新規協定大学派遣生現地レポートREPORT
グラスゴーカレドニアン大学/Glasgow Caledonian University’16春派遣生
○留学生活を振り返って
(1)留学の目的は何でしたか。
語学力の向上、人間として強くなりたかった
(2)上記の目的は達成されましたか。
されたと思います
○到着後から現在までのことについて教えてください。
(1)渡航前に日本で準備しておけば良かった点
料理の幅を広げておけばよかったです
(2)日本から持ってくれば良かった物
菜箸、輪ゴム
(3)到着後すぐに購入が必要だったものは何ですか
電気スタンド、洗濯カゴ、スプーン・フォーク類など
(4)生活費(月のお小遣い)はどのくらいですか
5万くらい
○大学について
(1)大学キャンパスの設備、雰囲気
新しいキャンパスだったので、パソコンが十分にあります。図書館も遅くまでやっているし、ジムやカフェ、銀行などがあります。
(2)学生同士の交流・友人関係について教えてください
現地の学生:グループワークなどで交流があります
他の国からの留学生:語学学校でも大学でもたくさん交流があります
日本人:一緒の時期に来た2人の友人は、存在だけで心の支えです。日本人が少ないので助け合って生きています。
(3)大学のある街について
どんなところですか:地方都市です。ショッピングで困ったことは一度もありません。日本食レストラン、アジアンマーケット、日本人の美容師さん…全てが揃っているにも関わらず、日本人が少ないのでオススメです。
ダウンタウンまでのアクセス:(フラットから)徒歩10分。
お薦めスポット:ジョージスクエア。夜に行くと本当に綺麗です。周辺の建物もお城みたいな歴史的な建物が多いです。
(4)キャンパス内外の治安はいかがですか
キャンパス内:最高に良いです。一回キャッシュパスポートを大学の銀行に忘れていったら、誰かが届けてくれていたらしく、銀行員の方が保管してくれていて、戻って来ました。USBも無くしましたが、数分後に誰かが届けてくれていたらしく、セキュリティーオフィスに届いていました。
キャンパス外:荷物置いて一瞬席を離しても誰も取らないです。
○語学研修について
(1)クラスについて教えてください
雰囲気:
1term:大変なことばかりでしたが、最高に楽しかったです。クラスの女子の仲が良く、日本人女子は私一人でしたが、姉妹のようにたくさん交流していました。タームが終わっても会ったりしていました。
2term:とてもしんどかったです。レポートを何稿も提出し、このタームだけで何千words書いたかわかりません。
(2)人数/国籍の割合
その他:4:5:1(中国人:中東:その他)
(3)1日の勉強時間と勉強場所
まちまちですが3時間以上
(4)勉強するのに役立つ教材や方法など
Cambridge Vocabulary for IELTS Advancedは本当によく出来ています。
○英語力についてお書きください。
(1)英語力は伸びていると感じますか
1term目は全く思いませんでしたが、2term目が終わってから成長を実感しました。
(2)英語力を向上させる上で苦労した点、またご自身で工夫された点はどのようなところですか
<リスニング>
●苦労した点
聞こえるのに、理解ができない。(日本にいた頃から悩んでいました)
●工夫した点
ひたすら好きな本(The Great Gatsby)の冒頭を音読したり、Sky NewsやBloombergをYouTubeで延々と流していたりしました。Sky Newsは映像付きなのでとても助けになりました。Bloombergは自分が金融業界に興味があり、授業も受ける予定だったので興味本位で聞いていました。
<スピーキング>
●苦労した点
言葉が出てこなかったです。
●工夫した点
自分よりも話せる友達とひたすら話しました。
<ライティング>
●苦労した点
そもそもライティングとは何かを理解していなかったため、イチから理解しなければならなかったことです。
●工夫した点
ひたすら書きました。
(3)語学力上達のために、工夫したこと、努力したことを教えて下さい。
YouTubeでSky Newsを常に流しっぱなしにすることです。時事にも詳しくなり、一石二鳥でした。
慣れて来たらBloombergで少し専門に踏み込んだ内容を聴いています。授業でやったことが出て来たりもしたのでとてもよかったです。(FTSEやS&P500、Nikkei225など)
○寮生活/ルームメイトについてお書きください。
(1)ホストファミリー/ルームメイトとの関係(どのくらい接点がありますか)
フラットメイトは普段は挨拶する程度ですが、たまに一緒にお酒飲みながらおしゃべりします。
(2) 食事についてお書きください
自炊だったので、1日1食の時もあれば、3食の時もあり、まちまちでした。
○課外活動についてお書きください。
(1)大学内の活動に参加していますか。
一応していますが、目立った活動はしていません。
(2)スポーツはしていますか?具体的に教えてください。
ジムに行っています。寒いのであまり外に出ません。
(3)休み中の過ごし方について教えてください。
夏休みは日本に帰ってインターンしていました。土日は友人と映画に行ったり、ご飯を食べたり、就活準備をしたりしています。
○春・夏学期履修した全ての科目について、振り返ってお書きください。
【科目1】Corporate Finance and Financial strategies
授業形式:レクチャー&セミナー
評価のつけ方:レポート&テスト
授業を通して学んだこと:投資について
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:
5段階中4番目に難しい科目なので苦労しています。他の学生が本当にフレンドリーで色々教えてくれるので助かっています。先生も優しく、授業に工夫を凝らしていてとても楽しいです。
【科目2】Risk analysis and control techniques
授業形式:レクチャー&セミナー
評価のつけ方:レポート&テスト
授業を通して学んだこと:リスク分析と評価の仕方
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:
先生がとても親切だったが退屈な授業で有名らしく、出席する学生も少ないです。しかし、この科目は社会に出てから役に立つと信じています。
履修した授業の課題の中で、特にがんばったもの、自信作について教えて下さい。
<エッセイ・ペーパー>
科目名:Risk
題材:JALが抱えるリスク評価・分析
内容:題材と同じ
大変だったこと、やり遂げての感想:思ったよりもさっくり書けたので良かったです。
学部授業を総括して、日本の授業と違う点、留学先国の授業の特色、自分が感じたことなどを自由にお書き下さい。
同じ点は、講義がひたすら教授の独壇場であることで、違う点は、1つの授業につき、セミナーが1つあることです。
聞き逃しが怖いので、授業は毎回録音しています。
○学生生活についてお書きください。
(1)1週間のおおまかなスケジュールを教えて下さい。
月、火、木曜に大学で授業があります。
水曜は全休です。
火、金曜は語学クラスがあります。
(2)日本から持っていったノートパソコンの使用頻度や必要性、またどのようなことに使っていたか(授業の課題、リサーチ、音楽、スカイプ等々)について教えて下さい。
パソコンは毎日使っています。何をするにも必要です。
(3)大学のサポートセンター(ライティングセンター、チューターなど)は利用しましたか。
サポートセンターは利用していませんが、キャリアセンターで就活の相談に乗ってもらいました。
○留学全体を総括してお書きください。
(1)留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか。
出国前は自分に自信がなく、弱気でしたが、イギリスに来てから、強気になれるようになりました。
(2)これからの目標、進路についてはどのように考えていますか。
2018卒として就活したいです。東京というアジアを代表する金融センターから世界と繋がれるような仕事を金融業界で探したいと考えるようになりました。
(3)同じ大学へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いことを教えて下さい。
精神面:
・「場所を変えたら自ずと自分も変わる」などと思わないほうが良いです。場所を変えても、良くも悪くも自分は自分です。
・自分自身がこの経験を通して何を得たいか、それを得た後に何に生かしたいか、常に先のことを考えて自分を成長させてほしいと思います。
留学先について:
日本人が本当に少ないです。探せばいますが、自分から探しに行かないと出会えないレベルなので、英語上達にはとても適していると思います。日本人だから、アジア人だからという理由で不快な思いをしたことは一度もありません。治安も日本くらい良いと感じているし、他の子もそう感じているようなので心配いらないです。街並みがとても綺麗なので、ぜひ散歩して楽しんでください。
(4)上記の質問以外で、留学を通しての現在の想いについて、自由に書いて下さい。
何回も失望して、泣いて…を繰り返していました。他の子(日本人の交換留学生)もそうだったと思います。
よく友人のインスタグラムで見かける、「薔薇色のおしゃれな留学生活」が待っているわけではありませんでしたし、それを望んでいたわけでもありませんでした。そういう風に「辛い」とわかっていて、色んなものや人を残してイギリス留学に来たはずでしたが、何度も辛くて泣く自分にまた失望しました。また、日本を客観的に見ることによって、今まで少なかった愛国心のようなものが増しました。シリアやイラクからの留学生とも交流していましたが、日本に生まれたこと自体が本当に恵まれたことであるし、社会人として日本に貢献できるように就職活動を頑張りたいと思うようになりました。