JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE

学習院大学国際社会科学部国際社会科学科3年

  • 留学先 :ハワイ大学マノア校
  • 留学時期:2022年春派遣
  • 留学期間:2022年 3 月 ~ 7 月

大学キャンパスの設備、雰囲気

図書館やジムなどが広くて綺麗でした。カフェテリアも色々なお店が入っていて、昼食を買うのに便利でした。

大学のある街・周辺の環境はどうでしたか。

自然が多く、治安もある程度よかったです。普通のバスがキャンパス内を通るほどキャンパスがとても広く、一つの町のようになっていて日本の大学とは全く違う雰囲気で驚きました。

大学周辺のおすすめスポット

Yakiniku Korean Houseという韓国料理屋さんがキャンパスから近く、よく友達と夜ご飯を食べに行っていました。ある韓国人の店員さんがとても優しく、何回か行ったら顔を覚えてくれました。現地に知り合いが少ない中で顔見知りの店員さんができた事が嬉しかったです。

現地学生や留学生とは、どのように交流しましたか。

クラスメイトの子と週末に遊びに行ったり、一人暮らしをしている子の家でホームパーティーをしたりして交流しました。

課外活動には参加しましたか? 参加した場合は、内容や感想を教えてください。

イベントの設営ボランティアやビーチクリーニングのボランティアに参加しました。どちらもそこまでハードな内容ではなかったが、現地の方々と交流する良い機会になりました。

学校スタッフについて、教えてください。

HELPオフィスのKimさんはわからない事があってメールをした時にすぐ対応してくださり、とても助かリました。その他のスタッフの方も皆さん優しくて面白い方々でした。

担当の教師について、教えてください。

私は3つのTermを受講したが、全てのTermでGrammarのクラスを担当してくださった先生がとても印象に残っています。留学初期でまだ緊張していてなかなか自分から積極的に質問できなかった時に、私がわからない顔をしていたからなのか、先生の方からどこがわからないか聞いて下さったおかげで、その後も質問がしやすく、わからないところを放置したまま進む事なく授業を受ける事ができた。一人一人がついてこられているか常に確認しながら、わかっていない人にはキャッチアップできるようにその都度個別で対応して下さったので、とてもわかりやすく、授業も楽しかったです。

授業では、どんな教材を使いましたか。

PATHWAYSや21st centuryなどの教科書が配布されてそれを使うこともありましたが、基本は、先生が教科書の使う部分をコピーして配布してくださったものを使っていました。

学校のおすすめポイントを教えてください。また、どんな方にこの学校での留学をおすすめしたいですか。

学校の先生、生徒、環境など関わる全ての人が温かくて優しいので、英語に自信がなくても色々なことにチャレンジしやすい環境が整っています。初めての長期留学で不安だけどアメリカに留学したいという人におすすめしたいです。

滞在先について(ホームステイ)

滞在環境について、教えてください。(備え付けのあったもの、現地で調達したものなどあれば)

備え付けのあったもの:ベット、布団、シーツ、枕、机、電気スタンド、ハンガー

現地で調達したもの:ハンガー(足りなかった分)、カーテン(透けて外から見えてしまっていた)、スタンド鏡

ホストファミリーとの関係について

最初の家はルールがほとんどなく、洗濯は週2回でした。1人1部屋でしたが、同じ家に最大8人の留学生がいて、寮のような感覚でした。食事はその留学生のみで食べるため、ホストファミリーとの関わりはほぼなかったのですが、6歳くらいの子供がいて、夕飯後にゲームを見せに来てくれたりしました。

2つ目の家もルールはそこまで厳しくなく、お風呂やトイレを使った後は自分で掃除をする事や、夜遅くなる時は危ないのでUberを使って帰る事くらいでした。同じ家には他に2人の留学生がいて、夕飯はホストマザーとその2人と一緒に食べました。夕食の際に今日あった出来事などを話すので、英会話の練習になりました。

食事はどのようにとっていましたか?

朝食は家にあるバナナを学校に持っていき、休み時間に食べていました。昼食は前日の夕食の残りを冷凍して学校に持って行ったり、学校にあるカフェテリアで買って食べたりしていました。夕食はホストマザーが用意してくれるので、基本家で食べ、週2回くらいの頻度で友達とレストランなどで食べていました。

生活費(月のお小遣い)はどのくらいでしたか。

買い物代や食事代、Uber代などで月$700ほど使っていました。

日本から持ってくれば良かった物

冷凍ご飯(ドンキホーテなどでも売っているのですが、物価がとても高いので、持ってくればよかったと思いました)、就活のESで使う証明写真(3年の春に留学したので、夏のインターンに応募する際のESに使う証明写真を日本で撮影してくればよかったなと思いました)

日本から持ってこなくても良かった物

ハンディファン、生理用品(現地のドンキホーテで日本製のものを買えるので、荷物に余裕がないなら持ってこなくても大丈夫だと思います)

現地に持っていって便利だった物

iPad

パソコンを使わないとわかっている日はiPadを持って行っていたので荷物が軽く済みました。

渡航前に日本で準備しておけば良かった点

単語量をもう少し増やしてから、留学に行ければよかったなと思いました。

学校生活

1週間のおおまかなスケジュール

月: 授業→スタバで近所の友達と課題→帰宅→夕飯→自由時間→就寝

火 :授業→アラモアナで映画観賞→帰宅→夕飯→部屋で課題→就寝

水 :授業→カフェで課題→帰宅→夕飯→自由時間→就寝

木 :授業→友達とワイキキにアサイーを食べに行く→買い物→友達と夕飯→帰宅→部屋で課題→就寝

金 :授業→一度帰宅して荷物を置く→ドンキホーテで夕飯の買い出し→友達の家でホームパーティー→帰宅→就寝

土 :友達とKCC Farmers Marketに行く→カフェでおしゃべり→アラモアナで買い物→帰宅→洗濯→夕飯→就寝

日 :友達とPillbox hike→昼食→アラモアナで買い物→友達と夕飯→帰宅→部屋で課題→就寝

友達やクラスメイトとの交友関係、付き合い方など

私の学校は中国人や韓国人などアジアの人が多かったので、お互いの国の言語を教えあうことが仲良くなるきっかけになりました。週末Pillboxなどに行く時はUberをとるのが便利なので、4人くらい友達を集めてみんなで割り勘をして行っていました。初めはなかなか自分から誘えずに誘われるのを待ってしまっていたのですが、意外と誘ったらみんな行きたいと言ってきてくれ、また、行きたくない時は行かないとはっきり断ってくれる人が多かったので、遠慮せずに誘う事ができるようになりました。

留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出

良い思い出:最後のTermでStudents Honors Awardという、クラスで一番頑張った人がもらえる賞を受賞する事ができた事です。

大変だった思い出:留学中にホストファミリーが変わり、パッキングなどの準備や新しい環境に慣れる事が大変でした。

一番の息抜きの方法

朝、好きな音楽を聴きながら登校する時間が息抜きでした。

参加した課外活動

在来種の鳥の保護活動としてボランティアに参加しました。池の清掃や土地の整備をしたが留学生とも仲良くなれたし、現地 の方とも英語で会話出来たので充実した時間になりました。

日本の家族、友達とはどのくらいの頻度で、どのように連絡をとっていましたか。

家族とは毎日のようにラインや電話で連絡をとっていました。日本の友達とは、SNSでたまに連絡をしたり、部活の同期とは留学中2〜3回電話もしました。

受講した授業

英語コース】
コース名:HELP プログラム
留学開始直後のクラスレベル

回答: 300

最後に受講したクラスレベル

回答: 300

【面白かった授業とその内容】
クラス名:TOEFL Grammar
理由・内容:中高生の時に理解できていなかったGrammarを英語でもう一度学び直し、より理解を深める事ができました。その結果、今までわかっていなかった事がわかるようになり、とても嬉しかったからです。また、Phrasal verbやTOEFLの問題形式のクイズなどが、とても勉強になっていると実感できて嬉しかったです。
【頑張った授業とその内容】
クラス名:Listeing and Speaking
理由・内容:何回かPresentationをしましたが、毎回Scriptを見ないようにすることとできるだけわかりやすい語彙を使ってListenerに伝わるPresentationになるように工夫しました。
【苦労した授業とその内容】
クラス名:Reading and Writing
理由・内容:私は速読が特に苦手なので、ScanningやSummarizeの練習にとても苦労しました。

現地での授業を総括して感じたこと

日本の授業は講義形式が一般的なのに比べ、ハワイの授業はDiscussionメインで、生徒が発言している事が多かったです。能動的な授業スタイルに加え、Kahootやゲームなども交えての授業だったため、集中力を持続する事ができ、楽しかったです。また、月に一回先生が主催のアクティビティが授業外の時間に行われるなど、先生と生徒との距離も近く、授業の質問などがとてもしやすい環境でした。

留学開始当初と比べて英語力はどのくらいついたと感じるか

特にListeningとSpeakingの力が伸びたと感じています。Listeningは日常会話においてどういう質問が来るかパターンがわかるようになると自然と単語が耳に入ってきやすくなり、理解できるようになりました留学当初は授業でかなり集中して聞かないと先生や友達の言っている事が聞き取れなかったが、最近は授業中の会話はほぼ完璧に聞き取れるようになリました。Speakingは、日本にいると英語の授業中であっても英語を話す機会が少ないので、Discussionが多いこちらの授業スタイルでは英語をたくさん話す機会があり、成長する事ができました。当初は頭の中で文章を組み立てることにすごく時間がかかったが、最近は会話のテンポに遅れることなく話せるようになったと感じています。

勉強するのに役立つ教材や方法など

授業の教科書やReadingで出てきた新出単語を自分のノートにメモして、バスに乗っている時間などに確認する。

リスニング

●苦労した点:出身国や人によって異なる発音の癖に慣れる事。

〇工夫した点:聞き取れなかった時に笑顔で流すのではなく、きちんと聞き返す事。

スピーキング

●苦労した点:単語が出てこなくて話したい事が話せない事。

〇工夫した点:単語が分からなくても違う単語を使ってどうにか説明しようと努力する事。黙り込まずに何か伝えようとした。

リーディング

●苦労した点:短い時間で全体を流し読みして話の概要を掴む事。

〇工夫した点:分からない単語が出てきた時にそこでつまずかずにとりあえず最後まで読んでみるようにした。

ライティング

●苦労した点:どうしてもわかりづらくて読みづらい構文になってしまう事。

〇工夫した点:Writingが上手な友達のエッセイを、構文に注目して読む。Readingの授業で文章を読む時に文章の作りや単語の使い方に注目しながら読む。

留学生活全体を振り返って

今回の留学の目的は何でしたか。

語学力を上げる事、様々な人に出会い、自分の価値観の幅を広げる事。

上記の目的は達成されましたか。

語学力は、留学前と比べ、特にSpeakingとListeningが伸びたと思います。

また、語学学校は特に、様々な国の人、様々な年齢層の人と出会う事ができる場所でした。もう大人で、一度職業についているにも関わらず、次のキャリアのために英語を学び直している人とたくさん出会い、とても刺激を受けました。様々なキャリア、留学の目的を持つ人と出会い、これからどういう人生を生きていくか、選択肢が増え、考え方も変わりました。

留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか。

この留学を通して、自分から発信することに対してとても積極的になる事ができました。また、今まで自分の将来に対して固定された考え方を持っていたけれど、色々な人に出会い、その人たちの考え方に刺激を受け、もっと柔軟に、やりたい事ができる人生にしようと思うようになりました。

留学先の国、大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点はありますか。

留学前は、ハワイはリゾート地のイメージが強く、留学に適しているイメージがなかったのですが、留学してみて、ワイキキやアラモアナから少し離れると静かでとても住みやすく、何より人がとても優しいので留学先としてとてもいいなと思いました。

これからの目標・進路について

夏から冬にかけて企業のインターンに参加するなど本格的に就職活動をしていく予定です。そのためにまず身近な目標としては、9月にTOEICを受けるので、そこで650点以上を取れるように日本に帰ってからも勉強を続けたいです。同学年の他の人と比べて、留学をしていた期間遅れをとってしまっていると思うのですが、この留学経験を生かして頑張りたいです。

同じ留学先へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いことを教えて下さい。

ハワイは、様々な人種の人がいて、人が優しく、気候も暖かいので留学先としてとても良いなと思います。最初は特にホームレスの多さやバスが来ないことなどに驚くと思うのですが、慣れると心に余裕ができて気にならなくなると思います。平日の語学学校は課題が多く、朝も早いので、とても疲れて、週末は一日中家でゴロゴロして課題をしていたら過ぎてしまうということもあると思います。しかし、ハワイはハイキングやダイビング、パラセーリングなど日本で自然の中でできるアクティビティがたくさんあるので、週末はしっかり予定を立ててハワイでしかできない体験をして過ごすのがおすすめです。

上記の質問以外で、留学を通しての現在の想いについて、自由に書いて下さい。

今まで、自分の英語に自信がなく、人前で英語を話すのも少し恥ずかしいと思っていましたが、約5ヶ月の留学を通して、はっきり自分の言いたいことを伝えようとしていれば意外と伝わることを、身をもって体験したことで、英語に少し自信を持つ事ができました。また、人との関係を築く上で、思っていることや考えを発信する事がとても重要だと感じ、積極的に自分から言葉にして伝える事を心がけていました。日本に帰ってもその姿勢は失わないようにしていきたいと思います。

JSAFのサポートについて

JSAFの方は、質問点などをメールすると大体1日以内には返信をしてくださったので、不安をすぐに解消する事ができとても安心して留学生活を送る事ができました。

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