JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE

神戸市外国語大学外国語学部英米学科3年

  • 留学先 :ペンシルベニア州立大学
  • 留学時期:2018年8月~2018年12月
  • 留学期間:1学期間

大学キャンパスの設備、雰囲気

キャンパス自体はとても広く、バスが走っているほどではあったが、歩けないレベルではないと思う。教室や食堂は綺麗だったし、寮もそこまで古くは感じなかった。HUBという建物では勉強したりくつろげるスペースだけでなく、ファストフード店が入っていたりして居心地がよかった。水をよく飲むので、無料でミネラルウォーターが汲める設備は重宝した。日本の大学よりも、ゴミの種類によってゴミ箱がいくつもあって驚いた。何人もの生徒がイヤホンで通話しながら歩いているのは日本とは違うなと感じた。

大学のある街・治安

大学のある街について

どんなところですか:大学を中心に街が作られているなという感じ。買い物やレストランは学校から近くにあるし、バスを使えば、ウォルマートへも行けるので住むのには丁度いいと思う。

ダウンタウンまでのアクセス:自分の寮からだと徒歩5分もかからない (寮によるが、それでもかなり近い)

お薦めスポット:Targetというスーパーは、学校からも徒歩で行けるし、生活に必要な物は大体売っていると思う。

その他:日本食の店も3軒ほどあった

キャンパス内外の治安はいかがですか

キャンパス内:良好だと思うが、時々犯罪情報がメールや張り紙で知らされる

キャンパス外:NYなどに比べると安全だとは思うが、夜は多少怖い

学生同士の交流・友人関係

現地の学生:アメリカ人の学生とは、授業での交流がメインだった。授業中のディスカッションやグループワークなどを通して交流があったが、友人というほどまでは仲良くならなかった。英語のスピードも速く、知らないイディオムなどを使われると会話するのもなかなかストレスがかかるので深い交流までは発展しなかった。もう少し英会話力に自信があればネイティブの学生とももっとコミュニケーションが出来たと思う。ネイティブとの会話に関して経験不足かつ自分の力不足だと感じた。

他の国からの留学生:留学生が集う団体がいくつかあり、時々参加していた。留学生と話すときは、アメリカ人と話すときよりは多少文法にミスがあってもお互い様と思い、楽に話せたと思うが、独特のイントネーションや発音などに苦戦することも少なくなかった。キャンパス内で会ったりすると挨拶程度する関係は築けたと思う。

日本人:キャンパス内には日本人はかなり少なかったが、日本人や日本が好きな学生が集うサークルのようなものがあり、それには多少参加して交流はした。しかし、風邪により途中から参加出来なくなり、それ以降はあまり交流していない。1人大学院生の日本人の方とは仲良くなったが、全体的に見れば日本人とは積極的な交流はしなかったと思う。そのため日本語もほとんど話していない。4ヶ月しかない留学で日本人とはあまり関わりたくないとも思っていたが、様々な情報を得られる可能性はあったので、交流することも大切だとは思っていた。

滞在(ホームステイまたは学生寮)

最初は8人部屋にいたが、話し声やゲームの音などで勉強や睡眠に全く集中できなかったため、2人部屋に移動させてもらった。8人部屋では、特に会話をするということもほとんど無かった。2人部屋では、ベトナム人の学生がルームメイトだった。彼もゲームを毎日のようにしていたので、勉強できる環境ではなく、図書館や自習スペースで勉強するようにしていた。真冬でも半袖半ズボンで扇風機をかけていたのにはびっくりした。朝6時くらいに、大音量でアラームを30分間鳴らし続けられたり、夜音楽をかけっ放しで寝ているのは迷惑だった。何度か注意してみたが直らなかった。結局、多少話すくらいで深い関係にはならなかった。

留学の目的について

1.海外の人相手でも、自分の意見を適切に言うこと

2.異文化に触れて理解し、日本を外側から見ること

3.外国人に日本のことについて正しく伝えること

上記の目的は達成されましたか。

1.自分の意見を言えた部分もあったが、思ったようには言えなかった。授業内容が難しくてなかなか理解に苦しんだこと、相手の言ったことが理解できなかったこと、言いたいことが英語で表現できなかったことなどが理由だと思う。それでも勇気を出して自分から発言できた時もあったのでそこはポジティブな点だったと思う。時々自分の意見が認められないこともあって辛い時もあったが、それを経験できたことは悪くなかったのかなと感じる。

2.食べ物や態度、考え方など色々な面でアメリカの文化について触れて理解することが出来たと思う。それにより、外側から日本のいい点、悪い点を見ることが出来たと思う。それまで日本の食べ物は自分にとって当たり前だったが、改めて素晴らしいと思ったし、日本の街の綺麗さも改めていいなと感じた。

3. 日本の政治や文化など自分の知っていることは精一杯伝えることが出来たのかなと思う。

留学を通して身に付いた、成長したと感じる点

それまで家族と生活していたので、今回の留学を通して1人で生活する経験を初めてすることが出来た。1人で生活することを通して自信がつき人間的にも成長できたのではないかと思う。さらに、日本人がほとんどいなかったことで、常にアメリカや他の国の人と距離が近く大変だったが刺激になりいい経験になった。生活しづらい環境に身を置くことによって、色々と自分で行動しないといけなくなるのでその分成長出来たのではないかなと感じている。

留学を通しての現在の想い

世界でもトップ100に入る大学は、規模も大きく設備も整っているなという印象を改めて受けた。一方で、出発前は海外の授業は日本の大学の授業と比べてどれほど凄いのかと思っていたが、自分の取った授業は日本の大学の授業と比べて全然レベルが違うというほどでもなく、日本の大学の授業も十分質の高いものなのではないかと思った。それでも、アメリカの授業ではやはりディスカッションは多いなと感じたし、手を挙げる人も多いと感じた。出発前は留学に備えてアメリカの歴史を学び、黒人に対しても平等な精神を持っていたが、NYに旅行したときに黒人7~8人にお金を取られたことで、黒人に対しては怖いと感じるようになった。この点は残念であるが、ある意味貴重な経験だったのかもしれない。

今後の進路、目標について

留学先で思ったように英語を話すということは出来なかったと感じるが、やはり英語を話したり、日本とは違う環境に身を置くことは自分自身を成長させてくれるものなんだと改めて感じた。ただ、同時に食生活など海外の環境に馴染むことは難しいとも感じたし、食事や治安など日本のよさも改めて理解することが出来た。そのため、将来ずっと海外で暮らすということは難しいと思うが、仕事で英語を生かせたり、短期間海外で仕事をすることができるような職はいいかなと感じてはいる。これからやりたいことを考えていきたい。

同じ大学へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうが良いこと

費用も高いし、冬は寒いのでなかなかペンシルベニア州立大学に留学する人は少ないのかもしれない。ただ、学校の周りは比較的治安もいいし、勉強する環境はある程度整っていると思う。何も心配はせずに積極的にチャレンジしてほしい。

プログラム費以外でかかった費用目安

生活費携帯電話料金:40ドル×5ヶ月分=200ドル
航空券代国際航空券代(往復):約3000ドル
現地旅行費用約2000ドル
教材費学部:約608ドル

渡航前に日本で準備しておけば良かったこと

簡単な単語も含めて日常会話で使う英語フレーズの見直し・ネイティブとの英会話に慣れること

日本から持ってくれば良かった物

インスタント食品など日本食

到着後すぐに購入が必要だったもの

枕・布団・洗剤(持って行った粉洗剤が使えなかったため)・ポット・シャンプーとリンス(小さめのものしか持って行ってなかったため)

学生生活

1週間のおおまかなスケジュール

月・水・金は、授業は1つのみ履修。逆に火・木は授業を4つ履修していたため、この2日は1週間のなかで最もハードだったと思う。月〜木までは授業以外にも課題に取り組んでいた。土日も課題の量によっては両方勉強していたが、週によっては土曜日は勉強はせずにダウンタウンで買い物をするなど疲れないように工夫していた。

大学のサポートセンター(ライティングセンター、チューターなど)

特に利用しなかった。レポート課題はあまり無かったし、テスト勉強は自分で出来た。

課外活動

クラブ活動には参加しなかったが、時々開催される、日本人や日本が好きな学生が集うサークルや留学生が集まるイベントには行ける時は行くよう心掛けていた。

ICFというキリスト教の団体が夏には山登りやBBQなどのアクティビティー、そして学期期間中は毎週金曜日夜に無料でディナーをご馳走してくれていたのでおすすめ。スポンサー(JSAFなど)に支援されている学生が集まるイベントでは他ではあまり接点が少ないアフリカの人たちとも交流できた。

留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出

最も良い思い出は、ある家族の方に手料理をご馳走になったこと。 最も大変だったのは、9月末から1ヶ月ほど風邪を引いてしまったこと。それにより、授業を休んだり、課題が未提出になったりした。その期間は留学生との交流の場などにも一切参加出来なかった。

一番の息抜きの方法

テニスのハイライト動画をほぼ毎日のように見ていた。テニスシーズン終了以降はドラマ『中学聖日記』を見ていた。

休み中の過ごし方

授業が始まる前は、イベントに参加してハイキングをしたり、洞窟に行ったりしていた。授業が始まってからは、土日は買い物をしに遠出をしたり、ダウンタウンに行ったりしたが、課題もありそこまで頻繁に行った訳でもなかった。休みの日はどちらも勉強するということも少なくなかったが、休憩の時間は多めに取るようには意識していた。9月初めの3連休は、バスで全米オープンを見にNYへ行った。11月のThanksgivingの時は、フィラデルフィア、ワシントンDC、NYに行き、ホワイトハウスや自然史博物館、エンパイアステートビルといった観光地を訪れた。

日本の家族、友人との連絡頻度

父親とは週に1回くらい、祖母とは月1回程度電話をしていた。日本の友達とは一切連絡を取らないというスタンスは自分には上手く作用しないと思っていたので、割と頻繁にLINEはしていたが、電話やスカイプ等はほとんどしなかった。11月以降は風邪を引いた焦りもあってそれ以前に比べて連絡頻度は減らした。

学部授業

  • コース番号 :CRIM012
  • 授業タイトル:Criminology   
  • 単位数   : 3単位

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

レクチャー形式。生徒の人数は80人いかないくらい。ほぼ毎週、近くの人とちょっとしたディスカッションあり。

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

出席(14%)、毎週のリーディング小テスト(30%)、定期テスト3回(全部で56%)での評価。定期テストは、3回とも100点満点。

授業内課題、授業内チーム課題、テスト4つ

授業を通して学んだこと(授業内容)

犯罪学の基礎科目のような授業で、主になぜ人が犯罪をするのかについての様々な理論を学んだり、近年のアメリカの犯罪状況や売春、青少年のギャングなどについて学んだ。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

先生がとても明るく面白い方で、授業を受けていて楽しかった。これまでに犯罪学の授業は受けたことがなかったので新鮮だった。小テストは比較的簡単で、授業のノートを読み返して勉強すれば得点できた。定期テストも小テストと同じ問題が出題されたりしていたので、得点は取りやすかったと思う。授業中は先生の話だけでなく、ビデオを見たり、ディスカッションがあったりして退屈にならないよう工夫されていたと思う。最初の方はディスカッションに参加していたが、途中から周りの人がスマホを触っていたり、あるいは自分が十分に資料を読めていなかったりしてなかなかディスカッションに参加できなかったのが残念だった。

学部授業

  • コース番号 :PSYCH212
  • 授業タイトル:Introduction to Developmental Psychology
  • 単位数   :3単位

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

レクチャー形式。生徒の人数は150人ほど。履修した授業の中では最多だと思う。ディスカッションなどはあまり無かった。

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

毎週のレクチャー内容の確認テスト(20%)、定期テスト3回(20%×3=60%)、期末テスト(20%)。出席点と一部の確認テストがExtra Creditとして与えられた。

授業を通して学んだこと(授業内容)

発達心理学の授業ではあったが、学んだ内容は、主に母親のお腹の中から小学生くらいまでの子どもの様々な特徴についてだった。認知的、社会心理的、身体的発達についてチャプターごとに学んだ。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

スライドに書いてあることをノートに全部写していく必要があったので、書いていくのに必死でなかなか先生の言っていることまでは集中できなかったかなと思う。子どもについての知識はそれまで興味が無かったが、学んでいくうちにだんだん面白く感じるようになっていった。先生が時々見せてくれる赤ちゃんのビデオは面白かった。1回目の定期テストが風邪で点数が低かったが、2回目3回目でそれを挽回出来てよかった。

学部授業

  • コース番号 :PSYCH221
  • 授業タイトル:Introduction to Social Psychology  
  • 単位数   :3単位 

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

レクチャー形式。生徒の人数は100人いかないくらい。近くの人とのディスカッションなどのアクティビティーがあった。

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

授業内でのアクティビティー(19%)、定期テスト3回分(4回受けて高いもの3つ)(58%)、期末テスト(19%)、アンケート(4%)。授業内のアクティビティーを必要回数以上こなしたり、テストで記述問題に正解、他先生から与えられた課題を提出するとそれぞれExtra Creditが与えられるが、最高でも全部で10pointsまで。最後の期末テストは96点だった。

授業を通して学んだこと(授業内容)

社会心理学に関しての基礎的な授業で、チャプターごとに服従や、偏見、集団心理、どういった条件下であれば人は誰かを助けやすいのかなど様々なことについて学んだ。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

日本でも社会心理学の授業は取っていたので、知っていることも少なくなかったが、こちらの授業ではより詳しく、実験結果やビデオを見せてくれたのでより理解が深まったと感じた。もちろん、知らなかったことも学ぶことができ、楽しかった。後期も残ってもう少し社会心理学に関して発展した授業を受けられたらなと思った。

学部授業

  • コース番号 :PSYCH238
  • 授業タイトル:Introduction to Personality Psychology 
  • 単位数   :3単位

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

レクチャー形式。生徒の人数は80人ほど。この授業が、最もグループディスカッションがあり大変だった。

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

授業内でのクイズ(約13%)、授業内でのディスカッション(約29%)、Reading小テスト(約23%)、定期テスト4回(全部で約18%)、19の宿題と最終レポート(約17%)。この他にも授業中にスマホを触らなかったり、宿題を早めに提出したり、上記に含まれない小テストをすると、Extra Creditが与えられる。

授業を通して学んだこと(授業内容)

他人の性格をどのように判断するのかということについて、フロイトやユングを始めとした、8つの観点を学んだ。その中で、心理学者の理論を具体的なエピソードに当てはめるケーススタディーも行った。理論と応用を学んでいく中でよりPersonality Psychologyについて知識が深まったと思う。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

内容が他の授業と比べてかなり抽象的だったので、一番苦労した。風邪を引いている間は、提出物を出すのを諦めるほど難しかった。宿題も多いうえに一つ一つに時間がかかり苦労した。授業内でのディスカッションも、予習や復習をきちんとしていればもっと参加できたと思うが、課題をするのに精一杯であまり予習や復習が出来ていなかったため、自分の意見が正しいのか分からず議論に入っていくのが難しかった。その点はとても残念だった。それでも何度か自分の意見を言ったが、もっと議論に参加出来ればよかった。この授業は他の心理学の授業の基礎になるようなことを学んでいったので、難しかったが、履修してよかったと思っている。

学部授業

  • コース番号 :PSYCH243
  • 授業タイトル:Introductuion to Well-being and Positive Psychology 
  • 単位数   :3単位

授業形式(レクチャー・セミナー・ラボなど)

レクチャー形式。生徒の人数は90人程度。時々近くの人とのディスカッションがあった。

評価のつけ方(テストの種類、回数、評価の割合など)とそれぞれの結果(点数、グレードなど)

出席点と授業内でのアクティビティー(12.5%)、課題7つ(全部で25%)、定期テスト2回(25%×2=50%)、グループで行なうレポート課題(12.5%)。定期テストはいずれも92点。レポートは80点だった。

授業を通して学んだこと(授業内容)

お金や結婚が幸福度にどれくらい影響するのかなど、感情や幸福について学んだ。この授業で学んだことは将来生かせると思う。先生が時々生徒に公開アンケートを実施してクラス内の結果をスライドを使って見せてくれた。

全体を振り返って、苦労したこと、楽しかったこと、その他感想など

この授業は週3回あったので少し大変だったりもしたが、普段の自分の生活と照らし合わせたり、応用出来たりしてとても楽しかった。最後のグループワークは、他の2人の生徒のレポートの評価が低くなって全体的に低い点数になってしまったのが少し残念ではあるが、全体的にはいい授業だったと思う。

授業の課題の中で、特にがんばったもの、自信作

エッセイ・ペーパー

科目名:Introduction to Personality Psychology

題材:Personality Project

内容:最終レポート。今まで授業で扱ってきた理論や性格検査を使って自分の性格について自分で分析した。他人の性格を判断するときにどのように判断するかといったことも書いた。 大変だったこと、やり遂げての感想:全体の分量に特に指示は無かったが、全部で2500wordsを超える量になり、とても大変だった。特に制限が無い分、どこまで分析して書けばいいのかが難しく苦労した。最後までやり遂げてほっとしている。

テスト

科目名:Introduction to Developmental Psychology

題材: Exam1

内容: 発達心理学の概観や心理学の実験で使われるMethods、遺伝について 大変だったこと、やり遂げての感想:風邪を引いていたので、テスト勉強も思ったほどちゃんと勉強出来なかったし、テスト中も咳が止まらず集中することが出来なかった。そんな中でもなんとか75点を取れたことは自信になったし、最初のテストだったので取れて本当に良かった。

学部授業を総括して、日本の授業と違う点、留学先国の授業の特色、自分が感じたこと

授業内で先生が学生に意見を求めた時に、日本では手が全く挙がらないということも少なくないが、ここではほぼ必ず誰かが手を挙げているようには感じた。しかし、手を挙げる人は限られているようにも感じられた。(みんながみんな積極的というほどでもない。)授業中に質問を投げかける生徒が時々いて、これは日本ではほぼ見られない光景だろうなと感じた。単位を取れればいいという考えではなく、1つでも上の成績を取りたい、授業内容を理解したいという積極性はすごいなと思った。ディスカッションの時は大多数の人が積極的で、これも誰かが話し始めるのを待ちやすい日本人とは違うかなと思った。授業の難易度自体は、自分の大学と比較してもPSYCH238を除けば、似たようなレベルだったと思う。PSYCH238は難しかった。性について日本よりはオープンに話していると感じ、驚きつつ新鮮だった。授業中に一番前の席でサラダやりんごを食べている人がいて笑ってしまった。足を前の席に乗せながら授業を聞いている人がいて、態度が悪いなと思った。授業中にスマホを触ってメッセージを送っている人はたくさんいたが、一学期を通して寝ていたり寝そうになっている人はほぼ見なかったので驚いた。

JSAFサポートについて

サポート全体の感想

JSAFの吉岡さんが、事前にペンシルベニア州立大学を訪れて下さっていたことで、アドバイザーの方とはすぐに打ち解けることが出来ました。ありがとうございました。

申込から出発までのJSAFによる英語勉強サポート

英語勉強のサポートに関しては、Eメールでも詳しく伝えてくれたので良かった。学校の課題などで忙しかったので仕方ないが、もう少し取り組んでいれば良かったと思う。

Pre Departure Orientation

Zoomを使って参加したが、学校ではなかなか教えてくれない部分について短い時間ではあったが教えてもらえてよかった。特に授業の受け方などは参考になった。

授業では1番前に座るといいというのは参考になった。実際、現地でも前の方に座るように心掛けたし、実際授業中に質問したり発言したりしている人は大半が前の方に座っている人で、彼らにはやる気を感じた。

出発前オリエンテーションおよびEnglish Workshop

オリエンテーションは役に立った。留学をするにあたって必要なことや大切なことを知ることが出来た。今後もぜひ続けてもらいたい。

語学力について

留学開始当初と比べ外国語力はどのくらいついたと感じますか?

メールを英語で書くときに、留学前と比べるとすらすらと書けるようになったと少し感じる。メールを書くこと自体はそこまで多くはなかったが、メールを書くときに毎回ベストな文章を書くように色々調べてある程度決まった表現を知っていけたからだと思う。

語学力上達のために、工夫したこと、努力したこと

リスニング

●苦労した点:

同世代の学生と比べると、もちろん内容にもよるが、先生など大人が話している内容は比較的スピードもゆっくりでまだ聞き取りやすかった。一方同世代の学生は、話すスピードが速いうえに、自分が知らない省略した言葉などを使うため英語を聞き取って理解するのはかなり難しかった。

●工夫した点:

聞き取れなかったときは聞き返したり、意味が分からないときは分からないなどと意思表示するようには努めた。あとは、全神経を集中させて聞くようにしてみたが、やっぱり分からない時は分からなかった。

リーディング

●苦労した点:

やはり勉強してこちらに来ていても、知らない単語はあったので、それを辞書を引きながら読んでいくのは時間がかかり大変だった。読む量は日本よりも多い傾向があり、体力や精神力を鍛えられた。

●工夫した点:

大変でも分からないまま読んでいくと結局文章全体が分からないので、知らない単語は面倒ではあったが、いちいち調べながら読むようにしていた。結局それが一番早いと思う。全部を読むと他の課題が出来ないほどであったので、大事な箇所を注意して読むなど工夫はした。

ライティング

●苦労した点:

授業の課題が複雑で、言いたい、書きたいことが上手く英語で表現出来ない時は大変だった。

●工夫した点:

授業の課題でもメールでも何度か読み返してミスが無いように、そして自分の考えが適切に伝わるベストな文章を書くように、色々調べてから書くようにしていた。

スピーキング

●苦労した点:

話す相手が英語を母国語としない留学生や自分の英語能力をある程度理解してくれている大人の方々と話す際はまだあまり緊張せずに、多少間違えても仕方ないという気持ちで会話が出来た。しかし、話す相手がネイティブの学生などになると間違うと恥ずかしいという気持ちが先行してしまい、あまり思ったように話したいことが言えなかったりした。もちろん単語や文章が出てこないということも多々あった。相手の言ったことが聞き取れずに会話に繋がらないこともあった。

●工夫した点:

完璧な表現でなくとも相手に伝わればいいという気持ちで臨むようにはしたが、周りが上手く話せている状況と比べてしまいなかなか思うようには会話や発言ができなかった。話す前に一度頭で文章を作ってから話すようにして上手くいったこともあったが、考えている間に会話がどんどん進んでしまうなど思い通りにいかないことも多かった。

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