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JSAF先輩派遣生 内定者体験談 vol.7

第7回内定者インタビュー

なぜその会社を選んだのですか?

志望業界を絞っていない中、JTBグループの説明会で“旅のチカラ”というワードを聞いたとき、自分の人生においてのターニングポイントはいつも“旅”であったと気が付きました。自分がそうであったように、より多くの方の人生を“旅のチカラ”で豊かにしたいと思い、その後は旅行業界・航空業界をメインに就職活動を進めていきました。留学中、外国人のほとんどが日本について知っていることといえば東京だけという現状にどこかもどかしさを覚え、日本の隠れた魅力をもっと海外に発信したいという想いが強まっていきました。日本の魅力を海外に発信し、より多くの方に日本へ来てもらう。そしてそのお客様をゴールデンルート(東京等)以外の地方へ誘致することで、インバウンドを利用した持続可能な地方創生を実現できるのはJTB国内旅行企画だけだと思い、入社を決めました。グループ内他社への出向や社内ジョブローテーションが盛んな“グループ総合職”という形で採用していただけたこともあり、キャリアの幅が無限大であるという点も決め手の一つとなりました。

その会社でJSAFでの留学経験をどのように生かせると思いますか?

留学中に16ヵ国55都市を旅した経験や、留学で培った課題解決能力・チャレンジ精神を生かし、地域の魅力を発掘し、日本中・世界中の方々に日本の魅力を発信すること、また、お客様にとってより快適な商品・システム造りに携われたら良いなと思っています。

留学中現地で頑張ったことは何ですか?またその経験をどう面接で伝えましたか?

後期で履修した全ての授業で90点以上の成績を収めることを目標とし、それを達成したことです。前期は恥ずかしながら語学の壁にぶつかり、授業内容もなかなか理解できませんでした。そんな中、あることをきっかけに一念発起し、夏休み中の1ヶ月間、朝の6時から深夜の2時まで、スーパーへの買い出し以外は外には出ず、ひたすら机にかじりつきました。せっかく留学しているのに外に出なくていいのか、という大きな葛藤もありましたが、こんなに長時間自分の弱点と向き合うことができるのも“留学しているからこその価値”だと思い、楽な方へと逃げるのではなく、目の前のこと一つずつと向き合う努力をしました。結果的に目標を達成し、5つあった最終課題のうち3つで満点をとることもできました。この経験を“常にチャレンジ精神を胸に、決めたことを最後までやりきることができる”という自己PRにつなげて話していました。
また、私は日本ではもともと物怖じせず意見を言っていけるタイプでしたが、留学中、自分の語学力不足から、どう表現したらいいか分からず、自分の意見が言えなくなってしまった時期がありました。その際、自分が話せない分、相手の意見を聞くことに徹したことで“人の意見を聞くことの楽しさ”を知ることができました。この経験から、ワンマンプレーではなくチームプレーの重要性を学んだことも面接で話しました。

帰国前後~就活スタートまでどのように過ごしましたか?

12月に帰国し、就活情報解禁の3月までは2ヶ月間あったので、積極的に業界セミナーやインターンシップの選考に参加していました。留学中は一切就活に関する情報を得ることができなかったので、帰国後はとにかく足を運ぶことに徹していました。また、就活を終えた先輩方や、一緒に就活を乗り切る友人と話す機会を多く設け、良いスタートダッシュを切れるようにモチベーションアップに努めました。

インターンやOB/OG訪問をしましたか?

留学前に中米国の在日大使館で2ヶ月間のインターンをしていました。帰国後は、企業研究の一環として3社の1dayインターンシップに参加し、人材業界のある1社のインターンシップ選考も受けました。最終面接(3次)まで進んだのですが、ここの選考はとにかく「なんで?なんで?」を繰り返してくるというものだったので、自己分析につなげることができ、通過することこそできませんでしたが、この選考を受けたことが就活を進めていく上で後々かなり役立ちました。OB/OG訪問は、内定先ではありませんが2社行い、また、帰国直後からSPIの勉強を進め、同時進行で留学経験のまとめも行いました。

就職活動をする上で工夫をしたことなどはありますか?

大学のゼミ内での情報共有です。私が所属するゼミでは、自分が得た就活や企業の情報全てをゼミ生全員に共有することが徹底されており、毎日新しい情報を交換している環境にいられたことが非常に大きかったと思います。また、同じ業界を目指している友人とこまめに連絡をとり、ダメなところはダメと言ってもらえるよう、私自身も友人の改善点を率先して意見するように心がけていました。
面接の度に、どんなことを聞かれ、どんな風に答えたかを全てメモにとり、それを何度も読み返すことで面接スキルを上げていけたと思います。また、物事を色々な角度から考えたいという想いから、始めに業界を絞っていなかったことも結果としてプラスに働きました。

就活との兼ね合いで留学に行くことを悩む学生も多いのですが、そんな人へのアドバイスなどはありますか?

私も就活を気にして留学に行くことを悩んでいたうちの一人でした。2017年卒の就活は3月情報解禁、6月選考解禁というスケジュールだったので、留学に行っていない学生と同時に就活をスタートできるよう、12月に帰国できるスケジュールでの留学を決意しました。留学というと、9月出発5月帰国が定番ですが、私のように2月出発12月帰国という選択肢もあります。また、私はきちんと4年間で卒業したいと思っていたので、大学の認定留学制度を利用しました。色々な制度を調べ、自分の希望に一番合う留学のカタチを見つけられると良いと思います。

JSAF後輩派遣生へのメッセージ

就活の選考を通して、面接官は私たちの“留学に行ったという事実”に関しては全く興味がないということを感じました。グループ面接を受ければ5人中2~3人は留学経験者ということもざらにあり、昨今の日本では“留学に行くこと”自体は特別ではありません。留学して何を思い、どう行動したのかが重要になってきます。
イタリアでの留学経験なくして、今の私はありません。就活のために留学をするわけでは決してありませんが、人生で最も大きいイベントの一つとなりうる留学経験をより豊かなものとするために、楽な方へと流れるのではなく、とにかく後悔しないよう全力で海外生活を謳歌してきてください!

<この先輩が留学した大学>
ミラノカトリック・サクロクオーレ大学/Universita Cattolica del Sacro Cuore, Milano

ヨーロッパで最も大きい私立大学がこのミラノカトリック・サクロクオーレ大学です。近年、イタリア国内大学ランキングではNo.11 に格付けされた、幅広い研究と教育を誇る名門大学です。 同大学は4 万人以上の学生、2000 名以上の教授陣およびスタッフを擁し、医学、健康科学、経済学、ビジネス、国際関係、政治学、心理学、コミュニケーションなど、面白くやりがいのある専攻を提供しています。
 
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