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コンピューターサイエンス・IT・コンピューター工学

コンピューターサイエンスとは、コンピューターの仕組み・プログラミング・タスクの遂行やサービスの提供の方法を研究する学問です。ハードウェアとソフトウェアの両方の側面に関して学習します。問題解決・論理・抽象的論理構成・コミュニケーション能力・協調性が求められ、人間の思考パターン・電子機器・ロボット学・数学・音楽に関心のある学生がこの分野の学習に適しています。コンピューターサイエンス専攻の学生は、まず、今後必要になる微分積分・離散数学・現代の代数学等の学習をします。その後、ハードウェアのデザイン・開発・分析を学び、ハードウェアデバイスが計算を行うために必要な、インストラクションやデータの体系化・プロセシングの学習をします。現在、コンピューターサイエンティストが事実上全てのコンピューターのプログラミングを行うため、Pascal・C・Schemeといったハイレベルなプログラミング用語の学習をはじめとした、プログラミングの授業は早期から行われます。プロセッサーやメモリー、周辺機器等が電子工学の中心を成している昨今ではありますが、学生はハードウェアの基礎知識についても学習をします。また、ソフトウェア工学では、大規模なソフトウェアシステムの技術や問題点について学びます。また、ゲームをしたり、問題を解いたり、視覚情報を認識しそれに基付いて行動をするといった特徴を持つAIに関する授業も行われます。同時に、コンピューターサイエンス専攻の学生は、解決できない問題が多くあるということも学びます。コンピューターサイエンス専攻の学生は、一般企業・政府等での様々なキャリアに期待が持てます。教育・ビジネス・科学・テクノロジーの分野では、特に必要とされる人材です。プログラマー・コンピューターデザイナー・ソフトウェア/ハードウェア開発者・技術スペシャリスト等としての活躍も期待されます。
 
情報システム科学(IT)とは、コンピューターやプログラミングのコンセプトに関して幅広く研究をする学問です。情報システム専攻の学生は、将来、ビジネスや組織の中での問題解決を図る際に、人間とコンピューターを繋ぎ合わせる役割を担えるように学習します。コミュニケーション能力・協調性・数量データの理解と分析・客観的且つ独創的な思考・論理的思考・変化の激しいテクノロジーへの適応等の能力や資質が求められ、問題解決・イニシアティブを取ること・ゲーム・パズル・数字・情報の体系化・音楽・人と働くことに関心のある学生がこの分野の学習に適しています。情報システム科学専攻の学生は、分析や概念化、デザインを学習し、同時に、ビジネスや政府等の組織における問題解決にコンピューターを用いることを学びます。経営学部の一端を担うことが多く、「コンピューター情報システム」や「コンピュータテクノロジー」等、大学によって学科の名称は様々です。情報システム科学専攻の学生は、1~2年次にかけて授業の約半分を数学や科学、社会科学、人文科学等の教養科目から選択し、2年次からは会計・経済・財務・経営・商法等のビジネスの基礎知識も学習します。情報システム科学の授業には、コンピューターとプログラミング概念・データとファイルの構造・データベース管理・データコミュニケーション・システム分析とデザイン等があります。また、卒業の際には所属する学部によって、授与される学士号はB.A.若しくはB.B.A.となります。情報システム科学専攻の学生は、アプリケーションプログラマー・プログラマー/アナリスト・システムアナリスト・データベース管理者・通信事業アナリスト・情報システムデザイナー等のキャリアでの活躍が期待されます。

◆コンピューターサイエンス・IT・コンピューター工学参考サイト
Association for Computing Machinery