JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE
学習院大学国際社会科学部国際社会科学科3年 並川詩歩
・留学先:キャロルカレッジ
・留学時期:2022年夏
留学しようと思ったきっかけは何ですか?
私自身幼いころから英語が好きであったため、大学生の間に留学をしたいと思っていました。また、日本で生活しているだけでは知ることのできない様々な文化に触れて、視野を広げたいと思ったためです。
留学の目的は何でしたか?
英語力を伸ばすこと、異文化を体験することです。
留学開始当初と比べ語学力はどのくらいついたと感じますか?
渡航前と帰国後で同じ英語の試験を受けていないため具体的な数字ではわかりませんが、確実に伸びたと感じています。留学当初は、ネイティブの人の早口の会話がほとんど理解できませんでしたが、帰国頃には会話を理解し、自分も会話に入れるようになりました。また、ボキャブラリーもそうですが、簡単な単語を使った表現方法が増えたと感じます。課題でリーディングも多かったため、読むスピードも速くなりました。
キャロルカレッジを選んだ理由は何ですか?
治安の良さ、日本人の少なさ、自然の豊かさです。
キャロルカレッジの設備、雰囲気はどうでしたか?
キャンパスはアメリカの大学にしては大きくはないようで、すべての建物に徒歩で移動できます。ですが、芝生の広場などもあり、広々としていました。気候の良い季節には外で勉強などをするととても気持ちが良いです。静かで、のどかで、どの方向を見ても山が見える、自然が豊かなキャンパスです。また、カトリックの大学で、チャペルなどがとても綺麗です。設備も基本的なものは何でもあるため、不便なことは特にありませんでした。
キャロルカレッジの学部授業は日本の授業形式とどのような違いがありましたか?
講義形式の授業、ディスカッションがメインに進む授業など、授業によって形式は様々でしたが、先生が話している途中でも、質問や意見があったら積極的に発言しているところが印象的でした。私が感じた日本との大きな違いは成績のつけかたです。日本では期末テストやレポートが成績の中心になることが多いと思いますが、キャロルカレッジではほとんどの教授が、いくつもの課題とテストを合計して成績をつけていました。学期を通しての勉強や、毎回の授業の準備量は多いですが、コツコツ勉強する人は、成績が取りやすいのではないかと感じます。
語学力上達のために工夫したことを教えてください。
できるだけ外に出て、人と話すことを意識していました。学問的な英語は日本でも自主学習できますが、日常生活の英語は現地に住むことで最も伸びる分野であると考えたため、学校のアクティビティに参加したり、友達と出かけたり、宿題も自分の部屋ではなく共同スペースですることで時間のあるときに人とコミュニケーションを多く取れるように工夫していました。
留学を通して自分が一番成長したと感じること
語学力はもちろんですが、コミュニケーション能力が伸びたと感じます。私はもともと人見知りでしたが、留学当初多くの人に話しかけてもらい、人と話すことの楽しさを学びました。また、英語で話したいことを表現するために、ジェスチャーを使ったり、他の表現方法を考えたりするなど、言語だけでなくコミュニケーションを取る方法を身に着けることができたと感じています。また、精神的にも、いつも甘えてしまう家族と離れることで、自立することができたと思います。
JSAFサポートについて感想を教えてください。
留学前も、留学中も、分からないことがあった際にはメールにすぐに対応していただき、安心することができました。留学前オリエンテーションでは、留学における大切なこと、気を付けることなどに加え、勉強のコツやカルチャーショックの対応方法など、たくさんのことを教えていただき、とてもありがたかったです。
これから留学する後輩へのメッセージはありますか?
留学は、語学力はもちろん、人として成長する部分がかなり大きく、視野も広がると感じます。もちろん楽しいことだけではないですが、大変なことも含めて、貴重な経験になると思います。少しでも興味があったら、是非挑戦してみてください!
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