JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE
青山学院大学文学部英米文学科3年
- 留学先 :セントクラウド州立大学
- 留学時期:2023年春派遣
- 留学期間:2023年
留学の目的は何でしたか。
問題なく英語でスムーズに会話をできるようになる。アメリカ、そしてアメリカ以外の国の文化を知る。留学後も関係が続くような友達を作ること。アジア人差別は本当にあるのかを知ること。留学で学んだことを踏まえ、将来を決める。
上記の目的は達成されましたか
英語でのスムーズな会話は達成することが出来なかった。これが一番の悔やみではあるが、留学前よりは英語力が上達していると少しは感じるのと、英語に慣れたように思うので、留学後も引き続き、英語の勉強は続けていきたいと思っている。異文化に関しては、知ることが出来たと思う。アメリカの文化もそうだが、語学学校の先生の母国のエルサルバドルや、アメリカのモン族の友達からモンという民族についての文化などを学ぶことが出来た。友達に関しては、日本に留学を考えている友達がいるので、その時は私が逆の立場で支えたいと思えるような友達ができたが多くの友達を作るのは難しかった。また、サンクスギビングの食事に招待してくださったおばあさんには帰国後もレターなどを送りたいと思っている。はっきりとしたアジア人差別を受けることはなかったが、自分が留学生と言う弱い立場でアメリカ人の方が強い立場であると感じるような経験をした。また、白人至上主義が完全には消えていないことをモン族の子から感じることがあった。はっきりとではないが、留学を通して、自分がなりたい職業、何を生かした仕事をしたいかなどの幅を留学前よりも狭めることが出来た。
大学のある街について
どんなところですか:日本の田舎のようで、周りには川や小さい湖など、自然の多い静かな所
ダウンタウンまでのアクセス:20-30分歩くか、バス。しかし交通量が多いため歩く際は気を付けた方が良い
お薦めスポット:大学近くのミシシッピ川の川沿いの公園のような所。ベンチがあり、人も少なく静か。眺めも綺麗。ジョージレイクも静かで長めの良く、日当たりも良いので散歩がてら行き、リフレッシュに最適。
その他:バスがないとスーパーに行くのも不便。バスの行先は多いがそれぞれ一時間に一本しかないので少し不便。
学生同士の交流・友人関係について教えてください
現地の学生:アメリカ育ちのモンというアジア系民族の友達できそこから交流を広げることが出来た。
日本人:語学学校が一緒だった日本人とよく一緒にいたが、授業やイベント、寮内など、様々な場面で他の日本人の子と会う機会が多く、ほとんど全員とあったら少しは喋るくらいには仲良くなった。
大学キャンパスの設備、雰囲気
コンビニやカフェなどは全部で5つだったがコンビニ以外は早い時間に閉まってしまうので少し不便に感じることもあった。大学内は日本に比べたら大きいが、面積に対する人数はそこまで多くはなかったので、どの時間帯でもものすごく賑やかということはなく、それが私にとっては過ごしやすかった。ジムを使うには会員料金がかかるが、体育館を使うだけなら無料だった。そのためそこには多くの人が集まるので、友達と約束をしてなくても誰かしらはいて一緒に体を動かせるのはとてもリフレッシュになった。
キャンパス内外の治安はいかがですか
キャンパス内:良い。騒ぎが起きているのは一度も見たことがない。
キャンパス外:特に夜は気をつけろと言われていたので遅くに歩いて出かけることはほとんどなく、危険な目に遭うこともなかった。
学生生活について
1週間のおおまかなスケジュールを教えて下さい。
月・水:8:00から8:30の間に起床→9:30から2:45まで授業→図書館などで課題をすすめる→ご飯を食べる→自由時間→就寝
火・木:10:00までに起床→11:00から12:15まで授業→お昼ご飯→課題→18:00から20:30までバレーボールクラブ→課題or自由時間→就寝
金・土・日:起きる時間も宅に決まっていない→三日間のうち一日はスーパーへ買い物に行く→課題or自由時間→ご飯→課題or自由時間→就寝
留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出をそれぞれ教えて下さい。
最も良い思い出は、残り一か月を切ったところで友達の紹介である優しい老夫婦に出会えたこと。その夫婦とThanksgiving を一緒に祝ったり、クリスマスマーケットに行ったりした日々は忘れられない。
大変だったことは人間関係。仲良くなった老夫婦とその夫婦を紹介してくれた日本人の子と出会い、そこから人間関係のストレスは減っていった。だからこそ、人間関係が一番大変だったことでもあり、最も良い思い出でもある。
一番の息抜きの方法は何ですか。
音楽を聴きながら、大学の近くにあるミシシッピ川とジョージレイクに一人で行って、自然を眺めながらぼーっとすること。
日本から持っていったノートパソコンの使用頻度や必要性、またどのようなことに使っていたか(授業の課題、リサーチ、音楽、スカイプ等々)について教えて下さい。
毎日。課題だけでなく、YouTubeなどを見るのにも使っていたので使わない日はありませんでした。
日本の家族、友達とはどのくらいの頻度で、どのように連絡をとっていましたか。
友達とは一週間に一度ほどのペースで複数の友達と電話、ほぼ毎日メッセージのやりとりを行い、家族とは主に母と月に一度ほどのペースでテレビ電話をし、一週間に一度ほどのペースでメッセージのやり取りをしていました。
留学先に持って行った方がよかったもの、持っていけばよかったもの、不要だったものなどあれば教えてください。
念のためのものは基本持って行かず現地で買えばよいと思う。実際、念のためと思って持って行った、スーツの代わりになるようなちゃんとした服、ドレスコードになる服、水着、パンプスは一切使わなかったので、必要になったら現地で買うなり、日本から送ってもらう方が無駄を減らせると思う。大量の生理用品は要らなかったと思う。アメリカにも普通の生理用品はあるのでわざわざ大量に持ってくことをしなくてよいと思う。しかし、夜用は持って行ってよかったなと思う。お箸はあると絶対便利だと思う。
食事(カフェテリア、自炊の方法やバランスなど)
語学学校の頃は、カフェテリアが開いていなかったので毎日自炊をしていました。大学が始まってからは自炊と学食の割合はほぼ1:1でした。学食にはアメリカの料理だけでなく、アジア系の料理やインド系の料理もありましたが、特にアジア系の料理はあまりおいしいと感じなかったので、学食ではカロリーは高いですがハンバーガーやピザなどアメリカ料理を食べ、自炊では日本食を作るようにしていました。
大学内の活動に参加していますか。
はい。一応バレーボールクラブに参加していましたが、課題がたくさんある時は行かないことも多く、気楽に参加していました。
スポーツはしていますか?具体的に教えてください。
バレーボールクラブだけでなく、たまに体育課に行き、サッカーやバトミントンをすることもありました。また、友達とバレーボールのチームを組んでいたので、何度か大学外のトーナメントに参加しました。
休み中の過ごし方について教えてください。
夏休みはニューヨークとナイアガラの滝へ旅行に行き、それ以外の時間はショッピングに行ったり、少し時間のかかる料理をしたりしていました。また、大学の授業へ向けて勉強していました。通常の土日はスーパーへ買い物に行ったり、課題を進めたり、時には友達と遊んだり、リラックスする時間も考えたら暇と感じることはありませんでした。Thanksgivingの週は一週間すべて休みでしたが、特に旅行には行きませんでした。最終試験の勉強をしたり、最終課題をすすめたりしていました。また、私はあるおばあさんのお家でthanksgivingを祝い、クリスマスマーケットにも連れて行ってもらいました。
おすすめのイベントやクラブ活動があれば教えてください。
JPNetwork(私はバレーボールクラブと時間が重なってあまり参加していませんが、日本が好きなアメリカ人や他国の留学生とのつながりが出来たり、他の日本人留学生とのつながりも広がっているようでした。)
Women’s Volleyball Club(緩い活動なので、課題があったり他の予定があったりしたら行かなくても大丈夫なので、気軽に参加できて、運動不足の解消にもつながるのでお勧めです。初心者でも参加可能です。)
学部授業①
- コース番号 :CPSY101
- 授業タイトル:Applying Psychology
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャーとディスカッション
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)
出席、4つのライティング課題、毎週のオンラインの短いクイズ
授業を通して学んだこと(授業内容)
自分をコントロールすることや、子育てが与える影響、ストレスや死など、私たちの生活により身近なpsychologyを学ぶことが出来た。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
ほぼ毎回のクラスでグループディスカッションの時間があり、自分の意見を言うのは大変だったけど、クラスメイトのストレスの対処法など参考にもなった。また、課題で、psychology departmentの graduate studentと5回カウンセリングのようなセッションをしてそれについてのレポートを書く課題があり、そのセッションでは、私が留学中に抱えていたストレスや不安などを話を聞いてくれたり、一緒に解決法を考えてくれたり、すごく私の助けになっていた。
学部授業②
- コース番号 :MCOM200
- 授業タイトル:Introduction to Mass Communication
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)
不定期である出席確認、3回のテスト、ドキュメンタリーを見てresponse sheetを書く課題が2つ
授業を通して学んだこと(授業内容)
アメリカの様々なメディアの歴史や変化などを学んだ。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
日本ではここまでメディアについて掘り下げる授業はなかったので、ownershipなど,細かいメディアの仕組みなども学べて楽しかった。授業は講義形式で成績はほぼテストが全てなので、テストでは悪い点を取れないというプレッシャーがあり、テストの2週間前くらいからテスト勉強に追われていた。また、テストの1回前の授業にテスト範囲を終えることもあったので最後のチャプターまでテスト勉強をコンプリートされるのが大変だった。
学部授業③
- コース番号 :MCOM207
- 授業タイトル:Introduction to Mass Media Technology
- 単位数 :3
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャーと実践
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
3つの実践的な課題(オリジナルの映画の予告編を作る課題(個人)、短い動画を作る課題(グループ)、ラジオを作る(ペア))
授業を通して学んだこと(授業内容)
カメラやオーディオレコーダー、adobe premiere pro, adobe audioの使い方と実践練習。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
個人で編集をする課題も大変だったが、グループワークで上手くみんなとコミュニケーションをとりながら課題を進めていくのは、個人で進めるよりも大変な部分があった。すべて初めてのことだったのですごく大変だったが、どれも映像や音声と形に残るものになったので、達成感がすごくあった。ラジオを撮る課題では本当のラジオパーソナリティーのようにスムーズに会話をするのが私にとってはすごく大変だった。
学部授業④
- コース番号 :ENGL19
- 授業タイトル:Introduction to Rhetorical and Analytical Writing
- 単位数 :4
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー、ディスカッション、実践練習
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)
3つのエッセイ (personal narrative, rhetorical analysis, research paper)、出席&参加率、instructor session、たまにあるresponse paper、visiting writing center、3回のpeer review
授業を通して学んだこと(授業内容)
他の授業でも使えるような基本的なエッセイのフォーマット。
どのように説得力のあるエッセイを書きあげるか。
リーディング、ディスカッション、ライティングのスキル。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
この授業ではweekly assignmentのども比較的多く、1semesterで取り組む課題が多かったので、授業スピードが速めなのが大変だった。また、ディスカッションの機会も多く自分の意見を自分の英語で話すのはすごく緊張したが自信にも繋がった。また、3つのエッセイを書くのはすごく大変だったが、先生やwriting centerに何度も見せに行き、先生には自信を持っていいよと言ってもらえたので、それもかなりの自信につながった。なので、この授業は私が履修したクラスの中では大変な方だったけど、取ってよかったと思う。
学部授業➄
- コース番号 :EAP150
- 授業タイトル:Cultural Orientation for International Students
- 単位数 :2
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)
4ユニット分のVocabulary Journal, Culture Journal, Reading Quizとfinal exam
授業を通して学んだこと(授業内容)
文化によって様々なことに対するリアクションが全然違うことがわかり、アメリカだけでなく、もっと全体的様々な文化の側面を学ぶことが出来た。また、この文化だから全員が全く同じ考え方ではなく、あくまで傾向の話だということも学んだ。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
基本的にはオンラインの授業だったが、数回あった対面授業では様々な国の留学生と少し交流できた。だが、正直に言うと毎週対面の授業で、様々な国からの留学生ともっと交流したかったと思う。毎週きちんと課題が出るのが大変だった。課題が多い授業でも毎週出ることはなかったので、それが少し大変だった。
履修した授業の課題の中で、特にがんばったもの、自信作について教えて下さい。
エッセイ・ペーパー
科目名:Introduction to Rhetorical and Analytical Writing (ENGLISH)
題材:Rhetorical Analysis
内容:サイレントマジョリティーという日本の曲が聞き手にどのような影響を与えているか分析するエッセイ
大変だったこと、やり遂げての感想:今までここまで長いエッセイを英語で書くことはなかったので、5枚以上のレポートを描くのがすごく大変だった。また、クラスメイト同士でPeer Reviewをしこの部分が説得力がないなどアドバイスしあいながら、何度も修正を重ねた。結果的に100/100のスコアをもらえ、先生にも褒めていただき、writing skillの自信にものすごくつながった。このエッセイに取り組んでいる最中は、ものすごく大変だったけど、努力した分達成感はものすごくあった。
その他
科目名:Introduction to Mass Media Technology (MCOM)
題材:Movie Trailer Project
内容:映画の予告編をYouTubeから一つ選び、その音だけを使い、他の様々な映画の予告編の様々な場面から映像切り取り音に合わせながらオリジナルの映像を作る。
大変だったこと、やり遂げての感想:Adobe Premiere Proという編集アプリを使って編集したのですが、編集も初めてだし、そのアプリを使うのも初めてでまず、編集の仕方を英語で聞いて理解するのが大変だった。ものすごく時間もかかってしまい、その時期は追い込まれていた。だが、完成して、クラス内でお互いの作品を見合ったときにもらった拍手と”great job” という言葉がすごく嬉しかった。
学部授業を総括して、日本の授業と違う点、留学先国の授業の特色、自分が感じたことなどを自由にお書き下さい。
語学力について
留学開始当初と比べ外国語力はどのくらいついたと感じますか?
英語力は伸びたというより、英語を使うのに慣れたように感じる。Reading, Writing, Listening, Speaking全てにおいて留学前より慣れたように感じ使うことに抵抗が無くなったように思う。スピーキングに関しては、単語、文法の知識はそこまで上がっているようには思はないが、ネイティブスピーカーの真似をしたりと、前よりも少しはスムーズに話せるようになったり、伝わらなくても話してみようと思えるようになった。リスニングは速さに慣れたと思う。しかし、授業の先生の英語は声が大きかったり、はっきりとしていたりしたのでかなり聞き取りやすかったが、友達や授業中の生徒の発言や質問が聞き取れないことはあったので、誰の英語でも問題なく聞き取れるほどにはなれなかった。WritingとReadingは留学前は量が多いと頭がパンクしそうになることがあったが、それはなくなった。
語学力上達のために、工夫したこと、努力したこと
リスニング | ●苦労した点 速さ。単語の知識不足。簡単なことを聞かれていても自分のよく使う言い回しや聞いたことある言い回しではないと全く分からないこともあった。 ●工夫した点 とにかく人の話に集中する。わからなかったら流さず聞き返す。授業では、先生が言っていたことを授業終わりに確かめに行き、情報の確認と、自分のリスニングがあっていたかを確認する。 |
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リーディング | ●苦労した点 知っている単語量が明らかに少ない。 ●工夫した点 とにかく新しい単語が出てきたら調べる。そして自分のwritingで使ってみる。時間がある時は単語のアプリをやっていた。 |
ライティング | ●苦労した点 同じ言い回しや同じ単語を使ってしまう。 ●工夫した点 先生やwriting centerを活用すること。授業で読むテキストやpeer reviewで見たクラスメイトのエッセイから使う英語を盗む。毎日英語で日記を書く。 |
スピーキング | ●苦労した点 知識不足で言いたいことが言えない。発音が悪くて伝わらない。ネイティブスピーカーは話すスピードが速く、自分も早く話さなければなどと勝手にプレッシャーを感じて焦り、頭が真っ白になる。(特に授業中の発言の時) ●工夫した点 とにかく話し始めてみる。単語がわからない時は他の言葉で言いたい単語の意味を説明したり、ボディーランゲージを使ったりしてみる。授業中は頭の中でシミュレーションをしてから話す。あとは伝わるかわからなくても話してみる。上手くいったら自分を褒めて自信をつける。ふざけて友達の話し方をまねして遊ぶ。友達も笑わせられるし、すごく発音の練習になる。 |
語学力上達のために、工夫したこと、努力したことを教えて下さい。
なるべく英語に触れることを心掛けた。またミスを恐れないことと、聞き返す勇気を持つことを心掛けた。特に仲の良い友達にはわからない単語が出てきたら聞くなどした。Google翻訳をなるべく使わないようにした。ネイティブスピーカーの真似をすること。
留学全体を総括して
留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか。
英語力だけでなく、生活するうえで人間性などが磨かれたのではないかと思う。留学前まではずっと実家暮らしだったので、留学に来てから自炊、洗濯などをするようになった。また、これまで以上に親への感謝の気持ちが強まった。また、人間関係の築き方もすごく勉強になった。これまでは、自分と合わない人といるくらいなら一人でいることが多かったが、留学中は日本人でも、日本人じゃなくても友達はいた方が絶対にいいと思い、これまでの人との関わり方を変えてみた。それですごく疲れることはたくさんあったが、色々な人と話し、様々な考え方を知り勉強になることが多かった。おそらく社会に出たら、自分の合わない人とは全く付き合わないという考え方は通用しないと思うので、ここでの経験は自分にとってはすごく意味のある経験だったと思う。人と関わるのが嫌になった時期に学んだことは、人には良いことでも悪いことでも自分と違う部分があり、自分がその人と仲良くするかは別としても、その人の良い部分を認めることが出来れば自分が他人と関わる時の気持ちの持ちようが全然違うと実感し、人と関わるのが楽になった。そこを私がここで学んだことは、表面だけの会話じゃその人のことを何もわからないから、絶対にその人と話す前、深く話す前に自分に合う、合わないと決めつけるのは絶対にダメだと実感した。当たり前のことだけどすごく大事なことだと改めて実感した。
留学先の国、大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点はありますか。
出発前はアメリカに対し良いイメージしかなかったけど、留学に来て日本がどれだけ秩序のある国で思いやりがあるか分かった。日本で言う優しいは思いやりがあるに値することが多い気がするが、アメリカでの優しいは比較的フレンドリーであることに値するのではないかと思う。各々良い点と悪い点がはっきりしたように思う。
これからの目標、進路についてはどのように考えていますか。
私は、アメリカに来て日本の良さを実感したので、世界のものを日本に取り入れるより、日本のよいところを世界だけでなく、もっと日本国民にも伝えるような仕事が出来たらなと思う。また、Mass Communicationの授業を取ってみて、すごく楽しかったので、メディア関係の仕事に就きたいという夢は変わらなかった。
同じ大学へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いことを教えて下さい。
ここはかなり田舎なので生活するうえで車がないと少し大変なこともありますが、その分、都市部に位置する大学に留学するよりもよりローカルな経験をできる機会は多いのではないかと思います。美しい自然も堪能できます。モン族というアジア系の民族の生徒が多くいて、みんな優しいので友達を作る気にはアメリカ人にこだわり過ぎるのではなく様々な人と関わって欲しいです。
留学全体を総括して
留学を通しての現在の想いについて、自由に書いて下さい。
正直、私は楽しいことより辛いことの方が多く帰りたいと思ったことは何度もあったけど、留学の終わりを迎えようとしている今、留学に来たことへの後悔は一切なく、むしろ来てよかったと思っている。辛かった分、乗り越えたことも多く、すべて自分の自信に繋がっているし、英語力は思うようには伸びなかったけど、それより大切なことを学べたと思っているので、留学することを応援してくれた親にものすごく感謝している。
JSAFサポート(事前英語学習、出発前オリエンテーションについて)
JSAFでの出発前オリエンテーションは、役に立ったと感じますか。 | とても役立った。留学前は何もわからず不安なことだらけなので少しでも多く情報が欲しいし、出発前オリエンテーションでは私以外に同じタイミングで同じ大学へ留学に行く人を知れたので、現地についてからその人に話しかけることが出来た。初めは本当に不安が大きいので、出発前オリエンテーションはとても心を落ち着かせるのにも役立った。 |
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その他、JSAFのこういうサポートが良かった、対応が良かった、紹介された留学先がぴったりだったなど。 | 何もわからない状態から、大学選び、出願など、すべてサポートしてくれたので安心して留学を迎えることが出来た。また、留学中も連絡を取り合えるので不安も和らぎ、JSAFさんがいなかったら不安だらけの留学になっていたと思う。 |