JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE

横浜市立大学国際教養学部国際教養学科4年

  • 留学先 :ブリティッシュコロンビア大学
  • 留学時期:2022年秋/2023年冬派遣生
  • 留学期間:2022年9月~2023年6月

大学のある街について

どんなところですか:UBCは非常に大きく、島の一角全体が学校です。

ダウンタウンまでのアクセス:バスR4でSkytrain Stationまで行って、電車で終点まで行く。

お薦めスポット:モール、タピオカショップは他のカフェに比べて夜遅くまで空いているためおすすめ

その他:Wreck beach、人類学博物館、UBC植物園

大学キャンパスの設備、雰囲気

キャンパス内ではAMSスチューデントネストという建物があります。AMSはStudent Union(UBCの学生団体)が運営・管理する生徒の方のための施設です。施設内にはフードコート、買い物、交流、勉強をするための様々なエリアがあるだけでなく、生活に必要なクリニック、歯医者、銀行、携帯会社なども揃っているまさにキャンパスの中心地です。1階のカジュアルなテーブル席、キャンパスを見渡せる学習用通路、静かなラウンジスペースなど、4フロアすべてにインフォーマルな学習スペースがあります。全体的に言うと校内だけでも生活に困ることはないです。

勉強と休みを分別している、”study hard, play hard”のような感じです。(金曜の授業終わりにカフェなどでお酒飲んだり、ビーチでくつろいだりなど)また課外活動をする人も多い印象です。

キャンパス内外の治安はいかがですか

キャンパス内:非常に安全で、遅くまで勉強しても校内は学生多いです。

キャンパス外:バンクーバーは大都市でありながら比較的治安の良い都市です。 しかし、ダウンタウンのHastings Stは、一人は行かない方がいいです。

学生生活について

1週間のおおまかなスケジュールを教えて下さい。

平日は授業に行きます。授業ない時間はよくハイキングに行きます。土曜日は友達と遊びに行きます。日曜日の朝は教会に行きます、午後はホストマザーと一緒に出掛けます。

友達、クラスメイトとの交友関係、付き合い方を教えて下さい。変化はありましたか。

テスト前などはクラスメイトと一緒に図書館で勉強

日本と変わったところもあると思います。 カナダでは、一緒に登山する友達、一緒に勉強する友達、一緒に写真を撮る友達、一緒にいろいろな料理を試す友達がいて、一つのグループではなく、いろいろな友達を作りました。

現地の学生:ハイキングなどによく一緒に行きました。テストが近いときに図書館で一緒に勉強することも多かったです。

他の国からの留学生:香港、シンガポール、インド、ベトナムの学生たちと一緒に遊ぶことが多く、そのおかけで色々な料理を試すことができました。

日本人:あまり会うことがないです。

留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出をそれぞれ教えて下さい。

期末テストの1ヶ月前から図書館に集まってみんなで勉強したり、美味しいものをたくさん持ってきたり、ストレスを解消するためにおかしなことをしたり(例えば、勉強に疲れたら床に転がる学生もいました)、とても若々しい気持ちになり、とても忙しくて疲れたけどとても楽しいです。

一番大変だった思いは最初のグループワークでした。最初の頃は自分の意見を言うのが怖くて、どのグループ課題でもおとなしい方だったので、自分が何も貢献していないことに罪悪感や悔しさを感じ、自分の能力を疑うことが多かったです。

一番の息抜きの方法は何ですか。

ハイキングです。カナダは本当にbeauty by its nature です,。自然に癒されます。

日本から持っていったノートパソコンの使用頻度や必要性、またどのようなことに使っていたか(授業の課題、リサーチ、音楽、スカイプ等々)について教えて下さい。

ほぼ毎日使います、授業のノートや課題の提出に必要です。

日本の家族、友達とはどのくらいの頻度で、どのように連絡をとっていましたか。

毎日ライン、インスタグラム、Wechatで連絡しています。

大学のサポートセンター(ライティングセンター、チューターなど)は利用しましたか。 利用した場合、勉強を進める上で役に立ちましたか。

ライティングセンターは利用しました。宿題の英語の問題や文章の構造などを手伝ってもらいました。

コロナ禍での留学で、苦労したこと、大変だったこと、またコロナ禍の留学だからできたことや良かったことを教えてください。コロナ禍での生活で工夫したことなどもあれば教えてください。

カナダは早い段階で解放したため、カナダでコロナ前のような生活を送ることができました。

留学先に持って行った方がよかったもの、持っていけばよかったもの、不要だったものなどあれば教えてください。

化粧品、常用薬は持っていた方がいいです、自分の体が慣れた分量なので、体への負担は比較的に少ないです。

服はたくさん持たない方がいいです、やはり留学先に行くと着る服のスタイルは変わります。

渡航前に日本で準備しておけば良かった点

英語の準備、渡航先の情報を調べること

JSAF留学プログラム費以外でかかった費用の目安をそれぞれ教えてください。

①    旅行に関する費用

・国際航空券代(往復):40万(2回変更したため)

・現地での旅行費用:80万 (Ottawa 7days, Kelowna 3 days, Banff 5 days, Calgary 3days, Toronto 3days, Quebec 3 days, Victoria 2days)

②    個人的な諸費用(こづかい、買物代など)合計:20万

③    携帯電話料金:5万

④    ミールプラン以外の食事代:15万

⑤教材費(語学研修:     学部:3万         )

寮(ホームステイ)生活/ルームメイト(ホストファミリー)についてお書きください。

ルームメイトとの関係(どのくらい接点がありますか)

ホストママと私はとても仲良しで、彼女のおかけでたくさん他国の文化を経験しました。 パーティー、ハイキング、旅行など一緒に行くなど非常に楽しかったです。大人しい会話もしばしば、人間関係、仕事、価値観などについてもたくさん教えてくれて、大変勉強になりました。

食事(カフェテリア、自炊の方法やバランスなど)

私はホームステイでした。ホストマザーがフィリピン出身なので、フィリピン料理をたくさん食べました。私好きなのはフィリピンのカレカレ Kare-kareで、ピーナッツバターで野菜と牛肉を煮こむのにご飯に合う、甘しょっぱいフィリピン家庭料理で、非常に美味しいです。デザートはバナナの春巻きが好きで、ホストマザーの友達がよくくれます。

大学内の活動に参加していますか。

UBCの語学プログラムに参加し、語学学習のパートナーとチャットをしたのですが、これは友達を作るにはとても良いプラットフォームだと思います。それ以外はGo globalの活動でアイススケートをしたり、陶芸をしたりと、とても充実しました。

スポーツはしていますか?具体的に教えてください。

散歩、ハイキングによくいきます。バンクーバーは風景が綺麗で、自然に癒されます。

休み中の過ごし方について教えてください。

天気がよければ、散歩、ハイキングによくいきます。また、ホストマザーと一緒に映画を一緒にみたり、友達とダウンタウンに外国料理試しにいくことも多いです。

おすすめのイベントやクラブ活動があれば教えてください。

友達を作るにはUBCの語学プログラムに参加するのがおすすめです。語学学習のパートナーと一対一で毎週会います、これは友達を作るにはとても良いプラットフォームだと思います。

学部授業①

  • コース番号 :260
  • 授業タイトル:introduction to global politics  
  • 単位数   :3

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

毎週lecture*3+tutorials*1

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)

オンラインレポート提出二つの論文は50%、期末テストは25%、課題と出席は25%

授業を通して学んだこと(授業内容)

政治学の理論を戦争、衝突管理、国際経済、公民社会などの課題に応用して解説する授業です。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

今まで当たり前のように思っていた価値観が、必ずしも正当化されたり、正しいとは限らないことを実感しました。 例えば、以前は国際連合や国際法のようなものがあれば紛争を回避できると考えていましたが、国際連合や国際法の役割や効果は、国際社会の支援や協力、各国政府の共同努力や信頼に依存しており、多くの場合、限界があり、ほとんど効果がないのです。 また、教授の意見に対して、様々なバックグラウンドを持つ学生が手を挙げて反論する姿は、様々な視点からの意見が飛び交っており、活気があってとても良いと思いました。

学部授業②

  • コース番号 :308A
  • 授業タイトル:Social Psychology 
  • 単位数   :3

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

レクチャー

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

課題15%、出席10%、中間テスト25%、期末テスト30%、グループワーク20%

授業を通して学んだこと(授業内容)

個人の社会的行動の理論と研究、社会的動機、態度、集団相互作用、社会化、偏見について勉強する授業です。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

私にとっては社会心理学を学ぶことは、困難であると同時にやりがいのあることでもあります。複雑な理論、統計的手法、研究方法論を勉強するのが苦手で、グループワークでも社会心理学実験を設計する時も自分の知識不足を実感しました。一方では、自分自身や他者をよりよく理解し、他者との関係や相互作用を改善できると思います。私たちはしばしば自分自身を個人として考えていますが、自分が属する集団からも深い影響を受けています。家族であれ、地域社会であれ、職場であれ、集団行動の力学は、私たちの思考、感情、行動を強力に形成することがあります。このような力学を理解することは、より効果的なリーダー、チームメンバー、そしてコミュニケーターになるために役立ちます。社会心理学を学ぶことは、全体として、やりがいのある、啓発的な体験となります。他者との関わり方を探ることで、自分自身と周囲の世界についてより深く理解することができます。

学部授業③

  • コース番号 :303 
  • 授業タイトル:Sociology of Migration
  • 単位数   :3

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

レクチャー

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

本の要約10%、期末試験30%、中間試験30%、プレゼンテーション10%、課題20%

授業を通して学んだこと(授業内容)

民族の移動とその時代的影響に対する社会学的アプローチを勉強する授業です。この授業を通じて主な社会学理論から移民や難民の流れを理解しました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

コース全体としては、カナダを例として、社会政治的組織と「差別化」の道具としての国家、ナショナリズム、人種、エスニシティを繰り返し批判しています。 そして、これらの要因が社会的統合、包摂、排除にどのような影響を与えるかについて議論しました。 私が最も感銘を受けたのは、カナダの移民基準の確立であり、カナダが移民を選択する際に、経済的効用だけでなく、中流階級の特徴や価値観を重視することに何度か言及した。 この政策は、カナダにおける人口動態の現実と国家建設の基礎となる「中流階級の多文化主義」の創造に貢献しました。 カナダが移民を選択する際に中流階級の特徴や価値観を重視することは、カナダが多文化主義を実現する上での一つの手法であると同時に、大きな社会的不平等を生み出す可能性もあります。これは、カナダに限らず、多様性がある国々での問題であり、包摂的な政策を実行するためには、常に改革を続ける必要があるでしょう。このような自由主義経済が支配する社会では、グローバル化は避けられない流れになり、多文化主義や社会的包摂を実現するためには、それぞれの国や地域の事情に合わせた戦略を見つける必要があると感じました。

履修した授業の課題の中で、特にがんばったもの、自信作について教えて下さい。

エッセイ・ペーパー

科目名:sociology of immigration

題材:Making Middle-Class Multiculturalism: Immigration Bureaucrats and Policy making in Postwar Canada.

内容:社会経済的、人種的、道徳的な基準に基づく官僚たちの個人の受け入れ可能性に関する認識や判断が、今日でもカナダの移民を支配する技能労働者や家族移民の正式な入国基準の策定を形成したことを実証している。本研究は、アーカイブ記録の質的内容分析に基づき、文化社会学のレンズを通して移民の選考基準の作成を解釈している。その結果、官僚による移民ファイルの解釈は、経済的な有用性だけでなく、富の蓄積、学歴、起業家精神、機知、強い労働倫理といった中流階級の特徴や価値観を重視する選考基準を生み出したことが明らかになった。官僚たちの政策は、カナダにおける人口動態の現実と国づくりの基盤としての「中流階級の多文化主義」の創造に貢献した。人種の多様性を管理するためのアプローチとして大いに歓迎されたにもかかわらず、それは重大な社会的不平等を生み出しました。

大変だったこと、やり遂げての感想

カナダに限らず、多様性がある国々での問題であり、包摂的な政策を実行するためには、常に改革を続ける必要があるでしょう。このような自由主義経済が支配する社会では、グローバル化は避けられない流れになり、多文化主義や社会的包摂を実現するためには、それぞれの国や地域の事情に合わせた戦略を見つける必要があると感じました。

プレゼンテーション

科目名:introduction of global politics

題材:関税の役割

内容:関税は経済的な利益に貢献するだけでなく、政治的な交渉の切り札として、国の主権を示し、国際関係に影響を与えるものでもあります。

大変だったこと、やり遂げての感想:

2018年の貿易に関するニュースでしばしば取り上げられるが、私は勉強を通じて、米国がアジア太平洋地域での支配を維持しようとし、中国が世界への影響力を拡大しようとする中で、この対立が世界の地政学的リスクを高めていると知った。 このような状況では、自国の利益をいかに守るかというジレンマが生じ、各国は保護主義的な政策をより頻繁に行うようになり、国際関係の不確実性を高める現象にもなります。 さらに重要なことは、米中の貿易戦争の発生が、国際貿易の秩序を壊し、既存のグローバル・ガバナンス構造の弱点と限界を露呈し、世界貿易システムの安定を脅かすことであることです。 そのため、いかに各国の利害を調整し、自国の利益を守りつつ貿易摩擦を軽減するかが、国際社会の重要な課題となっています。 当時、多くの専門家が言っていた、この2国間の日本の役割が重要である理由が、ようやく理解できました。

 

学部授業を総括して、日本の授業と違う点、留学先国の授業の特色、自分が感じたことなどを自由にお書き下さい。

日本の大学と比較すると、クイズよりもディスカッションを重視する、UBCの学生は本当に簡単なことでも自分の意見を発信するのに対し、最初の私はいわゆる正解や完璧な答えを追求し続けるなど、重点を置いていることが違うのです。自ら発信することは非常に重要であると実感しました。

 

語学力について

留学開始当初と比べ外国語力はどのくらいついたと感じますか?

最初の時は授業の材料を読むには非常に苦労しました、専門用語は読めなくて、リーディングスピードは非常に遅かったです。留学を通じて、いつの間にかに論文などでも正常なスピードで読むことができました。

語学力上達において苦労した点、工夫した点

リスニング

●苦労した点

レクチャーの時、教授話すスピードが速すぎて聞き取りにくいです。

●工夫した点

そのスピードを聴き慣れるようにTedやBBC newsを利用しました。

リーディング

●苦労した点

語彙力がないので、専門性の高い文章になると長文の意味を理解できないです。

●工夫した点

これも慣れです。いっぱいその授業関係の材料を読むと良くなりました。また、語彙力を高めるために英語の新聞も読むようにしました。

ライティング

●苦労した点

宿題を取り組む時は、正式な課題レベルではなく、日記を書いているようなものでした。

●工夫した点

教授からの例文を読むこと、ライティングセンターに行ったり、友達に直してもらったりしました。

スピーキング

●苦労した点

正確に自分の意味を上手く伝えないときがあり、話すのが怖かった時期もありました。

●工夫した点

ホストマザーなどと会話するなど、英語で話す機会を増やすように心掛けしました。

留学の目的は何でしたか。

言語能力、コミュニケーション能力を上げること。視野を広げること

上記の目的は達成されましたか。

達成したと思います。英語、特にスピキングが伸びました。そして、物事を考えるときには異なる視野からが得ることができるようになったと思います。

留学全体を総括して

留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか。

文化の違いは、私たちの行動に影響を与えるだけでなく、私たちを取り巻く世界の捉え方にも影響します。文化的背景は私たちの世界観を形成し、それが出来事の解釈や他者との関わり方に影響を与えることがあります。多文化とその根底にある信念や価値観を深く理解することで、文化の違いに対する理解と受容を促進することができると留学を通じて感じました。“There is no right or wrong, only a difference of perspective”を理解することができました。留学することで、人は皆違うということを理解し、尊重することができるようになり、異なる背景で育った人は異なる価値観や考え方を持つため、他人の行動を自分の価値観で判断することは時に間違っているということを学びました。 私はずっと自信がなかったが、自己評価が低かったのが、平凡さを感じてもそこに自分の価値を見出し、自分をまるごと受け入れることができるようになり、自分と仲良くなった感じがします。

留学先の国、大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点はありますか。

留学前に思った「移民国家」はどうしても同化の方向に行ってしまいます。しかしカナダで留学することを通じて、多文化共生社会とは、必ずしも全員が一緒に溶け込まなければならないということではなく、例えば、全員が自分の国のグループを持ちながら、同時に全員が他のグループと自信を持って平等にコミュニケーションできることでもあると思うようになりました。

これからの目標、進路についてはどのように考えていますか。

具体的には考えてないが、この近くは資格試験などに取り組む予定です。

留学を通しての現在の想いについて、自由に書いて下さい。

まだ日本に帰ってきた実感がないですが、日本に帰ってきて、勉強や仕事、生活の中で、現実と向き合い、地に足をつけなければならない部分は確かにあるでしょうが、この留学経験があるからこそ、決意できる選択もあるはずです。これからは定義されないように頑張りたいです。

JSAFでの出発前オリエンテーションは、役に立ったと感じますか。またそれはなぜですか?なるべく詳しくご記入ください(出席された方のみ)

個人的には安全事項と要注意の内容は非常に役に立ったと思います。先輩たちの経験から危険に遭遇する可能性を最低限におさえることができました。

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