JSAF派遣生留学体験談JSAF EXPERIENCE

中央大学商学部経営学科3年

2021年4月~2021年12月(9ヶ月)

○学校について

大学キャンパスの設備や雰囲気はどうでしたか。

毎日清掃員の方が丁寧に掃除をしてくださり、設備はとても清潔できれいです。雰囲気は、時期や生徒数の多さによりますが、コロナ禍後の普通のキャンパスの雰囲気としては活発でにぎやかです。とにかくスタッフの方も生徒も教授もみんなフレンドリーで、インターナショナルです。いろんな言語が飛び交い、いろんなファッション、宗教を持った人と出会うことができます。

大学のある街・周辺の環境はどうでしたか。

ロンドンのゾーン1というセンター街の大きな公園の中に大学があります。Malyleboneという少しリッチで素敵なエリアが近くにあり、雰囲気のいいレストランやカフェ、ブティックが立ち並んでいます。スーパーも近くにあるので、寮に住んでいるときも何の不自由もなく暮らせるエリアです。

キャンパス内外の治安について、教えてください。

公園の中ということもあり、人通りは多いです。夏は日が長く安全だといえます。

現地大学周辺のおすすめスポットはありますか。

シャーロックホームズ、Marylebone street、Oxford street

現地学生や留学生とは、どのように交流しましたか。

授業の休憩時間や、ランチタイムに一番距離が縮まったと感じています。その時に外に遊びに行く約束や、旅行の話をしたりしました。また、カンバセーションクラブというクラスの垣根を超えたアクティビティで他クラスの友達を増やすことができました。

課外活動には参加しましたか? 参加した場合は、内容や感想を教えてください。

スクールトリップには何度か参加しました。学校がガイドさんを用意してくださり、生徒は無料で参加できます。歴史ある建物をめぐって一つ一つその裏にあるストーリーを説明してくれたり、パブに行ったりしました。

学校スタッフについて、教えてください。

出会ったスタッフさん全員が生徒一人一人に親しく、たくさん話しかけてくれます。私はコロナ禍でも大学にいたことから、スタッフの方とはすごく近い関係を築くことができたと思っています。家族がおらず、友達が少ないときから本当に支えてもらいました。

担当の教師について、教えてください。

先生はとにかく理解力がすごく高いなと感じています。全く英語が流ちょうに伝えられない時から、私の持つ日本人アクセントもつ拙い文法も丁寧に耳を傾けてくれました。そのおかげで私も諦めずに伝え続けようという姿勢を保つことができたと思います。

授業では、どんな教材を使いましたか。

全英語テキストを使いました。

学校のおすすめポイントを教えてください。 また、どんな方にこの学校での留学をおすすめしたいですか。

語学学校ではなく、大学の雰囲気を味わいたい方、いろんな人に出会いたい方。教授や学部生、院生にもたくさん出会うチャンスがあります。


○授業について

面白かった授業、頑張った授業、苦労した授業とその内容

授業名:毎日の授業

理由・内容

4技能をまんべんなくクラスで行っていました。月に一度の確認テストがありましたが、あくまで自分の能力を試し先生と今後の方針を決めるという目的なので、計画的に自分の能力を伸ばすことができたと思います。

現地での授業を総括して、日本の授業と違うと感じた点、留学先国の授業の特色、自分が感じたことなどを教えてください。

日本と違う点は、発言数と積極性が圧倒的に海外の子たちのほうがあるということです。間違ってはいけない、完璧に英語を使わなければいけないという概念を持っているのは日本人だけなのかなと感じました。間違えてもいいからどんどん積極的に話す、実践的に使う努力をするのが英語スキルを短期間で伸ばすには必要なことなのかなと感じました。実際に、どんどん場数を踏んで英語を使う友達はめきめきと成長していたように感じます。


○英語力について

英語力向上させる上で苦労した点はどのような点ですか? また、ご自身で工夫した点はどのようなところですか?

<リスニング>

苦労した点:Britishに慣れること、英語が母国語ではない友達のアクセントに慣れること

工夫した点:いろんな国籍、特有のアクセントをもつ人と話す、YouTubeで聞く

<スピーキング>

苦労した点:頭ではわかっていてもすぐに声に出して話せなかった

工夫した点:とにかく練習する、話す機会を得る、友達を増やす

<ライティング>

苦労した点:もともと得意だったが、簡単な言葉しかつかえていなかった

工夫した点:学んだ単語やイディオムなどは積極的に使う

<リーディング>

苦労した点:知らない単語があるとそこで止まってしまう点

工夫した点:知らない単語は文脈から判断する

勉強するのに役立つ教材や方法など

YouTube(BBC 6 minutes English),Netflix(英語字幕のみ)

友達とボイスメッセージでやり取りする、電話する、Face timeをする、店員さんに話しかける

留学開始当初と比べ英語力はどのくらいついたと感じますか?

スピーキング、リスニングはかなり伸びたと思います。今では友達との会話も店員さんとの会話も自信をもってできます

プログラム終了後の英語力

出国前―5.0 帰国前―6.0(IELTS)


○学校生活について

一週間のおおまかなスケジュールを教えてください。

授業、夜ご飯、友達と電(寮から出た後)話またはレセプションでおしゃべりまたは映画鑑賞(寮にいる時)
平日は上記のような感じがスタンダードで、たまに外食したりお買い物に行ったりしていました。
授業後はConversation Clubによく参加していました
月に一回スクールトリップ(美術館・博物館など)、午後が休みなので午後からオックスフォードに行ったり、アフタヌーンティーに行ったり、少し遠出などをしていました。
1Dayトリップ(Bath,Brighton,Windsor,Cambridge,Oxfordなどロンドン郊外)
1Dayトリップまたは、2Dayでスコットランドやノーザンアイルランドなどに旅行したりもしました。

友達やクラスメイトとの交友関係、付き合い方を教えて下さい。

フリータイムはとにかく話す、休日も会う約束をするなど積極的に関係を深める努力をしました。とくに文化の話はたくさんしました。知らないというだけで失礼になってしまうということもあるので、ネットで調べたりしていました。

留学生活の中で、最も良い思い出、大変だった思い出をそれぞれ教えて下さい。

良い思い出:いろんなところに旅行に行けたこと、これからも切れない友情関係を築くことができたこと

大変だった思い出:外国人の友達と口げんかになったこと

一番の息抜きの方法は何でしたか。

バニララテを飲む

ホームステイについて

1 人部屋 通学時間 0分(学生寮)

40分(ホームステイーTube) (バス・電車・自転車・徒歩)

通学費(あれば)約£100/1か月 (定期みたいなものを買っていました)

滞在環境について:

学生寮―ベッド(シングル)、布団、枕、机椅子、収納棚×2,棚×1

ホームステイーベッド(シングル)、布団、枕、毛布、椅子、机、棚、クローゼット

ホストファミリーやルームメイト(フロアメイト)の関係について(どんな方でしたか?ルールなどはありましたか?コミュニケーションをとる上で工夫した点)

ルームメイトはコロナの関係でいませんでした。ホストファミリーはすごくフレンドリーで優しい家族でした。特に門限や制限などもなく、大人だから自分で責任をもって好きに行動してねというスタンスでした。ディナーやシャワーの時間も本当に私が好きな時に利用していました。ディナーは基本レンジの中に置いておいてくれて、好きな時に温めて食べるという感じでした。たまに一緒に食べることもありましたが、外出していることも多い家族(マザー)だったので、部屋で食べることもありました。

生活費(月のお小遣い)はどのくらいでしたか。

学生寮の時は自分で作るか購入しなくてはいけなかったので、外出費なども合わせて10万くらいだったと思います。物価はすごく高いです。節約したいなと思ったら、自炊するのが一番だと思います。ホームステイに移ってからは、ディナーは基本マザーのご飯を食べていたので、交際費外出費はかなり減りました。

日本から持ってくれば良かった物

自炊するときに思ったのは、最低限の調味料。食料は隔離に備えてかなり持ってきてたし、ロンドンでは日本食も食べられるので特にこれがあればなと思うことはありませんでした。

日本から持ってこなくても良かった物

何を買うにも物価が高いので、服や化粧品、薬など持ってこれるものはなるべく持ってきた方が節約になる気がします。

渡航前現地に持っていって便利だったもの

サランラップ(海外のモノの質は日本人からすると使いづらい)、使い慣れた教材、AirpodsPro

渡航前に日本で準備しておけば良かった点

ない。コロナ禍留学だったため準備は入念に行っていました。

日本の家族、友達とはどのくらいの頻度で、どのように連絡をとっていましたか。

母とは毎日LINEで連絡を取っていました。電話はたまにしていました。友達とはきほんLINEで連絡は取っていましたが、時差があるので日本にいる時ほどはとれていなかったように感じます。


○留学生活全体を振り返って

今回の留学の目的は何でしたか。

語学力の向上、人脈作り、多文化を知る、世界の名所を訪れる、価値観を広げる、他国から見た日本について知る

上記の目的は達成されましたか。

そう思います

留学を通して身に付いた、成長したと感じる点はどんなところですか。

自分で取ったIELTSのスコアを見て自信をもって英語力は自分の強みだといえるようになった。コミュニケーション力、主体性が上がった。

留学先の国、大学について、出発前と考え方やイメージが変わった点はありますか。

イギリス人は冷たいなどどいううわさを聞いていましたが、実際にそんなことはないし、ロンドンはインターナショナルなのでイギリス人という人とはなかなか会えませんでした。特に大学も多くの国籍が入り混じっていることが特徴なので、より多くの国について、文化について触れたいという人にはすごくいい大学だと思います。

これからの目標、進路についてはどのように考えていますか。

海外と日本をつなぐ仕事、ビジネスがしたいと考えています。

同じ留学先へ留学する後輩へのメッセージ、知っておいたほうがよいことを教えてください。

行動あるのみです!明確な目標を10個くらい書き出して渡英すると、さらに時間を効率的に、そして有意義な留学生活が送れるかと思います。本当に最高の経験ができたと思っています。一瞬一瞬を楽しんでください!

上記の質問以外で留学を通しての現在の思いについて自由に書いてください。

コロナ禍留学ということでスケジュール通りにビザが下りなかったり、PCRを受けなければならなかったり隔離が何度もあったりと本当に限られた人しか経験しないんだろうなというレアな経験もたくさんしました。すべてが楽しいポジティブな出来事ばかりではなかったですが、得たものや学びは本当に大きいです。一生のも思い出になりました。

JSAFのサポートについて

コロナ禍にもかかわらず、私たち留学生のために最善を尽くしてくださり感謝しております。ありがとうございました。サポートはとても安心感があり不安に感じていることに対して真摯に向き合ってくださりとても心強かったです。ありがとうございました。

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