出発前オリエンテーションORIENTATION

2015年春派遣生

2015年1月10日、11日にJSAF春派遣15期生英語研修・出発前オリエンテーションを実施いたしました。
JSAFのプログラムではオリエンテーションの参加が義務付けられています。

1月10日(土) 英語研修/東京YMCA山手コミュニティセンター

Kevin Maxfield先生/ Bret Tompson先生/ Tatiana Robbins先生

“Good morning, how are you today? Which class are you in?”

受付から英語という普段とは違った環境に、驚いたり、ちょっと困ったような表情を浮かべる学生がほとんどでしたが、さすがJSAF派遣生。こちらが英語を話すとしっかり意図を理解してくれて、「あの~」と言っていたのを、”Excuse me.”と言い直してくれました。どこに座ればいいのか、トイレはどこにあるのか、などほんの些細なことも英語で伝えるとなると頭を使うので、何度も言い直しながら相手に伝わるように、一生懸命英語を話している様子がとても嬉しかったです。

OPENING

全員揃うと、オープニングとして、英語研修の主旨と一日の流れを確認しました。もちろんこの説明も英語です。

■英語研修は何のために行うのか?

英語研修は、単に英語を学ぶ場ではなく、現地に行ったらどんな状況に身を置くのか、実際に体験してもらう場です。一日All Englishで行われ、日本語は一切禁止です。これは、現地ではごく当たり前の環境です。どんなに英語が得意であっても、英語での生活に慣れるには時間も努力も必要です。

その感覚を現地に行く前に少しでも体験してもらうことで、出発までのあと2,3ヶ月も意識を高く持って渡航準備や英語学習に励んでもらう、というのがこの研修の目的の1つです。

また、授業スタイルも日本で受けているものとは、全く違います。レポート提出、中間・最終試験はもちろん、授業内でのディスカッション、グループワークなど、より積極性を求められる場面が多いのが、海外大学の特徴です。

海外では、自分から積極的に質問や発言をしなければ、わからないことはわからないまま進み、すぐについていくことが非常に難しくなります。また、何もしなければ、何も学ばないまま一日が終わる、なんてこともあります。 さらに、海外では学生が教授と常にコミュニケーションを取ることが多く、例えばテストで予想以上に悪かった場合、交渉をしに行ってメイクアップ(追加課題を提出するなど救済措置をとってもらい、成績を維持すること)をすることも多くあります。

そのような今まで以上に自分から積極的に行動しなければならない状況の中でも、よく学び充実した留学生活を送れるように、この英語研修では一日かけて、授業形式や課題の取り組み方などについて、派遣生に体験してもらう疑似体験の場です。

Opening終了後、派遣生たちは各クラスに分かれました。1クラスはおよそ14~16人。まずは自己紹介からスタート。特に今回の英語研修は、緊張のせいか、肩に力が入り、表情がこわばっている学生も何人か見られました。だからこそ、この自己紹介は緊張をほぐす(ice breaking)という意味でも、非常に大切なパートです。

在籍大学、派遣先の大学、なぜその大学を選んだのか、など一般的な自己紹介を行いましたが、所々で講師たちが質問をしていくため、徐々に緊張がほぐれ、このIntroductionが終わると、少しずつ派遣生の笑い声が聞こえてきました。

Self-Evaluation/Class Evaluation
長い英語研修が終わり、一日のフィードバックの時間。一日で感じたこと、これからの意気込みなど、様々なことを書いてもらいました。