JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE
大学2年生
- 留学先 :シャミナード大学ホノルル
- 留学時期:2020年8月~2021年5月
- 留学期間:9か月
大学キャンパスの設備、雰囲気
図書館やジム、カフェテリアと売店、チュータリングセンター、教会などがあります。飲み物とスナックの自動販売機があります。緑が多いです。屋外にテントがあり、その下に机といすが設置されています。勉強したりご飯を食べたりするのにぴったりです。教室は10人~30人の大きさが多いです。
大学のある街・治安
どんなところですか:観光客はほとんどいません。日本に比べれば人通りは少ないです。表通りは飲食店やタピオカ専門店、スーパーなどがあり、道路もきれいです。
ダウンタウンまでのアクセス:徒歩、バス。ハワイには電車がありません(2021年に開業するらしいです)。友達が車を持っている場合は運転してもらうのも良いですがそうでない場合はバスが主要な交通手段になります。
お薦めスポット:アラモアナセンター: とても大きなショッピングモールです。ハイブランドのお店からカジュアルなお店まで揃っています。フードコートもあります。近くにはビーチがあります。大学からはバスで20~30分で着きます。
その他:カイムキにはたくさんの飲食店があります。オフキャンパスの寮から徒歩で行ける距離にあるので散歩にも良いと思います。
キャンパス内:治安は良いです。警備員が巡回しています。ちなみに、シャミナード大学は他の高校(男子校)と共用のキャンパスです。
キャンパス外:日本に比べたら悪いです。ホームレスの人も良く見かけます。汚い言葉を叫びながら歩いている人も月に数回見かけます。ひったくりなどはないと思いますが、荷物はしっかり持っていた方がよいと思います。コロナの影響もあると思いますが、基本的に人通りは少ないです。
学生同士の交流・友人関係
現地の学生:ルームメイトやその友達と仲良くなりました。
他の国からの留学生:残念ながら会ったことがありません。
日本人:日本人学生にも会ったことがありません。聞くところによると留学生ではありませんが何人か日本人学生がいるようです。
滞在先と食事について
ルームメイトは2人います。私が内向的なのもあって、会話はそこまで多くありません。たまに3人そろってご飯を食べていました。私も週末に料理を作ってシェアしていました。
ホームステイ先には自分の部屋がありました。ご飯を食べるときや用事があるときは話しますが、それ以外の接点はあまり多くありません。
カフェテリアの食事は料理によって美味しかったり美味しくなかったりします。アメリカということを考えればバランスは良いと思います。サンドウィッチ、ピザ、スパムおにぎり、ロコモコ、ハンバーガー、デザート、フルーツ、パン、クッキー、ソフトクリームなど種類が豊富です。ジュースサーバーもあります。暖かいものは暖かい状態で、冷たいものは冷たい状態で提供してくれます。
ホームステイ先では基本的に1日3食作ってもらっていました。自由に食べてよいヨーグルトやスナック、インスタントラーメンもありました。野菜もあってバランス、味ともに良いと思います。
渡航前に日本で準備しておけば良かった点
ネイティブの英語にもっと触れておけばよかったなと思います。現地の人の英語は、学校にいるネイティブの英語教師が話す英語よりかなり聴き取りにくいです。
到着後すぐに購入が必要だったものは何ですか
トイレットペーパー、シャワーカーテン、教科書、シーツや毛布など
生活費(月のお小遣い)はどのくらいですか
特に決められていません。月によって使う金額には幅があり、1万円以下(洗濯、スーパーでの買い物など)の月もあれば、8万円程度(現地での追加の予防接種、ショッピングなど)の月もありました。
英語力は伸びていると感じますか(その理由)
伸びていると思います。どのスキルも生活するうえで必要になってくるので、自然と伸びると思います。ライティングはAmerican Government & Politics の授業で鍛えられました。1科目で1万字以上書きました。リーディングは授業の予習で欠かさずやっていました。どちらも量をこなすことでスキルアップできたと思います。
来学期に向けての目標や、準備しておきたいことを詳しくお書きください。
目標はリスニングとスピーキングのスキルを上げることです。日常会話だけではなく、授業などの場面でも自分の意見をしっかりと言えるようになりたいです。あまり友達と遊ぶ機会がないので、SNSや英語学習アプリを積極的に使いたいです。英語力をキープするために冬休みのうちに教科書を買って予習を進めたいと思います
学生生活
大学内の活動に参加していますか
はい。寮でのイベントやサークルの発表会、ワークアウトなどに参加しました。オンラインでのビンゴ大会などもありました。軽食やお菓子を貰えることもあってお得です。
休み中の過ごし方について教えてください。
週末は授業の予習、復習、課題をしていました。料理もします。学期末にはルームメイトやそのほかの人とプールに行きました。
学部授業
- コース番号 :POL-21
- 授業タイトル:American Government & Politics
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
オンライン
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
毎週のディスカッション合計11回(各10点)、毎週のエッセイ合計11回(各10点)、期末レポート(20点)、出席10%
ディスカッションは毎回10点でした。エッセイは10点がほとんどで11点(加点あり)と7点(期限遅れと字数不足)が1回ずつありました。期末レポートは期限遅れで18点でした。
授業を通して学んだこと(授業内容)
アメリカ政治の基本を学んだうえでディスカッションをしたりエッセイを書いたりすることで批判的思考力が身に付きます。基本的な枠組み(民主主義、イデオロギー、大統領制など)そのものに加えて、政策や利益団体、選挙制度などの批評をしました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
とにかくライティングの量が多くて苦労しました。アメリカ政治の予備知識がなく、専門用語なども出てくるので慣れるまでは大変でした。クラスメイトの意見を聞けるのはとても興味深くて勉強になりました。日本の政治と比較したり、自分がアメリカ国民だったらどう思うかを考えたりするのが楽しかったです。
学部授業
- コース番号 :COM-101
- 授業タイトル:Introduction to Communication
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
オンライン(コロナのため)と対面授業(レクチャー)
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
出席&アクティブラーニング(30点)、レポート2回(各5点)、プレゼンテーション2回(各20点:アウトライン8点、発表12点)、中間試験(10点)、本来は期末試験(10点の予定でしたが、なくなりました)
出席&アクティブラーニングは30点、レポートはどちらも5点、プレゼンテーションは1回目8点と11.75点、2回目8点と12点、中間試験は9点でした
授業を通して学んだこと(授業内容)
コミュニケーション分野の専門用語などを学びました。ジェスチャーや距離感、会話する際の態度が国や民族、性別によって異なるということが強調されていました。また、誤解が生まれたときにどうするか、どうやったらわかりやすく伝えられるかなどを話し合うこともありました。学期末にはInformative SpeechとPersuasive Speechの効果的なテーマ設定、視覚情報、話し方 などを実践を通して学びました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
専門用語が多いので、それらを理解し、覚えるのが大変でした。プレゼンテーションは教科書に沿った型で作らなければならなかったので、難しかったです。また、聴衆がほとんどネイティブなので、彼らに興味を持ってもらえるテーマを決めるのに苦労しました。プレゼンテーション後にクラスメイトから「良かったよ!」と言ってもらえた時は達成感があり、嬉しかったです。
学部授業
- コース番号 :HI-151
- 授業タイトル:World Civilizations Ⅰ
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
オンライン(コロナのため)と対面授業(レクチャー)
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
毎週のディスカッション(各5点、対面授業が再開し、授業に出席した人はディスカッション免除)、毎週のテスト(各10点)、中間試験(142点)、期末試験(166点)
毎週のテストは最低点6点、最高点10点、平均点8.2点でした。中間試験は120点、期末試験は164点です。試験は基本的に今までのテストと同じ問題が出題されるので比較的簡単でした。
授業を通して学んだこと(授業内容)
世界史を学びました。エジプト、メソポタミア、ギリシャなど様々な時代について学びました。文明の誕生や発達、宗教の広まり、軍隊の有無や構成、身分階級について勉強しました。それぞれの文明を比較して理解を深めました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
リーディングの量が多くて大変でした。細かいこともテストに出題されるので、知らない単語はほぼ調べながら読んでいました。また、教科書にない内容も出題されることがあるので、自分で動画サイトにアップされている動画を見て勉強していました。宗教学や政治学で勉強した内容とつながる部分を見つけるのが楽しかったです。
学部授業
- コース番号 :RE-103
- 授業タイトル:World Religions
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
オンライン(コロナのため)、対面授業(レクチャー)
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
学生ポータルからすでに削除されていて見られませんでした。毎回の宿題や授業の振り返りに加えて、数回のフィルムレビュー(映画を観て、その中の宗教的要素を分析する)、数回のテスト(クイズ形式とフィルムレビュー)、プレゼンテーションがあります。点数はほとんど満点でした。2回だけ宿題が93点でした。
授業を通して学んだこと(授業内容)
仏教、ゾロアスター教、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、儒教、道教、シク教、ジャイナ教、神道についての基本的な知識、考え方を学びました。また、各宗教の習慣やタブーなども学びました。違う宗教でも共通点があったり、同じ宗教でも宗派が分かれていたりして、複雑だということが印象的でした。宗教間の対立や紛争がなくなるかどうかをディスカッションすることもありました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
字幕がない映画を観て分析するのがかなり大変でした。毎回の課題も数が多くて答えがないものがほとんどで難しかったです。当たり前のように見てきた行事や考えが宗教に基づいていることを発見したときは面白いなと思いました。先生がコロナ禍で疲れている生徒を見て、お菓子やハワイの食べ物などをくれたので最後まで頑張ることができました。
現地到着直後からの様子
Q シャミナード大学での授業の様子を教えてください
【シャミナード大学の授業と日本の大学の授業の違い】
日本の学生よりも積極的に話す人が多いです。授業内の発言を重要視する科目も多いと思います。所属している日本の大学よりもテストの回数が多いと思いました。
【授業を受講するにあたって工夫していること】
わからないことは先生に聞くようにしており、授業内で聞けなかったことはメールで聞いています。また、先生にお願いしてZoomで個別の対応をしてもらうこともあります。Zoomを使う授業では予習を欠かさずにしています。
【予習・復習で工夫していること】
全部読むのは大変なので、予習では重要な単語だけ調べたり、写真だけ眺めたりして大まかな内容を理解する場合もあります。復習では、授業で扱った内容を中心に教科書を読んでいます。
章の最後にある重要語句のリストやクイズを活用しています。また、科目によってどれくらい丁寧に読むかを変えています。
Q シャミナード大学の良いところを教えてください
クラスの人数が少ないところが魅力だと思います。
私が履修している科目は多くても二十数人です。個人個人に寄り添ってくれるので、よっぽどのことがなければ置いていかれる心配はありません。まだ利用したことはありませんが、チューターサービスもあり、身近に頼れる人がいるのも心強いです。
また、勉強面以外ではInstagramで情報を得られるところも魅力ですし、イベントがたくさんあって息抜きになります。人種差別に関するディスカッションやヨガ、ズンバなど様々です。(今日はビンゴ大会で勝ってお菓子をもらいました!)
現地での生活と日本での生活の違いで驚いたことを教えてください
驚いたことは、日本と同様に水道水が飲めることや、バスに自転車を乗せられることなどです。
日本の良さを感じた違いとしては、現地ではあまりゴミを分別しないことです。 日本との違いはタクシーを呼ばないと来ないことです。
初日はシャワーの出し方がわからなくて少し戸惑いました。夜中にピアノを弾く人がいたり、大声で歌う人がいたりするのにはビックリしました!ゴミ収集車の音で朝、目が覚めることもあるので耳栓を持ってきた方がよいかもしれません。
Q 現地で撮影したお気に入りの写真を紹介してください!
ホームステイ先に到着した初日にホストファミリーがカツカレーを作ってくれました!
お忙しい中、素敵な写真とレポートいただき本当にありがとうございます!
今後もJSAFで現在留学中の派遣生からの現地レポート・写真などをWEBで公開していきますので、 現在、留学をご検討の方、コロナ禍での留学について現地の様子を知りたい方は是非チェックしてください!
こちらの派遣生が留学していたシャミナード大学の詳細はこちら
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