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JSAF先輩派遣生 内定者体験談 vol.6

第6回内定者インタビュー

なぜその会社を選んだのですか?

アクセンチュアが自分の企業選びの3つの軸に当てはまる企業だったからです。自分が企業研究をするときに重視していたのが、①国際性 ②専門性 ③ワークライフバランスの3点でした。中でも、国際性に関しては重要視していました。挑戦できる環境が海外に沢山あるからです。将来は海外で働いてみたいという気持ちもありましたので、海外業務も多そうな外資系消費財メーカーを中心に探していました。主に食品業界です。 しかし、選考を受けるうちに、海外業務よりも国内展開に重点を置くなど、自分の希望する環境とは異なることが判明し、進路をどうするか悩みました。そんな状況の中、友人からアクセンチュアの女性限定の座談会があるという話を聞き、参加してみることにしました。もともと外資系コンサルタントは考えていなかったのですが、座談会を通して自分が重視している①②③にまさに当てはまることがわかり、何よりも様々なことに挑戦できる環境に魅力を感じました。事業内容の性質として挑戦できる機会があるだけでなく、挑戦欲を持つ人に機会を与えてくれる風土があるのです。その後、選考を受け、最終的に内定をいただくことができました。

その会社でJSAFでの留学経験をどのように生かせると思いますか?

留学経験で養ったコミュニケーション力とチャレンジ精神を活かすことができると感じています。まず、コミュニケーション力については、異文化での生活経験によって、固定概念や違いに捉われず、そのままの相手を知ろうと努めることができます。社会で働いていれば、個人ではなく、多くの方と関わり合いながら仕事に取り組んでいくと思います。その際、お互いにコミュニケーションを取ることは非常に重要な部分を占めます。あと英語力です。私は将来、実際に現地に行ってプロジェクトに携わりたいと考えていますので、留学を通して身につけた語学力を活かすこともできます。
 
また、チャレンジ精神については、取り組む前から限界を定めずに、あえて難しいことに挑戦することができます。今後、仕事で困難な課題に取り組む機会も増えると思います。その際に、やる前から諦めてしまうのではなく、まずは一歩を踏み出してみたいと思います。私が留学中に挑戦したエピソードを話すと、例えばオレゴン大学で、最後の学期で、全3コマを300番台以上でなおかつビジネス科目を中心に取りました。300番台はレベルが高い上に、日本の大学で専門分野でないビジネス科目を選択することは、私にとって大きな挑戦でした。当初は、満足できる成績が取れるか心配でした。ただ、最後の学期だということもあり、思いきって履修することにしました。一度決めてしまえば、あとはやるしかない状況でしたので必死に取り組みました。大変なことはもちろんありましたが、結果として、好成績を残すことができたので、自信に繋がりました

留学中現地で頑張ったことは何ですか?またその経験をどう面接で伝えましたか?

留学中に一番頑張ったことは、学部授業の1つであった異文化ビジネスコミュニケーションでのチームプロジェクトです。10個のテーマがあったのですが、その中でもチームメンバーのうちの一人が「難しそう」と漏らしたのを理由に私は【自然観】を選択しました。テーマが、「人生は自分で変えることが出来る」「人生は運命によって決定づけられている」というものでした。まず最初に、自分で、【90点以上の評価を得る】という目標を立てました。ネイティブの学生と同時間でより良い成績を収めるには、情報収取を効率的に行う必要がありました。そこで、まずは図書館でキーワード検索をし、参考になりそうな文献をリストアップしました。次にリストアップした本の目次を見て、実際に使用する本を9冊決めました。さらに3人のネイティブの友人にインタビューをして体験談を聞きました。その結果、ドラフト段階で88点だった成績を98点まで引き上げることが出来ました。
面接で重点を置いて話したことは、あえて難しいテーマに挑んだ、ということです。留学生という立場でありながらも、ネイティブの学生よりも良い成績を収めたいという高い目標を掲げて自分を追い込んだことを話しました。

帰国前後~就活スタートまでどのように過ごしましたか?

私は、帰国後(12月)すぐに就職活動に入らなければならないスケジュールでしたので、留学中から準備をすすめていました。具体的には、9月頃から自己・他己分析を始め、11月にはアメリカのボストンで実施されるボストンキャンリアフォーラムに参加しました。帰国後は、 12月中に最初の面接を受け、1~3月は面接や説明会に行きました。4月になると思うような結果が得られないことに対して落ち込むこともありましたが、4月中旬にアクセンチュアの座談会に参加をして、その後内定をいただくことができました。

インターンやOB/OG訪問をしましたか?

はい、しました。インターンは、手当り次第に参加するのではなく、インターン内容の質を考えて参加しました。特に、インターンをすることで自分が得られるスキルの観点から選びました。また、OB/OG訪問に関しては、帰国後すぐは自分が留学前に相談に乗って頂いたパラリーガル職(法律事務所の翻訳職)の先輩方を訪問しました。留学前はパラリーガル職に就きたいと考えていました。次に青山学院大学の先輩方や、以前に学生団体をやっていた時に繋がった先輩方や友人にも話を聞きにいきました。

OB/OG訪問では、相手の企業について知ろうとするだけではなく、どんな人材を求めているか、面接でどんな話をしたら相手に響くか、といったアピールポイントを探すようにしました。自分だけでは気づけなかったことなどを発見できるので、これから就職活動に向けて準備をする方には、自分が持てる人脈を活用することをおすすめします。現在、自分が就活相談を持ち掛けて頂く立場になって思うことには、後輩から相談されることは嬉しく思いますし、自分が出来るアドバイスは全てお伝えしたいという気持ちになります。

就職活動をする上で工夫をしたことなどはありますか?

2点あります。1点目は早めの準備、2点目は他己分析です。1つ目の早めの準備は、私は帰国後すぐに就職活動というスケジュールだったので、留学中からスタートしていました。具体的には秋に実施されたボスキャリへ参加したことです。この、ボスキャリ準備で行ってきた自己分析、他己分析、企業研究が、就職活動すべてに繋げられています。他己分析は、Facebookを通して、友達に他己分析を依頼しました。なんと、友人全員からフィードバックをもらうことができ、自分が想像していた人物像と他人が感じる人物像が違うことに驚きました。このギャップを知ることで、自分の知らなかった強みや弱みを知ることができ、役立てることができました。

就活との兼ね合いで留学に行くことを悩む学生も多いのですが、そんな人へのアドバイスなどはありますか?

就活でマイナスなイメージのある「休学」をプラスの要素にすることが出来ます。私は、青山学院大学を1年間休学して留学したのですが、むしろこの休学がアピールポイントでした。面接をしていくと、たくさんの場面で「なぜ休学したのか」と聞かれたのですが、その質問が来た瞬間、「よし!」と感じていました。それは、休学をしたのは、自分の目標達成のために必要な過程だったからです。私は、日本の大学では英米文学を学んでいたのですが、認定校留学にするとこの英文学に関連する科目しか履修できないという制限がありました。ただ、私はビジネスや経済学を学びたかったので、自分の希望が叶う「休学」を選択し、ビジネスや経済学に強いオレゴン大学に留学をしました。就活との兼ね合いから「休学」を選択することに消極的な学生もいると思いますが、なぜ「休学したのか」という部分をしっかり伝えることができれば、それはむしろプラスに働きます。企業側も、どんな目標をたてたのか、目標に向かって何をしたのか、という根拠を知りたいのだと思います。私は、これを自分の強みに捉えていたので、面接でこの休学に触れてもらえないともどかしくさえ思いました。

JSAF後輩派遣生へのメッセージ

これから留学に行くみなさんは、ぜひ現地でしか出来ないことをして、思いっきり楽しんできて下さい!留学は、日本では経験できない貴重な機会です。現地でしかない娯楽がありますが、娯楽により時間を費やしたいために、勉強へのモチベーションが下がってしまうことがあるかもしれません。しかし「すべて日本ではできない経験」と捉えることが大切です。辛いと思えるくらい勉強を頑張れるのも留学ならではです。大切なのは、勉強と遊びのメリハリであって、どちらも妥協する必要はありません。私は徐々にクラスのレベルを上げていきながらも、夏タームには土曜日にハイキングへ行ったり、ペイントボールやシューティングなど様々なことに挑戦しました。リフレッシュすることで勉強への意識も高まります。1年間自分のすべてを出し切ってきて下さい!そうすれば、きっと新しい自分を発見することが出来ると思います。
また、少しでも留学に興味のあるみなさんには、ぜひ挑戦してみることをおすすめします!

<この先輩が留学した大学>

University of Oregon/オレゴン大学
オレゴン大学は、オレゴン州第3番目の都市、ユージーンに位置しています。ユージーンのモットーは、『芸術とアウトドアの世界最大の都市』『エメラルド都市』等です。総合運動具メーカーのナイキ発祥の地としても有名です。気候は、夏と秋は涼しく、雨が多く、冬と春は暖かく乾燥しています。安全でフレンドリーな町として有名です。市内の公共交通機関は、バスになります。ポートランドまでは、車で2時間ほどの距離です。オレゴン州は、自然豊かな州として、快適な生活環境の維持に努めています。
 
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