対に日本語で会話をしないと決め、お互い留学生として高めあうことができていると思います。秋学期は同じ授業を1つ持っていたので、課題やテスト勉強を一緒にやったりして助け合いました。また、International Dinnerなどのイベントでは一緒に日本食を作り、現地学生や他の留学生が日本語や日本文化について質問をしてくれた時には、一緒に考えて日本について教えたりして、2人で日本の良さを伝えることもしばしばです。初めは、日本人は自分1人だけがいいと思っていましたが、実際にもう1人の日本人学生がいることで、困ったときは互いに助け合えるので心強いと思います。

大学のある街について

どんなところですか:モンタナ州の州都・ヘレナの中心地。現地の人々はとても優しく親切で、困ったときは声をかけて助けてくれます。

ダウンタウンまでのアクセス:歩いて数分でダウンタウンに行けます。ダウンタウン自体そんなに大きくはないので、半日もあればすべてを回ることができます。

お薦めスポット
①Big Dipper Ice Cream→大学から徒歩約10分のところにあるアイスクリーム屋さん。$2.75で大ボリュームの美味しいアイスクリームが食べられます。
②City Library→Big Dipperから少し先に進んだところにある市立図書館。とても静かできれいな場所なので、落ち着いて勉強できます。
③St. Helena Cathedral→大学からも見える、徒歩約10分のところにあるCathedral。1度、Massに参加した時に中に入ったのですが、ステンドグラスの装飾がとてもきれいで、聖歌隊の歌とパイプオルガンの音がきれいに響く素敵な場所でした。

その他:大学の(道を挟んで)隣にあるVan’sというスーパーは24時間営業なので、いつでも利用することができます。店員さんもキャロルの学生にすごく親しみがあるようで、いつも気軽にお話をしてくれたります。Van’sの隣にはCVSというドラグストアのようなところもあるので、化粧品やシャンプーなどを買うことができます。また、車で数分のところにはTargetやWalmartがあるので、生活用品など必要なものはすべて手に入ります。

キャンパス内外の治安はいかがですか

キャンパス内:何の心配もない、とても安全なキャンパスです。夜は警備の方が巡回しているので、遅くまで図書館で勉強しても、安心して寮まで帰れます。

キャンパス外: “Get Lost in Montana”という言葉がある通り、アメリカとは思えないほど安全で治安のいいところです。夜は念のために一人では出歩かないようにしていますが、今まで1回もトラブルに巻き込まれたことはありません。非常に安全なので、安心して大学生活が送れる立地だと思います。

○ 英語力についてお書きください。

英語力は伸びていると感じますか(その理由)
秋学期の授業行程を終えて、最初の数週間よりはるかに英語力は上達していると思います。最初はまずついていくこと・ノートをとること・どのタイミングで課題が発表されるか、この3点に必死で、“勉強”をしている感覚はありませんでした。しかし授業が進むにつれて、しっかりと理解しながら授業を受けることができ、ノートをとるだけの授業ではなく、きちんと考える授業になっていったと思います。授業回数が増えるにつれて、授業内で自ら手をあげ発言することもできるようになりました。
また日常生活においては、友人から「最初にあった時よりも、何を話しているのかはっきりわかるようになった」と言われて、とても嬉しかったことを覚えています。確かに、最初に来た時よりも、日常の他愛ない会話がすんなり理解できるようになってきたし、Slangも現地の友人にどんな意味なのか訊きながら、理解し使うことができていると思います。

英語力を向上させる上で苦労した点、またご自身で工夫された点はどのようなところですか?

<リスニング>
●苦労した点
“Japanese English”とは違う発音・アクセントの単語に苦労しました。また、世界史が好きなので世界史の授業を取ったのですが、ほとんどの用語が、日本語とは全く違う発音や綴りだったので、自分の日本語の世界史ノートと照らし合わせたりして、どれが何なのかを理解するのに毎回苦労しました。
●工夫した点
授業に関しては、教授の了承を得て授業を録音して、理解できなかった点は復習でその部分を聞いて理解するよう努力しました。日常生活では、聞き取れなかったときは必ず聞き返して、意味が分からない言葉はその都度逃さず尋ねるようにしています。

<スピーキング>
●苦労した点
リスニング同様、“Japanese English”のトラップに引っかかることが時々あります。基本的な発音(rとl、thなど)に関しては、中学時代からずっと練習してきたので問題はありませんでしたが、文を素早く作り発言するスキルに関しては、まだまだつまずくことが多いです。
●工夫した点
発音・アクセントに関しては間違っていると思ったときには、必ず現地学生に尋ねて正してもらいます。文作成・発言に関しては、間違ってもいいので勇気をもって発言し、正すところは正してもらいます。また、授業や他の人の会話で使われた文をなるべくたくさん覚えて、応用するように努力しています。

<リーディング>
●苦労した点
毎回10ページ以上の教科書・論文の読解が課題として出される授業がほとんどだったので、語彙力の乏しさと読解の遅さに苦労しました。また、友人のノートを写させてもらうのにも、現地学生のHand Writingはクセがあるので、文を読むだけでも大変でした。
●工夫した点
電子辞書や、オンラインのSynonymを探すページなどを利用して、できるだけ英語を使いながら文をかみ砕き、読解する努力をしています。また、Hand Writingについては、他の現地学生の力を借りて、読解に努めています。

<ライティング>
●苦労した点
パソコンで文字を入力するだけでなく、テストなどの時に自分で紙に書く速さが遅いのが一番の弱点でした。また、Basic Compositionの授業では正しい文法やCoordinationの使い方などにも苦労しました。さらには、きちんとしたCitationの仕方も、習得するのに苦労しました。
●工夫した点
録音した授業を聞いて、メモし損ねた部分を補いました。また、テストの際には、できるだけ速く書く努力をするのはもちろんですが、教授の了承を得て、テスト時間を延ばしてもらったりしました。ライティング全体に関しては、Basic Compositionの授業で習ったことを最大限に生かす努力をしています。Citationも、現地学生のアドバイスを受けながら、正しく書く努力をしています。

JSAFでの出発前英語研修は、役に立ったと感じますか。またそれはなぜですか?なるべく詳しくご記入ください
事前英語研修も役に立っていると思います。数種類あるNote Takingの仕方の中で、自分に合った形を見つけて実際の授業で活用することができていますし、事前にどういう点に気を付ければいいかネイティブの方から教えてもらったので、留学のストレスを減らすことができました。

○秋学期履修した全ての科目について

【科目1】HI101-A Topics in Global History

授業を通して学んだこと(授業内容):
この授業では、紀元前からイタリア・ルネサンス期までの地中海世界を中心に、貿易などによる人とモノの動きに着目しながら、現在の地政学的国際関係がどのような過程を経て出来上がっていったのかを学びました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:
前述したとおり、日本語での世界史とは全く違う用語の発音などに一番苦労しました。また、課題は毎回15ページ以上の教科書読解とその要約だったので、他の授業の課題もやりながらこなしていくのが大変でした。しかし、日本の授業とは違う分、アメリカではどのように世界史が捉えられているのかを知ることができたのは、とても興味深かったです。

【科目2】PO102-A Introduction to Comparative Politics

授業を通して学んだこと(授業内容):
この授業では、世界政治を幅広く取り扱い、特に民主主義VS社会主義、また根本的に”国家とは何か?“など様々な政治的トピックに触れました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:
2~3週に1回課されるMini-Paperという論文を書くのに一番苦労しました。この論文でいい評価をもらうには、より論理的で確実な根拠が必要となるので、Critical Writingのスキルを磨くいい機会になったと思います。また、教授がすごく親切なので、授業の後に質問に行くと必ず親身になって、分かるまで教えてくれたのでとても助かりました。また、この授業に参加した学生は誰もが積極的かつ自律的だったので、同じ空間で授業を受けるだけでも、とてもいい刺激を受けることができました。

【科目3】ENWR101-A Basic Composition

授業を通して学んだこと(授業内容):
それぞれの週で、違ったライティングスキルを学び、いかに正確で効果的な文を書くかを学びました。また、ライティングだけでなく、プロが書いたエッセイを文法的に分析して、クラス内で意見交換したりもしました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:
元々ライティングは苦手な分野だったのでこの授業を取りましたが、毎週のように出される課題に沿って、いかにミス少なくエッセイを書けるかということに苦労しました。また、リーディングもたくさんあるので、他の授業の課題と両立するのも大変でした。しかし、授業の中で現地学生のエッセイを読む機会もあり、自分のスキルに生かす機会を得られたのは貴重な経験になりました。

【科目4】CO101-H Basic Communication

授業を通して学んだこと(授業内容):
コミュニケーションの基本的情報をレクチャーで学び、自らのGroup PresentationやInformative Speech、Persuasive Speechに反映させて発表しました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:
コミュニケーションの専門用語を覚えるのが大変でした。しかし、授業全体的には、興味のある心理学的内容も含んでいたので、人のコミュニケーションの基本を学ぶことができ満足しています。また、人前に立ってプレゼンテーションやスピーチをする機会が一番多かったのがこの授業なので、日本に帰ってからも、そして将来社会に出てからも役立つスキルが磨けたのがよかったと思います。

【科目5】AN204-A Cultural Anthropology

授業を通して学んだこと(授業内容):
ヒトの歴史と文化に焦点を当て、様々なヒト社会と文化についてトピックごと(結婚・家族・仕事など)に学びました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:
授業全体のスピードがとても速く、ノートをとるのにも他の学生の発言を聞くのにも、ついていくのがやっとでした。また、テストはノートと教授の発言が中心に出題され、しかも1パラグラフでのショートアンサー形式だったので、ノートを見返すのも、実際のテスト時間ですべて回答するにも苦労しました。しかし、授業自体、ヒトの文化多様性に関するものだったので、新しい発見がたくさんある刺激の多い授業でした。テストも、教授の了承を得て時間を長めにとらせてもらい、ちゃんと習ったことがテスト結果に反映されるようにしてもらえたので助かりました。

○寮生活/ルームメイトについてお書きください。

ルームメイトとの関係(どのくらい接点がありますか)
ルームメイトはCivil Engineering専攻なので、授業内容・スケジュールともに重なることはありませんでしたが、部屋にいるときはお互いの家族や友達、興味のあることについてたくさん話をしました。特に彼女は日本に興味があって、日本についてたくさん教えることができました。さらには、9月の最初の週に彼女の家を訪れて彼女の地元を巡り、初めての経験をたくさんさせてもらいました。ルームメイトは、互いに大変な時は助け合い、楽しむときは一緒に楽しめる、とても大切な存在です。

食事(カフェテリア、自炊の方法やバランスなど)
最初の数週は、アメリカの大学の食堂は初めてだったので何もかもが新鮮でしたが、月日が経つにつれてカフェテリアの食事にも飽きてきて、親から送ってもらったインスタント麺を食べたりすることも増えてきました。また、たまに留学生同士で自国の料理を作ったりして食べ比べしたりもします。寮内にはキッチンがあり、調理道具も借りることができるので、わざわざ用具を買わなくても自炊ができるのはとても助かります。

○課外活動についてお書きください。

大学内の活動に参加していますか。
大学内でイベントやキャンプ旅行があるときはできる限りすべてに参加するようにしています。とくに歌うのが好きなので、月1回のOpen Mike Nightや学期に2回ほど開催されたKaraoke Nightには極力参加していました。また、大学のアメフトやバスケのホームゲームがあるときには、友人と観戦しに行きます。

スポーツはしていますか?具体的に教えてください。
あまり頻繁にはできていませんが、友達から誘われて一緒に大学のジムに行きバスケをし、キャンプに出かけるときは必ず長いハイキングを2,3回します。先日は、大学近くのヘルスセンターに行って水泳をしました。来学期はもっとジムに行く回数を増やしたいと思っています。

休み中の過ごし方について教えてください。
学期中の土日は、たまにランチに出かけたりカフェに行ったりしていましたが、ほとんどは寮に残って友人と課題に励んでいました。Fall Break, Thanksgiving Breakなどの中長期休暇の際は、大学側が企画したキャンプ旅行に参加したり、留学生と一緒に旅行を計画してでかけたりしています。

○来学期履修予定の授業科目について教えてください。(コース番号・タイトル含む)

Course Number / Course Title / Credit
CO225-B / Professional Communication / 3 credits
CO289-A / Language and Culture / 3 credits
PSY105-A / General Psychology / 3 credits
PSY203-B / Developmental Psychology / 3 credits
LAS185-A / Career Exploration Freshman/Sophomore Student / 1 credits

○来学期に向けての目標や、準備しておきたいことを詳しくお書きください。

まずはしっかりと準備をして授業に臨みたいです。秋学期は、学期が進むにつれて課題をため込んだりして余裕なく毎日を過ごし、夜更かしすることも多かったので、来学期は規則正しく計画的な学期にしたいです。また、もっときちんと、学期の早い段階から、大学のチューターシステムを利用しようと思いました。


シアトル旅行での一枚。Bainsbridge Island行のフェリーで。

シアトル・Pike Place Marketのクリスマスイルミネーション。

冬のキャロル・カレッジ。初めてダイアモンド・ダストを見た日。

2015年秋報告(抜粋)

勉強以外の時間の過ごし方を教えてください。
課外活動では、OASIS(Organization of American Student and International Student)というクラブに所属しています。今後、一緒にキャンプに行ったりInternational Dinnerでパーティーを開いたりする予定です。キャンパス内外のイベントでは、週末にキャロルのホームチーム・Saintsのアメフトゲームを観戦したりしています。今まで全くアメフトのルールは知りませんでしたが、友達に教えてもらって分かるようになってきているので、アメフト観戦は本当に楽しいです。学外では、インド文化に触れるBollywood Nightや、つい一昨日と昨日は、Rocky Boys Reservationエリアにあるネイティブアメリカンの友達の家に行き、ネイティブアメリカンの文化も学びました。課題のために休みを潰したくもなりますが、1年しかない留学なので自由な時間を無駄にしないように、誘われたイベントや学校で開催されるイベントには極力参加するようにしています。先日、週末に友達とGlacierに出かけた際には、往復25kmのロングハイクをしました。もっと運動をしたいとは思っていますが、weekdaysは課題に追われてなかなか時間が取れず、唯一の運動といえば毎日St. Charlesの3階の部屋まで長い階段を上ることくらいです。しかし今度スポーツ用水着を買って、友達と町のジムに出かける予定です。今のところ息抜きの時間は、顔なじみのメンバーとラウンジでただお喋りをしたり、週末に出かけたりする時間が一番息抜きになっています。

現地到着後の様子を教えてください。

・大学キャンパスについて
大学のキャンパスはゴシック、ロマネスク調の建物がとても綺麗です。キリスト教大学なだけあって、教室内などキャンパスの至るところに十字架が飾ってあります。大学の隣には、キャロルの学生御用達の”Van’s”という24時間・年中無休のスーパーがあり、ほぼ毎日利用しています。また、ダウンタウンには、ちょっとお高めのレストランからチープなファストフード店、地元の人に大人気のアイスクリーム屋さん、大きな映画館や劇場など、存分に週末を満喫できるスポットが集まっています。さらに、周りは山や湖に囲まれた自然豊かな場所なので、週末の朝はハイキングに行って汗を流すのもキャロルの学生の日常です。”Get Lost in Montana”という言葉があるように、1人で冒険しても本当に安全な治安のいい場所です。

・大学寮について
寮は4つに分かれていて、私が暮らすSt. Charles棟は多くがSophomoreの学生です。棟内には大学長のオフィスや教授のオフィス、教室などもあります。また今学期から新しく利用が始まった共有ラウンジ・キッチンは開放感にあふれ、St. Charlesに住む学生だけでなく、キャロルの学生みんなが好んで利用する憩いの空間です。私も毎日友達とラウンジに集まって勉強したりお喋りしたりしています。寮の各部屋は全室オートロックで2~4人部屋です。部屋のタイプに合わせてロフトベッドにしたり二段ベッドにしたりと、それぞれの部屋が個性豊かな内装に仕上がっていて、同じ空気を持つ部屋はありません。寮の各階にはCAという寮の生活をサポートしてくれる学生のリーダーがいて、困ったときは助けてくれたり、各階で週末のイベントを企画してくれたりします。また、バスルームなどの共有スペースはお掃除のおばさんが毎朝綺麗に掃除してくれます。寮での生活は本当に楽しくて、みんな仲良く暮しています。

・オリエンテーションについて
オリエンテーション期間中は、ルームメイトに生活用品の買い出しに連れて行ってもらったりして、時間に余裕のある日々でした。また大学企画のイベントでは、ダウンタウン散策に出かけたりダンスパーティーに参加したりしました。留学生での集まりもたくさんあり、今や毎日一緒に過ごすくらい仲良くなりました。中でもキャロルの伝統イベントであるSlip’n Slideは、びしょ濡れ・芝生まみれになりながら丘を下るのがスリリングで最高に楽しかったです。その夜はペイントダンスナイトという野外ダンスイベントも開催されて、白いシャツがカラーウォーターで染まっていくのがとても楽しかったです。また、日本から来たもう一人の留学生とは、互いに英語に慣れるように2人でいても絶対に日本語は喋らないように決めています。現地の子からは、日本語の会話を聞きたいと言われますが、2人とも頑固なので絶対に折れません(笑)互いに高めあっていける同郷の人がいるのは心強いです。


Slip’n Slideの様子