オレゴン大学/University of Oregon ’15秋派遣生体験談

     最終留学レポート


○ 留学生活を振り返って

留学の目的は何でしたか。

私が留学を志望した理由は、大別して4つあります。1つ目は、出身国、文化、人種、性別等のバックグランドや考え方の違う人々と触れ合い、多彩な価値観を肌で感じて、自分自身の視野を広げたいと思ったからです。2つ目は、日本のものとは異なる様々な価値観や習慣、思考様式、行動様式を理解することで文化の違いを受け入れられるようになりたいと思ったからです。3つ目は、人々を含め普段とは異なる環境の中に飛び込むことで、自分自身がどのような人間なのか、つまり自分自身のアイデンティティを認識したいと思ったからです。4つ目は、異文化の人を理解するには語学の能力を無視することは不可能です。世界共通語である英語に長期的に触れることで、自分の意見や感情を外国語で表現出来るようになりたいと思ったからです。以上4つが、私が留学を志望した理由でした。

上記の目的は達成されましたか。

達成できたと考えています。しかし、この4つの志望理由は今回の留学だけで完結するわけではないものなので、今後も頑張っていきたいと思います。特に、4つ目の“英語力向上”に関しては、現状に全く満足することなく、今後さらに極めていきたいと思います。やはり一年間の留学では英語力を伸ばすのには限度があり、現在の自分の英語力ではまだまだ不十分だと考えています。


○  到着後から現在までのことについて教えてください。

渡航前に日本で準備しておけば良かった点

・パソコンのメモリー残量の確認

・小型電子機器(iPadなど)の準備

日本から持ってくれば良かった物

・専門書

学部留学の場合、日本の大学で勉強した専門知識を英語で学習することがあります。その際、ネットで調べるより、自分の愛用していた本を持参しておけば勉強がスムーズに進みます。私の場合は、ゼミの教授の本やその他授業で使用した専門書を後から親に送ってもらいました。留学して、2週間程度で日本語の専門書の必要性を感じました。

到着後すぐに購入が必要だったものは何ですか

・ティッシュ

・洗剤/柔軟剤

・寝具一式(マットレスは除く)

・消臭スプレー

・自転車 *校内が広いので

・簡易型湯沸かし器

・小型冷蔵庫

・ライト *部屋の明かりだけでは不十分だったので

生活費(月のお小遣い)はどのくらいですか

約500ドル


○   大学について

大学キャンパスの設備、雰囲気

オレゴン大学は美しい自然の中にレンガ造りの古い建物と現代式の美しい建物が混在していて、素晴らしい雰囲気を持っています。さらに、有名な人物の銅像やモニュメントが大学内に存在します。オレゴン大学の校舎は古いもので1890年代のものから、新しいもので2000年代にできた建物まであります。どの建物もオレゴンの自然との見事な調和の中に存在しているので非常に綺麗です。言葉では伝えることが非常に難しいくらい大学内の様相は息を飲む美しさです。毎朝好きな曲を聴きながら、美しい大学内を歩き教室に向かうのは最高です。オレゴン大学には全米屈指のアメリカンフットボールのチームがあります。週末に行われるホームゲームを多くの学生や地元の人が観戦しに行きます。同様にバスッケトボールや陸上も人気です。学生数は約23,000人ですが、一方で留学生の数は約2,000人(ヨーロッパ系・アジア系・中東系)程おり、留学生向けのイベントがたくさん開催されています。1週間に最低一回はイベントがあります。大学の寮はかなりの数があります。生徒全員が1年目は寮に住まなければいけないので、寮の中でネイティブの友達を作ることも容易です。設備はトレーニングジム・カフェ(スターバックス)・図書館・ミュージアム・アメリカフットボール場・陸上競技場・野球場・テニスコートなどがあります。すべてオレゴン大学の建物で、そのスケールは圧巻です。

学生同士の交流・友人関係について教えてください

現地の学生:イベント・授業・テニス部・寮などで交流しています。私のルーミー(ルームメイトのくだけた呼び方)はとても良い人です。彼がスポーツに全般に興味があるので、頻繁にオレゴン大学の部活の試合を観戦しに行きます。

他の国からの留学生:他国の学生とは主に大学主催のイベントで交流しています。

日本人:イベント・授業で交流しています。同じ専門分野の日本人の友達ができました。日本から遠く離れたアメリカで共に勉学に励む仲間です。私は、日本人をあえて避けたりしませんでした。

大学のある街について

どんなところですか:オレゴン大学を中心とした街です。地元の人はオレゴン大生に非常に親切です。オレゴン大学のあるユージーンは町中にたくさんのアートが存在します。そして、たくさんの飲食店やスーパーがあるので学生が生活する分には困ることはありません。

お薦めスポット:ショッピングモール・河川・テイラー(飲み屋)

キャンパス内外の治安はいかがですか

キャンパス内:治安は良いです。

キャンパス外:治安は良くないです。


○ 秋学期履修した全ての科目について、振り返ってお書きください。

科目名:MKTG 311 MARKETING MANAGEMENT 3単位
授業形式: 週2回 レクチャー
クラスの規模:約40人

授業を通して学んだこと(授業内容):

この授業ではマーケティングの基礎を学びました。初めに“消費者行動”について勉強しました。消費者は商品を購入する際に幾つかの決まったステップを必ず踏むので、私はマーケティングで成功するための基礎はこの消費者行動を学ぶことだと考えています。次に、消費者へ商品のアピールの仕方を学びました。実際にチームで実在の商品を取り上げて、その商品に関するCMを作りました。(私のFacebookに載っているので見てください。因みに私が主役でした。)次に、価格決定について学びました。価格の付け方で顧客の反応も変わり、さらに価格は他の競合他社との生き残りに関しても大きな要因になります。最後に、顧客価値の創造について学びました。現代社会において、顧客の求めるもの・サービスを正確に提供することが会社の利益につながるものです。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

この授業は、留学中に必ず履修したいと考えていたものでした。予想通り授業内容はとても面白く濃いものでした。特に、チーム課題のCM作りはとても楽しかったです。実際に消費者の購買行動を掻き立てるCMをどのように作るかということについては自分が普段考えることはあまりなかったので大変でした。しかし、英語を使って何かのプロジェクト進める経験はなかなかできるのものではないので非常に貴重な体験でした。ただ、midtermとfinal examでテストの点数が低かったので、成績はかなり厳しいものとなりました。

科目名:BA 199 Special Studies in Social Entrepreneurship 3単位
授業形式:週2回 レクチャー

クラスの規模:25人
授業を通して学んだこと(授業内容)

ソーシャルビジネスについて学びました。「ソーシャルビシネスとは社会的問題を企業の市場を用いて解決することである」という原則的な考えのもと、実際のソーシャルビジネスの例などを引き合いに出して勉強しました。キング牧師やガンジーなど、世界に変革をもたらした人物についても勉強しました。同時に、チーム課題として自分たちのソーシャルビジネスを立案し実践するという試みも行いました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

この授業ではグループワークが大変多く、英語で自分の意見を発言したり仲間の意見を聞いたりと、母国語が英語ではない私にとってとても苦労しました。そのため、毎度必ず予習をして頭の中に知識や言うべきことを準備してから授業に出席するようにしていました。やはり事前に知識があることで発言の質や仲間の意見に対する反論を変わってくるので、予習は必要だったと思います。授業で行ったチームアサイメントでは、初めてパワポを使った発表を行いました。その際自分の英語の発音・強弱・速度に注意を払って、どうやったら上手に自分の意見を相手に伝えられるかを考えて発表しました。

 

科目名:SB Sports Business 199 Sports Business and Society 3単位
授業形式:週2回 レクチャー
クラスの規模:100人程度

授業を通して学んだこと(授業内容)

アメリカにおけるスポーツマネジメントについて学びました。具体的には「スポーツビジネスでどうやってお金稼ぐのか」ということについて、同時にそれに関係する基礎知識や具体例を交えて学びました。日本とアメリカではスポーツビジネスに対する考えかたに少し違いがあります。日本では、スポーツでお金を稼ぐことに若干マイナスなイメージがあります。その一方で、アメリカでは、スポーツは儲かるビジネスとして考えられています。アメリカの大学では、スポーツを利用して資金を蓄えるくらいです。特にオレゴン大学はこの分野に関してたけています。なぜならば、オレゴン大学の収益の50%近くが本学のスポーツチームの試合の観客のチケット代やグッツ代で賄われているからです。これはアメリカの大学の中でも特に高い比率です。この授業では実際のオレゴン大学のスポーツボジネス戦略を学ぶことができました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

この授業では、最近アメリカで問題になっている大学の集金志向化について学びました。現在アメリカの大学では、大学の運営費を大学スポーツなどで補っているところが多いです。しかし、そのせいで大学生であるのにも関わらずプロチームの選手と練習時間がさほど変わらず、勉強がおろそかになっている現状があります。日本の大学では部活動等で大学の資金獲得を積極的に行っているところは現段階では少なく、日本国内ではあまり問題になっていない事柄です。このように、異なる文化を有する国では発生する問題も異なるということを学べたことが大きな収穫でした。

 

科目名:MKTG199 Social media marketing
授業形式:週2回 レクチャー
クラスの規模:100人程度
授業を通して学んだこと(授業内容)

マーケティングおけるソーシャルメディアの活用について学びました。現代社会において、顧客にアプローチする手段としてSNSは大きな存在感を出しています。同時に、スマートフォンやタブレットなどの情報共有媒体の存在感も増しています。近年の顧客に対するアプローチとしてTVなどの効力は大きいです、しかし、その勢いも年々減退しています。その中で、今マーケティングにおいて急速に進化しているのが“Social Media Marketing”です。例えば、広告の出し方にはPull型とPush型があります。Pull型は、お客さんの方からアプローチがあった場合のことで、例えばネット上の登録サイト画面はこのPull型に該当します。つまり、顧客の許可を得て、商品やサービスの情報の提供を行います。逆に、Push型は、バクメールのように対象を絞らずに拡散することです。この場合、顧客の認証・許可を得ていないので、顧客はそのメールに関心を向けず、雑情報と扱われます。しかし、この手段は、Pull型に比べて情報の拡散が早いです。このように、SNS上では様々な特徴・性質を持ったマーケティング手段が存在します。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

この授業は、Reading の宿題がとても多かったのでこなすのが大変でした。しかし、一度もサボることなく一冊きちんと読破できた時はうれしかったです。それに、この宿題をさぼらずにこなしたおかげで、成績はともかく授業の理解度は格段に上がりました。


○ 履修した授業の課題の中で、特にがんばったもの、自信作について教えて下さい。

エッセイ・ペーパー

科目名:BA199

題材:会社の分析

内容

マーケティングの世界では、スターバックスは化け物です。スターバックスは世界で唯一の経営方針である「第3のスペースの提供」というものを掲げています。このコンセプトは、家と会社・学校以外の憩いの場所を提供することを意味します。これが、当時から現在に至るまで革新的な発想として顧客に受け止められ、その理念のもと売られる飲み物やサービスは現代においても唯一無二の存在であり続けています。例えば、お客さんのリラックスのために開発されたスタバカードも元々はこの発想の元生まれています。さらに、オリジナル商品の開発(カップ、カード、ポットetc…)など、一般的なコーヒーショップがやっていないこともしています。スターバックスの売り上げは年々増加しています。しかし、どの分野の企業も成長が止まれば会社はつぶれます、また競合他社との生き残りために、オリジナリティーを保持することも大切です。その一歩として、近年スターバックスではお酒の販売を始めたり、食事のクオリティー向上を目指したりなど、会社としての成長を止めることなく進んでいます。そんなスターバックスについて調べて書き上げたエッセイです。

大変だったこと、やり遂げての感想

このタイプの宿題は情報の正確さと裏付けとが大事なので、たくさんの文献をネットで読むのに手間と時間がかかり大変でした。

プレゼンテーション

科目名:MKTG317

題材: 実在の会社をマーケティングの観点から分析

内容

スティームという新たなゲーム機をマーケティングの観点から調べて発表しました。現在のゲーム機のハードは主にXbox、wii, Playstationが大きなマーケットシェアを誇っています。この市場に割って入ろうとしているのがスティームというゲーム機です。このゲーム機の特徴は、PCゲームを家のTVで遊べるところです。マーケティングの観点ら分析すると、通常寡占状態の市場に参入するときは、かなり初期投資とユーザー数の確保が求められます。しかし、このスティームは元々PCゲーム業界ではナンバーワンシェアを誇っていて、ユーザーが6500万人程度存在します。そのために、通常は発生する障害が少ない状態でこのコンソール市場に参入できるわけです。さらに、このスティームのゲームコントローラはとても高性能なため、PCゲームの複雑な動きを再現することが可能です。そんなスティームについて調べて発表したプレゼンテーションです。

大変だったこと、やり遂げての感想

この課題はチーム課題でした。そのため、発表の練習やパワーポイントの作成、意見の統一の三つがとても骨の折れる作業でした。発表では担当ごとに配分を決め、制限時間内(30分)で終わらせるように一所懸命練習しました。この際、原稿作りもなかなか大変でした。扱うトピックがよくても話者の話がトンチンカンでは意味がないので、正しい文法・発音でスピーチを行うことが大変でした。パワーポイントに関しては、みんなそれぞれが個性あふれたものを作ったので、最後に統一するのが一苦労でした。


○ 語学力についてお書きください。

留学開始当初と比べ外国語力はどのくらいついたと感じますか?(その理由)

Reading ・Listening ・Writing ・Speaking の4技能どれも飛躍的に伸びたと思います。特にリスニングとリーディングは伸びたと感じています。ネイティブの話す省エネ英語に耳が慣れ、完璧ではありませんが、不自由なく内容が理解できるようになりました。

語学力上達のために、工夫したこと、努力したことを教えて下さい。

極力ネイティブの中に飛び込み英語を聞き、新しく習得した英語はすぐに使って実践することです。私の場合は、テニス部に所属していたので、部のメンバーと本気で友達付き合いをすることによって、英語を聞き、使用する環境を手に入れました。そして、最も基本的で大事なことは、常に英語を上達させたいという熱意を持つことです。帰国する飛行機の中、少しでも英語を上達させたいと思ったので、機内では英語で映画を見て帰ってきました。それくらいに、最初から最後まで熱意を切らさず向上意欲を持って頑張ることです。そうすれば必ず結果が伴ってきます。工夫だって自然とできるようになります。


○ 学生生活についてお書きください。

友達、クラスメイトとの交友関係、付き合い方を教えて下さい。変化はありましたか。

英語の上達が自分の留学した目的の一つだったので、現地の学生や人々にどんどん話しかけ、連絡とったり遊んだりして友達を作りました。その結果、Facebookの友達も留学中に350人増えました。もちろん日本人の友達もたくさんできました。留学中に日本人留学生を避ける人がいますが、それはやってはいけません。日本語を喋るからといって英語が下手になるわけではないです。それに、ともに留学している戦友と思えるくらいに自分を大きく持たないと、人として寂しいと私は思います。

留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出をそれぞれ教えて下さい。

良い思い出:テニスクラブに在籍中にアリゾナに遠征したこと。最高の天気の中、仲間たちとテニスをして、他の大学を打ち負かして、トーナメントを勝ち進み、最後に悔し涙を流しました。

大変だった思い出:テスト前の勉強で図書館に二日間缶詰にされたこと。

一番の息抜きの方法は何ですか。

テニス部でテニスをして、近くのバーに飲みに行くことでした。二時間くらい練習した後に飲むビールは最高でした。また、友達と酒を飲める喜びに浸れることが幸せでした。

日本から持っていったノートパソコンの使用頻度や必要性、またどのようなことに使っていたか(授業の課題、リサーチ、音楽、スカイプ等々)について教えて下さい。

ノートパソコンはあった方がいいと思います。大学では宿題や連絡が多いので、パソコンがないと困ります。

日本の家族、友達とはどのくらいの頻度で、どのように連絡をとっていましたか。

家族とは月に二回程度連絡を取っていました。友達とは、帰国後に再会したときの喜びのためにほぼ連絡を取りませんでした。

大学のサポートセンター(ライティングセンター、チューターなど)は利用しましたか。利用した場合、勉強を進める上で役に立ちましたか。

ライティングセンターは頻繁に利用しました。僕はエッセイを書く際には、毎回最低3回はライティングセンターで文法や構成のチェックをしてもらいました。やっぱり良い成績を取りたかったので、このプロセスは必須でした。


○ 留学全体を総括してお書き下さい

留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか。

留学では英語の上達や専門知識の向上ばかりに話題が行きがちですが、実はそれだけでなく留学生本人の人間としての様々なことに変化が起こるのが留学だと思います。僕は留学中の経験によって自分の考え方に幅が出て、他人を気にせず自分の考え方を持てるようになったり、あるいは勉強に対する考え方が変わったりしました。留学を通して、人間として自分の核となる幹を太くすることができました。

留学先の国、大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点はありますか。

アメリカのイメージと言うよりは、アメリカ学生の勉強に対する取り組みに驚きました。そして、その中に混じって勉強する中国人・韓国人のハングリーさにも驚きました。


○ これからの目標、進路についてはどのように考えていますか。

大学院で自分の専攻分野であるビジネスについて理解を深めようと思います。


○ 同じ大学へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いことを教えて下さい。

いろいろ言うとせっかくの留学に醍醐味がなくなるので、知っておいたほういいということよりも、留学を成功させる秘訣を一つだけ。「すべてに全力でぶつかり、1日1日を死ぬ気で過ごすこと。」以上です。

 

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