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JSAF先輩派遣生 内定者体験談 vol.8

第8回内定者インタビュー

なぜその会社を選んだのですか?その会社で留学経験をどのように生かせると思いますか?

留学中にジャーナリズムを専攻し、とても興味を持ったので、マスコミしか考えていませんでした。その中でも僕は日本語と英語の両方を相互に高いレベルで活用できる記者になりたいと思っていたので、この会社を選びました。というのも、日経は国内の新聞社で唯一、本格的な英字媒体を持っていて、英語で書く機会を多く与えられると思ったので選びました。
留学中はライティングのクラスを通して英語で記事を書く方法を学んでいたので、そのアドバンテージを活かして活躍していきたいと思います。

留学中現地で頑張ったことは何ですか?面接では留学経験をどうプレゼンテーションしましたか?

課題を心から楽しむようにしました。自分が興味のあるテーマについて取材をして記事を書くというものが多く、毎回自分の好きな内容で書けたのでとても楽しかったです。
あとはインターンに力を注ぎました。アルジャジーラという中東のテレビ局のワシントン支局で長期のインターンをしていました。求められるレベルが高く、毎日辛い思いをしていましたが「海外のメディアで働く」ということのレベルの高さと自分の能力不足を痛感できたのでいい経験になりました。
このインターンの経験は面接で毎回話しました。世界的に有名な報道機関でインターンをしていたので、ここでの苦労話や仕事内容の話は興味を持たれやすかったように思います。
しかし、あくまでも日本の会社で、最初は日本で働くので、国際的な話題ばかりだと現実的でないように思えたので英語のことばかりでESや面接を埋めないように心がけました。

帰国後~就活スタートまでどのように過ごしましたか?就活に向けた準備活動を行っていましたか?

僕の場合は私費留学なので2015年2月に帰国後、就活解禁まで1年間の時間がありました。周りの友達の就活の様子を見ながら、早めに動き出す方が得策だと思ったので、6月に夏のインターンのための情報収集を始めました。特に今年はインターンの経験が就活を大きく左右する雰囲気だったので、情報はこまめに見るようにしていました。。TOEICは2回ほど受けたので少し勉強しましたが、SPIなどの対策はしていませんでした。

インターンやOB/OG訪問をしましたか?

2015年7月、夏のインターンに参加するために、いくつか志望度の高い新聞社に応募してみましたが、ESの段階で全て落ちてしまいました。正直留学経験から、タカをくくっていた部分があったのかもしれません。今思えばこの経験で早めに気を引き締められたことはとても良かったと思います。
秋頃は新聞社に限らず色々なインターンに応募してみました。いくつか通ったが、結局興味が持てず辞退しました。このあたりで自分の就活のやり方というか、方針が定まってきたように思います。やはりマスコミ以外は興味がないので、全力でマスコミ対策を励むことにしました。
2016年1月、冬のインターンの応募が一斉にスタートしました。ここがラストチャンスだと思っていたので、ESの添削や作文対策など懸命に取り組みました。新聞社やNHKを中心にマスコミを6〜7社応募したところ、全部に合格することができました。
2月は各社のインターンで埋まりました。この経験で各社の雰囲気や自分との相性を比較できたのは良かったと思います。全てのインターンが終わっても、変わらず日経への志望度が一番高く、さらに気持ちを強めました。
3月の解禁後は、日経とあと数社の説明会に参加しただけで、基本的には時間が余っていたのでOB訪問や作文対策や筆記試験対策に時間を費やしました。SPIなどはマスコミでは必要ないので勉強しませんでした。
4、5月も同様に試験対策などをしていましたが、面接などはほとんど経験していませんでした。
6月、一番に日経に内定をいただいたので、すぐに就活を終了しました。

■就活をする上で工夫をしたことはありますか?

友達はすでに就活を終えていたのでいくつか失敗談や成功談を聞いてみてはいたが、基本的には個人戦でした。周りの情報が過度に入ってこないことで自分のペースを保てたのだと思います。
前述のように、マスコミ一本に絞った就活をしていたので、必要なものだけやる、というモットーで動いていました。マスコミの就活は他の業界に比べて少し特徴的なところがあると思うので、その異質さに早めにどっぷりと浸かっていました。そのため自己分析やテストセンターやグループディスカッションなどの対策は全くせずに、その時間を作文や筆記試験勉強に充てるようにしました。

就活との兼ね合いで留学に行くことを悩む学生も多いのですが、そんな学生へのアドバイスなどはありますか?

僕の場合、結果的に留学に行くことで自分が将来やりたいことをより明確にできたと思っています。留学中は、一年休学していたこともあって、就活については全く考えていませんでした。ボストンで行われているキャリアフォーラムなどにも行かず、ある意味就活のプレッシャーが全くない中で勉強や学校生活に励みました。
むしろ留学中は以前より少し興味のあったジャーナリズムの世界をできるだけ多く覗き見ることに集中しました。ゲストスピーカーやインターンなど、日本にいると絶対に経験できない本場の世界をみて、より憧れが強くなりました。
そして日本に帰ったときには、マスコミに就職することだけを考えていました。それだけ留学生活を通してジャーナリズムの楽しさを味わえたのだと思っています。
もし、将来やりたいことがなんとなくあるけど確信が持てない、という人がいれば僕は強く留学することを勧めます。そのままの状態で就活を始めるよりも、留学を通して思いを明確にしたほうが将来的に自分が満足できる仕事に就くことができると思います。

これから留学を控えるJSAF後輩派遣生へのメッセージ

もうすぐ留学に行くために日本を出発してから2年が経ちます。今思い返しても留学中の経験は最高の思い出です。今も留学中の友達とは仲良しで、お互いに会いに行ったりしています。
毎日が特別であっという間に時間は過ぎてしまいます。どうぞ一日一日を大切に、一生ものの経験を楽しんできてください。

<この先輩が留学した大学>
アメリカン大学ワシントンセメスタープログラム

 アメリカン大学のワシントンセメスタープログラムは、1947年に創立された全米で最も歴史があり定評もある体験教育プログラムです。典型的な大学のクラススケジュールやテキスト学習、一方通行的な講義は忘れてください。このプログラムでは、そのようなことは一切ありません。同プログラムのセミナーコースは、首都という利点を生かして、政府機関や非政府組織への見学や、著名な有名人や活動家、シンクタンクの学者やメディアの一員とのディスカッションをとりこんでいるダイナミックなものです。さらに学生はセミナーとインターンシップの組み合わせを通して自分達が、繁栄する国際都市ワシントンD.C.の中にいることを実感することでしょう。