JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE
【NEW】サラマンカ大学 語学+学部留学(1学年間)
獨協大学国際教養学部言語文化学科3年生
- 留学先 :サラマンカ大学
- 留学時期:2024年春派遣
- 留学期間:2024年3月~2024年12月

留学全体を振り返って
留学の目的
語学運用能力の向上
上記の目的は達成されましたか。
達成できました!
留学を通して成長した点
やるべきことを計画的にやること、自立性、他者との関わり方が身につきました。
留学を通しての現在の想い
長期間母国、親元から離れて生活をする経験がなかったので、勉強面はもちろん生活面でも不安はありましたが、いざその時になると自分でなんとかしなければならないし、実際なんとかなっていたのでそこまで気負いして硬くならなくても良かったなと思っています。 留学は何かを学ぶために行くのが表向きの意義ですが、勉強面以外でもさまざまなことを経験できるというのが本当の意義であるのではと少し思います。
留学先の国、大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点はありますか。
差別的な人もいれば、日本のことをリスペクトしてくれている優しい人もたくさんいることです。また、アニメや漫画のほかに日本企業の車などの流通量もそれなりにあることを感じました。
同じ大学へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いことを教えて下さい。
金銭的な面や就活など色々と気にしなければならないこともたくさんあると思いますが、留学してみたいという気持ちがあるなら行けるときに迷わず行くことを勧めます!
大学生活について
現地到着後に感じたこと
- 渡航前に日本で準備しておけば良かった点:
リスニング能力、単語力 - 到着後すぐに購入が必要だったものは何ですか:
飲料水 - 生活費(月のお小遣い)はどのくらいですか:
日本円で5~10万円
大学キャンパス
教室は20人程度が定員の部屋がメイン。全ての教室に黒板代わりのモニター(テレビ型のタブレットのようなもの)が設置されており、USBメモリから授業で使うスライドを出力したり、YouTube等の補足の映像資料を流すことができる。外見は周囲の景観を損なわないデザインだが、室内は綺麗でした。
治安はキャンパス内も外も問題ありませんでした。
大学のある街
- どんなところですか:
旧市街は世界遺産に登録されている歴史的な街並み - ダウンタウンまでのアクセス:
歩きかバス - お薦めスポット:
Plaza Mayor, Dale café salamanca, Campo de Reina Sofia
語学研修機関について(1学期目)
1. クラス規模や雰囲気
1クラス多くても20人程度で基本講義形式、所々で発言が求められることもあった。
2.人数/国籍の割合
クラスレベルによって多少変わりました。
Nivel Avanzado: イギリス人1、日本人2、韓国人1、中国・台湾人17
Nivel Superior: ドイツ人1、日本人2、中国人2、アメリカ人15
3.1日の勉強時間と勉強場所
家で3〜4時間程度宿題や復習などをしていました。
交友関係
2学期目にもなるとキャンパス内の友達と外出したりはしなかったが、少しずつ話す機会が多くなった。
- 現地の学生:
毎週木曜日のintercambioで知り合った学生 - 他の国からの留学生:
キャンパス内 - 日本人:
intercambioまたはキャンパス内
1週間の大まかなスケジュール
【夏まで】
(月〜金)9:00~14:15まで授業→帰宅、昼食→課題や復習含め自由時間
※木曜のみ22:00頃からIntercambioへ
(土・日・祝)コインランドリーで洗濯・乾燥→自由時間
【秋学期以降】
(月〜金)1日1〜2コマ授業→帰宅、昼食→課題や復習含め自由時間
※木曜のみ22:00頃からIntercambioへ (土・日・祝)コインランドリーで洗濯・乾燥→自由時間、旅行
留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出
良かった思い出:サラマンカで知り合った学部に留学している日本人学生との旅行、マドリードにサッカーを観に行ったこと。
大変だったこと:自分一人の時に何か物事を説明され、理解する必要があったとき
一番の息抜きの方法
ドラマやYouTubeを見ること
日本から持っていったノートパソコンの使用頻度や必要性
授業ではプレゼン資料・レポートの作成や授業資料をPDF上で配布されることもあった。 家ではVPNを購入しドラマ等、娯楽に毎日使用していた。
日本の家族、友達との連絡頻度
家族とは週1回+α、友達とはたまにメッセージ
留学先に持って行った方がよかったもの、持っていけばよかったもの
・シャンプーやボディーソープなど日本でも売っているブランドもあるので特にこだわりがない場合は現地調達でも問題ないと思います。
・室内用にスポーツサンダルやクロックスなどがあると便利です。
JSAF留学プログラム費以外でかかった費用の目安
- 旅行に関する費用
-国際航空券代(往復):25万
-現地での旅行費用:100万以上(ホテル等を妥協すればもっと抑えられると思います。) - 個人的な諸費用(こづかい、買物代など):
合計約80万円 - 携帯電話料金:
4週間ごとに10ユーロ - ミールプラン以外の食事代:
ファストフードなら10ユーロ前後、レストランなどは40ユーロ以上
ホームステイについて
ホストファミリーとの過ごし方
すれ違う時に挨拶や、食事の時に雑談をする程度でそこまで接点が多くはなかった。
食事
基本は用意してもらった食事、たまに外食する程度でその時は適宜報告していた。
課外活動について
どんな活動をしていましたか?
週1〜2回大学の施設でサッカーをしていましたが、11月ごろに突如有料になったのでやめました。 不定期で友達とジムに行ったりランニングなど。
休み中の過ごし方
カフェにコーヒーを飲みに行く、日本のドラマを見たり、サッカー観戦(現地・配信)など。
おすすめのイベント
木曜日22:00〜のIntercambio
学部履修(2学期目):Modular Program
※現在はModular Programは開講されておらず、英語で学ぶBachelor Programが開講されています。詳細はこちら
学部授業①
- 授業タイトル:Historia de España
授業形式
レクチャー
評価方法
3択形式のテスト2回
授業を通して学んだこと
スペインを中心とするイベリア半島の歴史を紀元前から近代までを講義形式で学んだ。
全体を振り返って感想
基本は先生の説明を聞くだけですが、歴史用語など普段耳にしない単語が多く出てくる点は大変だった。
学部授業②
- 授業タイトル:El mundo árabe en el mundo hispánico
授業形式
レクチャー
評価方法
小レポート3回
授業を通して学んだこと
アンダルシア地方などイベリア半島内で医療や食など幅広いアラブ文化が根強い地域について、またその文化が伝播された経緯を学んだ。
全体を振り返って感想
授業は事前にPDF上のものを配布されそれに沿って授業が進み、要所でビデオ等の視聴もあり、わかりやすい授業だった。
学部授業③
- 授業タイトル:Cine español e hispanoamericano
授業形式
レクチャー
評価方法
グループプレゼン2回、テスト2回
授業を通して学んだこと
スペイン・ラテンアメリカで有名な映画監督とその作品、時代背景などについて学んだ。
全体を振り返って感想
毎週1〜2本映画を見たが、字幕がない映画は耳からでしか情報が得られないので内容を理解するのが大変だった。
履修した授業の課題の中で、特にがんばったもの、自信作について
エッセイ・ペーパー
科目名: El mundo árabe en el mundo hispánico
題材: 古代のコルドバの街について
内容: 配布された文献を読み、感想や意見を述べる。
大変だったこと、やり遂げての感想:スペイン語でレポートのようなものを初めて作成したので慣れない点もあったが、先生による添削もあり、とても学びになることが多かった。
プレゼンテーション
科目名:Cine español e hispanoamericano
題材: Campeonesについてのプレゼン
内容: 映画の構成や、主要人物、場所や年代などを15分程度で簡潔に発表する。
大変だったこと、やり遂げての感想:3〜4人1組でのプレゼンだったので、そこまで負担は大きくないものの、スペイン語でプレゼンをするということも初めての経験だったので、緊張することもあった。
学部授業を総括して、日本の授業と違う点、留学先国の授業の特色について
Programa Modularでは全ての授業が1つの科目につき週に2コマずつ授業をするというのが日本の大学で経験がなく、新鮮だった。
語学力について
留学開始当初と比べ外国語力はどのくらいついたと感じますか?
ネイティブとの会話では日常会話ですら厳しい状況だったのが、日常会話やちょっとした雑談程度なら卒なくできるくらいには上達したと思います。
語学力上達のために、工夫したこと、努力したことを教えて下さい。
はじめのうちは復習に特に力を入れたこと。また、DAZNやYouTube等でスペイン語を話す監督のインタビュー等を聞いて耳を慣らすこと。



