JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE
武蔵野大学グローバル学部グローバルビジネス学科3年
- 留学先 :スウィンバーン大学
- 留学時期:2018年8月~2019年5月
- 留学期間:1学年間

大学キャンパスの設備、雰囲気
一つ一つの建物が壮大でくつろげる場所が多くて快適。また大学の身と鼻の先に電車と路面電車の駅があるので交通の便も良い。キャンパス内にあるレストランは基本中国人経営で食費が高いので個人的にはあまりお勧めはしない。図書館がいま工事中なのでこれからよりきれいになると思う。
大学のある街・治安
どんなところですか:飲食店をはじめ床屋からシネマまで幅広いジャンルの小さな店がイギリス風のスタイルで立ち並んでいる
ダウンタウンまでのアクセス:電車でおよそ20分
お薦めスポット:シティ郊外にあるブライトンビーチ その他:コーヒーショップがたくさん
キャンパス内:良い
キャンパス外:良い
学生同士の交流・友人関係
現地の学生:ジャパニーズクラブで仲良くなりサッカーの試合を一緒に見に行った。
他の国からの留学生:よく一緒に昼ご飯を食べる
日本人:たまに出かけに行く
滞在(ホームステイまたは学生寮)
語学研修時は夜ご飯は一緒に食べていたが学部からは授業が終わるのが遅いのでほぼ一人で食べていた。5歳と2歳の子供がいるので子育てが大変そうな家庭だったので、お出かけに連れて行ってもらったことがあるのは一回だけでした。ファミリーは常にスペイン語を話しているので、たまに疎外感を感じることもあった。主にホストファミリーよりもキッズやルームメイトと関わっていた。ルームメイトもホストファミリーとよくスペイン語で話すが、いつも気にしてくれているので、英語に訳して説明してくれる。ホストファミリーはラテン系ということもあり、毎日とてもテンションが高くて、明るい家庭なので、遠慮しなくていい環境で良いと思いました。
留学の目的について
語学力向上、異文化理解、ローカルの友達を作る
上記の目的は達成されましたか。
概ね達成
留学を通して身に付いた、成長したと感じる点
ホームステイでは、今まで親が洗濯など家事をしていたことを自分でしなくてはいけないので、少し自立心がついたと思います。異文化の人、例えばインド人やフランス人、オーストラリア人達と交流していくうちに、自分も国際社会の一人であることに気づき、ずっと日本にいて、日本人と交流していた過去の自分との違いに成長を感じました。こっちでは日本のように皆同じコンセプトを持っていないので、また本音と建て前が通用しないので、思ったことは素直に言うことの重要性に改めて気づかされ、身に付けることができたと思います。
留学を通しての現在の想い
Swinburne University of Technology なので工業大学感が強いのかなと思っていましたが、中身は普通に大学で、もっと言えば、この大学はデザインが強いと聞きました。確かにユニークなデザインの建物があり、LEGOビルディングという名の建物で、日本にない作りだなと思いました。
今後の進路、目標について
正直日本の大学でもビジネスの専攻ですが当時あまり興味がなかったです。しかし、こっちでビジネスのコースを取って学習していくうちに興味が出てきました。多分これは、先ほどにも書いた通り、海外の大学はやりたい科目をピンポイントに学べるといったシステムからくるものであると思っています。ですので、将来はビジネス関係、特に海外関係の仕事で留学の経験を発揮したいなと考えています。
同じ大学へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いこと
語学研修の時のリスニングテストが、TED talkやオーストラリアの本物のニュースなので、リスニングがぴか一難しかった。海外の大学といえば、無料でジムが使い放題という印象もあると思いますが、この大学には、そのようなジムはなく、一応小さなジムはあるのですが有料で価格も高いとよく聞きます。そこでトレーニングをしている人を見たとこがありません。一方、大学のすぐ近くに公共の水泳プールがあるのですが、その大学の生徒なら無料で使えます。夏は冷水、冬は温水なので季節問わず通えます。
プログラム費以外でかかった費用目安
生活費 | ミールプラン以外の食事代:約$200、携帯電話料金:$40 |
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航空券代 | × |
現地旅行費用 | 特にショップなどなくただ観光しただけなのでそんなに使わなかったと思います。 |
教材費 | 学部:約$150 |
渡航前に日本で準備しておけば良かったこと
気候のチェック/リスニング力/物価
日本から持ってくれば良かった物
お菓子
到着後すぐに購入が必要だったもの
Myki(交通パスカード)
学生生活
1週間のおおまかなスケジュール
月曜日 授業
火曜日 授業、日本語クラブ
水曜日 授業
木曜日 授業
金曜日 授業
土曜日 友達と外出
日曜日 ソーシャルサッカーに参加
大学のサポートセンター(ライティングセンター、チューターなど)
語学研修中はチュートリアルに参加して主にリーディング、リスニング、ライティングを学習しました。
課外活動
ジャパニーズクラブ
留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出
いい思い出は、語学研修の時、友達と一緒にGreat Ocean Roadに行ったことです。そこでは大陸の端が見られます。そしてそこでの壮大な高原と海の景色が圧巻です。 大変だった思い出は、学部に入ってからの課題に追い込まれる生活です。特にネイティブの前でのプレゼンテーションはこれまで以上ない緊張感でした。
一番の息抜きの方法
海辺で寝っ転がったり、カフェ巡りをしたりすることです。
休み中の過ごし方
外出、キッズと遊ぶ、宿題
日本の家族、友人との連絡頻度
月3~4回、LINEを使って連絡を取っていたと思います。近況について話したりしました。
語学留学
1. クラスについて教えてください(セッションごとにお教えください) 雰囲気:クラスメートはアジア人が中心。国籍に偏りはない。明るい。フレンドリー。
2. 人数/国籍の割合:
その他:15人くらい。日本・中国・ベトナム・カンボジア・韓国・タイ・アラブ首長国連邦/ 3・3・3・2・1・1・2
3. 1日の勉強時間と勉強場所(宿題など)
1時間以上 学校のキャンパス内にある個人ブース
4. 勉強するのに役立つ教材や方法など
TED talk(リスニング)
学部授業
- コース番号 :ACC1007
- 授業タイトル:Financial Information for Decision Making
- 単位数 :-
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー、チュートリアル
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
Online test1-4, エッセイ、ファイナルテスト
授業を通して学んだこと(授業内容)
営業・投資・財務活動のキャッシュフローステイトメントを見ればその会社が成長期なのか、それとも倒産しかけているのかがわかる。ファイナンシャルシートの記入の仕方など。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
会計用語が多くて理解するのに苦労した。一見難しそうで数字ばかりで気が遠くなりそうだが、分かれば楽しいし興味がわいてくる。人好き好きの内容だと思う。
学部授業
- コース番号 :ENT10001
- 授業タイトル:Entrepreneurship and Opportunity
- 単位数 :-
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
ワークショップ
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
Assinment1-4(エッセイ、プレゼン)、週一回100文字でその日のトピックに沿ったレポートを出す。
授業を通して学んだこと(授業内容)
起業と言っても様々な種類の種類があり、また起業するには何が必要なのかを勉強した。そしてassignment2では実際に小企業や起業したオーナーに個人でインタビューしに行き、その情報をベースにレポートを書くことで、より起業の面白さ、難しさを直接感じられるそんな貴重な体験ができた。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
起業するのは簡単ではないが、そこまでに至るプロセスを理解することでより興味が湧いてくるのでより一層授業に取り組むことができた。ローカルの生徒が多い中でプレゼンをした時はとても緊張した。まだプレゼンもエッセイも残っているので頑張りたい。
学部授業
- コース番号 :Foundations of International Business
- 授業タイトル:-
- 単位数 :-
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー、チュートリアル
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
Assignment1-3
授業を通して学んだこと(授業内容)
ビジネスを海外に展開するには何が必要なのかや、既存の多国籍企業はどのような役割を果たしているのかなど、グローバルビジネスに必要な知識を学習している。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
課題とか授業が心配だったが、グループワークでオージーの人と仲良く慣れたので、前向きに取り組むことができた。この授業があるときはいつも隣に座って交流しているので、クラスに行く目的が一つ増えたので良かった。
学部授業
- コース番号 :MKT1007
- 授業タイトル:Foundations of Marketing
- 単位数 :-
授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)
レクチャー、チュートリアル
評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)
Assignment1-4
授業を通して学んだこと(授業内容)
どのように企業はその商品をターゲットの人に手に取ってもらえるようにしているのか(値段、流通、プロモーション、製品やターゲット層など)。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など
この授業もなんだか自分に合っているような気がした授業の一つであり、ここでも親日のオージーととても親しくしてもらったので楽しかった。Assignment2-3は同じグループメンバーでやるのでより一層みんなと仲良く慣れて充実したクラスだった。グループワークでは足を引っ張らないように一生懸命に自分のパートを作り上げた。
授業の課題の中で、特にがんばったもの、自信作
エッセイ・ペーパー
科目名:Foundations of International Business
題材: Huaweiの国際社会での役割
内容: 先日スマホのシェアがapple社を超えて世界第二位となったHuaweiの機器に盗聴する機能がついていると騒動になったが、果たしてHuaweiは一多国籍企業としてどのような責任を持っているのかなど。
大変だったこと、やり遂げての感想:とにかく、リファレンスを探すのにとても時間がかかった。内容も個人的にはやりにくいものだったので、余計ストレスを感じつつも、終わらせたときの解放感はとても良かった。
プレゼンテーション
科目名:Entrepreneurship and Opportunity
題材: 医療におけるトランスヒューマニズムの機会 <グループプレゼンテーション>
内容: 最近のトレンドであるトランスヒューマニズムの技術は医療においてどのような機会があるのかについてのプレゼン。
大変だったこと、やり遂げての感想: 最初は、トランスヒューマニズムについて理解するのに大変だった。これもまたリファレンスを探すのが大変だったのと、完璧に把握しきれていなくて、準備する段階でとてもプレッシャーを感じた。
学部授業を総括して、日本の授業と違う点、留学先国の授業の特色、自分が感じたこと
個人的な観点で、ここの大学は日本のと違って、学びたい授業をピンポイントに選べるのがいいと思いました。日本の大学ではやりたくない内容の授業までやらなくてはいけないので、モチベーションが上がらない時もあった。こっちでは、アントレプレナーシップならそれ一筋で学習することができるので、毎回十分な意欲を持って授業に取り組むことができる。その反面、課題のエッセイも文字数が2000字~4000字のものが多く、課題にはとても苦戦した。それと、提出日が各クラスバラバラなので毎週エッセイやらプレゼンやらで大変だった。同じ週に提出日が来ると、それもそれで大変であった。
JSAFサポートについて
サポート全体の感想
留学申し込みから今まで、柔軟に真剣に対応してくれたこと。 月一度の近況報告に丁寧に、またフレンドリーに返事を下さって、留学先で大変な時でも嬉しかった。
申込から出発までのJSAFによる英語勉強サポート
役に立ったと思います。学校の授業で忙しい中、やるべきテキストがあらかじめ準備されていると効率よく英語学習ができるからです。
やはり学部の授業は最初緊張したので、それを少しでも和らげるにはとてもいい機会であったと思います。
Pre Departure Orientation
留学先でのモチベーションアップにつながったのでとても役に立ちました。
出発前オリエンテーションおよびEnglish Workshop
留学に行く前はいろいろ不安なのでオリエンテーションで説明があると、少しでも不安がかき消されるからです
語学力について
留学開始当初と比べ外国語力はどのくらいついたと感じますか?
どのくらい伸びたかは定かではありませんが、初日と比べると変わったと思います。当時は、話すときいちいち考えながら話していたので、相手にとっては聞き取りにくかったと思います。また、同じフレーズや単語を使いまわしていたので、表現できる範囲が狭かったと思います。今は、現地の人の英会話を盗聴しながら使えそうな英語をメモしたり、他国籍の留学生やオージーと話したりするにつれて、表現できる範囲が広くなったと思ったからです。しかしながら、未だに二流にもなれていないので、これで満足はしてはいけないと常に意識しながら日々英語力を磨いていっています。
語学力上達のために、工夫したこと、努力したこと
リスニング | ●苦労した点 コツをつかむまで時間がかかった。テキスト用またはテスト用のリスニングは静かで、パターン化したリスニングに飽き集中しにくかった。 ●工夫した点 TED talkという一人のスピーカーが興味深い独自のアイデアをプレゼンする動画で、聞いてリスニング力を上げつつ、レアな情報(プレゼン内容)もゲットできて、沢山スピーカーがいるので毎回異なるプレゼンを選べば飽きることなくリスニングに取り組めるので、一石二鳥のやり方であると思います。 オーストラリアの英語は日本で学習した英語(アメリカ英語)とは違う単語や言い回し、そして発音があるので、メジャーなものだけ押さえておけば、ネイティヴとの会話で聞き取りやすくなる。語学研修時に、休み時間にリスニングのチュートリアルに行った。 |
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リーディング | ●苦労した点 語学研修時は速読に苦戦した。一つでも知らない単語があると悩んでしまい時間がかかってしまった。 ●工夫した点 リーディングの問題で知らない単語があったら問題を解き終わった後に調べてメモした。とりあえずやればやるほど伸びると言われたので、語学研修時に、休み時間にリーディングのチュートリアルに行った。電車などで、日本のニュースをJapan Timesで読むことによって、よりリーディングに時間を効率よく費やすことができた。 |
ライティング | ●苦労した点 あまり長文を英語で筆記形式で書く機会がなかったので、スペルミスや単語量の欠陥によって満足したライティングを作り上げることができなかった。 ●工夫した点 同じ単語を繰り返し使わないように、類似語をある程度インプットした。リーディングを学習する上で使いやすい、または、使えそうな単語やフレーズなどを見つけられ、ボキャブラリーが増えるのと同時に、ライティングにも還元した。文法を軽く見直した。英文の記事を読むことで、自分のライティングに少し磨きがかかった。語学研修時に、休み時間にライティングのチュートリアルに行った。 |
スピーキング | ●苦労した点 言いたいことは明確なのに、うまく英語で伝えられない。常に正確でいなくちゃいけないという変な義務感があったせいで、特にネイティブと話すとき緊張してしまい、しばしばつっかえたりしてしまった。読めばわかる単語も会話ではなかなか使えていなかったりしていた。使うフレーズや単語がマンネリ化していた。 ●工夫した点 ある程度フレーズや型をインプットするだけで、比較的流暢になった気がした。ネイティブが良く使う単語や表現を覚えると型にはまっていた英会話にボリュームが出ると思う(heaps= a lot/have a go=try itなど)。日本語クラブでよく使うフレーズなどを教えてもらった。Youtubeや洋画英語学習(オーストラリア英語中心)そして実際の英会話で実践、検証。フレーズなどをメモするとより効率性が上がる。 |
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