JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE

早稲田大学政治経済学部政治学科

  • 留学先 :ブリティッシュコロンビア大学 / University of British Colombia
  • 留学時期:2018年秋

大学キャンパスの設備、雰囲気

キャンパスがとにかく広く、次の授業の教室に行くまで15分近く歩かなくてはならないこともあります。施設は図書館、博物館、カフェやパブ、日用品を買える場所、ジムやプールなど非常に充実しており、キャンパス内で最低限の生活は完結させることができます。また、緑に囲まれているためかとても落ち着いた雰囲気があります。オンキャンパスに家族で暮らしている方も少なくなく、大学というよりも一つのコミュニティーに近い感じがします。

大学のある街・治安

どんなところですか:自然が豊かで、周りは住宅地が広がっています。バスで20分くらいすると服飾店や飲食店が並ぶストリートに行くことができます。
ダウンタウンまでのアクセス:バスで約40分で行くことができます。
お薦めスポット:いくつかビーチがあるのですが、そこからの夕日は絶景です。

キャンパス内:危険を感じたことはありません。夜はsafe walkというシステムがあり、電話をするとセキュリティーの方が車で迎えに来てくれ、目的地まで連れて行ってくれます。テスト期間中、朝の3時まで図書館で友人と勉強し、彼女の部屋に戻る際に一度利用しましたが、とても快く対応してくださいました。
キャンパス外:ダウンタウンには治安の悪い箇所がいくつかあります。特にマリファナが合法になり、薬物中毒の人がそのような場所には多くいるので注意が必要です。

学生同士の交流・友人関係

現地の学生:授業で仲良くなった現地の学生とは一緒に勉強したり、授業の後にご飯を食べに行ったりカフェでおしゃべりをしたりしています。また、ダンスチームに入ったため、週2回の練習を通して親しくなることができました。メンバーは何人か交換留学生もいますが、ほとんどが現地の学生です。また、先日は一緒にクリスマスマーケットに行ったりとオフの日にも一緒にお出かけをするような企画もしてくださいます。
他の国からの留学生:ESC(Exchange Student Club)という交換留学生のために様々なイベントを開いてくださるクラブい所属しており、そこが開催するイベントに参加することで様々な国から来た多くの友人を作ることができました。キャンパスで会うと立ち話をしたり、一緒にハイキングやカフェに行ったりと、ESCを通してたくさんの友人と出会うことができました。
日本人:ESCのイベントで会った日本人とは非常に仲良くしています。その子の寮の友達とも知り合えたことでかなり交友関係を広げることができました。しかし、なるべく日本語は使わないように意識しています。

初日のオリエンテーションは分かりやすかったですか

分かりやすかったです。また、少数のグループに分かれてキャンパスツアーを行ったのですが、そこで知り合った友人と今でも一番仲良くしているので、その面でも役に立ちました。

授業について

今学期履修した授業について教えてください

【科目1】Introduction to Global Politics

授業形式:レクチャー・ディスカッション
クラスの規模:レクチャーは238人、ディスカッションは16人
評価のつけ方:中間(25%)、レポート(25%)、期末(30%)、出席(20%)
授業内容:現実主義、自由主義、理想主義などの基本的な国際政治学の概念、また国際連合やテロなど問題となっていることを中心に学びました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:この授業のディスカッションクラスが最も苦労しました。日本でも政治学を専攻しているとはいえ、専門的な用語がすぐに理解できず、取り残されてしまうことが多かったです。しかし、冗談を交えながらの教授の授業はいつも興味深く、楽しかったです。

【科目2】Introduction to Conservation

授業形式:レクチャー
クラスの規模:227人
評価のつけ方:出席10%、課題(2)30%、中間15%、ディベート15%、期末30%、optional activity(2)5%ずつ加算
授業内容:国際的な環境の変化の概要となぜそれが難しい問題なのかを学びました。具体的にはプラネタリーバウンダリー、エコロジカルフットプリント、農業、エネルギー、プラスチック、保全生物学などを扱いました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:この授業は、UBCが森林学で有名だと聞いていて、また自分自身環境保護にずっと興味があったので履修することを決めました。レクチャー以外にもUBCと隣接する森を散策したり、任意でハイキングや博物館を訪れ、環境保全や生物多様性に関連した何かを見つけて提出するなどのアクティビティーがあって普通の授業とは違う楽しみがありました。

【科目3】Introduction to Philosophy

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど): レクチャー、ディスカッション
クラスの規模:レクチャー118人、ディスカッション22人
評価のつけ方:レポート(3)60%、期末40%
授業内容:神の存在、霊魂と肉体、自由意志の3つのテーマそれぞれの様々な理論や枠組みを学びました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:この授業の学習内容が最も興味深かったです。非常に難しい内容で頭を使うので、いつも授業後は疲れ果てていました。今どきは珍しく電子機器が禁止で、しかもスライドを共有しない主義の教授でしたが、そのおかげで授業に集中することができました。

【科目4】Inequality and Social Change

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど): レクチャー、ディスカッション
クラスの規模:レクチャー259人、ディスカッション24人
評価のつけ方:中間30%、期末40%、出席+毎週の課題30%
授業内容:社会学の主流な理論や概念、人種、階級、性別などにおける不平等、教育、仕事、家族、健康の役割、社会変化の過程などを主に学びました。
全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など:大規模な授業であるにも関わらず、教授は常に生徒に質問を投げかけてコミュニケーションを図っていたのが印象的です。また、スライドが分かりやすく、ビデオなども取り入れながら進めていくので学習内容を授業内でしっかりと理解できました。中間テストの答案をオフィスアワーに見に行くと一人一人丁寧に対応してくれて、非常に生徒思いな教授だなと思いました。

寮生活についてお書きください

ホストファミリーとの関係はどうですか

ホストファミリーは非常に優しい方で、とてもいい関係を築くことができました。私は外出することが多いですが、夜ご飯はほとんど一緒に食べ、朝も時間が合うと一緒に食べています。とてもおしゃべりが好きな方たちなので席を立つまでずっとお話をしています。ルームメイトもいますが、あまり接点はありません。

食事(カフェテリア、自炊の方法やバランスなど)はどうしていますか?

中華と洋食の混じった食事です。

大学内の活動に参加していますか

もしクラブも含めるなら、ダンスチーム、スキー・スノーボードクラブ、ESCのメンバーです。

スポーツはしていますか?具体的に教えてください

ダンスチームに所属しています。また、バスケもやっていましたが指を突き指して以来参加していないです。

休み中の過ごし方について教えてください

友人とロスに行く以外はまだ未定です。スノーボードをしたり、のんびりと過ごしたいと思います。

来学期に向けての目標や、準備しておきたいことを詳しくお書きください

来学期はもっと積極的に授業に参加することが目標です。慣れていない上に自分の英語力に自信がないため発言することがなかなかできませんでしたが、来学期はその~を破っていきたいと思います。また、1月より入寮をするので荷物をまとめたり、日用品をそろえたりしておきたいです。

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