JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE

横浜市立大学国際教養学部教養学科3年

  • 留学先 :ソールズベリー大学
  • 留学時期:2024年夏/秋派遣
  • 留学期間:2024年0月~2024年0月

大学について

留学が始まり数か月が経ちました。現地での生活も慣れてきた頃かと思います。到着後から現在までどのようなスキルが身につきましたか?これが上達した!ということを教えてください。また、留学を通して感じたこと、考えたことなど感想も含め教えてください。

私はこの留学が初めての海外ということもあり、最初は何もかもがカルチャーショックで一つ一つについていくことが大変でした。清潔感や衛生面、食生活、人間関係の価値観などの違いが大きく戸惑いましたし、日本が恋しくて辛いとも思いました。しかし、微量ながら英語力がついてきた中でアメリカでの生活に順応しつつある自分に気がつきました。
これまでの留学を通して感じたのは、何事も躊躇する必要はないということです。私はいつも頭でよく考えてから動くため行動が遅くなりがちなのですが、他の留学生や現地生を見ていると、何も恐れることなく考えたことをすぐ行動に移す人が多いなと感じました。
また、私の友人は日本文化に興味がある人が多いのですが、その他大勢の学生は日本についてほとんど知らないということに気が付き、驚きました。というのも、私は日本は世界的にも人気な観光スポットであるし、アニメやゲームなど世界に誇れる文化を多く放ってきたため、当然ほとんどの人が日本についてある程度知識があると自負していたからです。日本にあまり興味がなさそうな子を見て悲しくなったと同時に、一度日本の良さを知ってもらえたら確実に好きになってもらえると思うので、伝えられたらいいなとも思いました。そして、そのために私自身が日本の良さについてもっと学ぶ必要があると感じました。

学生同士の交流・友人関係について教えてください

現地の学生:日本に留学していた子や日本語クラスの子、日本に興味がある子など

他の国からの留学生:韓国、中国、パキスタン、エクアドルからの留学生(クラスが同じ)やブラジル、スペイン、ペルー、米他の州からの留学生(留学生オリエンテーションやイベントで仲良くなった)

日本人:JSAF派遣生、青学の交換留学生、現地在住の子

大学のある街について

どんなところですか:飲食店やスーパーは近くにあるが車が必須の田舎。かといって周辺で全く遊ぶ場所がないわけでもないため、学業には集中しやすいと思う。

ダウンタウンまでのアクセス:車で10分程度

お薦めスポット:モール(ちょっとした買い物や映画が見られる)

その他:緯度は福島県と同じくらい。湿度は日本より少し低い。

寮(ホームステイ)生活/ルームメイト(ホストファミリー)について

ホストファミリー/ルームメイトとの関係

私の寮は2人部屋が4つあるアパートだった。全員と1回以上会話はしたが特に交流はない。しかし、ルームメイトを含む3人は比較的仲がよく、時々共有スペースで集まって話していた。私はそこに何度か混ざることがあった。ルームメイトとは部屋で基本的にはほとんど会話はなく、お互いの時間を大切にしている。

食事

ミールプランのオールアクセスを所有しているためダイニングを利用しているが、一日最大2回しか利用していない。メニューは異なるが基本的には同じ。時々特別メニューがある。バイキング形式なので量や栄養は自分次第である。その他カフェはいくつかあり、ダイニングの食べ物に飽きた時や時間がない時はカフェで済ませることもある。

課外活動についてお書きください。

休み中の過ごし方について教えてください。

基本的には休日は大学内でまったり過ごすか課題をする。友人の車に乗せてもらい、遊びに行ったりすることもある。または、イベントがあれば積極的に参加していた。

留学先に持って行ってよかったもの、持っていけばよかったもの、不要だったものなどあれば教えてください。

持って行けばよかったもの:友人にあげられる小物や日本文化を感じられるもの(折り紙等)

到着後すぐに購入が必要だったもの:ヘアドライヤー、寝具

渡航前に日本で準備しておけば良かった点:英語の勉強、特にリスニング。

生活費はどのくらいですか。

5万程度

語学研修について

クラスについて教えてください(セッションごとにお教えください)

雰囲気:Grammar:日本の学校でやるような文法をおさらいしていく。どんな質問でもしやすい。
TOEFL:試験対策として問題をみんなで確認しながら解いた。先生が疑問点がないか毎回確認してくれる。
Speaking:与えられたトピックについてクラスメイトとディスカッションしたり、プレゼンテーションがあった。間違いを恐れず英語を話しやすい雰囲気。
Reading:テキストを読み進めていく。チャプターごとにテストがあり、最後は本を読んでそれについてプレゼンテーションを行った。
Writing:ライティングのメソッドを学んだ後、2時間かけて1つのエッセイを仕上げていく。わいわいというよりみんな集中した雰囲気。
Vocabulary:アクセントの違いや季節のイベントなどを学びながら新しい語彙も学習していく。先生やクラスメイトと話しながら進めていく、一番楽しくて好きな授業だった。

人数/国籍の割合

その他:クラスによって異なるが基本的には、日本人4人、韓国人3人、中国人1人、パキスタン人1人、エクアドル人1人。

1日の勉強時間と勉強場所(宿題など)

基本的には図書館で4〜5時間程度。テスト前等はもう少し長い。

勉強するのに役立つ教材や方法など

集中できるBGMを見つけてそれを聴きながらやる。休憩時間も想定してあるものがおすすめ。また、語学の勉強なのでインターネットを活用してリスニング向上や語彙を増やすなど。

語学力について

留学開始当初と比べ外国語力はどのくらいついたと感じますか?

リスニング力が上がったと思う。最初は本当にネイティブスピーカーの話す速さについていけず単語がたまに聞き取れる程度だったが、話の流れを大体掴めるようになった。

語学力上達のために、工夫したこと、努力したこと

リスニング

苦労した点:聞き返すことが何度もあり、その度に申し訳なくなった。それでも理解できないことがあったし、会話の中ですれ違いが起こったりした。また、口語表現で省略された文法を理解するのが大変だった。

工夫した点:わからない単語や表現が出てきたらすぐに尋ねる。英語以外をできるだけ聞かないようにする。口語表現に慣れる。

スピーキング

苦労した点:自分の言いたいことが表現できない。発音が間違っていて伝わらない。

工夫した点:言いたい単語がわからなくても色々な言葉で補足しながら伝えるようにする。正しい発音をネイティブスピーカーから学ぶ、真似する。細かいことは気にせず伝えることに集中する。

リーディング

苦労した点:読むスピードが遅い。知らない語彙が多い。

工夫した点:スキャニングする。語彙を増やす。たくさん読む。

ライティング

苦労した点:表現したい言葉がわからない。ライティングのルール(コンマの有無や正しい文語表現)が曖昧。

工夫した点:さまざまな表現を使って伝える。一度書いたライティングの見直しをして覚えていく。

学校情報はこちら