JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE

同志社大学グローバル・コミュニケーション学部グローバル・コミュニケーション学科 中国語コース3年

  • 留学先 :アイルランド国立大学ダブリン校
  • 留学時期:2022年秋派遣
  • 留学期間:2022年8月~2023年5月

留学の目的は何でしたか。

将来の就職に向けての英語力の向上

上記の目的は達成されましたか。

ここに来る前よりはかなり達成されたと感じます。

大学のある街・周辺の環境はどうでしたか。

日本の東京や大阪のように人々が入り混じっている様子はなく、ダブリン特有のゆったりとした時間が流れていた。またバスに20分ほど乗っていると、海や山などの自然をすぐに感じることができ、都市と自然が綺麗に融合している環境であった。

学生同士の交流・友人関係について教えてください。

好運なことに、この留学中3つのクラスを体験しましたが、私のクラスには私以外一人も日本人がいなかったので、多国籍のクラスの人達と仲良くなり、みんなで映画に行ったりご飯を食べに行ったりなどの交流をしました。

大学キャンパスの設備や雰囲気。

日本にはなかなかない広大な敷地を活かした開放的なキャンパスで、様々な共有スペース(カフェテリアや大学寮付近)でいろいろなナショナリティやアイデンティティを持つ人々が交流していて、キャンパス全体が活気に溢れていた。

キャンパス内外の治安はいかがですか。

キャンパス内外共にほとんど治安が悪いと感じたことはなく、キャンパス内は朝から犬の散歩やジョギングをしている人がおり、また夜の市内もアイルランドの文化であるパブがたくさん夜遅くまで営業している為、人目につかない場所が少ない。

現地大学周辺のおすすめスポットはありますか。

Dundrum Town Centreはアイルランドで一番大きいショッピングモールと言われており、UCDからも20分ほどでアクセス可能なため、放課後のショッピングにおすすめです。

学校のおすすめポイントを教えてください。

周辺ではないがバスで1時間以内の距離にある“Howth”という、ハイキングが出来る陸続きの島がオススメです。1時間ほどハイキングをすれば、綺麗な海を崖から見ることができます。特に晴れている日の景色は最高です。

学校スタッフについて、教えてください。

語学学校のスタッフは、クラス担当の先生も含め何か困った事があると親身に相談に乗ってくれ、どのスタッフも全て生徒に対して優しく接してくれていた。

担当の教師について、教えてください。

今までの3クラスすべての担当教師はそれぞれ授業スタイルに個性があったが、どの教師も私のそれぞれの英語の成長段階に合っていた為、しっかりと英語能力の向上に繋がった。

学生生活について

1週間のおおまかなスケジュールを教えて下さい。

月~金 9:00~12:55 授業

土・日 休み

友達、クラスメイトとの交友関係、付き合い方を教えて下さい。

授業が終わった後などに、一緒にご飯を食べに行ったり会話をすることで距離を縮め、休日などに一緒にハイキングをしたり遠出をしたりする関係になった。

留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出をそれぞれ教えて下さい。

良い思い出:ヨーロッパに留学できたこともあって、ヨーロッパの様々な国に足を運べたこと

色々な国の友達が出来たこと、自分の地元とは全く違う自然豊かな環境で暮らせたこと

大変だった思い出:バスがなかなか時間通りに来ない、また満員だったら通過してしまう

ヨーロッパ圏内でも少し物価が高いので、気軽に外食が出来ない

一番の息抜きの方法は何ですか。

ジムで運動する

アジア料理を食べに行く

日本にいる家族や友達と電話をする

課外活動には参加しましたか? 参加した場合は、内容や感想を教えてください。

私の通っていた語学学校は、ほとんど毎日無料の課外活動を開催してくれていました。例えばハロウィンやセントパトリックディなどの行事ごとに行われたイベントでは、みんなでハンドメイドの飾りを作ったりお菓子を食べて会話したりしました。

日本の家族、友達とはどのくらいの頻度で、どのように連絡をとっていましたか。

家族とは1週間に1回はテレビ電話で近況を伝えて、安否確認も含めて連絡を取っていました。また親しい友達数人とは、頻繁にではないですが連絡を取り続けていました。

留学先に持って行った方がよかったもの、持っていけばよかったもの、不要だったものなどあれば教えてください。

持っていって良かったもの:洗濯ばさみ、折り畳み式のピンチハンガー。特にピンチハンガーは、現地では日本のように毎日洗濯する文化がないので、ハンカチや下着などの小さいものを手洗いした時に、それらを干すのに便利です。

持っていけばよかったもの:日本食。親からの仕送りに完全に任せてしまって、その荷物が税関で引っかかってしまい、日本に戻されてしまったので、万が一に備えて日本食は持ってきた方がいいと思います。

不要だったもの:シャンプー・コンディショナー・ボディーソープ。こっちの水が硬水であるため、日本のそれらの物だと、どうしても泡立ちが良くない為、現地で買うのが一番そこの水に合った成分が含まれているので、使いやすいと思います。またかなり荷物になるので現地購入が便利だと思います。

寮(ホームステイ)生活/ルームメイト(ホストファミリー)についてお書きください。

ホストファミリーやルームメイト(フロアメイト)の関係について(どんな方でしたか?ルールなどはありましたか?コミュニケーションをとる上で工夫した点)

ホストマザーは料理が得意で、毎日色々なジャンルの料理を作ってくださいました。ルールは特にありませんでしたが、帰宅時間や週末の予定など、日頃からこまめに連絡をとるように心がけました。

食事はどのようにとっていましたか?(場所や時間、食べていたものなど)

ホストマザーとのルールはあまりなく、19:00の夜ご飯がいらない時は連絡することと、戸締りはしっかりすることのみでした。門限は特にありませんでした。

生活費(月のお小遣いはどのくらいでしたか)

月として決まっていなく、無駄遣いしないように注意し、足りなくなってきたら両親に連絡してまとめて送金してもらっていました。

滞在環境について、教えてください。(備え付けのあったもの、現地で調達したものなどあれば)

収納用クローゼット、勉強机、寝具一式、鏡(備え付け)

特に現地で調達したものは、洋服以外にはありません。

 

履修した授業の課題の中で、特に面白かったもの、頑張ったもの、苦労したものについて教えて下さい。

面白かった授業とその内容

授業名 English 

理由・内容

ペアワークでゲームを通じて、文法やフレーズを頭と口に浸透させる方法が楽しみながら、覚えられるので楽しかった。

頑張った授業とその内容

授業名 English 

理由・内容

日本にいるときからspeakingが苦手で、どうしても文法の事を考えてしまうので、グループワークで一つの議題について話す時に、会話について行くのが大変だった。

苦労した授業とその内容

授業名 English 

理由・内容

元から本を読むことに抵抗があるため、leadingをなかなか時間以内に読み終えることができなかった。

学部授業を総括して、日本の授業と違う点、留学先国の授業の特色、自分が感じたことなどを自由にお書き下さい。

日本人の特徴と言ってもいいほど、日本の授業ではどうしても正解に確信がないと答えれないという雰囲気があるが、現地ではそのような雰囲気は全くなかった。最初は私自身まだ恥ずかしさから抜け出せていなかったが、時間が経つにつれて、私は“英語を学びにここに来たのだから間違えるのは恥ずかしいことではない。すべて正解できるなら今ここにいる必要はない。”と思えるようになってからは間違えを恐れず、自由に発言することができるようになった。そこから私の英語力は飛躍的に向上したので、自分自身の中で大きなきっかけであったと思う。

語学力について

留学開始当初と比べ英語力はどのくらいついたと感じますか?

かなり向上した。ホストマザーにも、私がアイルランドに来た時よりも格段に英語力(特にスピーキング能力)が上がっていると言われて、ネイティブの人に言われたのが嬉しかったし、何より自信が付いた。

英語力向上させる上で苦労した点はどのような点ですか? また、ご自身で工夫した点はどのようなところですか?

リスニング

●苦労した点:アイルランド訛りとスピード

〇工夫した点:アイルランド人であるホストマザーの会話の機会を増やした

リーディング

●苦労した点:一言一句読んでしまって、なかなか読み終わらない

〇工夫した点:重要なパートだけに焦点を絞って、そこをじっくり読むようにした

ライティング

●苦労した点:同じ言葉を何度も使ってしまう

〇工夫した点:毎日単語を勉強し、ボキャブラリーを増やした

スピーキング

●苦労した点:文法に囚われ過ぎて、なかなか話せない

〇工夫した点:難しい文法は考えず、まずは簡単な文法や単語で会話する大切さを知った

勉強するのに役立つ教材や方法など

Netflix、YouTube、使い慣れた単語帳

動画を見ながらシャドーイング

留学全体を総括して

留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか。

失敗を恐れない心、限られた環境の中で自分自身と見つめ合い工夫して生きる力

留学先の国、大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点はありますか。

現地に来るまで全くアイルランドという国について知らなかったが、私の知見を今まで以上に広がる原点となった国だと考える。

これからの目標、進路についてはどのように考えていますか。

今年度の9月から大学3年生として復学をし、一年半後には大学を卒業し外資系航空業界(キャビンアテンダント)に就職したいと考えております。

同じ大学へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いことを教えて下さい。

アイルランドは日本とは違った魅力がたくさん詰まった国です。また人もみんな優しいので、何か困った事があれば周りを頼ってみてください。多くの人が助けてくれるはずです。都会のあわただしい雰囲気に縛られたくない人は、是非お勧めします!

留学全体を総括して

留学を通しての現在の想いについて、自由に書いて下さい。

今回の留学を通じて、いかに自分がこれまで日本という小さな世間で生きて来たかを知れて、とてもいい機会でした。私たち日本人が考えている常識は、日本を一歩出れば常識ではなくなることを何度も実感しました。ですが、自分がどこにいようと日本人としての自覚と誇りは忘れてはいけないと思いました。私とダブリンで関わった大半の人の日本人のイメージは、私によって左右されます。それはどこの国に行っても同じことが言えるので、日本人として恥じない行為を取り、それぞれの個性の一つである各国の文化をお互いに尊重し認め合うことが、何よりも大切なんだと実感しました。

JSAFサポートについて

JSAFのこういうサポートが良かった、対応が良かった、紹介された留学先がぴったりだったなど。

私は留学前から英語力向上のために、出来るだけ日本人の少ない派遣先がいいと話していたので、実際現地に来てみると本当に日本人が少なく、クラスには私しか日本人がいなく、アジア人自体の母数も少なかったので、いろいろな国(特に中東やヨーロッパの英語圏外)の人と知り合うことが出来たので、UCDは私の希望に合った留学先だったと思います!

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