JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE

東京女子大学現代教養学部人文学科2年

  • 留学先 :バルパライソ大学
  • 留学時期:2019年8月~留学中
  • 留学期間:1学年間

大学キャンパスの設備、雰囲気

緑の芝生が一面に生え、楓の木が美しいキャンパスです。マンモス大学と比較して生徒数も少なく、食堂に行く度に友達や知り合いがいるなど、アットホームな環境です。大学のチャペルの規模感には圧倒されます。世界で2番目の大きさを誇る大学チャペルが敷地内にあり、ミサや聖歌隊の活動が毎週頻繁に行われています。クリスマスシーズンにはコンサートも多々開催され、ステンドグラスや装飾、デザインは見ていてはっとするほど美しいです。 また小規模な大学であるため、一クラス分の人数も10数人〜30.40人と比較的少なく、発言をしやすい(つまり英語を伸ばしやすい)雰囲気の中授業に臨むことができます!そのせいか一人一人の学生への配慮が行き届いており、特に教授陣の面倒見が素晴らしいと感じます。授業に寄りけりですが、全体的に救済措置が施されており オフィスアワーに訪問する度、質問する度に懇切丁寧・フレンドリーにサポートしていただいています。

大学のある街・治安

どんなところですか:トウモロコシ畑やミシガン湖、カントリーミュージック、ポップコーンなどなど、中西部のゆったりとした雰囲気を存分に味わえる地域です。小さな雑貨店やレストランが並ぶダウンタウンや郊外エリアは普段のどかで落ち着いていますが、ローカルのイベント、例えば毎年9月の地域名産ポップコーンフェスティバルや市場などが開催されると途端に賑やかで活気のあるムードになり、クリスマスになると大通りでイルミネーションも見ることができたりと、シーズンごとに様々な「色」が楽しめる街です。

ダウンタウンまでのアクセス:大学から15分程歩きで坂を下った所にダウンタウンがあります。

お薦めスポット:よく行く場所はUptown Cafeという小さな喫茶店です。大学から徒歩3分で着きアクセスが良いため、友達との待ち合わせ場所に用いたり、テストや気分を入れ替えたい時など複数人で一緒に勉強したりと、それとなく頻繁に訪れています。立地のせいか、このカフェは混みすぎることもなく閑散としすぎていることもなく、落ち着いて過ごせるので気に入っています。また坂を下った所にある日本食レストランも料理のクオリティが高く、何度でも行きたい場所の一つです。

キャンパス内:小規模なサイズの大学であるために、監視の目(警備員の方々)が行き届きやすく、今のところ危険を感じたことはありません。

キャンパス外:キャンパス外の交通は歩きよりか寧ろ自動車が圧倒的に主流であり、人通りが少ないため特に夜は

学生同士の交流・友人関係について教えてください

現地の学生:Transferとして留学組と同じタイミングで編入してきた学生達と仲良くなり、長期休暇中お家にお世話になり映画鑑賞や本屋巡り、Thanks Givingの食事会やショッピングなど、たくさんの時を一緒に過ごしています。平日でも食事後図書館で深夜まで一緒に勉強し雑談するなど、今では気の置けない大切な友人達です。また大学内では日本文化や言語を学ぶクラブ(日本学生会やJapanese Club)、AAPIC(アジア人を中心とした学生機関)に所属しているため、そこでの交友関係も大切にしています。前者はスケジュールの関係から定期的に顔を出す程度でしたが、AAPICでは学生同士でアジアンマイノリティや教育、文化等様々なトピックで意見交換する機会があり、参加するたびに新しい視点や自分の知らなかったアメリカの側面を発見できることが新鮮かつ刺激的で、なるべく通っていました。大学外では大学が運営するVU Friendship Familyという留学生とホストファミリーを繋げるプログラムを通し、現地の方やその御家族と農場やミシガン湖に遊びに行くなどのアクティビティも体験しました。また、Purdue University を中心に中西部の日本学生会のメンバーが集う学生会も開催され、そこで他大学の学生と交流する機会も得ることが出来ました。

他の国からの留学生:数十の国から留学生が来ています。中国、インドやバングラデシュの留学生が特に多い印象も受けますが、南米、北欧、中東欧等からの日本ではなかなか会えないような国々の出身の学生達とも出会うことが出来ました。現在滞在している寮に留学生が集中しており、毎日洗面所やキッチンで誰かしら留学生と会います。仲良くなったベトナム人や中国人とは一緒に食事したり、シカゴを散策したりと楽しんでいます。

日本人:そもそも日本人留学生の母数が片手にも満たず、なかなか会う機会もありませんが、各々が勉強やクラブに打ち込んでおり、話す度に私も頑張ろうと励まされる、そんな関係を築けています。特に仲の良い日本人学生とは常に英語で話すよう心掛けて、時々一緒に食事しています。英語学習という留学の目的の一つを見失わず、しかし大学外の多様な日本人学生との異国での交流も貴重な糧として、どちらも両立させたいと考えています。

滞在(ホームステイまたは学生寮)

二人部屋のドミトリーに滞在しています。ルームメイトとは生活リズムが正反対(主に私は深夜、彼女は朝方)かつ、専攻も授業を受ける場所も異なるために平日顔を合わせる時間が無いことも多々ありますが、お互いに配慮しあって過ごせています。寧ろルームメイトの冷蔵庫やテレビ、室内灯のおかげで部屋の機能性や過ごしやすさが上がり、たくさん助けてもらっています。最近はほぼ週末、休日にはルームメイトの友人が部屋に遊びに来ることが定番となっており、一緒に映画鑑賞やゲームでリラックスします。

渡航前に日本で準備しておけば良かったこと

英語力、第三言語力 

日本から持ってくれば良かった物

龍角散のど飴

到着後すぐに購入が必要だったもの

シーツや枕等の寝具、洗剤

学生生活

大学内の活動に参加していますか。

日本学生会、Japanese Club、AAPICの三つに所属しています。後期は大学のクワイヤ(聖歌隊)にも参加する予定です。

スポーツはしていますか?具体的に教えてください。

時間と気力のある時は大学のジムに通い走っています。大学にはバスケやテニスコート、クライミング、水泳場などスポーツできる環境が整っており嬉しい限りです。今のところ友人とテニス等でリフレッシュしています。

休み中の過ごし方

休み中は映画を見たり、友達と近場で買い物やカフェに行ったりします。テスト前は勉強です。

来学期履修予定の授業科目について教えてください。(コース番号・タイトル含む)

COMM490 Journalism Through Film ENGL370 Modern and Contemp Fictions SOC 350 Police in Society

来学期に向けての目標や、準備しておきたいことを詳しくお書きください。

来学期は成績向上、かつより積極的に発言できる力を述ばせるよう頑張ります。

学部授業

  • コース番号 :THTR 101
  • 授業タイトル:-
  • 単位数   :3

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

レクチャー

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

小テスト ?/85 中間テスト 47/60 期末テスト ?/60 最終課題 ?/15

授業を通して学んだこと(授業内容)

劇の授業、といってもアプローチの仕方は様々であり、この講義では基本的に「演じ方」を学ぶのではなく古代から現代までの演劇の脚本を複数読み込み(または鑑賞し)、テーマや脚色、時代背景を考察するといったものでした。また、各国、各時代の演劇の舞台の発展の仕方や劇との関連性も映像や実際の演劇を通して学びました。台本を読み解く力、その上でそのストーリーの持つメッセージを理解する力は日本で所属している文学部で求められるそれと本質的には同じで、しかし演技や舞台が演劇を構成する大部分でもあると考えると「読み解く」だけでなく見聞きすることも演劇を学ぶ上で重要な鍵であり、それらの新しい視点を踏まえて作品に触れることは新鮮でした。時間が余った時は教室内でシアターゲームという、複数人で出来る簡単なゲーム(大人数でのしりとりや椅子取りゲーム、ものまねなどの類)を行いました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など: 毎回のミニテストは各5問、劇の台本から出されましたが、一見簡単なようでとても難しい問題が出され(4、50ページに渡るスクリプトの中で僅か1文にしか載っていない本筋に関係ない情報を問うなど)、問題数からして一問の重みが大きい分、点を稼ぐのにとても苦労しました。最終課題はグループでガイドラインに沿って一つのストーリーを練り、実際に脚本を7ページ分書き上げるというものでしたが、私のグループのそれはアメリカの日常が舞台でしたが、私は登場人物が発する会話やアメリカの人の連想する「当たり前」な日常を理解しきれていなかったこともあり、グループにあまりコミット出来なかったのが一番悔しい点です。発言に関しても最初は怖気づいてはっきりを自分の意見を伝えられず、自分の発音の問題で教授に理解してもらえなかったりとかなりの難点がありましたが、一学期きりの授業だと決心して発言するうち、頷いたりフィードバックをもらえるようになったことは進歩の一つでもありました。

学部授業

  • コース番号 :SOC 110 
  • 授業タイトル:-
  • 単位数   :3 

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

出席50/50 定期テスト60/100 小課題43/50 小課題33/50 中間テスト70/100  期末テスト66/100 コメント50/50

授業を通して学んだこと(授業内容)

社会学の入門ということで、人種、ジェンダー、社会格差等のトピックを踏まえつつ基本的な社会学の用語やセオリーを覚えていくというものでした。グループでの簡単なディスカッションや会話の機会があり、そこで現地の学生からアメリカの日常や彼らの意見を聞くことができたことも収穫でした。後半では「社会学的想像力」を用いて社会学用語や理論を用いて映画や絵本を分析し書く課題が2回出ました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

偶然、教授の奥様の出産時期ということで学期の大半は代理の教授による授業でした。そのため解説の仕方や分かりやすさが微妙に異なりましたが、周りの学生と内容を確認しながら自習するなどして乗り切ることが出来ました。ただ、テストの複数選択肢の問題が苦手で、酷い点数を取ってしまったため、この教化に対しては反省しています。

学部授業

  • コース番号 :150A  
  • 授業タイトル:Global Perspective   
  • 単位数   :3

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

レクチャー

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

レクチャー

授業を通して学んだこと(授業内容)

内容は地球温暖化、テロリズム、移民難民問題、各国の経済格差、貧困等、現在世界規模で進んでいる問題の理解を深め、ディスカッションするものでした。また学期を通して植民地・紛争の歴史を持つアフリカ大陸を舞台にした小説や書記を2冊読み込み、特に先進国に取り残されているアフリカの現状や視点、未来のアフリカ各国の世界的な立ち位置についてもクラス内で議論しました。毎回近隣の席の学生とグループディスカッションが求められ、意見交換という観点がこの授業では非常に重要視されているよう感じました。更に、学期末にグループプレゼンテーションの課題が出されたことから、グループ内5人で特定の難民グループについての13ページの論文を仕上げると共に時間をかけてプレゼンの練習をするなど、単なるレクチャーだけでなく実践的な要素も多々見られ濃い授業でした。この授業を機に、常日頃漠然と使われがちなグローバル化という言葉がどういう意味を持つのか、そしてあらゆる格差の問題など、政治や経済の面からも国際問題に触れる機会となり、そして国際情勢の中で自分の母国である日本や自分自身を客観視するきっかけにもなりました。そして何より、クラス内で始終主張されていた、国際的な場(そうでなくても)での多様な相手・彼らの意見の尊重という根本的な姿勢をより意識するようになりました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

最初は英語への恐怖感からグループの中で意見を言うことにすら躊躇していましたが、後半、少しずつ、会話に入っていくことを心がけて地道にクラスに参加していました。しかしそれでも授業内であまり積極的には発言できませんでした。読書後のエッセイも、まず小説自体を理解することに多くの時間がかかり、読み込んでからいざ書くとなった時締め切りギリギリになってしまう等と、沢山の失敗をしましたが、これをきっかけにライティングの時間配分や計画性に気を付けるようになりました。更に一番苦労し、かつ楽しかったのが最終課題のプレゼンテーションです。メンバーで何時間も集まる時間を設け、試行錯誤しながらプレゼンをしましたが、グループ内のメンバーが協力的で、お互いの追いついていないタスクを補い合うなど積極的に動くことが出来、結果教授からも良いフィードバックをいただけたことが印象的でした。

学部授業

  • コース番号 :SOC270
  • 授業タイトル:Juvenile Delinquency  
  • 単位数   :3  

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

レクチャー

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

出席100/100 小テスト?/25 定期テスト85/97定期テスト68/93定期テスト84/93定期テスト69/ 89  エッセイ117/119 エッセイ②94/100

授業を通して学んだこと(授業内容)

授業を通して学んだこと(授業内容):「何故人は犯罪を起こすのか、又は起こさないのか」という問いから生まれた犯罪学の一環として、「青年非行」のプロセスや原因、防止策等のリサーチ結果や理論を学ぶものでした。数百ページにも渡る難易度の高く分厚い教科書を一学期で一周するスケジュールになっており、日々の継続的なリーディング、抜き打ちテストにそなえた念入りな予習が求められました。ですが犯罪学という科目名で非行を詳細まで分析する授業はアメリカならではのもので日本では発展していないこともあり、そして特定の社会の中での人の言動をマクロ単位で考える社会学自体に興味を持っていたこともあり、大変やりがいがありました。一つのリサーチを取っても、その方法論や犯罪の背景に幾多もの差別や社会格差、社会問題などが複雑に絡んでいて、遺伝的な要素に犯罪理由を求めがち、かつ非行少年の不透明さが如実である日本の現状の課題にも気付くきっかけになりました。また、教授が日本にとても興味を示されていたことから、よく日本とアメリカ社会においての犯罪比較をしたり、話し合ったり、クラス内でも発言の機会を与えていただけるなど、プラスアルファで犯罪について知ることが出来ました。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

この授業は個人的に前期で一番実りが多く、力を入れました。専門用語もセオリー自体も難易度が高く、最初の方は教授が時間をかけて解説していた箇所すら理解できていなかったりと、読解力、リスニングに苦労しましたが、オフィスに通ううち、自分の分かっていない点、わかっている点をまとめて、その上で質問や議論が以前より出来るようになりました。また、教授の「日本ではどうなの?」という問いに応えようと必死で日本語の論文やデータも調べた結果、犯罪学のはの字も知らなかった以前より、日本社会について俯瞰できる点が増えたように思います。楽しかった点は最終日に行われた非行少年収容所見学です。インディアナ州、バルパライソ内にある収容所を実際に訪れることで机上では終わらないリアルな収容所の日常、扱い、現状を垣間見ることが出来、大変衝撃的でした。

語学力について

英語力は伸びていると感じますか(その理由)

伸びていると感じます。なるべく部屋に引きこもらずに教授や現地の友人を通して毎日英会話することを心がけています。スピーキングは実感がありませんが友人から毎日ちょっとずつ伸びてる!と言われ、これからも恥を捨てて会話していきたいです。読む課題や書く課題は多々あったので、リーディングのスピード、理解度やライティングにおいて使える構文の量は少し伸びたのではないかと実感しています。

語学力上達のために、工夫したこと、努力したこと

リスニング

●苦労した点 

最初は講義中教授が何を言っているのかも聞き取れず、授業後オフィスで泣きついていました。現地の学生の日常会話に至っては日本で聞いていたそれとスピードが別次元であり、今も完璧に聞き取ることに苦労しています。

●工夫した点 

授業では録音をして何度も聞き返す。友人同士の会話ではわからないと思ったら恥を捨ててすぐ聞き返す。授業中や目の前で行われる会話を「ぼんやりと」流して聞くのでなく「はっきり一言一言」聞き取ろうとする姿勢を保つ。

リーディング

●苦労した点 

日々の宿題でとにかく読むべき量が数十ページ~に渡り、何時間もかけてやっと読みつつ完璧に理解できないまま授業の時間が来ることも多々ありました。強化によっては語彙も専門的なものが多く、わからない箇所を調べては読み調べては読み…と地道さ、忍耐が求められます。

●工夫した点 

論点やテーマを明確にして読む。例えば1チャプターの中で序論と結論に注目し最初にそれらを読んでから中身を理解する、など読む順番を変えてみるなど。しかしリーディングにかんしても、地道に読んだだけ伸びる

ライティング

●苦労した点 

基本的な文法ミスは減ったものの、エッセイを書く際構文が不自然であったり、言葉選びにおいて言いたいことと微妙にずれていたりと、課題ばかりです。

●工夫した点 

ネイティブの論文のフレーズ・構文を書き留めて使えるようにしておく、大学のライティングセンターを利用する。ライティングセンターのクオリティ、どれくらい寄り添って丁寧に見てもらえるかは担当者に寄りけりですが、基本的に文法やword choice を添削してもらえるので、早め早めに予約して毎回利用していました。

スピーキング

●苦労した点 

私はスピーキングが一番苦手であり、最初は語彙力やイディオムが不足しており、いざネイティブスピーカーを前にすると咄嗟に言葉が出で来ない・会話が全然続かないといった点で苦労しました。また発音も日本語訛りがかなり入っており、初めの数か月は何度も聞き返されるばかりでした。

●工夫した点 

友人の使っていたフレーズや表現したくても出来なかった言い回しを調べたり聞くなどしてメモし、次から使えるように反芻する。ネイティブの会話をリアルタイムでシャドーイングする(例えば車のフロントシートに乗っている友人達の会話をバックシートで聞いている時、彼等に合わせてこっそり同じフレーズを呟くなど。)